Gatsby-71
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……宴終わりに車の横転事故で混乱するギャッツビーの邸宅を後にした「自分」――どうやら非日常から日常モードへと戻っていった?ようです……本来の?庶民?の「自分」が、故郷の米国中西部から米国東部に出てきた頃、どんな生活を送っていたのか、会社で働く社会人でありまだ若い青年の姿が浮き彫りになっていた?ようでした……続きをみていきましょう……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第71回の範囲は、45ページ19行目から45ページ最後まで(I took dinner usually at 〜から、moments of night and life. まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 45ページ末尾から2-1行目 the most poignant moments of night and life とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきましょう。
① I took dinner usually at the Yale Club — for some reason it was the gloomiest event of my day — and then I went up-stairs to the library and studied investments and securities for a conscientious hour.
「「自分」は……食べた……ディナー・食事・定食を……通例・通常・いつも(は)……どこでかというと、イェール(大学)の……共済会・クラブ会館だ――ある理由で……それは、とある……理由だ……そうやってイェール(大学)の共済会・クラブ会館でディナー・食事・定食を食べていたことが……ある状態だった……それは、最も気持を暗くさせる・沈鬱な……行事だ……何のかというと、「自分」の……一日だ――そして・その後・それから……次に・続いて……「自分」は……行った・向かった……階上へ……どこにかというと、図書館だ……そして・それから……勉強した・学んだ・調査した……投資・将来利益が出る可能性があるから買う価値のあるものを……加えて……証券・有価証券を……どれくらいの間かというと、一の……念入りな・細心な……時間だ……」
Club は、an organization where members can meet, eat meals, or stay overnight(会員などが会合を開いたり食事を食べたり寝泊まりもできる組織や組合・協会)という意味があるようなので、ここではイェール大学の学生や卒業生などが利用できる場所?建物?を表すのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、最初の方は直前の説明に関わりのある情報を付け加えていることを表し、後の方は付け加えた情報は終わってまた元の説明に戻ったことを表しているのではないでしょうか?
it は、(I) took dinner usually at the Yale Club を指すのではないでしょうか?
investments は、a thing worth buying because it may be profitable or useful in the future(将来利益が出たり役に立つ可能性があるから買う価値のあるもの)という意味があるようです。
conscientious は、時間の様子を表しているというよりは、「自分」がどんなふうに過ごしたのかを表しているのではないでしょうか?……時間そのものが念入りとか細心なはずはなく?「自分」が念入りに細心に何かをした?その時間を表している?のではないでしょうか?……。
前回は最後の方で「自分」の会社での様子が説明されていた?ようでした……そして今度は?退社後?いわゆる?アフターファイブ?的な?過ごし方がどうだったのか?を説明している?ようです……まず、食事を食べたのが通常いつもイェール大学の共済会・クラブ会館だった?と……で?とある理由があって?そうやってイェール大学の共済会・クラブ会館で食事を食べていたことが「自分」の一日で最も気持を暗くさせる沈鬱な行事だった?と……続けて?そうやって食事を食べた後?階上に行って・向かって図書館に行き?投資・将来利益が出る可能性があるから買う価値のあるものと証券・有価証券を勉強し学び調査した?と……その時間が?一時間だった?のだけど?念入りに細心に勉強し学び調査した?ようではないでしょうか?……要は?遊んでない?……勤務後に?勉強?自主学習?みたいな?ってこと?……それって?自ら望んで?進んで?していたのでしょうか?……やる気満々で?張り切ってたから?もちろん?自主的な勉学だった?のでしょうけど?だけど?それでも?ごく普通の?人間の心理として?仕事が終わった後に?続けて?そのまま?勉強とかって?気分的にどうなんでしょうか?……ルンルン?ハッピー?……そんなことある?……普通は?その逆じゃないでしょうか?……自ら選んだ仕事だし?勉強しなくちゃなんだけど?実は?休みたかったり?遊びたかったり?するんじゃ?ないでしょうか?……だから?図書館に行って勉強する前の食事が?一日で最も気持ちを暗くさせる沈鬱なルーティンだった?んじゃないでしょうか?……つまり?とある理由?ってのは?自主学習の?勉強?ってことじゃあ?ないでしょうか?……本音を言えばやりたくない?嫌なんだけど?でもやらなきゃいけないから?……こういうところにも?「自分」の律儀で誠実?真面目?な性格がよく現れている?でしょうか?……それも?conscientious 念入りに細心に勉強してた?ようではないでしょうか?……立派ですねえ……お父さんが聞いたら?知ったら?きっと誇らしく?自慢に思う?んじゃあないでしょうか?……「自分」のこういうところも?人から信頼される理由?なのかもしれない?と思いませんか?……こういう努力がきっと?会社でも?仕事でも?人から受ける評価でも?報われていたり?してたんじゃないでしょうか?……こういう姿勢なら?「自分」は?どんな仕事でも成功しそう?に思われませんか?……投資って?楽して金儲け?ってイメージとか?あったりする?……でも?この「自分」の様子じゃあ?楽して金儲け?どころか?地味〜で地道にコツコツ真面目に少しずつという努力と勉強を積み重ねる?って感じ?じゃあないでしょうか?……儲けたければ?それに見合った努力が必要?……楽して儲けよう?な〜んて?そんなうまい話あるわけない?……少なくとも?投資を職業にしようという人は?努力なくして?利益を上げられない?……そんな実態が?覗われないでしょうか?……それも?一日で最も気持ちが暗くなる?だなんて?ねえ……「自分」が自らやると決めた仕事のようではあるけれど?決して?好きだったり楽しかったりするわけではない?という印象も受けませんか?……やりたい仕事っていうより?やっぱり?時勢の流れ?流行りに乗っかった?って感じが強い?……そういえば?Chapter 1 で?この仕事なら「自分」一人くらいは食べていけるんじゃないか?って理由で選んだ?みたいなことを?言っていた?ような?……とすると?案外?「自分」はよく考えて選んだわけでもない?……結構?安易?……稼げればいっか?みたいな?……で?実際始めてみたら?勉強しなくちゃやっていけない?……これは予想外に大変だ?とか思ったかどうかわかりませんが?それでも?必要ならば?やるだけやる?ってところが?やっぱり?立派?じゃないでしょうか?……太陽が上るよりもずっと前に起きて出社し?退社後も食事をはさんで一時間はみっちり?勉強する?……立派ですねえ……すごいですねえ……優等生?……出来過ぎ?……素晴らしすぎませんか?……これが?勤勉な庶民の過ごし方なんだ?と作者は言いたい?のでしょうか?……そして?そんな?勤勉な庶民の過ごし方?あり方?を推奨している?のでしょうか?……少なくとも?作者は?そういうあり方こそ?支持したい?賛成だ?と……毎日地道にコツコツ真面目に頑張ってる人たちに?作者は?エールを送ってる?……称賛し?そして応援してる?……まあ?トムみたいな?毎日遊んで暮らしてるのと変わらなそうなのには?否定的?……作者は?ジョン・D・ロックフェラーのような(本物の)お金持ちは別として?トムのような(中途半端な?)お金持ちのあり方には?批判的?軽蔑してる?……庶民の?あり方こそ?リスペクトしてる?……そんなふうに思われませんか?……。
② There were generally a few rioters around, but they never came into the library, so it was a good place to work.
