Gatsby-83
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……決定的な証拠を見せられて?「自分」もギャッツビーの話を信じる気になったところで?何やらギャッツビーが重要なお願いがある?と切り出しておきながら?その肝心の要件を言おうとしない?ようです……何をまたギャッツビーはもったいつけているのか?……しかもそこにベイカー嬢の名が出てきて?「自分」としては心中穏やかではない?……続きをみていきましょう……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第83回の範囲は53ページ11行目から53ページ末尾から14行目まで(I hadn’t the faintest idea 〜から、a frantic policeman rode alongside. まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 53ページ19行目 undeserted とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきます。
① I hadn’t the faintest idea what “this matter" was , but I was more annoyed than interested.
【One More Library の原書データでは、matter. とピリオドが付いていますが、Scribner の書籍では matter とピリオドが付かないようなので、訂正しておきます。】
「「自分」は……もっていた・(意見・感情を)いだいた…あるものではない………特定される……最も・一番かすかな・ぼんやりした……考え・理解・意図を……何・どんなもの(こと)か……『この・(たった)今の・当……問題・事柄・事項・件』が……ある状態であった……「自分」は『この・(たった)今の・当問題・事柄・事項・件』が何・どんなもの(こと)である状態であったのか特定される最も・一番かすかな・ぼんやりとした考え・理解・意図をもっていた・(意見・感情を)いだいたものではないわけだから、普通に考えると、じゃあ『この・(たった)今の・当問題・事柄・事項・件が何・どんなもの(こと)である状態であったのか興味を持ちそうなところだけれど、実際には違って……「自分」は……ある状態だった……それは、むしろ……いらだたせられた・悩まされた……ある状態よりも・ある状態よりは……それは、興味(関心)をもって……』」
hadn’t は、had not を短く縮めた形ではないでしょうか?
what は、本来 “this matter" was の後に来るはずなのが、前に出ているのではないでしょうか?……また、what “this matter" was は、the faintest idea の内容を表しているのではないでしょうか?……
this matter は、前回の最後に出てきた this matter と同じものを指すのではないでしょうか?……(つまり、ギャッツビーの言葉によれば?重要なお願いと?それに関係した諸々の問題?要件?でしょうか?)……。
前回の最後に?『この件』?については?ベイカー嬢から?伝えてもらう?とギャッツビーに言い渡された?「自分」の反応?がこの①で説明されている?ようです……まず?「自分」は?『この件』が何なのか最もかすかな・ぼんやりした考え・理解・意図を(も)もっていなかった?ようでは?ないでしょうか?……それなら?普通は?『この件』が何なのかを知りたくなるはずだけど?実際には違って?「自分」は?興味(関心)をもつよりも?むしろ?いらだたせられた・悩まされた状態だった?と……要は?うんざりしてる?んじゃあ?ない?でしょうか?……『この件』って?こういう話かな?とかって?予想が?まったく?つかなかった?んだけれども?だからといって?知りたいとも思わず?迷惑?な思いでいっぱいだった?んじゃあ?ない?でしょうか?……なんだよ?めんどくさい?みたいな?……それに?ベイカー嬢に?『この件』ってのを?聞かされる?ってのも?気に入らない?んじゃあ?ない?でしょうか?……もしかしたら?何よりも?「自分」の知らないところで?ギャッツビーとベイカー嬢が?示し合わせた?とでも?思える?ような?話の流れ?展開?が気に入らない?んじゃあ?ない?でしょうか?……もしかしたら?ベイカー嬢と過ごす?過ごせる?時間は?「自分」にとっては?特別?大切?誰にも知られたくない? “二人" だけの?時間?かも?しれない?……そこに?ギャッツビーが?割り込んできた?……なんだよ?どういうことだよ?なんでお前が入ってくんだよ?おかしいだろ?みたいな?……もう?こうなると?ただただ?「自分」の?虫の居所が悪い?ってことに尽きる?かも?しれない?……しかも?ベイカー嬢と(「自分」の思い通りに?)うまくいってんならまだしも?現実は?そうじゃなかった?んじゃあ?ない?でしょうか?……もう?「自分」のイライラも?最高潮?だったり?して?……。
② I hadn’t asked Jordan to tea in order to discuss Mr. Jay Gatsby.
「「自分」は……ある状態だった……あることをしていない……それは、招待した・呼んだことだ……ジョーダン(・ベイカー嬢)を……あるもの(こと)に……それは、ティー(午後遅くの軽い食事)・午後の招待・お茶の会だ……あることをするために・あることをする目的で……それは、あることを話し合う・吟味(検討・考察)することだ……何をかというと、氏(男性の敬称を表す語)……ジェイ・ギャッツビーだ……」
hadn’t は、had not を短く縮めた形ではないでしょうか?
