Gatsby-72
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……「自分」が地元を離れてニューヨークに出てきてどんなふうに過ごしていたのか、その頃の回想が綴られていたようでした……一言で言えば?仕事と勉強とほんの少しの妄想?の繰り返しの毎日?って感じ?でしょうか?……慎ましやかで勤勉でストイックな様には?涙すら誘うものがある?ようではないでしょうか?……そんな「自分」の回想がまだ続くようです……先をみていきましょう……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第72回の範囲は、46ページ1行目から46ページ20行目途中まで(Again at eight o’clock, 〜から、had eluded me that night at Daisy’s まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 46ページ6行目 unintelligible 70 gestures とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきましょう。
① Again at eight o’clock, when the dark lanes of the Forties were five deep with throbbing taxi-cabs, bound for the theatre district, I felt a sinking in my heart.
「また一方……ある時刻に……それは、八時だ……あることが起きたとき……それは、薄黒い・黒ずんだ・(色が)濃い……(道路の)車線……何のかというと、四十台(の通り)だ……ある状態だった……五つ……(〜の)列に重なった……何でかというと……(機械など)律動的に震動している(音を発している)……タクシーだ……(あるところ)行きの・(あるところ)へ行くところで……どちらの方かというと、劇場(の)……地区・区域・地域だ……「自分」は……感じた……意気消沈・元気のないことを……どこでかというと、「自分」の……心・胸・心情だ……」
the Forties は、the Forty-First (Street) から the Forty-Ninth (Street) までの九つの通りを指すのではないでしょうか?……Forty-Second Street がニューヨークの劇場街・歓楽街のようなのでその周辺の通り全部のことを指しているのではないでしょうか?
taxi-cabs, bound for は、taxi-cabs の後に ,(コンマ)を入れないと劇場の地区・区域・地域専用の?それ以外の地域には行かない?タクシーでもあるような誤解が生じるおそれがあるので? ,(コンマ)を入れてあるのではないでしょうか?……劇場の地区・区域・地域に向かうバス?と同じように?劇場の地区・区域・地域に向かうタクシーがあるわけではないよ?と……単に?劇場の地区・区域・地域に向かってくれと乗客が頼んだ?タクシーにすぎないよ?と言いたい?のではないでしょうか?……。
前回は「自分」が晩の自主勉強?を終えた後?通りを歩いて妄想を?楽しんでいた?らしい様子が説明されていた?ようでした……そんな妄想に?耽りながらも?「自分」と似たような?年の若い貧しい?オフィスワーカー?らしい人たちを見ると?他人事とは思えなかった?身につまされる?ようだった?……そんな?「自分」の思いが?覗われる?ようではなかったでしょうか?……さて今度は?また一方?と視点を変えて?別のニューヨークの街の様子が?説明される?ようです……時刻は(晩の)八時?と……四十一丁目の通りから四十九丁目の通りまでの?薄黒い・黒ずんだ・(色が)濃い(道路の)車線が?劇場の地区・区域・地域の方に行くところである(機械など)律動的に震動している(音を発している)タクシーで五列に重なった状態だった?ときに?「自分」は「自分」の心・胸・心情で?意気消沈・元気のないことを?感じた?と……どういうことでしょうか?……劇場街で歓楽街らしい?四十二丁目付近?の黒い舗装道路?がどこもかしこも?ブォーンブォーン?と音を出している?タクシーが?五列に並んだ状態だった?……そのタクシーが?すべて?劇場街の方に行こうとしていた?……その状態を「自分」は歩いていて見た?のでしょうか?……そして?「自分」の心が?意気消沈?して元気がない?と感じた?……劇場街の方に行こうとしているタクシーがいーっぱい?並んでいる光景を見て?意気消沈?元気がなくなった?……どうしてでしょうか?……劇場街に行こうとしているタクシーの?乗客って?何しに行っているのでしょうか?……劇?舞台?が目的?……要は?遊びに行ってる?ってことじゃあないでしょうか?……一方?「自分」は?劇場街に行くのでしょうか?……仕事終わりに自主勉強?した後どうするのでしょうか?……遊びに行くの?……そうでしょうか?……違うんじゃないでしょうか?……「自分」は?また次の日仕事があるし?ロングアイランド島の自宅に?帰る?んじゃあないでしょうか?……つまり?これから遊びに行ってるタクシーの乗客がいーっぱいいる中を?「自分」は?遊ばずに帰る?ってことじゃあないでしょうか?……だから?意気消沈?元気がなくなった?……遊びに行けていいな?……「自分」は行けないから?行かないから?……本音は?やっぱり?遊べるものなら遊びたい?……でも?行くわけにはいかない?遊びに現を抜かしてなんかいられない?……今の?「自分」には?それは?許されない?贅沢?……平日の晩でもいつもそうだったのか?それとも?金曜日とか?だけそうだったのか?わかりませんが?「自分」も?本当は?羨ましいな?ってことじゃあないでしょうか?……仕事も勉強も?やりたくてやってたわけじゃない?……やらざるを得ないから?仕方なく?我慢して?やってた?ってことでしょうか?……まあ?自ら望んで?始めた仕事であっても?周りの人がみーんな?遊んでるように見えたりしたら?羨ましくなっても不思議はない?……「自分」も一緒に遊びたいなあ?とかって?思うのが当然?……そんな気持ちが?この①で吐露されている?でしょうか?……。
② Forms leaned together in the taxis as they waited, and voices sang, and there was laughter from unheard jokes, and lighted cigarettes outlined unintelligible 70 gestures inside.
「(人などの)姿(かたち)が(複数)……もたれた・寄り掛かった……同時に・一斉に……何の中でかというと……タクシーだ……あることが起きたとき……それは、そのタクシーが……待っていた・停車していたことだ……なおかつ・同時に……声・音声が……歌っていた……なおかつ・同時に……あるものがあった(そこにはあるものがあった)……ある状態だった……それは、笑いだった……何が原因・理由かというと……聞こえない……ジョーク・戯れ・笑いごとだ……なおかつ・同時に……点火された・火がつけてある……(紙巻き)煙草が……輪郭を描いた・輪郭をはっきり示した……何のかというと、理解できない・難解な・不鮮明な……七十の……身振り手振りだ……(タクシーの)内部の……」
they は、Forms (in the taxis) を指しているとも考えられそう?ですが、②の中盤・後半の内容からすると?the taxis を指していると考える方が?しっくりくる?ように思われないでしょうか?