「あるものがあった(そこにあるものがあった)……ある状態だった……一般に・概して・大抵……少しの……暴徒・底抜け騒ぎをする人たちが……四方に・まわりに・あちこちに……そうやって一般に概して大抵少しの暴徒・底抜け騒ぎをする人たちが四方に・まわりに・あちこちにいる状態だったわけだから、普通に考えると、そうした少しの暴徒・底抜け騒ぎをする人が当然どこであろうとも四方に・まわりに・あちこちにいたのだろうと思いそうなところだけれど、実際には違って……その少しの暴徒・底抜け騒ぎをする人たちは……決してしない……何をかというと、やって来たことだ……どこの中にかというと、図書館だ……だから・それゆえ……その図書館が……ある状態だった……それは、良い・適した……所・空間・場だ……あることをするのに……それは、作業をする・取り組む・勉強することだ……」
they は、a few rioters を指すのではないでしょうか?
it は、the library を指すのではないでしょうか?
①でいつも?退社後イェール大学の共済会・クラブ会館?で食事を済ませたら?そのイェール大学の共済会・クラブ会館の?食事をする所の階上にある?図書館に行って?債券を扱う仕事に必要な?投資や証券の勉強をした?という説明に続けて?②ではその図書館の話を?している?ようです……まず?どこにでも?暴徒?並みに?底抜け騒ぎをする人たちが?一般に?いた?と言っている?……そうやって?暴徒並みに底抜け騒ぎをする人たちが一般にどこにでもいるのなら?じゃあそのイェール大学の共済会・クラブ会館の図書館にもいたのか?と思いそうなところだけれど?それが違って?そんな暴徒並みに底抜け騒ぎをする人たちは?その図書館の中にまでは決してやって来なかった?と……だから?その図書館が?作業をして取り組み勉強するのに良い適した所・空間・場だった?と……イェール大学の学生?卒業生?っていうのが?どれくらいの年齢の人たちが?そのイェール大学の共済会・クラブ会館を利用していたのか?わかりませんが?どうやら?若い人とかは?結構?騒いだりしていた?のでしょうか?……だから?②の最初の説明が入っている?のでしょうか?……ただ?そうやって騒ぐ?若い人たちも?図書館には決してやって来なかった?と……だから?邪魔されずに?①で言っていたように?念入りに細心に?勉強できた?ってことでしょうか?……そりゃまあねえ……どうせやるなら?実のある時間にしたい?でしょうか?……遊びたいのに?休みたいのに?そこを我慢して?勉強するわけだから?……バカ騒ぎする連中に邪魔されたくない?でしょうか?……でもこの②の説明がわざわざ入っているというのは?逆に言えば?そうやってバカ騒ぎする輩が?少数ではあっても?どこにでもいた?ってことじゃないでしょうか?……もしかしたら?「自分」みたいな勉学に励む?のは少数派?……バカ騒ぎの方が?多数派?世の中に溢れてた?……そんな社会の風潮?様子?も伺えないでしょうか?……だけど作者は?「自分」支持派?……トム流否定派?……なんでしょうねえ……トムってのは?もしかしたら?作者が良しとしない?性質?素行?性格?人間性?ってのを凝縮した人物?としてこの物語に登場させられている?……こういうあり方は人として間違っている?こんな人間になってはいけない?っていう悪い典型例?反面教師?を読者の目の前にわかりやすく示すために?トムという人物像が作られている?……トムに負わされた役目?というのは?クズでダメ男でゲス野郎とは?どういう人間なのかを?わかりやすく具体的な事例を通して見せること?なんでしょうか?……作者は?そのために?トムを登場させている?ようにも?思われたり?しませんか?……悪役?ってこと?ですかねえ?……そのトムの姿を通して?逆に?対照的に?「自分」の良さだったり?またギャッツビーの?神っぷり?だったり?が引き立つ?際立つ?でしょうか?……どうやら?作者には?はっきりとした?明確な?善悪の?価値観?信念?に近いようなものがあって?その善を推奨し?その悪を排除?矯正?でもしたい?のでしょうか?……読者に?人はこうあるべきだ?と訴えたい?ことがある?……この物語は?読者に?そうしたことを訴えたくて?書かれたもの?なんでしょうか?……。
③ After that, if the night was mellow, I strolled down Madison Avenue past the old Murray Hill Hotel, and over 33rd Street to the Pennsylvania Station.
「あることの後で……それは、そうやって図書館で投資や証券の勉強をしたことだ……もし・ある場合は……その晩が……ある状態だった……それは、すばらしい・すてきな・魅力ある・ここちよいことだ……「自分」は……ぶらぶら散歩した……(街路)に沿って……どこかというと、マディソン街だ……ある所を通り過ぎて……それは、古い・古くからの……マリーヒルホテルだ……その後……あるものを越えた・渡った……それは、三十三丁目だ……どこに向かったかというと、ペンシルベニア駅だ…… 」
that は、①で説明されていた studied investments and securities for a conscientious hour を指すのではないでしょうか?