Mr. Jay Gatsby とわざわざ男性の敬称を表す語を付けて、しかもフルネーム?で言っているのは、Gatsby に対する嫌味?というか?当てつけ?というか? Gatsby に対する釈然としない?思いや?不満?をこの呼び方に?「自分」は?込めている?のではないでしょうか?……(ギャッツビーが?まるで神であるかのうように?「自分」がベイカー嬢と何を話すのかを?勝手に決めている?偉そうな?お偉い?御仁?お方で?みたいな?)……。
①に続いて?「自分」の思い?感じたところ?っていうより?不満?を言っている?ようでは?ない?でしょうか?……それが?「自分」は?ジェイ・ギャッツビー氏のことを話し合う・吟味(検討・考察)するために?ジェイ・ギャッツビー氏のことを話し合う・吟味(検討・考察)する目的で?ジョーダン(・ベイカー嬢)をティー(午後遅くの軽い食事)・午後の招待・お茶の会に招待した・呼んだことをしていない状態だった?と……何が言いたいのでしょうか?……「自分」は?ベイカー嬢をお茶に招待していなかったんでしょうか?……それは違う?んじゃあない?でしょうか?……前回ギャッツビーまでも?「自分」がベイカー嬢をお茶に連れて行くことを知っていた?わけだから?そこは?間違いなく?「自分」はベイカー嬢をお茶に招待していた?んじゃあない?でしょうか?……じゃあ?何をしていなかったのか?っていうと?「自分」がベイカー嬢をお茶に招待した目的?の部分?つまり?ギャッツビーのことを話し合うこと?ってのが違う?ギャッツビーのことは話し合わない?と言いたい?のでは?ない?でしょうか?……ギャッツビーのことを話し合うためにベイカー嬢をお茶に招待したわけではなかった?と?……要は?「自分」は?ベイカー嬢を?デートに誘ってる?わけですよね?……ってことは?(当然?)"二人だけ" で楽しみたい?……まさか?他の男の話なんて?したくもない?……他の男の存在なんて?話題にも出したくない?……なのに?ギャッツビーが?厚かましくも?図々しくも?「自分」に一言も断りもせずに?(まあ?ギャッツビーの話をする許しを求められたとしても?きっと断っていた?だろうけど?)「自分」とベイカー嬢の “二人だけ" のデートで?「自分」とベイカー嬢が何を話すのかを?部外者の?第三者であるはずの?ギャッツビーが?無断で?勝手に?決めていた?と……なんで俺のデートで彼女と何話すのかをお前が決めんだよ?おかしいだろ?みたいな?……そういう腹立ち?もあったり?した?んじゃあ?ない?でしょうか?……「自分」にしてみれば?この日?ギャッツビーの自動車に乗って?いろんな?話を?聞かされて?ただでさえ?翻弄されまくってる?のに?その上?ギャッツビー様がお出ましにならないはずの?「自分」のデートにまで?姿は現さなくても?割り込んでくるのか?みたいな?……どこまで従いてくんだよ?テメエ?入ってくんな?もう?消えろ?うざい?デートが台無しじゃないか?とかって?「自分」が思ったかどうかは?わかりませんが?不快感でいっぱい?ギャッツビーにうんざり?してた?のは?間違いない?んじゃあ?ない?でしょうか?……。
③ I was sure the request would be something utterly fantastic, and for a moment I was sorry I’d ever set foot upon his overpopulated lawn.
「「自分」は……ある状態だった……それは、確かで・自信をもって……特定される・その(重要な)願い・依頼・要求・要請・求めが……あるものだろう……それは、ある状態である……それは、あるもの・ある事・何かだ……完全に・全く・すっかり……すばらしい・すてきな・すごい・ひどい……そして・それから……ある時間の間……それは、(漠然と)(ある)一つの……短時間・瞬間だ……「自分」は……ある状態だった……残念で・遺憾で・悔やむ……「自分」が…ある状態だったことを……それは、いつか・かつて・これまでに……置いた・据え付けた・配置したことだ……足を……あるものの上に……それは、ギャッツビーの……人口過剰の・過密の……芝生・芝地だ……」
the request は、前回(52ページ末尾から3行目)に出てきた a big request を指すのではないでしょうか?
fantastic は、普通は肯定的な意味合いで使われるように思われますが、ここでは否定的な意味合いで使われている?のではないでしょうか?……(つまり?すばらしいの真逆で?すばらしいどころか?とんでもない酷いもの?というような?意味合いで?使われている?のではないでしょうか?)……。
I’d は、I had を短く縮めた形ではないでしょうか?
his は、①に出てきた Mr. Jay Gatsby を指すのではないでしょうか?
②に続いて?「自分」は?まだ? Gatsby に対する嫌味を?言わずにいられない?……と同時に?本心も?吐露している?ようでは?ないでしょうか?……まず?「自分」は?(ギャッツビーの)特定される・その(重要な)願い・依頼・要求・要請・求めが?完全に・全く・すっかり?すばらしい・すてきな・すごい・ひどい?あるもの・ある事・何か?である状態である?だろう?と確かで・自信をもっている状態だった?と……どういうことでしょうか?……「自分」は?ギャッツビーの重要なお願いっていうのが?全くひどいものだろうと?確信していた?と言っている?のでは?ない?でしょうか?……だって?その重要なお願いについての話が?「自分」とベイカー嬢の?貴重な?楽しいはずの?デート?の時間を?邪魔する?奪う?のだから?……重要なお願いの内容が何なのか?という以前に?そのお願いについての話自体が?もう?既に?「自分」の?幸せを?ぶち壊しにしている?…… Chapter 3 の最後で?「自分」の望み通りに?ベイカー嬢との仲が進展しない?ことに?「自分」は?苦しんでいた?ようでは?なかった?でしょうか?……どうしたら?ベイカー嬢が?「自分」の気持ちに?想いに?応えてくれるのか?……それがわからなくて?にっちもさっちもいかなくて?どうしようもできず?ただ?どこにも行場のない思いだけが?グルグルと?「自分」の中を?巡り続けるばかり?……もう?苦しくてたまらない?……それでも?とにかくベイカー嬢にアプローチをかけて?なんとか突破口を開けないか?ダメ元で頑張り続けてた?……そこへ?ギャッツビーが?フラッと?ドカドカと?土足で?割り込んできた?……怒り心頭?……何してくれてんだよ?テメエ?ふざけるな?と思ったかどうかは?わかりませんが?もしかしたら?「自分」は?目の前に?何か?いきなり?ベイカー嬢との仲を遮断?断絶?するような?壁?でも現れた?ようにでも?感じてた?かも?しれなかったり?して?……で?そうやって?ギャッツビーへの嫌味を?ぶちまけた?後?「自分」は?(漠然と)(ある)一つの短時間・瞬間?残念で・遺憾で・悔やむ?という状態だった?と……じゃあ?何が残念で?遺憾で?悔やんだ?のかというと?