①で「自分」が意気消沈して元気がなくなった?理由?根拠?を②で具体的に?説明している?ようです……①でタクシーが沢山並んでいる?と言っていたのは?要は?渋滞してる?ってこと?でしょうか?……だから?タクシーが?停車していた?のでしょうか?……その停車していたタクシーの中で?(人などの)姿(かたち)が同時に・一斉にもたれて寄り掛かっていた?と……なおかつ・同時に?声・音声が歌っていた?と……さらに?なおかつ・同時に?聞こえないジョーク・戯れ・笑いごとが原因・理由の笑いがあった?と……さらに?なおかつ・同時に?点火された・火がつけてある(紙巻き)煙草が(タクシーの)内部の理解できない・難解な・不鮮明な七十の身振り手振りの輪郭を描いた・はっきり示した?と……すべて?渋滞で?停車していた?タクシーの中の様子が説明されている?ようです……「自分」が見聞きした?ところでは?まず?楽な姿勢で座っている?のでしょうか?……歌を歌っている?らしい声・音声?が聞こえる?のでしょうか?……聞こえないから?何かはわからないけれども?ジョークとか?ふざけたりとか?して笑っている?のでしょうか?……(紙巻き)煙草を吸っていて?その火?煙?でタクシー内部の?身振り手振りが?何を示しているのかはわからないけれど?その輪郭らしきもの?が見えた?のでしょうか?……要は?ワイワイガヤガヤ?盛り上がってる?騒いでる?って感じ?じゃないでしょうか?……これから劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中で?既に?お祭り気分?って感じ?なんじゃないでしょうか?……このような様子を見聞きして?「自分」は①で告白?しているように?羨ましいなあ?それに引き換え「自分」は?と落ち込んだ?んじゃないでしょうか?……その気持ちが?実は? unintelligible 70 gestures という言葉にも?表れている?……では?その unintelligible 70 gestures という言葉に込められた思い?真意?は何なのか?というと……。
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。unintelligble 70 gestures の “70" が肝になる?かと思われますが?……英語の世界で seventy “70" という数字は?どうも?特別な意味がある?ようではないでしょうか?……そもそも? “7" という数字が?キリスト教では? “完全"(なもの)?を表す?ようで?キリスト教の教えには?7 の 70 倍も人を許すようにと?つまり?どこまでも人を許していくようにと?寛大?寛容?であることの大切さ?を説いている?ようです……そうすると?この “70" という数字は?文字通り70通りの身振り手振りを表しているのではなく?際限なく?数え切れないほどの?身振り手振りがあった?と言いたい?のではないでしょうか?……また?ギリシア語訳の旧約聖書を70日間で完成させたのが70人のユダヤ人学者?とか、イエス・キリストが福音(一般の人々を救うキリストの言葉や教え?)を伝えるために遣わせた70人の弟子?とか、"神様" に関わりが深い? “神様" とのつながりが強い?数字?のようです……ということは?ここでも?そうした? “神様" を連想させる意図を持って? “70" という数字が使われている?のではないでしょうか?……つまり? unintelligible 70 gestures というのは?神様を思わせる?神様の世界の?身振り手振り?ってことじゃあ?ないでしょうか?……では?なぜ? unintelligle なのか?……それは?神様が何を考えているのか?神様の思し召し?ってのは?普通の人間には?わからない?計り知れない?……だから?理解できない?難解だ?と言っている?のではないでしょうか?……さて?じゃあ?どうして?ここで?神様が持ち出されているのでしょうか?……どうやら?「自分」は?ニューヨークの中心街?を歩いている状態?のようでした……で?そうやって歩いていたら?ニューヨークの劇場街・歓楽街に近い周辺の通り全部に?タクシーがずらーっと並んでいる?のを見た?……おそらく?これから?遊びに行く人たちばっかり?……そんなふうに遊んでいられる人たちって?もしかして?お金持ち?……少なくとも?「自分」とか?前回の最後にみた年の若い貧しそうな青年たち?と比べれば?そうやって劇場に行ける程度には?お金持ち?なんじゃないか?……「自分」だって?前回の最後にみた年の若い貧しそうな青年たちだって?行けるものな行ってる?遊べるものな遊んでる?……でも?「自分」や?前回の最後にみた年の若い貧しそうな青年たちには?そんなふうに遊んでいる余裕はない?そんな暇もお金もない?……そうすると?遊べたくても遊べない?観劇などといった贅沢は許されない?「自分」や?前回の最後にみた年の若い貧しそうな青年たちから見れば?タクシーに乗って劇場街・歓楽街に行こうとしている人たちが?「自分」たちよりも?上の世界の人間?上流階級?雲の上の人?天国?極楽?神様に近い世界の人?に思えた?と言いたい?んじゃあないでしょうか?……「自分」たちは?地べたを這いつくばって?這いずり回って?世間から振り落とされないように?必死でしがみついて?頑張ってる?……一方?劇場街・歓楽街に行こうとしてるタクシーの中の人たちは?悠々と?余裕しゃくしゃくで?ゆったり娯楽三昧で?社会の頂点?ピラミッドの頂点?にでも君臨してる?ようにでも見える?……実際その通りだったかどうかはわかりませんが?少なくとも?タクシーの外にいて歩いている(らしい)「自分」には?タクシーの中の人たちが?まるで神様に選ばれた?特別な?特権階級?みたいな?手の届かない存在?みたいに?思えた?んじゃあないでしょうか?……その「自分」の気持ちが?この unintelligble 70 gestures という言葉に込められている?のではないでしょうか?……。
③ Imagining that I, too, was hurrying toward gayety and sharing their intimate excitement, I wished them well.