Madison Avenue マディソン街は、Fifth Avenue 五番街の東隣りにあるようで、広告業界を象徴する?地域のようです……イェール大学の共済会・クラブ会館?はニューヨークの中心街?にあった?のでしょうか?……その近くに?古くからある?Murray Hill Hotel マリーヒルホテルというものがあった?のでしょうか?……多分?誰でも知ってるような?有名な?ホテル?とかだった?のでしょうか?……そこから?三十三丁目を超えて?渡って?ペンシルベニア駅に向かった?と……ニューヨークでは? Avenue は南北に走る通り?を表し? Street は東西に走る通り?を表す?ようなので?南北方向に進んだ後?東西方向に進み?最後の到着場所が駅だった?……そこから電車に乗って?ロングアイランド島?の自宅に帰る?のでしょうか?……ちなみに?ニューヨークの Madison Avenue マディソン街の近くにMurray Hill マリーヒルという上流階級とか?高級住宅地を思わせる?地域があった?ようです……。
①で説明した図書館での勉強後?暗くなった?晩の?様子が?すばらしい・すてきな・魅力ある・ここちよい状態だった場合には?ぶらぶら散歩した?と……それが?ニューヨークの中心街?のようではないでしょうか?……本当は?もっと近くの駅?から電車に乗るはずなのだけど?ぶらぶら散歩することもあった?と言っている?ようです……少し?ニューヨークの街を?楽しんだ?って感じ?だった?のでしょうか?……大都会のど真ん中?に会社があって?太陽が上る頃には?その大都会に出ていて?太陽が沈んだ後も?まだ大都会で過ごしていた?……そんな様子が?覗われる?でしょうか?……まあ?地方から?都会にせっかく?出てきたのだし?どうせなら?思いっきり?どっぷり?都会生活に浸かる?ってこと?でしょうか?……通勤には?時間がかかる?……でも?家賃が?格安だし?……帰って?寝るだけ?生活?……こういうところも?もしかしたら?地方から都会に出てきた?若者に?一般的な?よくある?生活パターン?だったり?したのでしょうか?……まだ暗いうちに起きて?出社して?仕事して?勉強して?そして帰宅前に?一日の最後に?ささやかな?楽しみ?がニューヨークの街を?ちょっとぶらぶら散歩する?てな感じ?だった?のでしょうか?……慎ましやかで?勤勉な?なんだか愛おしささえ感じてしまいそうなくらいの?(大袈裟な言い方?かもしれないけれど?)生き様?に思えませんか?……もう?「自分」?好感度?爆上がり?じゃないですか?……本当に!なんて!好青年 ‼ ……そう思われる方?沢山?いらっしゃいませんか?……お父さん、もし息子のそんな姿を知ったら?目を細めて?喜んでらっしゃるんじゃ?ないでしょうか?……本当に?誇らしい?……立派に育ってくれたなあ?みたいな?……もはや?模範青年?……ただ?「自分」は?トムの場合とは違って?模範を示す目的で登場させているわけではないような?……むしろ?「自分」は?作者の分身?的存在?のような?……作者的には?「自分」のようなあり方?姿?過ごし方?生き方?が普通?で当たり前?って感じ?がしないでしょうか?……「自分」が模範なんじゃなくて?トムがおかしすぎるんだ?異常なんだ?みたいな?……だからこそ?「自分」目線で物語が語られている?ような?……この作者は?とっても高くて厳格な?規範?に従って生きてきていて?それが当たり前で?その当たり前が?世間で当たり前になってなさそう?なところに?異を唱えている?……おかしいだろ?違うだろ?って?……当たり前が?当たり前として?当然?通るべきだろ?って?……当たり前を?忘れてる?ように見える?世間の方こそ?おかしいぞ?って?……なんでしょう……そういう?警鐘?みたいなものも?鳴らそうとか?してる?でしょうか?……この作者?なかなかに骨太?っていうか手強い?っていうか?……うーーーーん……立派すぎる?すごすぎる?厳しすぎる?聖人君子?……やっぱり?(そういう意味でも?)よっぽど?自信がある?……自らの考え?価値観?信念?に揺るぎない?絶対的な?自信?と確信?がある?……反発?を感じられる?読者の方も?もしかしたら?いらっしゃる?かもしれない?でしょうか?……そうですねえ……あんまり?上から目線で?押し付けられちゃうと?ねえ……作者の分身は「自分」?だとすれば?結局?そうした?反発を招きかねない?作者の考えが全面に押し出されてくる?可能性が高い?のかもしれません……ただ?それでも?忘れてならないのは?この物語の主役は?トムでも?「自分」でも?なく?ギャッツビー?のはず?じゃあないでしょうか?……なんだか作者に反発を感じてしまう?って方も?ぜひ!ギャッツビーに期待してください!……ギャッツビーは?サンタクロースで?道化で?神レベル?神並み?の人物として?作者はこの物語に登場させている?ようではなかったでしょうか?……これから?いったい?ギャッツビーのどんな物語が展開していくのか?……ぜひ!そこに注目して!続きをみていってください!……。
④ I began to like New York, the racy, adventurous feel of it at night, and the satisfaction that the constant flicker of men and women and machines gives to the restless eye.