いつか・かつて・これまでにギャッツビーの人口過剰の・過密の芝生・芝地の上に足を置いた・据え付けた・配置した状態だったことだ?と……つまり?「自分」は?ギャッツビーの邸宅の庭?に足を踏み入れた?ことを?やめときゃよかった?って悔やんだ?ってこと?じゃあ?ない?でしょうか?……「自分」が?ギャッツビーの招待を受けて?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に行ったがために?ギャッツビーと知り合いになり?そして?今?ギャッツビーの重要なお願いの話?とやらに?「自分」とベイカー嬢の大切なデートが?邪魔される?汚される?という由々しき事態が?迫っている?……とまで言うのは?大袈裟?かもしれないけど?でも?「自分」の?心中的には?それに近いものが?あったり?してたかも?しれない?んじゃあ?ない?でしょうか?……だけど?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に?「自分」が最初に行ったときに?ベイカー嬢とずっと一緒にいられて?最後に?(「自分」が訊いてもないのに?)ベイカー嬢から連絡先を教えてもらえて?しかも?会いに来てほしいと言われた?ようでは?なかった?でしょうか?……ってことは?「自分」が?ベイカー嬢と親しくなるきっかけ?機会?場?をギャッツビーが?提供していた?ような?気も?しない?でも?ない?ような?……まあ?そのギャッツビーの邸宅で開かれた宴に?「自分」が行ってなくても?どっちにしろ?「自分」はベイカー嬢と親しくなっていた?と言ってしまえば?まあ?そういう可能性も?絶対ない?とは言えない?かもしれない?けど?……だけど?どうなんでしょうか?……「自分」?もしかしたら?ベイカー嬢への想いが強すぎて?募りすぎて?ギャッツビーじゃなくても?どんな男であろうとも?「自分」とベイカー嬢の仲を邪魔する奴は?誰であろうと?皆?許せない?みたいな?心境に?なってたり?しない?でしょうか?……冷静さを失ってる?……もう?ほとんど?逆上?すら?してるかも?しれない?……なんだか?「自分」の心のなかで?燻ってた?小さい火が?ギャッツビーの思わぬ横槍で?一気に?ボッと?燃え上がってたり?して?……俺の女に手を出すな?みたいな?……う〜〜〜〜〜〜ん……今?「自分」は?本来の?おっとりとした?冷静で?辛抱強く?謙虚で?遠慮がちな?「自分」自身?ではなくなってる?かも?しれなかったり?する?……うわぁっ……危なかったり?して?……ねえ……。
④ He wouldn’t say another word. His correctness grew on him as we neared the city.
「ギャッツビーは……あることをしようとしなかった……それは、言う・話す・述べることだ……もう一つの・別の・新たな……ことば・話・情報を……ギャッツビーの……品行方正なものが……増大した・伸びた・増した・増えた……あるものの上に・あるものをおおって・あるものに属して……それは、ギャッツビーだ……あることが起きている時・あることをするにつれて……それは、(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人が……あるものに近づいた……それは、特定される……都市・都会だ……」
He (His, him) は(すべて)、②に出てきた Mr. Jay Gatsby を指すのではないでしょうか?
wouldn’t は、would not を短く縮めた形ではないでしょうか?
we は、(自動車に乗った)Gatsby と「自分」の二人を指すのではないでしょうか?
the city は、大都会の New York を指すのではないでしょうか?
前回からの?ギャッツビーの厚かましいやり方に?腹を立てた?らしい「自分」の思いが?①②③と説明された後?今度は? Gatsby がどうしたのか?が説明されている?ようです……ギャッツビーは?もう一つの・別の・新たな?ことば・話・情報を?言う・話す・述べる?ことをしようとしなかった?と……そして?ギャッツビーの?品行方正なものが?ギャッツビーの上に?ギャッツビーをおおって?ギャッツビーに属して?増大した・伸びた・増した・増えた?と……それは?何が起きている時?何をするにつれて?かというと?(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人が?特定される?都市・都会?に近づいた?ことだ?と……どうやら?ギャッツビーは?前回の最後に話してから?何も言おうとしなくなった?のでしょうか?……んまあ!なんと!勝手な?……一方的に?言いたいことを?言うだけ?……神だから?神?気取り?だから?……んまあ!なんと!傲慢な?……「自分」?腹立ちませんかねえ?……腹立って?当然?じゃあない?でしょうか?……何様のつもりだよ?って?……ねえ……だけど?喋ろうと?しないものは?どうしようもない?……で?何も話さなくなった?ギャッツビーは?品行方正な態度?でしょうか?(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人が?大都会ニューヨーク?に近づいたのにつれて?ギャッツビーの?品行方正な態度が増した?のでしょうか?……それって?お堅い?感じ?……くだけたところが?ない?……なんでしょうねえ……自宅モードが?会社モードに?変わった?ような?感じ?なんでしょうか?……冗談言っても?笑わない?無視される?スルー?相手にされない?……背筋を伸ばして?顔を上げて?真っ直ぐ?前だけを?見て?……青春真っ只中の?青年?みたいな?ところが?消えた?……大人?モードに?入った?んでしょうか?……ゴソゴソ?キョロキョロ?したり?しない?……これって?本来の?ギャッツビーに?戻った?ってこと?でしょうか?……③で?「自分」は?本来の?「自分」自身ではなくなっていた?ような?……それとは?対照的に?ギャッツビーは?本来の?姿に?戻った?んでしょうか?……な〜んだか?……「自分」に?本来の姿を失わせておいて?ギャッツビー自身は?本来の姿を取り戻している?……な〜んだか?……なんて!勝手?なんでしょう ⁉ ……「自分」?滅茶苦茶?腹立ちませんかねえ?……そりゃあないだろうよ?ギャッツビー?って?……ねえ……なんかこう?うまく言葉にならないけれど?でも?なんか?ギャッツビー?油断がならない?ような?気が?しませんか?……やっぱり?要注意人物?……ギャッツビーに不信感しか持ってなかった?大勢の女子たちは?もしかしたら?正しい?それが?正解?……女の勘は?鋭い?的確?なんでしょうか?……。
⑤ We passed Port Roosevelt, where there was a glimpse of red-belted ocean-going ships, and sped along a cobbled slum lined with the dark, undeserted saloons of the faded-gilt nineteen-hundreds.
