Gatsby-60

このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。

取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。

ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。

(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)

 

前回まで……ギャッツビーの邸宅の庭では、大勢の来客がそれぞれに?宴を自由に楽しむ中、夜中近くになっているようです……辺りは一面真っ暗い中、天には月が、そして陸の向こうに広がる海には星影が浮かび、どうやら現実を忘れてしまうような?幻想的な光景が広がっているようです……そんな現実とは思えない?夢のようなシチュエーションで?「自分」はベイカー嬢と一緒に宴を楽しんでいる?ようです……続きをみていきましょう。

 

原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。

第60回の範囲は、38ページ10行目途中から38ページ末尾から3行目まで(I was enjoying myself now 〜から、if he failed to understand. まで)をみていきます。

まず、今回の考えるヒントを上げます。

  • 38ページ末尾から7行目 an unusual party とはどういうことを言っているのか

 

なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。

主に使用する辞書

『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)

『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)

『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)

 

それでは今回の範囲をみていきましょう。

① I was enjoying myself now. I had taken two finger-bowls of champagne, and the scene had changed before my eyes into something significant, elemental, and profound.

「「自分」は……ある状態だった……それは、楽しんでいた・愉快に過ごしていた……その時……「自分」は……ある状態だった……それは、食べた・飲んだ・口にした……二つの……食卓に出す指を洗うための鉢だ……何が入っていたかというと、シャンパンだ……それから・その後・その結果・そのせいで……「自分」の目に見える景色・情景が……ある状態になった……それは、変化した・一変いっぺんした……あるところの前で・面前めんぜんで……それは、「自分」の両目だ……ある状態に変化した……それは、何かだ……(どのような何かかというと)重要な・重大な・意義深い……本質的な・基本的な・根本的な……なおかつ・同時に……深みのある・深遠しんえんな・大層たいそうな(何かだ)……」

前回の最後は、ベイカー嬢と一緒にあるテーブルにいて、そこに「自分」と年齢が同じか近そうな男性も座っていたようでした……そうした中、どうやら「自分」はもうその時には愉快に過ごしていた?ようです……そうなる前に?でしょうか?……例の?食卓に出す指を洗うための鉢のような?大きな器に入ったシャンパンを二杯も?飲んでいた?ようです……要は、シャンパンのがぶ飲み?……もう、味わうレベルではない?……水を飲むように?酒を飲む?……こわっ……で、そんな飲み方をしていたら?あんじょう?かどうかわかりませんが、「自分」の目に見える景色・情景が変化した?ようです……どんなふうにかというと、何か重要で重大で意義深い、本質的で基本的で根本的な、なおかつ深みのある深遠な大層なものだ?と……なんでしょう……大して意味もない?景色・情景が、なんだかとても重大な意味のある本質的な大層なものに見えてきた?というより、思えてきた?のでしょうか?……酔っ払っているから?感覚がおかしくなっている?と言いたい?のでしょうか?……しらふならどうでもいいものだと思うようなものが?泥酔でいすいしてとても重大な大切なものに見えてきた?ようです……もうこうなってくると?思考力とか判断力とか当てにならない?でしょうか?……こういう状態で見たものも聞いたものも感じたことも?信用はできない?でしょうか?……うそを真実と思い込んだり?逆に現実なのに夢かと勘違いしたり?何もかもが逆さま?になったり?する?ことも?ある?……本能のままに?欲望のままに?信じたいことを真実と信じ込み?否定したいことは嘘だと決めてかかる?……酒は怖い?……どうやら、「自分」はここまで酔っ払った状態になった?ようです……宴の空気に?周りの調子に?合わせたのでしょうか?……そうしたら?こんなていたらく?でしょうか?……でも、本人は、"愉快に過ごしていた"と言っているようなので、気分良くご機嫌きげん?だった?ようです……だけど、後からしまった!なーんてことにならなければいいですけれど?……。

 

② At a lull in the entertainment the man looked at me and smiled.

「ある時点で……それは、中休みだ……何のかというと、余興よきょう見世物みせものだ……そのとき「自分」とベイカー嬢が座っていたテーブルで一緒になっていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が……目を向けた……誰にかというと、「自分」だ……そして・その後・続けて……笑顔を見せた・にっこりした……」

the entertainment は、前回(37ページ末尾から2-1行目とか38ページ3-4行目に)例を上げてあったような余興や見世物を指しているのではないでしょうか?

the man は、前回(38ページ9行目)に出てきた a man of about my age を指すのではないでしょうか?

前回宴が盛り上がって芸達者げいたっしゃな人が歌を披露ひろうしたり、素人しろうと芝居しばいが演じられたりしていた?ようでしたが、そうした余興や見世物がない中休み?のような静かになった時間?でしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、「自分」の方を見て?笑顔を見せてにっこりした?ようです……余興や見世物が披露されている間は?邪魔じゃまをしないようにしていた?のでしょうか?……でも、余興や見世物が披露されていない間なら?話しかけたりとかしても?邪魔にならない?ということでしょうか?……まあ、ワーッとかキャーッとかワイワイガヤガヤギャーギャー騒いでいたら?そんな中では声もかけにくい?……だけど、静かになったタイミングなら?同じテーブルに座ったよしみ?みたいな?感じで?ちょっとお愛想あいそで?とかで声をかけたりも?ありうる?でしょうか?……それに、「自分」の方を見て笑いかけてきた?らしいこの男性、「自分」と年齢が同じか近そうな?ようなので、なおさら年が近ければ、話してみようか?みたいな気持ちになったり?するでしょうか?……まあ、そんなこんなで?どうやら、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の方から、「自分」に対してアプローチした?近づいた?お近づきになろうとした?声をかけた?知り合いになろうとした?ようです……さて、何と声をかけたのか?……。

 

③ “Your face is familiar," he said, politely. “Weren’t you in the Third Division during the war?"