「「自分」は……始めた・し出した……何をかというと、好きになる・気に入ることだ……ニューヨークを……(加えて)あの・特定の……一種独特の・活気(生気)のある……冒険好きな・大胆な・進取の気性に富んだ・危険な・危険の多い……感じ・気配を……何のかというと、ニューヨークだ……いつのかというと、晩だ……加えて……満足・喜びだ……その満足・喜びを……絶えず続く・ひっきりなしの……ちらちらすること・一瞬現われることが……何のかというと、男たちだ……加えて……女たちだ……加えて……機械で動くもの(自転車・オートバイ・自動車など)だ……与える・もたらす……何にかというと、変化を求める・満足していられない……目・眼・視覚・観察力だ……」
it は、New York を指すのではないでしょうか?
that は、直前の satisfaction を指して言いかえているのではないでしょうか?……また、本来 gives の後に来るはずの satisfaction が前に出ているのではないでしょうか?……。
③まではニューヨークで「自分」がどんなふうに過ごしていたのかを説明していた?ようでしたが?④では「自分」がニューヨークやそれにまつわるものに?感じるようになった?思いなどを説明している?ようではないでしょうか?……「自分」が好きになり気に入り始めた?ものがあったよう?なのですが?その最初に上げられている?のが?ずばり?ニューヨーク?という街?だと?……二つ目が?そのニューヨークという街の晩時のあの特定の一種独特の活気(生気)のある冒険好きな大胆な進取の気性に富んだ危険な危険の多い感じ・気配?だと?……更に?三つ目が?ある満足・喜び?だと?……その満足・喜び?というのは?男たちと女たちと機械で動くもの(自転車・オートバイ・自動車など)の絶えず続くひっきりなしのちらちらすること・一瞬現れることが与える・もたらすもの?だと?……そうした?満足・喜び?を何に対して与えてもたらしているのかというと?変化を求める満足していられない目・眼・視覚・観察力?だと?……要は?ニューヨークを気に入るようになった?と言っている?……そして?じゃあ?具体的にどんなところを気に入るようになったのか?を詳しく説明している?……それが?ニューヨークの晩時に感じられる?気配?空気?雰囲気?……一種独特の活気(生気)のある?進取の気性に富んだ?危険な匂いすら漂っていそうな?気配?……そして?絶えずひっきりなしに?男や女や乗り物が色々?ちらちらと?一瞬現れる?様子が?変化を求めて満足していられない目・眼・視覚・観察力に与えてもたらしてくれる満足・喜び?……要は?ニューヨークの夕刻?晩?の雰囲気?が好きだ?と……それに?大都会だから?男も女も?乗り物も?ひっきりなしに?通り過ぎていく?……その様子を見るのが楽しい?好き?飽きない?ってこと?じゃあないでしょうか?……多分?知らない人だらけ?……「自分」の地元だと?知らない人だらけ?ってわけにはいかない?……知ってる人?が沢山?いたりする?……それが?都会だと?知ってる人なんていないも同然?……そこも?新鮮?だったり?気楽?だったり?する?のでしょうか?……つまるところ?大都会での生活を楽しんだ?と言いたい?のではないでしょうか?……仕事して勉強して寝る?だけの繰り返しの毎日?ってな感じがするけれども?だからといって?つまらなかったわけじゃないよ?って?……それでも?都会生活を楽しんでいたよ?って?……ぶらぶら散歩して?街行く人を眺めるだけでも?楽しかったよ?って?……なんて!慎ましい!……そんな些細な?ほんのちっちゃな?わずかな?散歩で?満足って ⁉ ……足るを知る?とはこのこと?でしょうか?……すごいですねえ……立派すぎて?素晴らしすぎて?あまりに慎ましすぎて?もう?言葉がない?……うーーーーん……いや、学生の本分は勉強ですから?みたいな?……いや、「自分」学生じゃないし?……でも?まだ?見習い?修行中?の身?ですから?みたいな?……すごいですねえ……まさしく?模範的な?好青年?……見方によっては?「自分」の地元は?それくらい田舎だった?とも言える?……ただ少し歩くだけでも?楽しい?満足?と思えるほどに?ニューヨークの街は?心躍る?空気に溢れた?都会?だった?と……若いし?何もかもが新鮮に感じられて?眺めるだけでも?十分満足?と思えた?のかもしれない?ですねえ……さて、眺めるだけで?どんなふうに楽しんでいたのか?詳しい説明が続く?ようです……先をみていきましょう……。
⑤ I liked to walk up Fifth Avenue and pick out romantic women from the crowd and imagine that in a few minutes I was going to enter into their lives, and no one would ever know or disapprove.
「「自分」は……好んでいた・好きだった……何をするのがかというと、歩くことだ……あるものに沿って・あるものづたいに……それは、五番街だ……そして・それから……選ぶ・見つける・掘り出すことだ……何をかというと、不思議な・非現実的な・夢のような……女性たちだ……何からかというと、群集・人込みだ……そして・その後……心に描く・思いめぐらす……何をかというと……ある時間が経った後……それは、数分・短時間だ……「自分」が……ある状態だった……あることをしようとしていた……それは何かというと、はいる・侵入することだ……何の中にかというと、その不思議な・非現実的な・夢のような女性たちの……生活・暮らし・人生だ……それに・付け加えると……一つもない……人が……あることをするであろうと……いつであれ・いつでも・決して(ない)……知ることだ……同様にない……不可とする・非とすることだ……」
that は、「これから文が続く」ことを表し、imagine の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?
their は、romantic women を指すのではないでしょうか?