「(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人は……通り越した・通り抜けた・横切った……商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港……ローズヴェルトを……その商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港ローズヴェルトで……あるものがある(そこにあるものがある)……ある状態だった……それは、(ある)一つの……ちらっと見ること・一見・一瞥・ちらっと見えることだ……何のかというと……赤色の・赤系統の・赤みがかった――(あるものに)幅広のすじをつけられた……遠洋航行の……(大きい)船・艦だ……そして・それから・その後……((自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人は)……急いだ・疾走(疾駆)した……あるものに沿って……それは、(ある)一つの……つぎはぎされた・急ごしらえされた……不良住宅地区・貧民街・スラム(街)・ごみごみした通り(場所・住居)だ……(車などが)あるものに沿って並べられた……何で(並べられている)かというと……特定される……薄黒い・黒ずんだ・(色が)濃い・暗い・陰鬱な・光明のない・曇った・むっつりした・暗愚な・無知無学な・無口な・田舎の……人の住まないものではない・さびれていない・見捨てられていない……セダン(運転手席を仕切らない普通の箱型自動車・前向き二列の座席を持つ・四〜六人乗り)だ……どんなもののかというと……しおれた・色あせた・衰えた――めっき・うわべだけの美しさ・お金……1900年代(のもの)だ……」
We は、④の we と同じく、(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人を指すのではないでしょうか?
where は、Port Roosevelt を指すのではないでしょうか?……(なお、Port Roosevelt は架空のもの?でしょうか?)……。
sped の前には、we が省略されているのではないでしょうか?
dark や (faded-)gilt という語は、たとえば(前者は)陰鬱な・光明のない・曇った・むっつりした・暗愚な・無知無学な・無口な・田舎の?そして(後者は)うわべだけの美しさ・お金?といった意味合いも込めて?使われていたりする?のではないでしょうか?
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。underserted は、deserted に un という否定を表す語が付いているのではないでしょうか?…… underserted で人が住んでいて?さびれておらず?見捨てられていない?状態を?表す?ようですが?ここでは? saloons の様子を表しているようなので?要は?お蔵入りにならず?日常的に使われている?様子?を表している?のでは?ないでしょうか?……しおれた・色あせた・衰えた?めっきで?1900年代(のもの)?ってことは?めっきが剥げている?取れている?しかも?この物語の年代?は1925年頃?なので?その頃に比べると?二十年くらい前?ってことは?二十年も?使ってきたもの?ってこと?なんじゃあ?ない?でしょうか?……そんな?見た目も?衰えて?ボロくて?たぶん?中身も?使い倒して?ボロボロ?な自動車?のはずなのに?本来なら?とっくに?使われなくなってる?廃車になってても?おかしくないのに?それなのに? underserted (まだ?)(日常的に?)使われている?という様子を?表している?のでは?ない?でしょうか?…… slum にある自動車?の様子が?説明されている?のではないでしょうか?……どうやら?そういう地域?に住む人たちは?そういう自動車?を使う生活を送っていた?らしい?様子が?伝わってくる?でしょうか?……。
④でギャッツビーが物を言わなくなり?大人モードに戻り?自動車の中は?沈黙の世界?にでもなった?んでしょうか?……⑤では?「自分」が?自動車の中から?見たもの?が説明されている?ようでは?ないでしょうか?……まず?(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人は?商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港ローズヴェルトを通り越した・通り抜けた・横切った?と……その商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港ローズヴェルトで?赤色の・赤系統の・赤みがかった?(あるものに)幅広のすじをつけられた?遠洋航行の(大きい)船・艦?の(ある)一つの?ちらっと見ること・一見・一瞥・ちらっと見えること?があった?状態だった?と……商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港ローズヴェルトを通って?そこで?赤色の幅広の筋がつけられた大きい船が複数?ちらっと見えた?ようでは?ないでしょうか?……そして・それから・その後?(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」の二人は?(ある)一つの?つぎはぎされた・急ごしらえされた?不良住宅地区・貧民街・スラム(街)・ごみごみした通り(場所・住居)?に沿って?急いだ・疾走(疾駆)した?と……その(ある)一つのつぎはぎされた・急ごしらえされた不良住宅地区・貧民街・スラム(街)・ごみごみした通り(場所・住居)には?特定される?薄黒い・黒ずんだ・(色が)濃い・暗い・陰鬱な・光明のない・曇った・むっつりした・暗愚な・無知無学な・無口な・田舎の?人の住まないものではない・さびれていない・見捨てられていない?セダン(運転手席を仕切らない普通の箱型自動車・前向き二列の座席を持つ・四〜六人乗り)で?(車などが)並べられた?状態だった?と……その特定される?薄黒い・黒ずんだ・(色が)濃い・暗い・陰鬱な・光明のない・曇った・むっつりした・暗愚な・無知無学な・無口な・田舎の?人の住まないものではない・さびれていない・見捨てられていない?セダン(運転手席を仕切らない普通の箱型自動車・前向き二列の座席を持つ・四〜六人乗り)は?しおれた・色あせた・衰えた――めっき・うわべだけの美しさ・お金(である)1900年代(のもの)だ?と……商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港ローズヴェルトを通った後?今度は?急ごしらえされた?(ように見える?)貧民街・スラム街?を通った?のでは?ないでしょうか?……その貧民街・スラム街には?自動車が並んでいた?のでは?