「想像していて……何をかというと……「自分」が……その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中にいる人たちと同じように……ある状態だった……それは、あわてている・せいている……何に向かってかというと……愉快・お祭り騒ぎ・歓楽だ……なおかつ・同時に……共有している・分かち合っている……その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中にいる人たちの……親密な・居ごこちのいい・うちとけた・個人的な・私的な……興奮・(喜びの)騒ぎを……「自分」は……願った・祈った……その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中の人たちに……良かれと・うまくいくようにと……」
that は、「これから文が続く」ことを表し、Imagining の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?
their (them) は(すべて)、②で出てきた Forms …in the taxis を指すのではないでしょうか?
①と②で遊べていいなあ?と「自分」が羨ましく思った?状況に?「自分」はどんな対応を取ったのか?が③で説明されている?ようです……まず?想像した?ようです……何をか?――「自分」が?その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中にいる人たちと同じように?愉快なお祭り騒ぎ・歓楽に向かってあわててせいている?……なおかつ・同時に?その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中にいる人たちの親密で居ごこちのいいうちとけた個人的な私的な興奮・(喜びの)騒ぎを共有して分かち合っている?と……つまり?「自分」自身も?その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中に一緒に乗っている?ところを想像した?ってことじゃあ?ないでしょうか?……「自分」も一緒に劇場街・歓楽街に行こうとしている気持ちで?その劇場街・歓楽街に行こうとしているタクシーの中の人たちに良かれと・うまくいくようにと「自分」は願って祈った?と……これって?どういうことでしょうか?……要は?羨ましいと思わないように?「自分」は努めた?ってこと?じゃあないでしょうか?……本当は?「自分」は行けないのに?あの人たちは行けていいな?とか思ってる?……だけど?そこを?あえて?無理にでも?羨ましがるんじゃなくて?あの人たちがステキな時間を過ごせますように?と祈った?ってこと?じゃあないでしょうか?……これだから?「自分」は? a (super-super-)perfect rose?……なんて!好青年 ……いったい!どうやったら?こんな好青年に育つの ……もう?言葉がない?……だけど?実は?これって?「自分」自身の為?だったりする?……羨ましがったところで?結局?自らが惨めになったりするだけ?……それなら?良かれと思ってあげた方が?自身が惨めにならずに済む?……だから?「自分」自身の為に?一瞬?羨ましいと思った?気持ちを?すぐに?切り換えて?良かれと祈った?うまくいくようにと願ってあげた?……その方が?引きずらずに済む?のでしょうか?……またもや?「自分」立派?ですねえ……お父さんが知ったら?さぞや誇らしく思ってくださるんじゃ?ないでしょうか?……心の中で?偉いぞ?って?きっと?褒めてる?……そのときは?「自分」辛かった?かもしれないけれど?こういう辛抱も?きっと?いずれは?報われる?んじゃないでしょうか?……それこそ?神様が?見てくださってる?……今は?劇場街・歓楽街に行こうとしている人たちの一人に神様が選んでなくても?いずれ?別のご褒美を?神様が?くださる?かもしれない?…… Chapter 1 と Chapter 2 で辛抱してたら?Chapter 3 で良いことが?あった?ように?……。
④ For a while I lost sight of Jordan Baker, and then in midsummer I found her again.
「ある期間……それは、しばらくの間だ……「自分」は……失った・見そこなった……見ることを……何のかというと、ジョーダン・ベイカー嬢だ……そして・それから・その後……今度は・次に……いつかというと……真夏・盛夏に……「自分」は……見つけた・見つけ出した……ジョーダン・ベイカー嬢を……再び・もう一度……」
her は、Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
③までは「自分」が平日?仕事と勉強を終えた後に?ニューヨーク中心街で?見た光景?について説明していた?ようでしたが?④から?ガラッと話が変わっている?ようです……ベイカー嬢の話に戻っている?ようです……どうやら?Chapter 3 で「自分」が初めて行った?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴で会った後?しばらくの間?ベイカー嬢の姿を見ることがなかった?ようです……そして?しばらくの間が過ぎて?真夏・盛夏になったときに?「自分」は再びもう一度ベイカー嬢を見つけた?と……たしか?「自分」はベイカー嬢に連絡先を教えてもらって?会いに来てほしいと言われていた?ような?……だけど?そう言われたからといって?すぐに会いに行くようなことはしなかった?のでしょうか?……どうしてでしょうねえ?……流れ?なんでしょうか?……そういう流れにならなかった?ってこと?なんでしょうか?……単に?お互い忙しいとかで?予定が合わなくて?会えなかったとか?ってこと?なんでしょうか?……で?日にちが経って?真夏になって?再びジョーダン・ベイカー嬢に会えた?と……てっきり?「自分」ものすごくベイカー嬢のこと好きなのかな?とか思いきや?違ったんでしょうか?……連絡先まで教えてもらって?会いに来てほしいとまで言われたのに?どうして積極的に行動しなかったんでしょうねえ……「自分」腰が重いタイプ?なんでしょうか?……恋は焦らず?……おおっ 大人の余裕?なんでしょうか?……なんだかわかりませんが?とにかく?「自分」の方から?すぐにベイカー嬢との距離を縮めるような行動は取らなかった?ようではないでしょうか?……そんな悠長に?ゆったりのんびり構えて?モタモタしてる間に?他の男が出てきて盗られたりしたら?どうするんでしょう……鉄は熱いうちに打て?……チャンスは二度ない?……とか思わなかったんでしょうか?……まあ?物語的には?展開がなくてつまらない?……よく言えば?「自分」落ち着いてる?……だけど?ぼんやりしてたら?タイミング逃さない?……読む側としては?焦れったい?……だけど?「自分」は慎重?に構えている?んでしょうか?……まあ?もしかしたら?それだけ「自分」が真剣?本気?だった?からこそ?時間をかけて?慎重に?事を運び?進めていた?のでしょうか?……まさか?今は女に現を抜かしている場合ではない?とか思って?迷ったりとか?してた?とか?……武士か?……米国人だけど……やっぱり?ストイック?……本当は好きなくせに?……やせ我慢?……やっぱり武士か?……米国人だけど……なんでしょうねえ……今の「自分」の立場とか?いろんな思いが?駆け巡っていた?のかもしれない?のでしょうか?……遊びも?恋愛も?本当は?自由に?やりたい?……でも?今は?仕事と?勉強を?優先?すべき?……理想と?現実の?間で?葛藤?……もしかしたら?「自分」一人で?悶々と?していた?かもしれない?……悩める?青年?……もしかしたら?前回の最後に出てきた年の若い貧しそうな青年たちも?「自分」と似たような?葛藤を?抱えて?辛かったり?苦しんだり?してた?かもしれない?……いつの時代でも?どこの国でも?若者は?青年は?誰でも?みんな?同じように?悩んだり?しているもの?……もしかしたら?作者は?そんなことも?伝えている?のでしょうか?……。
⑤ At first I was flattered to go places with her, because she was a golf champion, and every one knew her name.