④でぶらぶら歩くだけでも楽しい?と説明した上で?今度は⑤で「自分」は五番街に沿って・五番街づたいに歩くのを好んでいた?と……で?それも?どうやら?ただ歩くだけじゃなさそう?……じゃあ?何をするのか?と言ったら?群集・人込みから不思議な非現実的な夢のような女性たちを選び見つけて掘り出すことだ?と……で?そうやって群集・人込みから不思議な非現実的な夢のような女性たちを選び見つけて掘り出した後?心に描き思いめぐらすことがある?と……それは?数分・短時間の後「自分」がその不思議な非現実的な夢のような女性たちの生活・暮らし・人生に入って侵入しようとしていたことだ?と……なんと!「自分」好みの女性でも?探していた?のでしょうか?……ただ?探したからといって?ナンパとかはしない?……ただ?探して?その?「自分」好みの女性の生活・暮らし・人生に「自分」が入って侵入しようとしているところを心に描き思いめぐらした?と……これって?何が言いたいのでしょう?……要は?ただ?その「自分」好みの女性の生活・暮らし・人生がどんなものなのかなあ?と「自分」の心の中だけで考えてみた?ってことじゃあないでしょうか?……こんな部屋に住んでるのだろうか?とか、こんな食事をしているのだろうか?とか、そんな感じ?じゃないでしょうか?……どんな男性と付き合ってるのかな?とか、どんなデートが好きなのかな?とか、もしかしたら?そんなことも?考えたり?したかもしれない?でしょうか?……ちょっと「自分」、見方によっては?変な人?に思えなくも?ないような?……で?そんなふうに思われる可能性も?「自分」はよくわかっている?……だから?一言付け加えている?ようではないでしょうか?……それが?一人も決して知ることも非とすることもない?と……どういうことでしょうか?……「自分」は?あくまでも?自らの心の中だけで?いろいろ考えるだけだから?まあ?他の人にはわからないはず?でしょうか?……それならば?他の人は一人も?決して?「自分」がそんなふうに心のなかでいろいろ考えて(楽しんで)いることを知ることもないし?なおかつ?不可とし非とする?つまり非難とか批判することもない?……というより?知りようもないし?非難も批判もしようがない?と言いたい?のではないでしょうか?……つまり?「自分」が自らの心の中だけで考えるだけなら?他の人に何の害もないはずだ?ってことじゃあないでしょうか?……なんか?ちょっと?変人?っぽい?変わってる?……どうなんでしょうねえ……これって?こういうのって?男性?男子?にはよくある?普通?なんでしょうか?……それとも?よくはない?普通でもない?んでしょうか?……女性が?女子が?聞いたら?ドン引きする人とかも?いそうな?ような?……まあ?これも?「自分」の?慎ましい?楽しみ?の一つ?だった?んでしょうか?……まあ?考えようによっては?手当たり次第に声かけまくって遊びまくる?なんてのよりは?かわいいもん?大したことない?……それぐらい?「自分」は?異性関係でも?道を踏み外さず?ストイックに?自制した?日々を送っていた?様子が覗える?でしょうか?……。
⑥ Sometimes, in my mind, I followed them to their apartments on the corners of hidden streets, and they turned and smiled back at me before they faded through a door into warm darkness.
「時々・たまに……あるものの中で……それは、「自分」の……心だ……「自分」は……ついて行った……その不思議な・非現実的な・夢のような女性たちに……どこまでかというと、その不思議な・非現実的な・夢のような女性たちの……共同住宅の一室だ……どこにあるかというと、角・曲がり角だ……何のかというと、隠れた・秘密の……通り・街路だ……それから・その後……その不思議な・非現実的な・夢のような女性たちが……向きを変えた・振り返った……そして・その後……笑った・笑顔を見せた……後方に・戻した……何に向かってかというと、「自分」だ……あることが起きる前に……それは、その不思議な・非現実的な・夢のような女性たちが……徐々に見えなくなった・姿を消した……あるものを通り抜けて……それは、扉・ドアだ……あるものの中へと……それは、生気あふれる・刺激的な・みだらな……暗闇だ……」
them (their、they) は(すべて)、⑤で出てきた romantic women を指すのではないでしょうか?
⑤で少し?説明した?妄想?の追加情報?でしょうか?……いつもではないんだけど?時々?たまに?「自分」は心の中で?五番街を歩いて見つけた好みの?女性?について行った?と……その女性の?共同住宅の一室まで?と……その女性の共同住宅の一室はどこにあるのかというと?隠れた秘密の通り・街路の角・曲がり角だ?と……で?その女性の共同住宅の一室までついて行ったら?その女性が?向きを変えて振り返って?後方に?「自分」に向かって?笑って笑顔を見せた?と……そうやって笑顔を見せたのは?あることが起きる前だった?のだけど?それは何が起きる前だったかというと?その女性が扉・ドアを通り抜けて生気あふれる刺激的なみだらな暗闇の中へと徐々に見えなくなり姿を消したことだ?と……この⑥の説明は?すべて?「自分」の心の中だけで考えたこと?のようです……「自分」は?五番街を歩いていて見つけた好みの?女性?の姿を「自分」の心の中で思い浮かべて?その女性の家?住んでいる部屋?について行って?着いたら?なぜか?その女性が?後方にいる「自分」の方に向いて?笑顔を見せ?そして?扉・ドアを通り抜けて?その向こうにある?生気あふれる刺激的なみだらな暗闇の中へと徐々に見えなくなり姿を消した?と……これって?何を言おうとしているのでしょうか?……すべて?「自分」の心の中だけで色々考えたことだから?対象となる女性の家は?隠れた秘密の通り・街路にある?ようです……で?「自分」の心の中で思い浮かべて考えたのは?その女性の家の扉・ドアまで?ってこと?のようじゃあないでしょうか?……対象となる女性が?自らの家の中に入った後は?なぜか?生気あふれる刺激的なみだらな暗闇の中?のようです……何が言いたいのでしょうか?……本当は?「自分」好みの女性が?夜分の?暗い部屋の中で?どんなふうに過ごすのか知りたい?ってことじゃあないでしょうか?……要は?やらしい?妄想?……だけど?お行儀の良い?自制した日々を送る?いついかなるときでも?自律心を働かせて?理性に従って行動する?「自分」が妄想するのは?あくまでも?好みの女性の家の扉・ドアの外まで?ってこと?……「自分」好みの女性であっても?その女性が家の中に入ったら?そこから先は?踏み込まない?追わない?考えない?触れない?そっとしておく?……ちなみに?⑤で群集・人込みから「自分」が選んで見つけて掘り出していた?女性というのは?一人じゃない?何人もいた?ようではないでしょうか?……なんでしょうねえ……毎日?平日は?仕事と勉強に明け暮れる中?唯一?息抜きが?一日の終わりに?短時間?散歩したときに?一瞬すれ違った?好みの女性の?妄想?だった?……うーーーーーん……こういう過ごし方を?否定的に捉える人もいれば?まるで俗世と一線を引いた聖人君子?聖職者?のようなあり方だと?肯定的に捉える人もいる?でしょうか?……まあ?あくまでも?この時期の「自分」は?こうだった?ってことかもしれません……まだ?債券を扱う仕事を始めようと?故郷の米国中西部から米国東部に出てきたばかりだし?遊びよりも?異性よりも?仕事に勉強が最優先?みたいな?……仕事と勉強一辺倒?の毎日だったんだけれど?でも本音を言えば?やっぱり?異性が?気になる?……「自分」は確か?年齢が?二十八か二十九?だった?ような?……その年齢の成人男性なら?異性に興味があるのが当然?普通?……だけど?今はまだ?お父さんに経済的援助までしてもらってるし?女に現を抜かしているときではない?……だから?妄想だけ?……しかも?暗闇の手前まで?……やっぱり?立派?……でも?案外?妄想を?暗闇の手前で踏みとどまる?ってのは?「自分」自身のためにも?良かったり?したのでしょうか?……妄想であっても?暗闇の中まで踏み込んじゃうと?現実でも?そうなってしまいそうだったり?したかも?しれない?……ここでも?自らを律する?「自分」の真面目なところ?とか出ている?でしょうか?……この程度の妄想くらい?許してあげたら?って?大したことないじゃん?って?……作者は?もしかしたら?そんなふうに?思っている?……いや?「自分」のようなあり方こそ?手本にすべき?いや?普通で?当たり前?こうあるのが当然?って?……もしかしたら?作者は?自身にも?他人にも?厳しい?かもしれない?ように思われませんか?……だけど?世の中?「自分」のような人だらけになったら?本人も?周りの人も?みーんな?幸せになれる?でしょうか?……少なくとも?トムみたいなのでは?本人も?周りの人も?幸せにはなれない?……作者の?言ってること?訴えようとしてること?こそが?正解?……だからこそ?この作者は?自らの信念に?絶対の信頼と自信を持って?この物語を書けている?のでしょうか?……。
⑦ At the enchanted metropolitan twilight I felt a haunting loneliness sometimes, and felt it in others — poor young clerks who loitered in front of windows waiting until it was time for a solitary restaurant dinner — young clerks in the dusk, wasting the most poignant moments of night and life.