「『あなたの……顔は……ある状態である……それは、見おぼえのある……』そのとき「自分」とベイカー嬢が座っていたテーブルで一緒になっていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が……言った……丁寧に・上品に……『ある状態ではなかったか?……あなたは……あるものに属していた・入っていた……それは、三番目の……部隊・戦隊だ……ある期間の間に……それは、第一次世界大戦だ……』」

Your は、②で the man が目を向けた相手である、「自分」を指しているのではないでしょうか? you も同様ではないでしょうか?

he は、②と同じく、前回(38ページ9行目)に出てきた a man of about my age を指すのではないでしょうか?……②で「自分」に目を向けて笑顔を見せた後に、「自分」に話しかけた?のではないでしょうか?……。

Weren’t は、Were not を短く縮めた形ではないでしょうか?

the war は、これまでにも何度も出てきた第一次世界大戦のことを指しているのではないでしょうか?……この物語が出版されたのは1925年らしいこと、そして Chapter 1 で「自分」が第一次世界大戦で戦地に行ったときの話をしていたことなどから、この物語の中で身近な戦争といえば、第一次大戦と思われます……。

「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」の顔に見おぼえがある、と言って「自分」に声をかけた?ようです……ということは?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」を見たことがある?会ったことがある?ということでしょうか?……そうやって声をかけたときの様子は、丁寧で上品だった?ようです……まあ、泥酔状態でからむようなことはなかった?ようです……初対面の?見ず知らずの?相手に失礼のない?声のかけ方?話し方?だった?ということでしょうか?……続けて、第一次世界大戦中に「自分」が三番目の部隊・戦隊に属して入っていなかったか、と尋ねた?ようです……ということは?軍隊で「自分」を見たか会ったかした?ということ?でしょうか?……たしかに、「自分」は第一次世界大戦で戦ったという話を Chapter 1 でしていた?ようでした……しかも、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、具体的に?部隊・戦隊を特定して?話している?ようです……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性も?「自分」と同じように?軍隊にいた?ということ?でしょうか?……そして第一次大戦で戦った?ということ?でしょうか?……なんでしょう?……案外、「自分」くらいの年齢の男性だと、第一次大戦に行っている方が普通?だったり?したのでしょうか?……よくある?というか?……それとも、案外、世間はせまい?のでしょうか?……そんなに?そうそう?こんなふうに軍隊で一緒だった人に偶然ぐうぜん?出会ったりするものなんでしょうか?……その辺りのことはちょっとわかりませんが、まあ、とにかく、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」は、その接点せってんが?どうやら?第一次大戦時の軍隊つながり?のようです……。

 

④ “Why, yes. I was in the Ninth Machine-gun Battalion."

「『おや・まあ……はい・そうだ……「自分」は……ある状態だった……あるものに属していた・入っていた……それは、九番目の……機関銃・機銃きじゅう・マシンガン……部隊・戦隊だ……』」

Why, yes という「自分」の反応を見ると?どうも驚いている?ようでしょうか?……偶然にも?軍隊が同じだった人に出会うとは?みたいな?感じ?でしょうか?……そうすると、軍隊がたまたま同じだった人に会うというのはそれほど普通にあったわけでもない?のでしょうか?……で、「自分」は、③で訊かれた三番目の部隊・戦隊の中でも?九番目の機関銃・機銃・マシンガンの部隊・戦隊にいた?と答えているようです……お酒が入って気もゆるんでいるし?わきあまくなっているし?訊かれなくても?どんどんしゃべる?……でも、しらふでも同じような返事を返していたのでしょうか?……まあ、米国が勝利を収めた戦いのようでしたし、Chapter 1 で自分も戦いを楽しんでいた?くらいのことを言っていた?ようなので、みょうな言い方ですが、それほど嫌な悪い思い出もなく?、別に当時のことを話してもかまわないし?話を広げて展開させてもかまわない?という気持ちだった?のでしょうか?……それで?具体的に「自分」が属して入っていた部隊・戦隊を詳しく説明した?のでしょうか?……。

 

⑤ “I was in the Seventh Infantry until June nineteen-eighteen. I knew I’d seen you somewhere before."

「『私は……ある状態だった……あるものに属していた・入っていた……それは、七番目の……歩兵部隊だ……あるときまで……それは、六月だ……一九一八年だ……私は……わかっていた……私は……あることをした状態だったと……それは、見た……あなたを……どこかで……前に……』」

I は(すべて)、③で話しだした、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を指しているのではないでしょうか?

③④⑤と軍隊の所属部隊を表すらしい語が、division、battalion、infantry と三つ出てきましたが、大ざっぱに言って、division の中に battalion と infantry があり、battalion よりも infantry の方が大きな組織のようです(infantry は、regiment of infantry(とか infantry division とか)といった使われ方をするようです……ただ、ここでは division よりも regiment の意味で使われているのではないでしょうか?)……だからといって、infantry の中に battalion があるというわけでもなさそうです……組織の大きさで区分したときに呼び名が異なるということではないでしょうか?……。

I’d は、I had を短く縮めた形ではないでしょうか?

you は、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が話しかけていた相手である、「自分」を指すのではないでしょうか?