「あるとき……それは、初めだ……「自分」は……ある状態だった……それは、うれしくさせられた・気をよくさせられた……あることをして……それは、行くことだ……いろんな場所に……誰と一緒にかというと、ジョーダン・ベイカー嬢だ……なぜなら・その理由は……ジョーダン・ベイカー嬢が……ある状態だったからだ……それは、ゴルフ(競技)の……優勝者だ……それに・なおかつ・加えて……ことごとくの・一つ残らずの・皆……人(々)が……知っていた・わかった……ジョーダン・ベイカー嬢をの……名前を……」
her (she) は(すべて)、④で出てきた Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
④でベイカー嬢の姿を再びもう一度見た?後の話をしている?ようです……どうやら?その再会?を機に?「自分」とベイカー嬢は?いろんな場所に?行った?のでしょうか?……で?そうやって?いろんな場所にベイカー嬢と行くことをして?初めは?うれしくさせられ気をよくさせられた?と……なぜか?――それは、ベイカー嬢がゴルフ(競技)の優勝者だったし?加えて?ことごとく一人残らず皆?人々が?ベイカー嬢の名前を知っていてわかったからだ?と……要は?有名人?ってことじゃあないでしょうか?……で?有名人と二人で?いろんな場所に行くのが?嬉しかった?そのことに気を良くした?ようです……なんでしょう?……「自分」でも?何か?虚栄心?みたいなものが?満足した?んでしょうか?……自慢げ?みたいな?……有名人といつも?一緒にいて?偉くなったような?すごい人になったような?そんな気分だったんでしょうか?……これって?ベイカー嬢のことが好きだから一緒にいられて嬉しかった?んじゃあない?ってことになる?でしょうか?……ベイカー嬢が?単なる?有名人扱い?……「自分」にも?こんなところがあったなんて?……ちょっと?意外?……それに?がっかり?……だけど?これが?「自分」の?正直な?偽らざる気持ち?だった?……う〜〜〜〜〜ん……複雑な気持ちに?なったりしないですか?……それじゃあ?ベイカー嬢も?可哀相?なような?……それとも?カッコつけてるとか?……ベイカー嬢のことが?好きだと?素直に認められない?抵抗がある?……プライド?……何それ?……意味わかんない?……でも?好きと認めたら?負けたような?って?……なんでしょう……そういうのって?無駄な抵抗?だったり?しないですか?……だって?もう?好きなんだから?……悪あがき?……さっさと認めればいいのに?……その方が楽じゃない?って?……男心も複雑なんでしょうか?……わかりませんけど……ギャッツビーの邸宅で開かれた宴でベイカー嬢と一緒にいた時の様子じゃあ?どう考えても?ベイカー嬢に惹かれてる?いや?そもそも?Chapter 1 で最初にベイカー嬢に会ったときから?「自分」は?ベイカー嬢の虜に?なってなかった?でしょうか?……この⑤でベイカー嬢のことを単なる有名人扱い?にしてるのは?「自分」の照れ隠し?なんでしょうか?……それだけ?もう既に?ベイカー嬢に?ベタ惚れ?ってこと?……なんだか?子供じみて?見えなくも?ないような?……だけど?男には?譲れない?守らなきゃならない?プライドってものがある?……わかりませんけど……見ようによっては?「自分」往生際が悪い?ようにも?…… a (super-super-)perfect rose の好青年だけど?その「自分」も?ごく普通の?青年たちと?同じように?恋する気持ちに振り回されて?あたふたした時があった?ってことでしょうか?……100年近く前の米国人でも?現代の日本人でも?若者は?青年は?いや?年齢に関係なく?誰でも?一緒?……そんな心の綾?機微?が覗われる?でしょうか?……。
⑥ Then it was somthing more. I wasn’t actually in love, but I felt a sort of tender curiosity.
「そのうえ・それにまた……漠然とした理由・事情(があって、それ)は……ある状態だった……あるもの・ある事・何か……まだほかにある……「自分」は……ある状態ではなかった……実は・本当は・実のところ……ある状態である……それは、恋・恋愛・色恋だ……そのように「自分」は実は・本当は・実のところ恋・恋愛・色恋の状態ではなかったのだから、普通に考えると、それなら何もないのだろうと思いそうなところだけれど、実際には違って、じゃあ何があったのかというと……「自分」は……感じた……何をかというと、ある…種類・種類(性質)のものだ……何のかというと、さわると痛い・侮辱に敏感な・傷つきやすい・微妙な・扱いのむずかしい……好奇心だ……」
it は、⑤で「自分」がベイカー嬢といろんな場所に行くのが嬉しかったり気を良くした?理由をベイカー嬢が有名人だから?と説明していた?ようでしたが?その「自分」がベイカー嬢といろんな場所に行った?理由?事情?を指すのではないでしょうか?……だから?something more と more まだほかにあるという語が使われている?のではないでしょうか?……。
wasn’t は、was not を短く縮めた形ではないでしょうか?