「ある時刻に……それは、魔法をかけられた・魅了した状態の・うっとりした……大都市の・首都圏の……薄暮・たそがれ時だ……「自分」は……感じた……何をかというと、心から離れない・忘れられない……孤立・孤独だ……時々……そして・なおかつ・同時に……感じた……その心から離れない・忘れられない孤立・孤独を……あるものにある……それは、他のものだ――(その他のものとは)貧乏な・貧しい……年の若い・青年の……事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーだ……その貧乏な・貧しい年の若い・青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーは……ぶらついていた・(ある場所を)立ち去らないでいた……どこかというと……前・前部・前側だ……何のかというと、窓・窓ガラスだ……待っている・待ち構えている状態で……いつまでかというと……時間が……ある状態だった……それは、時刻・時間だ……何のかというと……ひとりぼっちの・単独の・孤独の……料理店・飲食店・レストラン(の)……夕食・ディナー・晩餐だ――(そうした貧乏な・貧しい年の若い・青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーを別の言い方で表せば)年の若い・青年の……事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーだ……どの時間かというと……たそがれ・薄暮・薄闇時だ……浪費している・無駄にしている・のがしている状態で……何をかというと、最も……痛快な……瞬間・時間・時機・機会だ……何のかというと、晩・夜・夕刻だ……加えて……一生・生涯だ……」
最初の it は、a haunting loneliness を指すのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、最初の方は直前の others を具体的に言い換えていることを表していて、後の方は poor young clerks 〜を別の言い方で表現していることを示しているのではないでしょうか?
who は、直前の poor young clerks を指して言いかえているのではないでしょうか?
二つ目の it は、漠然と時刻や時間を表すときに使われるものではないでしょうか?
⑤⑥と「自分」の密かな?ささやかな?楽しみ?を説明した後に?今度は⑦で「自分」が感じた別の話をしている?ようです……何を感じたのか?……それは、心から離れない・忘れられない孤立・孤独だ?と……どんなときに感じたのか?……魔法をかけられた・魅了した状態の・うっとりした大都市の・首都圏の薄暮・たそがれ時だ?と……もしかしたら?共感される読者の方々も?沢山?いらっしゃったり?するかもしれない?でしょうか?……なんでしょう……なんだか?センチメンタルな?気分に?なったり?するような?感じ?でしょうか?……ただ?そうした?心から離れない・忘れられない孤立・孤独?を感じたのは?他にもあった?と……それは何か?……貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーだ?と……その貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーは?窓ガラスの前でぶらついて立ち去らないでいた?と……どうしてか?……ひとりぼっちの単独の孤独の料理店・飲食店・レストランの夕食・ディナー・晩餐の時間になるまで待っている・待ち構えている状態だったからだ?と……そのような?たそがれ・薄暮・薄闇時の年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーというのは?晩・夜・夕刻と一生・生涯の最も痛快な瞬間・時間・時機・機会を浪費して無駄にしてのがしている状態だ?と……どうやら?ニューヨークの中心街には?貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカー?らしき者が何人も?多数?沢山?見かけられた?のでしょうか?……そして「自分」は?そうした貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーの姿を見て?心から離れない・忘れられない孤立・孤独を感じた?ようです……なぜか?……その貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーが?ひとりぼっちで単独で孤独な状態で料理店・飲食店・レストランの夕食・ディナー・晩餐を食べられる時間になるまで?窓の前でぶらついて立ち去らないで待っていた?待ち構えていた?からだ?と……そして?そんなふうに?たそがれ・薄暮・薄闇時に?ただ?ひとりぼっちで単独で孤独な状態で料理店・飲食店・レストランの夕食・ディナー・晩餐を食べられる時間になるまで窓の前でぶらついて立ち去らないで待っていた?待ち構えていた?時間というのは?晩・夜・夕刻と一生・生涯の最も痛快な瞬間・時間・時機・機会を浪費して無駄にして逃している状態じゃあないか?と……なんでしょうねえ……誰かと一緒でなければレストランなどで食事がしにくい?それで?待っていた?……で?当然?待つのも?ひとりぼっちで単独で孤独な状態?でしょうか?……だから?その姿に?心から離れない・忘れられない(ほどの?)孤立・孤独を感じた?のではないでしょうか?……そして?同時に?そうやって?ただ待つだけ?の時間というのは?晩・夜・夕刻と一生・生涯の最も痛快な瞬間・時間・時機・機会を浪費して無駄にして逃しているのではないか?と……そこにも?同情するような?思いを感じていた?……もしかしたら?「自分」の立場?状態?だって?そうした貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーとそれほど変わらなかった?……だからこそ?共感するものがあった?……そうした貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーの姿は?「自分」の姿でもあった?……だから?心から離れない・忘れられない孤立・孤独を感じた?……そして?そんなふうに?