④で「自分」が軍隊にいたときに属して入っていた部隊・戦隊を詳しく説明したら?、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性も?それに合わせて?この男性が第一次大戦時に属して入っていた部隊・戦隊がどこなのかを詳しく説明している?ようです……七番目の歩兵部隊だ?と……これで、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」の間では、話が通じる?のでしょうか?……で、ただし?その部隊にいたのは?一九一八年の六月までだ?と……そして、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、前にどこかで「自分」を見たことをわかっていた?と付け加えている?ようです……ということは?たしかに?まちがいなく?「自分」を見たことあるぞ?と思っていた?ということのようです……「自分」の方は?この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を見たおぼえはなさそう?ですが……少なくとも、「自分」の方は、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の顔に見おぼえがあるとは少しも言っていない?ようです……ですから、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の方だけが一方的に?「自分」の顔に見おぼえがあるぞ、と思っていた?ということのようです……軍隊って大所帯おおじょたい?のイメージがある?でしょうか?……だから、「自分」の方に見おぼえがなくても別に不思議でもない?のでしょうか?……で、どうしてかはわかりませんが、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の方だけが、「自分」の顔に見おぼえがあった?ようです……うーーーーん……だから?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の方から、「自分」に対して、アプローチして話しかけた?ということ?でしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の方が、「自分」のことがそりゃあ気になる?でしょうか?……だって、「自分」の顔に見おぼえがあれば、確かめたくなる?のが自然?でしょうか?……それで?様子を見て?静かになったタイミングをとらえて?「自分」に声をかけた?そして疑問をぶつけて確かめてみた?ということでしょうか?……で、やっぱり!と……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の記憶きおくに間違いはなかった?とわかった?と……声をかけてよかった?というところ?でしょうか?……で、そうなったら?自然に話が盛り上がったりする?でしょうか?……妙な言い方かもしれませんが、まあ特別な時間というか体験というか同じ戦地で過ごした味方?で仲間?にしかわからない?通じ合えない?ものとかあったり?するかもしれない?でしょうか?……そういう経験のない他の人とは共有とか共感とかしえないものを?世界大戦という特異とくいな状況を前線ぜんせんで?戦うという同じ体験を持つ者同士にだけわかる?何かを?そういう同じ場で戦った者だけが?何も言わなくても?わかりあえたり?おもんぱかったり?できたり?したかも?しれない?……こればっかりは?そればっかりは?同じ戦地で同じ時間を過ごした者だけにしかわからない?みたいな?……もしかしたら?そういう仲間に出会えるということは?普通の人が思う以上に?特別感があったり?嬉しかったり?何か深い感慨かんがいみたいなものがあったり?するかもしれない?……よく遊んだ遊び仲間と再会するのとはまったく異なる?戦場ではお互いを見知っていたわけではなくても?たとえまったく別の場で別の機会に偶然出会ったとしても?同じ時期に同じ戦場で同じ苦労や同じつらさ同じ我慢や同じ辛抱しんぼう同じような食事を取り同じような寝床ねどこで休み同じような軍服を着て同じような規律きりつもとに同じような軍隊生活を送り、いろんな同じ思いを味わっていた同じ軍隊の同じ仲間であれば、ましてや年齢が近ければなおさら?家族とも違う何か特別な親近感しんきんかん?みたいなものが?もしかしたら?あった?かもしれない?でしょうか?……もしそうなら、④で「自分」がすんなり自らの属して入っていた部隊・戦隊を明かしたのも、それほど不自然でも不思議でもない?のでしょうか?……そうやって、どの部隊・戦隊にいたのかを相手に伝えることは、私も貴方あなたと同じ状況で同じ思いを経験してきたんですよ、と伝えているのと同じ?かもしれない?……私には貴方の思いもご苦労も身をもってわかりますよ、とたがいにいたわりあっている?のと同じ?かもしれない?……もしそのとおりなら、③④⑤とただ、部隊・戦隊の名を伝え合っているだけの会話が、実はその会話を交わし合っている当人同士にとっては、部外者にはまったく理解しえない?特別な意味や思いが込められているかもしれない?……たしかに、米国が勝利を収めたようだし、戦いそのものは楽勝?と言ってもいいくらいだったのかもしれませんが、それでも、やはり、戦場は戦場で、戦争は戦争で、戦いは戦いには違いないのではないでしょうか?……なんでしょう……似た対の黄色い衣服・服装を身に着けた二人の女子がいたテーブルで交わされた会話の内容とはまったく異なる?ように思われませんか?……もしかしたら?何かあたたかいものでも?流れているような?……お互いをいたわりあい、ねぎらうやさしい思いすら?、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」との間に、通い合っていた?かもしれない?気がしませんか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、「自分」の顔を覚えていたのも無理はない?……戦場という特異な環境にいた同志?の顔なら覚えていても全然不思議はない?……ごく普通の街で見たなら忘れていたかもしれない程度でも?戦場という場になったら?強く印象に残るもの?だったりした?のかもしれない?……なんでしょう……スポーツマンとは違うのかもしれないけれど?それに近いような?何か清々すがすがしいものすら?、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」の二人に、感じたりしませんか?……好青年二人の気持ちの良い会話?って感じ?でしょうか?……。

 

⑥ We talked for a moment about some wet, gray little villages in France.

「そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」の二人は……しゃべった・話した……どれくらいの間かというと、短時間だ……あることについて・関して……それは、とある……雨がちの……どんよりした・陰鬱いんうつな……小さい……村落そんらく・地域だ……どこにあるかというと、フランスだ……」

We は、③④⑤と会話を交わしてきた「自分」と、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の二人を指しているのではないでしょうか?

「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」は、それぞれ自らの属して入っていた部隊・戦隊を明かした後、当時の戦地の?思い出話?に花をかせた?みたいな?感じ?でしょうか?……フランスの小さな村落・地域の話をした?ようです……どうやら、どこも雨がちでどんよりした陰鬱なところだった?ようです……やっぱり?戦地で戦いの場ということで?暗い印象が強かった?のでしょうか?……実際、そのとおり雨がちだったのかもしれませんが、それ以上に?敵と銃撃戦じゅうげきせんまじえて?戦い勝利を勝ち取らねばならないという使命しめいびていた立場上、背負うものとか心で感じるプレッシャーとかあった?のも影響していた?かもしれない?でしょうか?……どんなに有利な戦いであろうとも?命の危険は必ずともなう?……だから、楽しかったり明るい思い出とはとても言えない?のではないでしょうか?……まあ、二人の部隊・戦隊は違うようなので、戦地とか戦いとかもまったく同じではなかった?のではないでしょうか?……ただ、似たりよったりではあった?のではないでしょうか?……だから、そういう話をした?のではないでしょうか?……どんな話であれ、同じ戦地で戦って過ごした経験を持つ者だけにしかわからない話をすること自体が?お互いにとって?いたわりあい?ねぎらいあい?なぐさめあう?も同然どうぜん?だった?のではないでしょうか?……戦地で実際に戦った体験や経験にそのとき味わった思いは、どんなに想像をめぐらせても、現実にその体験や経験を身をもって味わい五感で感じた者だけにしか、どうやってもわかりえないのではないでしょうか?……同じ体験や経験の無い者が思いやりを向け思いをせることはできても、まったく同じ思いを同じ肌感覚とかで実感することは絶対にできないのではないでしょうか?……だからこそ、同じ場で同じ思いを味わった仲間に出会え、その思いを分かち合えることには特別な意味合いが生まれてくるのではないでしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性も、「自分」も、二人だけにしかわからない?そうした話をしながら、心なご一時ひとときを過ごせた?のかもしれない?のではないでしょうか?……。

 

⑦ Evidently he lived in this vicinity, for he told me that he had just bought a hydroplane, and was going to try it out in the morning.

「明らかに・明白に・疑いなく……そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は……住んでいた……どこにかというと、この(ギャッツビーの邸宅とその隣家である「自分」の家の)……付近・近いところだ……なぜなら・というのも……そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が……しゃべった・話した・伝えた(からだ)……「自分」に……何をかというと、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が……あることをした状態だと……それは、ちょうどあることをしたところだと……それは、購入することだ……何をかというと、水中翼船すいちゅうよくせんだ……そして・それから・なおかつ……あることをするつもりで準備を進めていると……それは、試すことだ……その水中翼船を……徹底的に・厳密に……いつの時間帯かというと、(翌日の)午前だ……」

he は(すべて)、③⑤で話をしていた、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を指すのではないでしょうか?

this は、「自分」が今いるギャッツビーの邸宅や隣家の「自分」の自宅のある場所を指しているのではないでしょうか?

that は、「これから文が続く」ことを表し、told の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?

it は、a hydroplane を指すのではないでしょうか?

the morning は、この会話が交わされている時点の次にやって来る(翌日の)午前を指すのではないでしょうか?(the をつけて特定の一つのものを指していると思われますが、この場合は、この時点の直後にやって来る morning、たとえば、この時点が夜なら、次にやって来る朝、ということになるのではないでしょうか?)