ない?でしょうか?……その自動車の様子が?黒っぽい?濃い色?で使い込まれている?自動車の種類?がセダン?色あせためっき?で1900年代に製造?されたもの?……まあ?羽振りの良い人が乗っているとはとても思えない?……もしかしたら?ギリッギリ?カツッカツ?の生活?を送ってる?ような?……貧民街・スラム街の様子が?象徴的に?自動車の様子を通して?説明されている?のでは?ないでしょうか?…… dark や faded-gilt という語は?その貧民街・スラム街に住む人たちの?(「自分」が受けた?感じた?印象?)特徴も?表している?のではないでしょうか?……お金もなさそう?うわべだけの美しさすらもない?うわべだけでも取り繕う余裕すらない?……1925年頃の米国社会は?好景気に沸いている?けど?その貧民街・スラム街の人たちだけ?1900年代に取り残されたまま?かと思われるような?有り様?かもしれない?……世間には金が溢れている?かに思える中?その貧民街・スラム街の人たちには?その金が?富が?届いてない?……暗い?陰鬱な?光明のない?希望の持てない?毎日?……むっつりと?黙々と?ただ?その日暮らしで?やり過ごす?毎日?……子供は?学校に?行けてるんでしょうか?……恵まれた?都会?と同じ?食べ物だったり?教育だったり?いろんな?物だったり?ちゃんと?あるんでしょうか?……何か?この⑤の後半の描写には?作者の?社会批判?的な?何か?特別な思い?が感じられない?でしょうか?……本当に?これでいいのか?みたいな?訴える声?が聞こえてきたり?しない?でしょうか?……どうやら?1925年頃の米国社会は?景気は良くても?みんなが豊かな生活を送れていたわけではない?……(大きな?)貧富の差が?あった?ようでは?ないでしょうか?……作者は?そんな社会の有り様にも?疑問を感じてる?問題あるだろう?って問いかけてる?ようでは?ないでしょうか?……。
⑥ Then the valley of ashes opened out on both sides of us, and I had a glimpse of Mrs. Wilson straining at the garage pump with panting vitality as we went by.
「それから・そのあと・次に・今度は……特定される……谷間・盆地・谷に似たくぼみが……何のかというと……灰の粉塵・火山灰だ……広々と見晴らされた・展開した・面した・見渡した・展望が開けてきた・(位置の変化で)見えてきた……終わりまで・徹底的に・すっかり……あるものの方に・あるものに接して……それは、両方の・双方の・どちらの……側面・側もだ……何のかというと……ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)だ……それから・そして……「自分」は……ある動作を行った……それは、(ある)一つの……ちらっと見ること・一見・一瞥・ちらっと見えることだ……何をかというと……夫人・奥さま(既婚女性に付ける敬称の語)……ウィルソン……懸命につとめている・必死になっている……どこで(何をして)かというと……特定される……自動車修理工場・ガソリンスタンド・自動車販売店(の)……ポンプ・吸水器・揚水器・圧出器(のところ・を使って)だ……あるものをもって・有して・用いて……それは、あえいでいる・息切れがしている……生命力・活力・体力・活気・生気・元気・持続力だ……あることが起きたとき……それは、ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)が……行った・進んだ・通った・去った……そばに・付近に・通って・過ぎて……」
the valley of ashed は、Chapter 2 の最初に登場した、あのゴミ処理場?ではないでしょうか?
us (we) は(すべて)、ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)を指すのではないでしょうか?
panting vitality は、Mrs. Wilson が Chapter 2 で最初に登場したときに描かれていた、元気いっぱいの?パワフルな生命力?生気?元気の良さ?を表している?のではないでしょうか?…… pant という語は、蒸気機関(車)のシュッシュッという音も表すようなので、勢いよく煙を吐き出しながらズンズン?どんどん?加速して走っていく蒸気機関車のように?パワフルで元気いっぱいだ?と言いたい?のではないでしょうか?……。
(自動車に乗った)ギャッツビーと「自分」は?⑤で?商港・貿易港・港町・港湾都市・避難港ローズヴェルトと?(ある)一つのつぎはぎされた・急ごしらえされた不良住宅地区・貧民街・スラム(街)・ごみごみした通り(場所・住居)を?通った後?今度は?⑥で?あのゴミ処理場?に差しかかった?ようでは?ないでしょうか?……それから・そのあと・次に・今度は?特定される?灰の粉塵・火山灰の?谷間・盆地・谷に似たくぼみが?ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)の両方の・双方の・どちらの側面・側の方にも?ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)の両方の・双方の・どちらの側面・側にも接して?終わりまで・徹底的に・すっかり?広々と見晴らされた・展開した・面した・見渡した・展望が開けてきた・(位置の変化で)見えてきた?と……ギャッツビーと「自分」の乗った自動車の進行方向に? Chapter 2 の最初に登場した?あのゴミ処理場?があった?ようでは?ないでしょうか?……あのゴミ処理場は?自動車の走る道路の?両側に?あった?のでしょうか?……で?あのゴミ処理場の?近くに?あの?自動車修理工場・ガソリンスタンド?があった?でしょうか?……なので?あのゴミ処理場の所を通れば?きっと?同時に?あの?自動車修理工場・ガソリンスタンド?の所も?通る?……ってことは?あのゴミ処理場の近くにある?なお?自動車修理工場・ガソリンスタンドも?見える?……ということで?「自分」は?ウィルソン夫人をちらっと見た・一見した・一瞥した・ちらっと見えた?と……そのウィルソン夫人は?特定される?自動車修理工場・ガソリンスタンドの?ポンプ・吸水器・揚水器・圧出器?のところで?ポンプ・吸水器・揚水器・圧出器?を使って?懸命につとめている・必死になっている?と……で?そんなウィルソン夫人の様子をちらっと見て?ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)は?そばに・付近に・通って・過ぎて?行った・進んだ・通った・去った?と……たぶん?ウィルソン夫人は?ガソリンスタンドの?ガソリン?軽油?を入れるための?ポンプ?