晩・夜・夕刻と一生・生涯の最も痛快な瞬間・時間・時機・機会を浪費して無駄にして逃しているのは?その貧乏な貧しい年の若い青年の事務職員・(銀行の)行員・オフィスワーカーだけではなかった?……「自分」だって?一緒?似たりよったり?……もしかしたら?「自分」の思いは?「自分」は?そう感じていた?のかもしれない?……つまり?この⑦では?「自分」が目にした若者の姿を通して?実は「自分」自身の姿を?間接的に?伝えている?のでしょうか?……故郷の米国中西部から米国東部に出てきて間もない頃の「自分」というのは?大都市のど真ん中で?そんなふうに過ごし感じていた?と……なんでしょう……百年近く前のニューヨークでも?現代の東京とかでも?なんだか?似てる?ような?感じが?しないでも?ないような?……まあ?そもそも?現代の東京とかって?米国のニューヨークとかの大都市を?真似て?模倣して?でき上がってきた?都市?でしょうか?……それならば?別に?不思議でもない?のでしょうか?……場所は?米国と日本と大きく違うようでいて?中身とか?感じるところとか?よく似てたり?しないでしょうか?……百年近く前に米国を舞台に描かれた物語のはずなのに?現代の日本人が読んでも?何の違和感も感じなさそうな?……文明とか科学とか発達してるようでいて?人の営みとか?感じるものとか?って大して変わらない?んでしょうか?……いつの時代でも?どの国でも?若者って?お金がないもの?なんでしょうか?……しかも?この物語で描かれているのは?1925年頃の米国経済が好景気に沸いて?社会全体が豊かなはずの時代?じゃないでしょうか?……そうした時代でも?若者には?お金がまわっていなかった?んでしょうか?……まあ?駆け出しのはずの若者が?お金持ってる方がおかしい?不自然?なんでしょうか?……「自分」だって?父親に経済的援助をしてもらっている?ようでしたし?……作者は?もしかしたら?こういう?沢山?多数の?若者の姿こそ?自然で当たり前?当然?じゃないかと?言いたい?のでしょうか?……。
今回の考えるヒントに上げた箇所ですが…… the most poignant moments of night というのは?晩・夜・夕刻の遊び時?ってこと?でしょうか?……そして、the most poignant moments of life というのは?人生・生涯の遊び時?ってこと?でしょうか?…… poignant の基本的な意味は、arousing a sense of sadness or regret のようなので、ここでは、痛快な、という意味と併せて?その the most poignant moments を浪費して無駄にして逃している?ということで?そうやって浪費して無駄にして逃したら?残念だなあ?とか嘆かわしいなあ?とかといった思いが生じる?という意味合いも込められて?使われている?でしょうか?……晩・夜・夕刻の遊び時?というのは?飲んで騒ぐ?ってこと?でしょうか?……人生・生涯の遊び時?というのは?若いうちに?謳歌する?みたいな?感じ?でしょうか?……そういう絶好の?機会に?ただ?待ってるだけ?という過ごし方は?残念で?嘆かわしい?と……これは?「自分」の感じたところ?でしょうか?……つまり?「自分」も?本心は?遊びたい?と?……仕事と勉強(それに妄想)ばっかり?ってのは?残念で嘆かわしい?と思っていた?……年齢が二十八か二十九くらいの成人男性なら?そう思っても無理はない?当然?自然?……それに?しかも?その場所が? enchanted metropolitan 魔法をかけられた・魅了した状態の・うっとりした大都市・首都圏?と……なんだか?魔力にあふれた?遊び場なんかも?あちこち?いろいろ?ありそう?……これが地方だと?そうした遊び場自体が?ない?とか少ない?……だけど?都会には?魅力や?魔力に?あふれた?色々が?いーっぱい?沢山?ある?……だけど?そんな遊びに?流されれば?魔の手に?落ちて?はまってしまえば?……どうなるんでしょう?……怖いですねえ……優等生で?出来すぎくらいの?好青年の「自分」でも?まあ?自立しきれてはいなくて?未熟な部分も?ある?でしょうか?……そんな?未熟な部分もある?がゆえに?「自分」でも?遊び時を逃しているのは残念で嘆かわしい(のではないか)?と思ってしまっている?ようではないでしょうか?……⑥で見たように? romantic 不思議な・非現実的な・夢のような?女性たちも?沢山?いるようだし?都会には?地方にはない?魅力?魔力?がある?……ぱっと見?そういう魅力?魔力?に惹きつけられる?吸い寄せられる?目眩ましにあう?……だから?遊び時を逃してしまってもったいない?みたいなことを?思ったり?している?……どうなんでしょうねえ……若い?ってのは?元気いっぱい?エネルギーに満ち溢れている?……その溢れんばかりのエネルギーを?何に使うのが正解?なんでしょうか?……遊び?……それとも?勉強?仕事?……なんでしょう?……アリとキリギリスのお話?ってコツコツ働き者のアリは?後々安泰?だった?一方?遊んでばっかりのキリギリスって?いわば?尻すぼみ?だった?……年齢を重ねるごとに失っていく?エネルギーを?未来を切り開き?将来につながる?ような?勉強や仕事に?注ぎ込んでいれば?年齢を重ねるごとに?若いときに勉強や仕事に打ち込んでいて良かった?となっていく?のでしょうか?……逆に?若いのに勉強や仕事なんてもったいない?っていうんで?遊び優先?って過ごし方でいると?やっぱり?努力してない分?それに見合った?結果?人生?ってことに?なるんでしょうか?……各自の?選択の?問題?……ギャッツビーの邸宅で開かれていた宴じゃないけれど?酒飲み上げて?遊び呆けた挙句の果ては?二度と元には戻らない?取り返しのつかない?車の横転事故?……じゃあ?遊び時を逃しているようでもったいない?とでも思いながらも?それでも?仕事と勉強に明け暮れている?らしい「自分」には?その先にどんな道?人生?が待っているのか?……まあ?少なくとも?車の大事故とかではなさそうな?……自らが?日々どんなふうに過ごしているかで?将来って変わってくる?のでしょうか?……「自分」を始めとする?この⑦で描かれている?らしい若者たちは?まだ貧しい時期かもしれなくても?将来は?明るかったりする?……だって?ひとりぼっちで単独で孤独な状態の中?遊びに流れず?頑張ってる?んだから?……少なくとも?