⑥までとは話が変わっている?ようです……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、ギャッツビーの邸宅やその隣家である「自分」の自宅の近くに住んでいるのは間違いないという話をしている?ようです……どうしてそう思うのか?――その「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、「自分」に向かって、ちょうど水中翼船を購入したばかりで、(翌日の)午前中にその水中翼船を試してみるつもりで準備を進めているのだと話した?からのようです……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、水中翼船を購入したから次の日の午前中に試しに動かしてみるつもりでいる、と「自分」に話した?ようです……それで、「自分」は、今話をしている相手である、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、きっとこの辺りに・近くに住んでいるな、と思った?ようです……それも(Evidently と言っているので根拠に基づいて?)間違いない、確実だ、絶対そうだ、という確信を持ってそう思った?ようです……⑥までの戦地での話から?今現在の話に変わった?ようですね……なんでしょう……水中翼船って、誰でも購入するようなものなのでしょうか?……もしかしたら?お金持ち?……購入したばかりでまだ動かしたことがない?ようです……もしかしたら?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」に良い印象でも持った?のではないでしょうか?……それで気を許す気になった?のではないでしょうか?……だから、昔(といっても?数年前?)の戦地での話ではなく、今現在の、その「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性自身の個人的な?プライベートな?話を始めた?のではないでしょうか?……合わないな、とかちょっとな、どうかな?とか、違和感いわかん持ったり?気を許せない印象を持てば、おそらく?戦地での話だけで切り上げて?終わりにしていた?のではないでしょうか?……水中翼船って、もしかしたら?自慢話じまんばなし?の可能性も?あるかも?しれない?でしょうか?……それでも、はたして誰にでも話すことでしょうか?……まあ、「自分」はきっと?誰にでも好かれるのでは?……むしろ、「自分」を嫌いな人がいる方が不思議なくらい?だったり?するかも?しれないのでは?ないでしょうか?……それに、ただ水中翼船を購入したと言っているだけではなく、翌日の午前中に試しに動かしてみるという話までしている?ようです……それって?そこまで話すというのは?「自分」が興味を持つだろうか?もし興味があるようなら?同行どうこうしないだろうか?という思い?気持ち?から、翌日の予定まで?、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」に教えている?かしている?のではないでしょうか?……相当?「自分」が好印象だった?信頼できる?信頼にる?と思った?……「自分」なら馬も合いそうだし?したしくなりたいとも思った?……あるいは?もしかしたら?この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」と親しくなりたくて?「自分」との距離をちぢめたくて?その宴とは別に「自分」と一緒に過ごす機会を作ろうとした?可能性も?あるかも?しれない?……それなら?水中翼船は口実?えさ?……「自分」の気を引こうとして?……普通は誰でもへえーっ ⁉ 水中翼船 ⁉ みたいな反応が返ってくるのだとしたら?、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性としては、"水中翼船"が、「自分」に強く印象づけられる?というか、爪痕つめあとを残せる?みたいな?感じ?だったかも?しれない?……それに?そういう特別感のある乗り物に一緒にどうだろうか?という思いを伝えることで?この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」に対して特別親しみを持っている?親しくなりたいと強く思っている?という気持ちを「自分」に伝えられる?という意図いととか?効果とかも?あった?かもしれない?……さて、そういう好意を向けられた方の「自分」はどうだったでしょうか?……率直そっちょくに言って?よくあること?れてる?……あっ、またさそわれてる?みたいな?……なんでしょう……もしかしたら?よくありすぎて?あたりまえすぎて?淡々たんたんと受けとめていた?かもしれない?……「自分」って、基本は受け身のスタンス?……例えば?ベイカー嬢のように?「自分」の方から強く興味を持たない限りは?他の人たちはみな同じようなもの?で「自分」から積極的に働きかけるようなことはしない?……だから、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の場合も、「自分」の方から特に興味を持っていなければ、もちろん「自分」から積極的に近づくことはしないし?、その「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性から積極的な働きかけを受けても?淡々と受けとめるだけ?か場合によっては受け流し?すり抜ける?って感じ?でしょうか?……(ゴシックの様式の図書室・書庫・読書室で会ったメガネをかけてとても大きなフクロウの目のようになったでっぷりした肥満した中年の男性に対して取った「自分」のスタンスは、まさにそうしたものではなかったでしょうか?)……「自分」の基本は、良識と良心のかたまりで?律儀と誠実をモットーに?すべての人に親切と思いやりの真心を向け?誠意を尽くす?……その基本スタンスの例外は、唯一?「自分」の方から強い興味を持った相手だけ?(つまり、好意を持った女性?とか?)で、その相手がからむ場合に限って?自らの欲や我が優先する?というところ?でしょうか?……そうすると?、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の場合も?、その男性からどのような積極的な働きかけを受けようとも?「自分」は軽く?受け流し?すり抜ける?ってところ?なのでしょうか?……なんでしょう……たしかに「自分」は誠意を尽くしはするけれども?あくまでも必要な範囲はんいに限る?って感じ?でしょうか?……どんなに(同性でも)相手から強く望まれても?「自分」が望まなければ?必要がない限りは?極力きょくりょく関わらないように逃げる?ような感じ?がしないでも?ないような?……まあ、いろいろ勉強や仕事に忙しいし?それが当たり前?普通?当然?でしょうか?……それに?ごく普通の人なら?そこまで「自分」のように誠意を尽くすことすらしない?……だから?「自分」は全然比較にならないぐらい断然マシ?……ただ?ゴシックの様式の図書室・書庫・読書室で会ったメガネをかけてとても大きなフクロウの目のようになったでっぷりした肥満した中年の男性にしても?、そしてこの「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性にしても?、「自分」に素気そっけなくあしらわれて?そでにされて?一方的な片思い?って感じ?かもしれない?でしょうか?……まあ、「自分」があくまでも受け身のスタンスでとおしながらも?誠実に誠意を尽くすからこそ?そうした片思いの現象が生じている?のかもしれない?……で、そうやって相手が「自分」に気を許して近づきすぎたり?距離を縮めすぎたりして?結局「自分」は困った事態に追い込まれる?……知りたくもないことを知らされることになり?望まない面倒めんどう厄介事やっかいごとに巻き込まれたりもして?うんざりする?……勘弁かんべんしてくれよ、みたいな?……"辛抱強さ"を養い身に付けた「自分」のいつものパターン?にはまる?……でも、「自分」は、ギャッツビーとはまったく異なる形というかやり方で、他人を幸せにしている?のではないでしょうか?……デイジーが「自分」のことを a perfect rose と表現したのは、まさしく「自分」の人としてのあり方やデイジーも含めて周囲の人に向ける心が美しいからこそ?ではないでしょうか?……そして、デイジーは間違いなく?「自分」がデイジーに向けてくれた思いやりの心に救われたのでは?ないでしょうか?……それならば、「自分」自身はうんざりするようなことばかりなのでしょうけど、周りの人たちは?「自分」のおかげで救われたり?楽になったり?しているのでは?ないでしょうか?……それって?他人を幸せにしていると言えるのでは?ないでしょうか?……だけど、あんまりいつもいつもそんな面倒なことばっかりになっていたら、うんざりするのも当然?でしょうか?……で、挙句あげくてに?もう他人の秘密など知りたくもない、という心境しんきょうにまでいたり?、そして世間の人みんなに倫理道徳を守って清く正しく美しく?生きてほしいとまで思うようになった?ようでした……「自分」だって、父親の忠告に従って"辛抱強さ"をやしない身に付けたのだから、みんなできるよ、同じように?……みんな、"辛抱強さ"を養い身につければいいんだよ、そうすれば「自分」がうんざりしてきたような面倒だってなくなるはずだ?とか言いたい?……う〜〜〜〜〜ん……どうなんでしょう……どう思われますか?……。