でしょうか?そのポンプを?使っていた?のではないでしょうか?……その様子が?「自分」の目には?やっぱり?元気いっぱい?に見えた?のでは?ない?でしょうか?……ウィルソン夫人?家業?を手伝っていた?ってこと?でしょうか?……夫が?留守だった?とか?……わかりませんけど?……夫のウィルソンは?見かけなかった?のでしょうか?……あのゴミ処理場と?ウィルソン夫妻の?自動車修理工場・ガソリンスタンドは?貧民街・スラム街の次に?通った場所?……う〜〜〜〜〜〜ん……ウィルソン夫妻の?自動車修理工場・ガソリンスタンドは?貧民街・スラム街に接していた?貧民街・スラム街の端っこ?にあった?ってことは?貧民街・スラム街?の一部?みたいなもの?なんでしょうか?……う〜〜〜〜〜〜ん……あらためて?ウィルソン夫人と?その夫ウィルソンの?生活が?覗われる?知れる?でしょうか?……もしかしたら?社会の?階層の?最底辺?かもしれない?……ウィルソン夫人は?トムと一緒になれば?結婚すれば?そんな?貧しい?生活?から?抜け出せる?ってこと?でしょうか?……そりゃあ?トムに?しがみつくに?決まってる?……なんとしても?デイジーと別れさせて?妻の座を?手に入れたい?……ウィルソン夫人が?デイジーに?あてつけるように?これみよがしに?電話をかけてまで?嫌がらせをする?だけの?強〜〜〜い?動機?がある?……デイジー?たまったもんじゃない?ですねえ……ただ?トムに?デイジーと別れて?ウィルソン夫人と再婚する気があるか?といったら?それは?ない?んじゃあない?でしょうか?……だったら?デイジー?大丈夫?問題ない?かといったら?それは?また?別の?話?かも?しれない?……いや?相手が?ウィルソン夫人?だから?……う〜〜〜〜〜〜ん……怖いですねえ……トムは?本当に?罪作り?……。
⑦ With fenders spread like wings we scattered light through half Long Island City — only half, for as we twisted among the pillars of the elevated I heard the familiar “jug — jug — SPAT!" of a motorcycle, and a frantic policeman rode alongside.
【One More Library の原書データでは Long Island City となっている箇所が、Scribner の書籍では Astoria となっていますが、ここでは Long Island City のままとします。(どちらもほぼ同じ地域を指しているようです。)】
「あるものをもって・有して・ある状態で……それは、自動車の側面の車輪の上の部分・車体の両側の、車輪の上の部分が……延びた・押し広がった……あるもののように・たとえばあるもののような……それは、つばさ・羽根だ……ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)は……四散した・ちりぢりになった・散乱した……軽く・軽快に……あるもの(所)を通り抜けて・通り過ぎて……それは、半分の・約半分の……ロング・アイランド・シティだ――単に・ただ・わずかに・やっと……半分・約半分だ……その理由は・というのも……あることが起きたとき……それは、ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)が……旋回した・(人が)曲がりくねりながら進んだ……あるものの間を……それは、特定される(あれだなとわかる・想像がつく)……柱・支柱だ……何のかというと……特定される(ロング・アイランド・シティにある)……高架鉄道・高架の道路だ……「自分」は……聞いた・聞こえた・耳にした……あの・例の……よく知られている・珍しくない・おなじみの……『ジャッジャッ――ジャッジャッ――(雨などの)パラパラいう音』……あるものの……それは、(ある)一つの……単車だ……それから・そして・その後……ある一人の……半狂乱の・逆上した・必死の・すばらしい・かっこいい・野暮ったい・さえない……警察官・巡査・監察官・目付け役が……(乗物に)乗った・乗って行った……そばを・並んで・いっしょに……」
we は(すべて)、ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)を指すのではないでしょうか?
scatter は、普通は?複数のものが?散らばっている様子を表す?でしょうか?……ただ?ここでは?ギャッツビーと「自分」の二人が乗った?一台の?自動車が?複数散らばっているかのように?あちこち移動している?様子?を表している?のでしょうか?……
–(ダッシュ)は、直前の half (Long Island City) について追加説明を加えているつながり・関わりを表しているのではないでしょうか?
the elevated は、後に railroad (railway) (または road など)が省略されているのではないでしょうか?
jug は、nightingale などのジャッ、ジャッ、という鳴き声も表すようです……その nightingale といえば、Chapter 1(第21回 15ページ 11行目)にも出てきていた?ようでは?なかった?でしょうか?……たしか?デイジーが?必死で?辛い思いを?トムに?訴えたのに?トムが取り合わず?どうしようもない?無力感に苛まれて?もう?トムに見切りをつけて?いっそのこと?他へ?乗り換えようかしら?なんて?思い始めた?かと?思わせる?セリフ?に出てきた?ような?……欧州?から飛んで来る?やって来る?欧州第一の鳴鳥?……繁殖期の雄は夕方から美しい声で鳴く?と……作者は?何かを?暗示?している?のでしょうか?……それも?⑥で?トムの情婦?である?ウィルソン夫人?が登場した?直後に?⑦で? nightingale を思わせる?想起させる?連想させる? jug という語を?二度も?出してくる?……ウィルソン夫人といえば?デイジーを?どうしようもなく?悩ませ?苦しめる?張本人?……そして?デイジーは? nightingale に?救い?希望の光?を見出していた?ようでは?なかった?でしょうか?……デイジーにとって?諸悪の根源?ウィルソン夫人?とデイジーの?希望?そのもの?である? nightingale ?……作者は?何を?暗示?しようと?している?のでしょうか?……。
spat は、小競り合い・いざこざ、という意味もあるようです。
frantic は、ここでは、かっこいい、の意味も、さえない、の意味も、ありえそうに思えますが?可能性としては?問題のある?走り方?をしている自動車?を止めようと?慌てて駆けつけた?みたいな?意味合いが?一番?しっくりきそう?ではないでしょうか?