泥酔しないから?事故ることもない?……なーんだ?事故らないだけかよ?なーんて?声も?聞こえてきたり?する?でしょうか?……だけど?事故るか事故らないかって?人生大きく違わないですか?……事故れば?下手したら?死ぬことだって?あるんじゃないでしょうか?……事故って死なないにしても?人生が大きく狂う?なんてのは?十分?ありうる?んじゃあないでしょうか?……それに?事故って無傷でも?他人様とかに?怪我負わせるとか?迷惑かければ?どうなるんでしょうねえ?……ただでは済まなかったり?するかもしれない?……事故らないだけでも?いや?事故らないからこそ?平穏な日常を?いつもと変わらず?ずっと?送り続けることができる?んじゃあないでしょうか?……作者はこの⑦で「自分」に?遊び時を逃してもったいない?みたいなことを?言わせている?ようですけれど?これを?言葉通り?額面通り?に受けとめたら?作者の真意?意図?とは違ってこない?でしょうか?……「自分」ですら?遊び時を逃してもったいない?なんてなことを?思っている?んだけれども?そう思いながらも?「自分」は?遊んでないよ?って?……そして?きっと「自分」と同じように?遊び時を逃してもったいない?みたいなことを?思いながらも?「自分」と同じく?遊びを選ばず?独立独歩?将来のために?勉強や仕事に励む若者が?何人も?多数?沢山?いるよ?という姿を?示そうとしている?んじゃあないでしょうか?……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
さらっと読めば?「自分」が債券を扱う仕事を始めたばかりの頃に?どんなふうに過ごしていたのか?が書かれているだけ?って感じ?がするけれども?その「自分」を庶民を代表する一人?という視点で捉えれば?その時代の様子?なんかもわかってくる?……それに?何が書かれているのか?作者が何を文字にして描いているのか?という点に注目すれば?作者が何を言いたいのか?読者に何を伝えたいのか?読者に何をわかってほしいのか?などといったことも?見えてくる?でしょうか?……読む側としては?できるだけ?そうしたところまで?作者の思いを?真意を?受けとめていくことができたら?作者に喜んでもらえる?作者としては?作者冥利に尽きる?な〜んて?思ってもらえたり?するかも?しれない?と思いませんか?……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「45ページ末尾から2-1行目 the most poignant moments of night and life とはどういうことを言っているのか」 ですが……⑦で説明したとおりです。誰でも?そりゃ遊びたい?……だけど?その気持ちのままに?遊んでしまう人と?その気持ちを棚上げして?勉強や仕事を選ぶ人と?大きく二つに別れる?……遊びたいから遊べば満足するだろうし?遊びたくても勉強や仕事を優先すれば先々で報われる?……どちらを選んでも?利はある?……その利が?今すぐか?将来か?ってところが異なる?でしょうか?……ただ?アリとキリギリスのお話にまでなっているくらい?先人は?昔から?将来のために今努力する?って方が?賢明だ?と考えられてきた?ようではある?でしょうか?……軽薄か?堅実か?って違い?のようでもある?でしょうか?……この作者は?軽薄に未来はない?堅実こそ?実のある未来が開ける?と思っている?でしょうか?……もしかしたら?1925年頃の米国には?軽薄な遊びの風潮の方が?強かったり?蔓延してたり?したのかもしれない?でしょうか?……だから?作者は?そんな米国社会に対して?軽薄じゃなくて?堅実こそあるべき姿だ?と必死で訴えようとしていたのでしょうか?……それも?堅実が理想なのではなくて?堅実は当然あるべき姿なのだ?と……そもそもずっと堅実であったものが?好景気に沸く中おかしなことになって?軽薄に流れてるけど?その軽薄は?あくまでも?好景気故に?逸脱した?異常な?状態であって?本来の?当たり前だった?堅実に戻るべきだ?戻らなきゃいけない?と……つまり?作者の感覚では?堅実でなくなってる社会の方こそおかしい?と……軽薄がはびこってる社会は異常だ?と……堅実を思い出せ?と……堅実こそ?人と社会の当たり前の姿なのだ?と……これ以上ないくらい?地についてる?……好景気の中ふわふわと遊んじゃってた人は?作者のこんな訴え?どんな気分で聞いていたでしょうねえ……っていうか?果たして?ちゃんと受けとめていたんでしょうか?……右から左へ聞き流す〜って感じだったり?してなかったんでしょうか?……社会全体にお金があふれてて?いくらでも遊びに流れてしまえる状況で?果たして?どれだけの人が?作者のこれほどまでにお堅い?お説教?に耳を傾けていたのでしょうか?……そんな?まともに聞きそうな人がいないんじゃないか?って状況でも?それでも?真剣に?必死で?自らの信ずるところを?曲げることなく?声を大にして?訴えようとした?作者は?やっぱり?よほど自信があるし?自らの考えが絶対に正しい?という確信がある?のではないでしょうか?……そして?その自らの考えを?世間の人たちに?なんとしても?訴えなければならない?という切実な?必要性?思いも?あった?のではないでしょうか?……どうして?そこまでして?訴える必要がある?と思ったのか?その理由も考えていきたいと思います……。
次回は、また愛しいあの女性?に話が戻る?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
第72回の範囲は、46ページ1行目から46ページ20行目途中まで(Again at eight o’clock, 〜から、had eluded me that night at Daisy’s まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 46ページ6行目 unintelligible 70 gestures とはどういうことを言っているのか
次回は、屈折してない?それ本当?ってな「自分」の一面?言葉が?……ぜひまた一緒にみていってください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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