tender は、curiosity の様子を表すというよりは?ベイカー嬢にとって tender さわると痛い・侮辱に敏感な・傷つきやすい・微妙な・扱いのむずかしい?ってことなんじゃあないでしょうか?……つまり?ベイカー嬢にとって触れられたくないところ?都合の悪いところ?みたいなものに?「自分」は好奇心を持った?ってことなんじゃあないでしょうか?……。
⑤で「自分」がベイカー嬢といろんな場所に行った理由に?有名人だから?気を良くした?と説明していた?ようだけれど?⑥ではそのうえ・それにまた?そうやって「自分」がベイカー嬢と一緒にいろんな場所に行った理由はあるもの・ある事・何かがまだほかにある?と……その理由とは?――実は・本当は・実のところ「自分」がベイカー嬢に恋・恋愛・色恋の状態ではなかった?と……つまり?「自分」がベイカー嬢に恋していたからベイカー嬢と一緒にいろんな場所に行ったのではないよ?と……じゃあ?どんな理由か?――「自分」はベイカー嬢が触れられたくない?都合の悪いこと?にある種類(性質)の好奇心を感じた?と……要は?ベイカー嬢の急所?って何?だろうと思った?ってことじゃあないでしょうか?……えーーーーーっ ……人が悪くない?……何それーーーーっ ……これが? a (super-super-)perfect rose の「自分」?なの?……なーんだか?どうなんでしょう?……ベイカー嬢の弱み?が知りたい?と……なーんでしょうねえ……ぜーったい?「自分」ベイカー嬢に異性として好意を持っていた?ように思われませんでしたか?……その?異性として好意を持ってる相手の?弱点?が知りたい?と……どうなんでしょうねえ……なんなんでしょう……惚れた弱み?……負け惜しみ?……「自分」の方が?惚れちゃってるのが?悔しい?……惚れてる分?既に立場弱いから?だから?相手の弱みを押さえたい?……なーんだか?こういうのって?潔くない?あんまり?男らしくない?……却って?かっこ悪くない?……だけど?「自分」は?こんな強がり?言って?虚勢張ってる?んでしょうか?……別に?惚れましたって?素直に認めたからって?負けちゃったことになんかならないんじゃない?……だけど?それでも?男心は複雑?なんでしょうか?……まあ?「自分」に代表される?一般的な男性の気持ち?っていうのは?こういうものだ?ってことを示すと同時に?もしかしたら?ベイカー嬢の弱み?弱点?急所?を作者は示したい?伝えたい?のでしょうか?……今まで?ベイカー嬢のかっこいいところ?とか良いところばかり?が描かれていた?でしょうか?……でも?そのベイカー嬢にも?(当然?)弱みや弱点や急所がある?……それを?ここで明らかにしておこう?というのでしょうか?……粋な姉御肌?って感じだけど?実は?…ていう?……そういえば?第62回の最後(40ページ6-9行目)で?ベイカー嬢は?人との距離を置きたい?みたいなことを?言っていた?ような?……あんまり?距離を縮めたくない?みたいな?……その辺が?関係あったり?するのでしょうか?……とにかく?「自分」は?ベイカー嬢の弱みが知りたくて?と読者に言い訳?しつつ?本音は?ベイカー嬢の何もかもが知りたくて?なのか?ベイカー嬢といろんな場所に行った?ようです……一緒に過ごす時間が長くなればなるほど?相手のいろんな面が見えてくる?でしょうか?……さて?ベイカー嬢のどんないろんな面?そして弱みも?見えたのでしょうか?……。
⑦ The bored haughty face that she turned to the world concealed something — most affectations conceal something eventually, even though they don’t in the beginning — and one day I found what it was.
「あの…退屈した・うんざりした……傲慢な・高慢な・横柄な・偉そうに構えた・堂々とした……顔つき・表情・外観・うわべ・見せかけ・上っつらは……その退屈した・うんざりした傲慢な・高慢な・横柄な・偉そうに構えた・堂々とした顔つき・表情・外観・うわべ・見せかけ・上っつらを……ベイカー嬢が……向けていた……何にかというと、世間・世の中だ……隠匿していた・秘密にしていた……何かを――大抵の・ほとんどの……見せかけ・気取りは……隠匿している・秘密にしている……何かを……結局……たとえある状態であるとしても……その大抵の・ほとんどの見せかけ・気取りが……あることをしていない……(それは隠匿している・秘密にしている……何かを)……いつかというと、始め・始まりだ――そして・それから・すると・そういうわけで……ある…日……「自分」は……発見した・見つけ出した……何・どんなもの(こと)かを……そのベイカー嬢が世間・世の中に向けていた退屈した・うんざりした傲慢な・高慢な・横柄な・偉そうに構えた・堂々とした顔つき・表情・外観・うわべ・見せかけ・上っつらが隠匿していた・秘密にしていた何かが……ある状態だった……」
she は、⑤と同じく、④で出てきた Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
thatは、直前の The bored haughty face を指して言いかえているのではないでしょうか?……この that は本来 turned の後に来るはずなのが前に出ているのではないでしょうか?……。
–(ダッシュ)は、直前で言った内容に関して追加説明を加えて添えているのではないでしょうか?……後の方の –(ダッシュ)は、その追加説明が終わったことを表しているのではないでしょうか?……。
they は、most affectations を指しているのではないでしょうか?……また、don’t の後に conceal something が省略されているのではないでしょうか?……。
don’t は、do not を短く縮めた形ではないでしょうか?
it は、最初の something つまり The bored haughty face that she turned to the world concealed something の something を指すのではないでしょうか?