 

⑧ “Want to go with me, old sport? Just near the shore along the Sound."

「『あることをしたいか?……それは、行くことだ……誰と一緒にかというと、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性だ……おい、きみ……ほぼ・まあ・だいたい……あるところに近い場所で……それは、岸・浜だ……あるものづたいに……それは、ロングアイランド海峡だ……』」

Want の前には、Do you(か、Will you か、Would you など)が省略されているのではないでしょうか?……格式かくしきばらないで?気軽きがるに?敷居しきいを低くして?誘っている?のではないでしょうか?……。

me は、この言葉を話していると思われる、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を指すのではないでしょうか?

old sport は、男子が男子に対して親しみを込めて呼びかける言葉のようです……ここでは、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、「自分」に対して、親しみを持っているという気持ちを表しているということではないでしょうか?……。

「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、「自分」に対して言った言葉?のようです……⑦で翌日の午前中に水中翼船を試しに動かしてみるつもりだと伝えた上で、その「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と一緒に行きたいと思うかどうかを尋ねている?ようです……せいいっぱい?親しみをめている?のでしょうか?……で、どこで試しに動かすのかというと、ロングアイランド海峡づたいの岸・浜の近く辺りだ?と言っているようです……近場ちかばだから?気軽に行ってもらえると思うのだが?どうだろうか?と誘っている?ということでしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、ずいぶん「自分」に気を使っている?ようでは?ないでしょうか?……よほど好意を持った?……それに?やはり生死を共にした?と言ってもいいような仲間は特別?……同じ戦地で同じように戦った仲間で、なおかつ親しくしたいと思えるような友人に出会えるというのはまれなこと?かもしれない?……だから、せっかく出会えたのだから?このえんを決してのがさず?無駄むだにせず?大事にしたい?などの思いもあった?かもしれない?……何も言わなくても?、同じ辛さや恐怖を味わってきた者だけに通じあえる?わかりあえる?、そんな相手がいるというのは、もしかしたら?ただそれだけで救い?になったりする?かもしれない?……特に生命の危険にさらされた特異な極限きょくげんの状況に置かれた体験を共有している仲間というのは、別格べっかく?だったり?するかも?しれない?……そういう経験をした人だけにしかわからないものがあるのではないでしょうか?……それならば、軽くて軽薄でチャラい飲み会で同じテーブルに座って少ししか話をしていなくても、いきなり次の日の朝に一緒に遊びに行かないかと誘っても、それほど不自然だったり、軽くて軽薄でチャラい行動にも思えない?のではないでしょうか?……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、翌日の午前中に一緒に水中翼船に乗らないかと誘ったのは、同じ戦地で同じように戦ったらしい「自分」だったからこそ?かもしれない?のではないでしょうか?……これが、他の人だったら、はたして、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、同じように誘ったりしていたでしょうか?……誰でもじゃない?やっぱり?特別な?特異な経験を共有している仲間であり?なおかつ「自分」なら大丈夫だ信頼できるという思いがあってこそ?の、この⑧の言葉?ではないでしょうか?……。

 

⑨ “What time?"

「『どの時刻じこくか?いつか?……』」

What time の後に、in the morning are you[a man of about my age] going to try it[a hydroplane] out? などの表現が省略されているのではないでしょうか?

⑧で「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性に一緒に水中翼船に乗らないかと誘われたのに対して、「自分」が答えた言葉?のようです……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が水中翼船を試しに動かしに行くつもりでいるのは翌日の午前中のいつか?と尋ねたようです……どうやら、翌日の午前中の正確な時刻を尋ねた?ようです……ということは?時刻次第で行きますよ、と答えたも同然?でしょうか?……まあ、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性に対する「自分」の印象も、悪くはなかった?のではないでしょうか?……それで、別に行ってもかまわない?と思った?のでしょうか?……まあ、③④⑤と話が合って?⑥で思い出話で盛り上がり?「自分」の気持ちとしても、すんなりさそいを受け入れられる状態だった?のでしょうか?……⑧で「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が軽く誘っているので?「自分」の方もそれに合わせて?軽く?答えている?感じ?でしょうか?……「自分」は、ただ相手を受け入れるだけじゃなくて?相手のスタンス?というか姿勢しせい?というか会話のトーン?とか調子?とかに合わせるのもうまい?というより、基本、全面的に相手に合わせる?という感じ?もしませんか?……逆に言えば、「自分」のを(あまり)出さない?感じさせない?……そりゃ、相手は心地よい?やりやすい?無意識むいしきのうちに「自分」にどんどんせられる?ような感じになっても不思議はない?……あいつ(つまり「自分」)といると、ありのままの自然体・素でいられて楽だ、みたいな?……で、ありのままの自然体で素でいられるものだから、そのうちにどんどんしゃべりだして、で、しゃべりが止まらなくなって、「自分」目線で言えば知りたくもないことまで知らされる事態に至る?……とまあ、「自分」のいつものパターンにはまる?……でも、この点でも?「自分」は、やっぱり?他人を幸せにしている?のではないでしょうか?……そりゃ、相手を心地よくてやりやすくて楽にしてあげているのだから……だけど、「自分」は決して?他人を幸せにしようとか楽にしてあげようとか思ってそうしているわけではない?……あくまでも?父親の忠告を守って、誰であれ他人にとやかく言わず、そのままありのままを受け入れるように努めよう、としてきただけ?じゃないでしょうか?……それがせずして?他人を幸せにし楽にしてあげることになってきた?……だけど、「自分」は、勘弁してくれ、もううんざりだ、とまで思うような経験をすることになった?ようでした……ただ、そこまで思うような経験をした後でも?やっぱり?父親の忠告をこれからも?守り続けていきたい?ようなことも言っていた?ようでした……やっぱり、怖い、と――安易に他人のことをとやかく言うのは……傲慢ごうまんにはなりたくない、と……謙虚けんきょでありたい?と……トムみたいな傲慢のかたまりにしか思えないようなのを見てると、ああはなりたくない、ああはなるまい、と思うのかも?しれない?ですね……。

 

⑩ “Any time that suits you best."