⑤でも?ギャッツビーと「自分」の二人が乗った車は?ぶっ飛ばしてた?ようでしたけど?この⑦でも?その様子が?覗われる?ようでは?ないでしょうか?……つばさ・羽根のように?自動車の側面の車輪の上の部分・車体の両側の、車輪の上の部分が?延びた・押し広がった?状態で?ギャッツビーと「自分」の二人(が乗った自動車)は?軽く・軽快に?半分の・約半分の?ロング・アイランド・シティを?通り抜けて・通り過ぎて?四散した・ちりぢりになった・散乱した?と……ギャッツビーと「自分」の二人が乗った?一台の自動車が?まるで複数散らばっているかのように?あちこち移動していた?ときの?様子が?自動車の車体の両側にある車輪の上の部分が?つばさ・羽根のように?延びた・押し広がった?状態だったので?軽快に?飛ぶように?走っていた?のでしょうか?……で?そんな調子で?ロング・アイランド・シティの?約半分まで?通り抜けた?んでしょうか?……で?その言い方だと?随分遠くまで?来たかのように?勘違いされそう?だったんでしょうか?……だから? only を付けて?言い直している?んでしょうか?……単に・ただ・わずかに・やっと?ロング・アイランド・シティの?半分・約半分?までしか?来ていなかった?のに?と言い直している?ようです……で?なぜ?そうやって?わざわざ?言い直したのか?というと?ギャッツビーと「自分」の二人が乗った自動車が?特定される(ロング・アイランド・シティにある)高架鉄道・高架の道路?の特定される(あれだなとわかる・想像がつく)柱・支柱の間を?旋回した・曲がりくねりながら進んだ?とき?「自分」は?あの・例の?よく知られている・珍しくない・おなじみの?(ある)一つの単車の?『ジャッジャッ――ジャッジャッ――(雨などの)パラパラいう音』?を聞いた・聞こえた・耳にした?と……それから・そして・その後?ある一人の?半狂乱の・逆上した・必死の・すばらしい・かっこいい・野暮ったい・さえない?警察官・巡査・監察官・目付け役が?そばを・並んで・いっしょに?(乗物に)乗った・乗って行った?と……どうやら?ロング・アイランド・シティには?高架の鉄道か道路があった?ようでは?ないでしょうか?……で?その?高架の鉄道か道路の下に?自動車の走る道路があった?のでは?ないでしょうか?……で?その?高架の鉄道か道路の下を?ギャッツビーと「自分」の二人が乗った自動車は?走っていた?のでは?ないでしょうか?……その時の?走り方が?その?高架の鉄道か道路を支える?柱?支柱?の間を?旋回するように?曲がりくねりながら?進んだ?のでは?ないでしょうか?……で?そうやって?走っていたら?「自分」は?おなじみの?単車の?『ジャッジャッ――ジャッジャッ――パラパラ』いう音?を聞いた?と……で?その音が聞こえた後に?現れた?のが?警察官?だった?ようでは?ないでしょうか?……これって?現代の日本で言うなら?白バイ?ってこと?でしょうか?……1925年頃の?米国で?警察官が?いつも乗ってる?バイク?の音?が『ジャッジャッ――ジャッジャッ――パラパラ』みたいな音?だった?と……その音を聞けば?「自分」も?誰でも?あっ!バイクに乗った警察官だ?って分かった?ってこと?ではない?でしょうか?……で?バイクに乗った警察官が?ギャッツビーと「自分」の二人が乗った自動車のそばに?並んで?いっしょに?走り出した?ってこと?のようでは?ないでしょうか?……んっ?……どういうことでしょうか?……ギャッツビーと「自分」の二人が乗った自動車って?高架の鉄道か道路を支える柱の間を?くねくね?曲がりながら?走ってた?……その?走り方って?大丈夫?なんでしょうか?……問題ない?んでしょうか?……もしかしたら?アウト?だったり?する?んじゃあ?ない?でしょうか?……だから?バイクに乗った警察官が?グィ―ンと?どこからか?現れた?んでしょうか?……現代の日本なら?そこの車?止まりなさい?みたいな?……そういう?こと?なんでしょうか?……なんでしょうねえ……もしかしたら?ギャッツビーの自動車を運転してたのは?ギャッツビーのお抱え運転手じゃなくて?ギャッツビー?だった?かもしれない?ような?……だって?雇われ運転手?がそんなふうに?自動車を走らせたりする?でしょうか?……もし?このとき?ギャッツビーの自動車を運転していたのが?ギャッツビー本人なら?ギャッツビーって?そんな?自動車の走らせ方?をする?と……(大甘で?)ものすごーく?好意的な?見方をすれば?運転?激ウマ?……そういうふうに?自動車を走らせるのって?難しくない?んでしょうか?……まあ?普通の人は?わざわざやらない?んじゃあ?ない?でしょうか?……だけど?どうも?ギャッツビーには?そういう?高い?高難度の?運転技術がある?絶妙な?ハンドルさばきで?自動車を乗りこなせる?……う〜〜〜〜〜〜ん……ギャッツビーって?自動車の運転?上手いんだ?……そういえば?ギャッツビーは?水中翼船?にも?乗ってた?乗れてた?……乗物に?強い?乗物が?好き?なんでしょうか?……ただ?公道で?そういう乗り方は?危ない?問題がある?……警察官に?目をつけられる?……ギャッツビーって?④で大人モードに戻った後?そんな運転?してた?んですねえ……そこは?大人というより?子供っぽい?……羽目外しすぎ?のようにも?……だけど?ギャッツビーの?普段の?ありのままって?そういう運転をするのが?通常モードだった?ってこと?のようでは?ないでしょうか?……クールな感じ?でいながら?自動車の運転は?アウトロー?的な?……ギャッツビーの?また違う一面が?少し?見えた?でしょうか?……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