⑥でベイカー嬢の弱み?弱点?急所?に好奇心を感じた?ことについて?⑦ではまず?言い訳がましく?何やら?グダグダ言っている?ようではないでしょうか?……それが?ベイカー嬢が世間に向けていた?退屈してうんざりした?傲慢な高慢な横柄な偉そうに構えた堂々とした?顔つき・表情・外観・うわべ・見せかけ・上っつらが?何かを隠匿して秘密にしていた?と……そして?そのような?大抵のほとんどの見せかけ・気取りは?結局何かを隠匿して秘密にしている(ものだ)?と……たとえ始め・始まりはそのような大抵のほとんどの見せかけ・気取りが何かを隠匿して秘密にしていないとしても?結局やっぱり?何かを隠匿して秘密にしている?と……そんなわけで?(「自分」はベイカー嬢の弱み・弱点・急所を探っていたら?)ある日?そのベイカー嬢が世間に向けていた退屈してうんざりした傲慢な高慢な横柄な偉そうに構えた堂々とした顔つき・表情・外観・うわべ・見せかけ・上っつらが隠匿して秘密にしていた何かが?何・どんなもの(こと)の状態であったのかを?発見し見つけ出した?と……まず?「自分」の御託?から見ていくと?要は?ベイカー嬢の表向きの?生意気な表情?見せかけ?上っつら?は何かをわからないようにしたくて?何かを誤魔化したくて?作られたものだった?と言いたい?んじゃあないでしょうか?……つまりベイカー嬢は?生意気な風を取り繕っていた?ってこと?でしょうか?……そして?大抵の?見せかけや気取りは?始まりは?何かをわからないようにしようとか?何かを誤魔化そうとしたものではなくても?結局最後には?他人に何かがわからないように?何かを誤魔化そうと?しているものだ?と……だから?ベイカー嬢の?見せかけや気取りも?一緒だ?と言いたい?んじゃないでしょうか?……仮に?ベイカー嬢が?何かを誤魔化そうとして生意気に見せかけたり気取ったりし始めたのではなくても?結局?そうやって見せかけて気取ってるのは?やっぱり?何かを誤魔化そうとしているからだ?と言いたい?んじゃあないでしょうか?……で?「自分」は?ベイカー嬢と一緒にいろんな場所に行って過ごしながら?言葉通り?ベイカー嬢の弱み・弱点・急所を探った?ようです……そしたら?ある日?そのベイカー嬢が他人にわからないように誤魔化そうとしているもの(こと)?を発見し見つけ出した?と……ほーっ……「自分」は?望み通り?ベイカー嬢の弱み・弱点・急所?を見つけた?ようです……なーんだか?ねえ……どうなんでしょう……なんか?こう?「自分」らしくない?ようにも?……なんでしょうねえ……ベイカー嬢がすごすぎて?「自分」は?ベイカー嬢に敵わない?頭が上がらない?みたいな?のに近い?感覚?でもあった?んでしょうか?……それで?めちゃめちゃ強そう?出来過ぎ?に思える相手に?少しぐらい?「自分」の方が?上に立てる?上から目線になれる?ベイカー嬢との関係をイーブンに?対等に?持っていけるような?材料でも?欲しかった?んでしょうか?……なんでしょうねえ……そういうものがないと?「自分」ベイカー嬢との付き合いに踏み出せなかったんでしょうか?……劣等感?引け目?みたいなもの?を感じたまま?では踏み込んでいけなかった?んでしょうか?……やっぱり?プライドの問題?なんでしょうか?……ベイカー嬢はすごい?からこそ?「自分」はベイカー嬢に惹かれた?んだけれども?だからといって?すごいばっかりのベイカー嬢?では付き合えない?……付き合うんだったら?すごくない?弱い?ベイカー嬢?ってのを知っておかないと?気持ちにブレーキでもかかった?んでしょうか?……ややこしい?複雑?……すごいなあ?と尊敬?できるからこそ?異性として特別な存在に思えて?好意を感じた?んだけれども?尊敬ばっかり?では関係を進展させられない?……尊敬はマストだけど?同時に?弱いところを知っておきたい?……「自分」だけ?弱みを握られてる?気がするのは嫌?……異性関係って?男女の仲って?こういうのが?面倒くさい?厄介?……デイジーに a perfect rose と言わしめた?好青年の「自分」でも?こと異性としての女性には?譲れないプライド?みたいなものが?むくむくと?湧き上がってきたりする?んでしょうか?……こういう「自分」の気持ち?ベイカー嬢が知ったら?どう思うでしょうねえ?……鼻で笑って終わり?一笑に付す?……けっ?みたいな?……それじゃあ?ますます?ベイカー嬢に馬鹿にされない?……「自分」の?独り相撲?状態で?終わったりして?……もしかしたら?大人?のベイカー嬢には?子どもね?ってな感じで?軽く?あしらわれたりとか?……まあ?ベイカー嬢がまともに相手にしなくても?たとえ一人相撲であっても?どうやら「自分」はベイカー嬢の弱み・弱点・急所を見つけた?ようです……いったい何なんでしょうねえ?……先に進みましょう……。
⑧ When we were on a house-party together up in Warwick, she left a borrowed car out in the rain with the top down, and then lied about it — and suddenly I remembered the story about her that had eluded me that night at Daisy’s.
「あることが起きたとき……それは、「自分」とベイカー嬢の二人が……ある状態だった……それは、あることに従事していて……何かというと、田舎などの別荘や邸宅で開かれる接待の宴だ……共に・連れだって……(南から)北へ……どこでかというと……ウォリックだ……ベイカー嬢は……置いて行った・取り残した・置き去りにした……何をかというと、借りていた……自動車だ……外へ……何の中に・どんな状態でかというと……降雨・雨天だ……どのような状態・様態でかというと……(その借りていた自動車の)上部・上面が……下に・下方に(ある状態だ)……そして・それから・その後・なおかつ……次に・そのうえで……うそをついた・うそを言って欺いた……何についてかというと……その借りていた自動車で降雨・雨天の中に外へ置いて行った・取り残した・置き去りにした上部・上面が下に・下方にある状態のものだ――そして・それから・すると……突然・にわかに・不意に……「自分」は……(ふと)思い起こした……逸話・うわさ話を……あるものについて・関して……それは、ベイカー嬢だ……そのベイカー嬢について・関しての逸話・うわさ話は……ある状態になっていた……それは、(あるものに)発見(理解)されなかった・(あるものの)目をのがれた……それは、「自分」だ……あの(とき)の……夜(に)……どこでかというと、デイジーの邸宅だ……」
we は、⑤で「自分はベイカー嬢と一緒にいろんな場所に行った?と説明していた?ようなので、「自分」とベイカー嬢の二人を指しているのではないでしょうか?
house-party は、(現代の米国でもあるのかどうかわかりませんが?)1925年頃の?米国では?わざわざ別荘や邸宅に大勢の?人を招いてもてなす宴?のようなものが開かれていた?ようです……遠方?の場合も多く?日帰りではなく?泊まりで?宴三昧?のようです……ということは?「自分」とベイカー嬢は?泊まりの宴に?一緒に行っていた?ということではないでしょうか?……随分?親しそう?にも思われないでしょうか?……。
up は、ニューヨークやロングアイランド島よりも北の方にある?という意味で使われているのではないでしょうか?