「『いつの時刻でも・いつでも……そのいつの時刻でも・いつでも……好都合こうつごうだ・さしつかえない・てきする・合う……あなたに……最もよく・いちばん……』」

that は、Any time を指して言いかえているのではないでしょうか?

you は、(そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が話している相手である)「自分」を指すのではないでしょうか?

⑨で「自分」が水中翼船に乗りに行く正確な時刻を尋ねた?のに対して、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が、答えた言葉?のようです……「自分」に最もよく・いちばん好都合でさしつかえなく適する合う時刻ならいつでも、と答えている?ようです……つまり、「自分」に合わせる、と言っているのではないでしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、とにかく?「自分」と一緒に行きたいのだ?という気持ちを伝えている言葉?ではないでしょうか?……水中翼船はやっぱり口実?……一番大事なことは?「自分」と一緒に行くこと?「自分」と一緒に過ごすこと?……まあ、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性としては、自らの精いっぱいの思い?誠意せいい?を「自分」に示している?伝えようとしている?でしょうか?……そこまでしてでも?ゆずって合わせてでも?ぜひとも?「自分」と一緒に行きたい?過ごしたい?……二人の仲をこの宴で偶然出会って終わりにするのではなくて?次へつなげていきたい?付き合いを発展はってんさせたい?個人的な継続的な関係を作っていきたい?……そういう気持ちが感じられる?でしょうか?……それに水中翼船に乗らないかという誘いも、「自分」が特別な相手だからこその"水中翼船"?……特別な大事なお客しか乗せないかもしれない?……その辺りにも「自分」に特別な思い・好意を抱いているのだという、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の気持ちが込められている?かもしれない?でしょうか?……要は?「自分」VIP待遇たいぐう?……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性にとって、「自分」はそれほど大事?で特別?格別?重要?な友人?あつかい?ということ?でしょうか?……まあ、「自分」はどんな扱いや待遇を受けようと?それが高貴こうき賓客ひんきゃくでももてなすようなぜいくしたものであろうと?逆に人間どころかモノ扱いというひどいものであろうとも?何も変わらない?……「自分」はいつでもマイペース?……あくまで良識と良心に則って、必要に応じて誠意を尽くすだけ?……そういう意味では、「自分」はおだてられて踊らされるような愚かさとは無縁むえん?だし、逆にバカにされてコケにされてもそんなことで腹を立てたりもしない?……まあ、情緒じょうちょが安定している?……「自分」自身の価値観とか価値基準がしっかりしてる?確立かくりつしている?だかららがない?……人にどんな扱いを受けようと「自分」のあり方は一定で?変わらない?……そういう意味では冷静?……きっと人にだまされることもなさそう?な気がしませんか?……唯一ゆいいつ?欲に負けて?欲が勝って?しまうのが?好きな異性が絡む場合だけ?だったりする?でしょうか?……基本、a (super-super-)perfect rose モードだけど?、好きな異性が絡んだときだけ「自分」自身が優先してしまうモード?……その辺りに?「自分」の人間らしさが出ていたりする?でしょうか?……。

 

⑪ It was on the tip of my tongue to ask his name when Jordan looked around and smiled.

「後から説明するあるものが……ある状態だった……それは、あるところにあった・位置した・存在した……どこかというと、先・先端せんたん・先っぽだ……何のかというと、「自分」のした・べろだ……そのあるものとは何かというと、尋ねる・問うことだ……そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の……名前を……そうやって、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の名前を尋ねて問うことが、「自分」の舌・べろの先・先端・先っぽにあった・位置した・存在したときに……ジョーダン(ベイカー嬢)が……目線を向けた……まわりに・あたりに……そして・それから・なおかつ・同時に……ほほえんだ・微笑びしょうした……」

It は、to ask his name を指すのではないでしょうか?……口にしかけたことがあったのだけど、それは何かというと、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の名前を尋ねて問うことだ…という語順で、説明しているのではないでしょうか?……口にしかけたことって何だろう?と読者に考えさせる時間を持たせている?ように思われませんか?……。

his は、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を指すのではないでしょうか?

when は、It was on the tip of my tongue to ask his name という状態だったときに、Jordan looked around and smiled という事態じたいが起きたと考えた方がわかりやすいのではないでしょうか?