「自分」は?殊?ベイカー嬢のこととなると?本来の?「自分」を?失いがち?かも?しれなかったり?して?……感情が?妄想が?思い込みが?暴走する?……危ない?……怖い?……う〜〜〜〜〜〜ん……どうなんでしょう?……ギャッツビーは?「自分」の?ベイカー嬢に対する思い?好意?に気づいていた?んでしょうか?……その辺のことも?分かった上で?ギャッツビーは?自身の重要なお願いを?ベイカー嬢の口から?話してもらおうと?思った?のでしょうか?……なんのために?ベイカー嬢から?ギャッツビーの重要なお願いを?「自分」に?話してもらう?必要が?ある?のでしょうか?……不思議ですねえ……まあ?ギャッツビーが?話しにくい?言いにくい?ってのがある?のでしょうか?……で?ベイカー嬢から?話してもらう方が?話してもらう分には?問題が?生じにくい?問題に?なりにくい?のでしょうか?……う〜〜〜〜〜〜ん……「自分」が?ベイカー嬢のことを?好きだから?その?好意を?利用して?ベイカー嬢から?話してもらった方が?その?重要なお願いを?「自分」に?聞き届けてもらえる?可能性が?高くなる?とかって?こと?なんでしょうか?……それだと?なんだか?めっちゃ?策士?って感じ?のような?……ギャッツビー自身が?「自分」に?話して?断られたりすると?ギャッツビー的には?立場がなくなる?のでしょうか?……万一?断られても?ベイカー嬢を通してなら?ギャッツビーの?傷?が浅くて?済む?のでしょうか?……ここでも?また?ギャッツビーが?新たな?謎を?(そんなつもりじゃなくても?)投げかけている?ようでは?ないでしょうか?……こうやって?謎が?多い?多すぎる?から?紛らわしくて?面倒で?厄介?だから?嫌われる?嫌がられる?……それにしても?自動車の運転が?スタント?でも?やれそう?なくらい?上手い?……「自分」は?ギャッツビーの?そんな運転ぶりに?何も思わなかった?んでしょうか?……なんの?違和感も?覚えなかった?んでしょうか?……1925年頃の?米国の?20代後半?から?30代前半?くらい?の青年?って?(少なくとも?男子は?)自動車の?そういう?運転?が普通?だった?んでしょうか?……それとも?特定の?限られた?人たちだけが?そういう?運転を?していた?のでしょうか?……そういう?運転?をする?ってところにも?また?ギャッツビーの?謎めいた?一面?を感じたり?しませんか?……ってな具合で?またまた?新たな?謎が?……だから?ギャッツビーってのは?うんざり?なんだ?って?……ねえ……だから?関わりたくないんだよ?疲れるから?……ねえ……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「53ページ19行目 undeserted とはどういうことを言っているのか」 ですが……⑤で説明したとおりです。思わぬところで?ウィルソン夫人の素性が?別の角度から?知れた?ようにも?……もしかしたら?ウィルソン夫人の?夫の?自動車修理工場・ガソリンスタンドの?お客って?その貧民街・スラム街?に住んでいる?人たち?だったり?する?のでしょうか?……で?⑤で「自分」が見た?ボロボロの?自動車?を直してあげたり?してる?んでしょうか?……そうしてみると?ウィルソン夫人の?夫の?自動車修理工場・ガソリンスタンドって?それなりに?生活していける?程度には?なんとかなってる?んでしょうか?……儲けもしないけど?潰れもしない?みたいな?……だけど?ウィルソン夫人は?その生活から?その貧民街・スラム街?の端っこ?から抜け出したい?……今のうちだけよ?こうやって?ガソリンスタンドで?働くのも?……直に?トムと結婚して?あのニューヨークのアパート?いや?もっと?豪勢な?大邸宅?で優雅な?生活を?送るのよ?……みたいな?気持ちで?いたかも?しれない?……ウィルソン夫人にとっては?人生を賭けた?戦い?だった?かもしれない?……こういう?凄まじい?のを?相手にしなきゃ?いけない?デイジーは?いい迷惑?大変?気の毒?……それも?これも?ぜ〜んぶ?トムのせい?……だけど?トムは?人の気持ちなんて?興味ない?……自らの?欲望を?満足させる?ことしか?興味ない?……さあ?そうなると?どうにもならない?トムに?(いずれ?)行き詰まれば?(いや?もう?行き詰まってる?)デイジーは?いったい?どうする?のでしょうねえ?……トムだって?のうのうと?他人事で?済ませていられる?のでしょうか?……。
次回は、また?ギャッツビーの?謎が?増えそう?……ぜひまた一緒にみていってください。
第84回の範囲は53ページ末尾から13行目から54ページ9行目途中まで("All right, old sport," called 〜から、was included in their sombre holiday. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 53ページ末尾 non-olfactory money とはどういうことを言っているのか
次回は、都会が?近づいて?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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