Warwick は、ロードアイランド州にある都市で?避暑地で有名だった?ようです。
she (her) は(すべて)、ベイカー嬢を指すのではないでしょうか?
the top は、a borrowed car の top を指すのではないでしょうか?
it は、a borrowed car (she left) out in the rain with the top down を指すのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、その前の部分の説明とは異なる話に変わってはいるけれど?その前の部分の説明と関わりがあること表しているのではないでしょうか?
最初の that は、the story about her を指して言いかえているのではないでしょうか?
後の that は、あの(とき)の、と特定のもの(とき)を指しているのではないでしょうか?……具体的には Chapter 1 でデイジーの邸宅を訪問した夜のことを指すのではないでしょうか?……第25回の最後 17ページ19-20行目で some story of her と a critical, unpleasant story と言って触れている?逸話・うわさ話?のことを言っている?のではないでしょうか?……。
Daisy’s は、後に house、 mansion などの語が省略されているのではないでしょうか?
⑦で「自分」はベイカー嬢の弱み・弱点・急所?を見つけた?と嬉しそうに?胸張って?よっしゃ?やったぞ?みたいな?感じで?言っていた?ようでしたけれど?⑧からは?そのベイカー嬢の弱み・弱点・急所?に関する?説明をしていく?ようです……まず?「自分」とベイカー嬢が二人でニューヨークやロングアイランド島よりも北の方にあるロードアイランド州のウォリックという都市で(田舎などの)別荘や邸宅で開かれる接待の宴に共に連れだって行った?と……そのとき?ベイカー嬢は?借りていた自動車をその上部・上面が下・下方にある状態で降雨・雨天の中に外へ置いて行った・取り残した・置き去りにした?と……そして・それから・その後・なおかつ?ベイカー嬢は?次に・そのうえで?その借りていた自動車で降雨・雨天の中に外へ置いて行った・取り残した・置き去りにした上部・上面が下に・下方にある状態のものについてうそをついた・うそを言って欺いた?と……そうやってベイカー嬢が借りていた自動車を上下が逆になった状態で?降雨・雨天の中に外へ置いて行った・取り残した・置き去りにした上に?うそをついた・うそを言って欺いた?出来事がきっかけで?「自分」は突然・にわかに・不意に(ふと)思い起こしたことがあった?と……それは?デイジーの邸宅を訪問した夜に「自分」に発見(理解)されなかった・「自分」の目をのがれた?ベイカー嬢について・関しての逸話・うわさ話だ?と……要は?ベイカー嬢が?とんでもない間違いを?犯した?……それなのに?ベイカー嬢は?うそをついて欺いた?……で?そのベイカー嬢の姿を見て?デイジーの邸宅を訪問した夜には「自分」が思い起こせなかった?ベイカー嬢の逸話?うわさ話?を思い起こした?と……そういえば?「自分」はデイジーの邸宅でベイカー嬢に初めて会った夜に?別れ際に?ベイカー嬢は有名なスポーツ競技の選手だと気づいた?……と同時に?そのベイカー嬢には何か?よくない噂?があったなあ?と思った?……だけど?その噂の内容までは?その時?その場では?わからないままになっていた?ようでした……その?問題の?噂の内容を?「自分」は?ベイカー嬢と遠出?したときに?ベイカー嬢が?間違いを犯した上に?うそまでついて欺いた?姿を目の当たりにして?(ふと)思い起こした?と……ということは?その噂の内容というのは?似たような話?なのでしょうか?……だから?似ているからこそ?そういえばあの噂は?というふうに?(ふと)思い起こすことになった?……そして?ベイカー嬢が間違いを犯した上にうそまでついて欺いた?出来事が?ベイカー嬢の弱み・弱点・急所?に関わりがある?ようです……なんとまあ……あの?ベイカー嬢が ……そんなことが?あるのでしょうか?……意外や意外?……う〜〜〜〜〜ん……あの英国の有名な探偵には?そういう悪癖?はない?ような?……少なくとも?自らの保身?とか利害?だけのためにそんなことはしそうにない?ような?……だけど?ベイカー嬢は?違う?のでしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……詳しい話を聞いてみないことには?これ以上はなんとも?言い難い?でしょうか?……それにしても?また?自動車?……しかも?上下が逆さまに?……1925年頃の米国では?そんなに?しょっちゅう?簡単に?自動車の大きな事故?が起きていた?のでしょうか?……それとも?単に?作者が?この物語の中で?自動車が横転したり?自動車の上下が逆さまになる?ような事故を描いているだけ?なのでしょうか?……確かなことはわかりませんが?ただ?作者が?どうも?"自動車"に特別な意味合いを持たせている?というか?"自動車"を作者の意図を表す?込める?小道具?(いや?大道具?)として多用している?ような印象も?なきにしもあらず?って感じがしないでしょうか?……さて、ベイカー嬢の無責任で?身勝手な?言動を目撃して?「自分」が思い起こしたベイカー嬢の噂?って何なんでしょうねえ……続きは次回みていきたいと思います……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