⑩でいつでも「自分」の都合の良い時間に行こう?と言われて、どうやら今度は「自分」は、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の名前をいてみようと思った?ようです……それで、名前を訊いてもいいかな?みたいなことを言おうとした?のではないでしょうか?……ところが?そのタイミングで、ベイカー嬢が割り込んできた?ようです……「自分」としては?ずーっと一緒にいたい?という自らの心のままに?ずーっと一緒に過ごしてきた?らしいベイカー嬢のどんな行動も?無視むししてスルーなどということはありえない?のではないでしょうか?……だから?ベイカー嬢がただ、辺りに目線を向けてほほえんで微笑しただけでも?逃せない?……すかさず?すべての動向どうこうをキャッチして?応じる?……ということは?名前を訊こうとして訊けなかった?訊きそびれた?ということでしょうか?……「自分」にとって、初対面の名前も知らない知り合ったばかりの男性よりも(たとえ知らなかったとはいえ同じ戦地で戦った同じ仲間?らしいとわかった相手であっても)、断然だんぜんベイカー嬢の方が重要?大事?大切?……だから、知り合ったばかりの男性の名前を訊きそびれても?ベイカー嬢がすべてに優先する?……ところで、ベイカー嬢は、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」の話を横で聞いていたのでしょうか?……もし聞いていたなら、どうしてこのタイミングで割り込んできたのでしょうねえ……もし聞いていなかったなら、たまたま偶然このタイミングで、なんとなく割り込むような形になった?のでしょうか?……ちょうど、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」の間で、翌日の午前中に水中翼船に一緒に乗りに行くということで話がまとまった?も同然?のタイミングだった?ように思われませんか?……まるで?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と、「自分」の二人の仲がかたまった?決まった?落ち着いた?のを見計みはからって?割り込んでも良いという判断でもしたような?感じも?しないでも?ないような?……見方によっては?絶妙ぜつみょうなタイミング?でしょうか?……ベイカー嬢が割り込んで邪魔をしたとしても?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と「自分」の二人の仲はもう揺るがないし?この二人の間であらかた話はついているから?何の支障ししょうもなく問題ない?みたいな?……それに、「自分」は相当酔っ払っていた?ようでしたが、ベイカー嬢はどうなんでしょうか?……たしか Chapter 1 で、自ら自制して?お酒をひかえていた?ようでした……仮にも?スポーツ(ゴルフ)競技の選手だし?お酒に飲まれるようなことは絶対になさそう?……としたら?ほろ酔い程度ではあったかもしれない?でしょうか?……だけど頭も意識もしっかりしてる?……しらふのときとさほど変わらない?……そうしてみると?ベイカー嬢としては意識的に?このタイミングなら良いな?と判断した上で?割り込んできた?のでしょうか?……あれでも?「自分」の様子をうかがっていた?……というより?「自分」の面倒を見てやっていた?に近かったり?する?のでしょうか?……まあ、そもそも?この宴では「自分」はベイカー嬢に助けを求めて?たよりにしてきたようなもの?のようでしたから……その辺のことを?ベイカー嬢もわかっていた?かもしれない?でしょうか?……言葉にも態度にも出さなくても?仕方がない?面倒見るか?みたいな?……Chapter 1 でベイカー嬢は「自分」にすっかり気を許し切っているところまではいっていない?ようでしたが、デイジーの方はまるですっかり?気を許し切っている?ような印象すら?受けなかったでしょうか?……そして、ベイカー嬢はそのデイジーの、まるで腹心ふくしん?のような存在?に思えませんでしたか?……そうすると、少なくともデイジーの全幅ぜんぷくの信頼?は「自分」は得ている?……それが多少なりとも?ベイカー嬢に影響していたり?していないとは言えない?のではないでしょうか?……ベイカー嬢はおそらく?誰に対しても慎重な姿勢?なのかもしれませんが、それが「自分」に対しても例外ではなく?あくまでも慎重は慎重で「自分」との距離を取りつつも?はなしはせず?ある程度面倒見る?という感じ?なのでしょうか?……そうすると、絶妙なタイミングで割り込んできたのは?ちゃんと「自分」のことを気にかけて?心配して?面倒見てあげていたからこそ?ということになる?のでしょうか?……「自分」は好青年の人柄ゆえに?本人の知らないうちに見守ってもらっていたりする?……そういうのも?人徳じんとく?だったりする?……日頃から誰にでも人に良くしていると?めぐめぐって当人にかえってくる?……こういうのを?なさけは人のためならず?っていう?のでしょうか?……なんでしょう……「自分」は?うんざりばっかり?だったけど?他人に対して尽くしてきた誠意のおかげで?結局「自分」自身を救うことになっている?ような?気がしないでも?ないような?……巡り巡って?「自分」が知らず知らずのうちに?他人様ひとさまに?助けてもらったり?力になってもらったり?していたり?する?かもしれない?……「自分」自身が気づいていない?わかっていない?だけで、ちゃんと「自分」にもかえってきている?……「自分」のお父さんって?めちゃくちゃかしこい?……息子に最高の忠告?をしてあげている?……そして、その忠告を素直に忠実に守る?「自分」も本当に立派りっぱ?……結局?他人も?「自分」自身も?みんなを?幸せにしている?……。

 

⑫ “Having a gay time now?" she inquired.

「『持っている・過ごしているか?……陽気ようきな・快活かいかつな・楽しげな・とても愉快ゆかいな……時間を……今は……』ジョーダン(ベイカー嬢)が……尋ねた・問うた……」

Having の前には、Are you (など)が省略されているのではないでしょうか?……お酒も(たっぷり?)入っているし、くだけだ調子で話しているのではないでしょうか?

she は、⑪で出てきた Jordan を指すのではないでしょうか?

⑪で割り込んできた?らしいベイカー嬢が、「自分」に向かって言った?言葉のようです……「自分」が今は陽気で快活で楽しげなとても愉快な時間を過ごしているか?と尋ねたようです……これは質問したというよりも、今は楽しく過ごしているんだろうね、と確認している?のではないでしょうか?……要は、とても楽しく過ごしているようだね、と声をかけた?という感じ?ではないでしょうか?……一人で心細こころぼそげだった?宴に来たばかりの頃や、この宴に招いてくれたはずのこの邸宅のあるじを見つけにあちこち動き回ったりしていたときの様子に比べたら、お酒もたっぷり入って?すっかりいがまわって?ご機嫌にすら見えた?のではないでしょうか?……だから、こういう声のかけ方をベイカー嬢はしたのでは?ないでしょうか?……それに、おそらく、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と「自分」の二人の会話を聞いていて、話も合って?気も合って?翌日の朝に一緒に水中翼船に乗りに行く約束までした?らしいのがわかって?、「自分」もこれなら宴を楽しんでいると言える感じになったな、とベイカー嬢は思ったのでは?ないでしょうか?……この⑫の言葉は、「自分」がリラックスして?楽しめるようになった様子を見て?ベイカー嬢がその様子に安心して?「自分」が楽しめるようになったことをベイカー嬢が一緒に喜んであげている?言葉?なのでは?ないでしょうか?……ここでも「自分」は、これまで他人に向けてきた優しい温かい思いを、こういう形で人から(それも「自分」が好きな異性から)かえしてもらっている?ようなもの?ではないでしょうか?……本人はそんなふうに意識はしていないでしょうけれど?、間違いなくベイカー嬢はこの宴で「自分」と一緒にいた間、心からとっても優しくて温かい思いをずっと「自分」に向けていたのでは?ないでしょうか?……他人を喜ばせ幸せにするのには、こういう形もあったりする?のではないでしょうか?……「自分」の真心や思いやりがわかりやすい形を取ることが多い?のに対して、ベイカー嬢の真心や思いやりのあり方はわかりにくい?場合によっては相手にも周りにも何も感じさせなかったりする?かもしれない?……ベイカー嬢、かっこいいですねえ……日本だと、必殺仕事人の中村主水もんどみたい?……えっ?よく意味がわからない?……そうですか……じゃあ、必殺仕置人か、必殺商売人か……えっ?もっとわからない?……そうですか……とにかく、ベイカー嬢、かっこいい ‼ さすがです ‼ ……もう、このシーンは、ベイカー嬢に盛大な拍手喝采はくしゅかっさいをおくりたいような気分 ⁉ ……いきですねえ……あの英国の有名な探偵たんていを女性にえたら、こんなふうになるんですか……そうですか……「自分」がかれるのも当然?かもしれません……中流ちゅうりゅう?とはいえ、おぼっちゃん?育ちらしい「自分」――こういう温かく見守ってくれる?かげながら力になってくれる?知らず知らずのうちに甘えさせてくれてる?心が強くて頭が良くて賢くて頼りになる?女性が合っている?し必要?なのかもしれない?のでしょうか?……「自分」は?良識りょうしき良心りょうしんのっとって律儀りちぎに誠実に誠心誠意、真心を尽くして親切と思いやりの心で精いっぱい他人に向けてきた優しい温かい思いのおかげで?他人様ひとさまから幸せにしてもらっていた?ようでは?ないでしょうか?……そして、そういう他人を喜ばせ幸せにする「自分」だからこそ?ベイカー嬢も「自分」に心を向けていくか?という気持ちになった?のでしょうか?……他人にかけた情けは?情けをかけた当人に?巡り巡ってかえってくる?……。

 

⑬ “Much better."