今回は?なんだか?「自分」の?心の?負の部分?が目についた?ような?……羨ましく思う?気持ちを持ってしまうとか?大好きな?はずの?女性の?弱み・弱点・急所?を知りたい?とか?……そういうのって?すべて?「自分」を中心に置いた?見方だったり?感じ方だったり?しないでしょうか?……「自分」もいいことしたい?いい思いしたい?とか……「自分」が不利なのは嫌だから?「自分」が有利に立ちたいから?「自分」だけ弱みを握られたように感じたくないから?とか……そういうのって?全部?「自分」の気持ち?や都合?だけが優先してない?でしょうか?…… Chapter 3 では?ずっと?「自分」のそういう傾向が?強く見られた?ようでしたけど?今回も?そのよう?……「自分」らしくない?ようにも?……「自分」の良さって?相手に?周りに?思いを馳せる?ところ?……「自分」の気持ちや立場よりも?相手を立て?相手の思いを優先し?大切にする?ところ?……なんでしょうねえ……Chapter 3 で?「自分」が?「自分」らしからぬ?ところが?目立った?のは?もしかしたら?好きな異性が?絡んでいるから?なんでしょうか?……理性がききにくくなる?異性絡みは?「自分」優先?になりがち?……だから?ベイカー嬢の弱み・弱点・急所を知りたい?押さえたい?な〜んてなことを?思ってしまった?んでしょうか?……「自分」ほど?人間がよくできている?ように思える?人でも?……ただ?どうやら?同時に?ベイカー嬢の方も?無責任?身勝手?嘘つき?って?……えっ 本当に?……そんな大きな?強烈な?欠点とか?あるの?……だとしたら?「自分」も?ベイカー嬢も?どっちもどっち?って感じになる?でしょうか?……そりゃあ?「自分」とベイカー嬢だって?人間だもの?…… “負" の部分があって?当然?……誰でも?みんな?そう?一緒?……時と場合とか?相手に応じて?とかで? “負" の部分が出たり引っ込んだり?逆に? “善" の部分が強く表れたり?同じ人間でも?いろいろ?変わる?……人は誰でも? “負" も? “善" も?両方?持ってる?……両方持ってるんだけど?そのどちらが?前面に表れてくるかで?善人になったり?困った人になったり?する?……「自分」も?ベイカー嬢も?善人にもなるし?困った人にもなる?……その?善人の時間が長ければ?善人?ってことになり?困った人でいる時間が長ければ?困った人?になってしまう?……そして?その? “善" と “負" は?本人次第?……本人の?意識?心がけ?で決まる?……だから?「自分」は?作者は?辛抱強くあろうよ?なろうよ?と呼びかけている?のでしょうか?……「自分」が?自らが?辛抱強く?相手を尊重し?とやかく言わない?ことが?結局?相手を立て?相手の思いを優先し大切にする?ことになる?つまり? “善" が前面に表れる?から?……自らの “善" を活かすために?辛抱強くあろうよ?なろうよ?と……それが結局?本人のためにもなるし?……本人に?プラスになって?報ってくるし?と……もしかしたら?作者は?そう言いたい?のでしょうか?……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「46ページ6行目 unintelligible 70 gestures とはどういうことを言っているのか」 ですが……②で説明したとおりです。神に選ばれし?特別な人たちが?中で動いているらしいのは?影で分かるけど?何をしているのかまではわからない?……だからこそ?余計に?特別感が(実際以上に?)増したり?羨ましさが募ったり?する?……中が見えたら?本当はどんな様子なのかがわかったら?案外?な〜んだ?そんなことか?みたいな?ことだったり?する?かもしれないのだけど?……実際?その立場になれたら?別に言うほどじゃないな?大したことないじゃん?とか?思ったり?する?かもしれないのだけど?……隣の芝生は青い?良く見える?……いたずらに?羨ましがるのも?考えもの?……却って?損する?かもしれない?……案外?すでに?自らに恵まれたもので?それだけで?本当はすでに?幸せ?だったりする?かもしれないのに?……人間てのは?遠くにある?手の届かない?ものばかりに?目が?意識が?行きがち?……もちろん?高い目標持って?目指して?頑張っていいんだけど?……ただ?もしかしたら?今手にしているものだけでも?今手にしているものこそが?自らに必要十分なもので?既に満たされていて?幸せ?だったり?する?かもしれない?……今手にしているものこそを?大事に?大切に?した方が?良かったり?する?かもしれない?……まあ?まだ?見習い?修行中?の「自分」は?いわば?何者でもない?何者にもなっていない?ように?自身は?感じている?のでしょうか?……だから?特別感?の強そうなもの?人?に強く反応してしまう?のでしょうか?……「自分」自身にも?何か?特別感が?欲しい?……特別そうな人だけが?やってそうな?贅沢を?「自分」も?やりたい?……そういうところこそが?「自分」でも?未熟な部分がある?ことを示している?……作者は?(本物の)お金持ちの(一つの?)手本として?ジョン・D・ロックフェラーを?上げている?ようでした……自らがいい思いしたい?じゃなくて?(恵まれない)他の人を幸せにしよう?という思いを持ち?その思いを実際に行動に移す?あり方こそ?(当然)あるべき?人の姿だ?と……「自分」別に?何か?何者?とかにならなくても?今のままで良くない?ですか?……だって?「自分」は?他の人を「自分」なりに幸せにしてあげていないでしょうか?……お金持ちじゃなくても?ジョン・D・ロックフェラーのように?ものすごく立派で偉大なことまでしなくても?小さくても?「自分」なりに?他の人の思いを汲み?辛さに寄り添い?真心を運ぶ?だけでも?良くないですか?……それだけでも?すごくないですか?……特別にも?何者にも?ならなくても?既に?「自分」は?もう?他の誰とも違う? a (super-super-)perfect rose じゃないですか?……向上心を持って?努力するのは?素晴らしい?美しい?……ただ?特別とか?何者とか?になろうとしなくてもいいんじゃない?……今のままでも?そのままの「自分」で?十分良い?……その上で?もっと良くなってもいい?……自然体の?ありのままで?「自分」は十分素敵?……だから?特別に(なろうとか)?憧れたり羨ましがることないし?何者も目指さなくていい?……そのままでいい?……どう思われますか?……。
次回は、ベイカー嬢の真実が?明かされる?……ぜひまた一緒にみていってください。
第73回の範囲は、46ページ20行目途中から47ページ2行目まで(At her first big golf tournament 〜から、a button on one man’s coat. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 46ページ末尾から11-9行目 safer on a plane where any divergence from a code would be thought impossible とはどういうことを言っているのか
次回は、「自分」の鋭い観察眼?が威力を発揮する?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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