「『はるかに・ずっと……前よりも良く・多く……』」

Much better の前に、I am having a gay time now が省略されているのではないでしょうか?……ベイカー嬢が⑫で問いかけたとおり、今は陽気で快活で楽しげなとても愉快な時間を過ごしているのだけど、その程度が、宴に来たばかりの最初の頃などに比べたら、はるかにずっと、前よりも良く・多く、陽気で快活で楽しげなとても愉快な時間を過ごしている?と答えている?のではないでしょうか?……。

⑫でベイカー嬢から声をかけられて、それに応じた「自分」の言葉?のようです……⑫のベイカー嬢の言葉をそのとおりだと肯定こうていすると同時に?前よりもずっと楽しんでいると答えている?ようです……今話している相手の、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が感じが良さそう?なのもある?でしょうか?……ごく普通の常識人じょうしきじんらしい?会話という感じ?でしょうか?……「自分」も自然体しぜんたいでリラックスしてずいぶん気持ちもゆるんでいる?……かなりに近い状態?でしょうか?……それなら当然?楽しんでいるはず?でしょうか?……まあいつも?人に合わせてばかりいる?「自分」にしてはめずらしい?姿でしょうか?……それに、何より?やっぱり?ベイカー嬢がずっと一緒に、そばにいてくれてることが?大きかったり?するのでは?ないでしょうか?……そりゃ、ご機嫌に決まってる?……ずっと一緒にいたいと思っていた?好きな女性がずっとそばについていてくれて?…… Much better に決まってる?……どうなんでしょう?……ベイカー嬢は、「自分」の気持ちに?「自分」がベイカー嬢に好意を持っていることに?気づいている?わかっている?のでしょうか?……少なくとも、「自分」がベイカー嬢に興味津々きょうみしんしんであることはわかっている?でしょうか?……その辺りのことを承知しょうちの上で?まあ、悪い人ではなさそうだし?デイジーは「自分」が気に入っていたし?とりあえず?今日のところは相手にしてやってもいいか?面倒見てあげようか?ぐらいの?感じ?でしょうか?……少なくとも、トムの同類かと勘違いされていた最初のクズ扱い状態は抜け出している?……人並みの扱いは受けている?……頑固一徹がんこいってつ?で絶対に自らのやり方を曲げようとしなかった?らしい男子大学生と比べてもマシ?……ある程度?いや、もっと?ずっと?ベイカー嬢の歩調ほちょうだったり?ペースだったり?なんやかやに合わせてくれる?「自分」の方が一緒にいてもいいかな?と思ってたりする?かもしれない?……なんでしょう……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と良い話ができたことも気分が良くなった理由の一つだった?かもしれませんが、やっぱりそれよりも何よりも?ベイカー嬢と一緒にいられるからこその?楽しくて愉快な時間?なんじゃないでしょうか?……しかも、ベイカー嬢は、他にいくらでも?別の人と過ごす選択肢せんたくしもあるはずなのに?ずっと「自分」を選んで?ずっと?「自分」と一緒にいてくれている?ってことが、一番大きかったり?するんじゃ?ないでしょうか?……要は、ベイカー嬢さえいてくれれば?「自分」はいつだって?ご機嫌?なんじゃないでしょうか?……まあ、人に合わせてばかり?らしい「自分」が強く一緒にいたいと思う人がいる?ということ自体が珍しい?ような?……そして、人に合わせているときの「自分」は、あくまでも良識と良心のかたまりで?律儀で誠実そのもので?真心と思いやりを相手に向ける a (super-super-)perfect rose で模範的もはんてき好青年こうせいねん?といった感じ?ですが、「自分」が自ら望んで一緒にいたいと思う人と一緒にいるときだけ?の「自分」本来のありのままの(人間らしさがダダれの?)「自分」になっている?ように思われませんか?……そんな「自分」を温かく見守り?(とりあえず今だけ?であったとしても)受けとめてあげている?ベイカー嬢――なんだかいきでかっこよくないですか?……「自分」は?自らが無意識に?習慣的に?行っている?父親の忠告を守った言動のおかげで?、今こうして好きな異性に一緒にいてもらえるという幸せな時間を過ごせている?ような?……。

 

⑭ I turned again to my new acquaintance. “This is an unusual party for me. I haven’t even seen the host. I live over there —-" I waved my hand at the invisible hedge in the distance, “and this man Gatsby sent over his chauffeur with an invitation."

「「自分」は……向きを変えた・向き直った……再び・もう一度……誰の方に向かってかというと、「自分」の新しい知り合い・知人だ……『これ(今ギャッツビーの邸宅で開かれているこの宴)は……ある状態である……普通でない・異例いれいの・異色いしょくな・変わった……宴・宴会だ……誰にとってかというと、「自分」だ……「自分」は……あることをしていない状態だった……(そのことを強調きょうちょうして言いたいのだけれど)あることでさえも……それは、面会めんかいする・顔を合わせることだ……(このギャッツビーの邸宅で開かれている宴の)主催者しゅさいしゃに……「自分」は……住んでいる……遠く離れて・あちらにある……あそこ・そこに――』「自分」は……揺り動かした・振り回した……「自分」の片手を……どこに向かって・どこを指してかというと、それとわからない・目で識別しきべつできない……垣根かきねだ……どこにあるかというと、遠距離えんきょりへだたった所・遠い所だ……『そして・加えて……この(邸宅に住んでいる)男性の……ギャッツビー(という人)は……送った・った・行かせた……向こうへ……この(邸宅に住んでいる)男性のギャッツビー(という人)の……おかかえ運転手を……あるものを持った状態で……それは、招待の趣旨しゅしを伝える書状・案内状だ……』」

my new acquaintaince は、前回の最後に同じテーブルに座っていて、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を指すのではないでしょうか?……③からずっと話をしてきたので、知り合い・知人と言ってもいいくらい親しくなった?という気持ちから? acquaintance という言葉が使われているのではないでしょうか?……。

This は、今現在「自分」が出席している、ギャッツビーの邸宅で開かれているこの宴のことを指すのではないでしょうか?

セリフの中の I や me、my はすべて、「自分」が話している言葉のようなので、「自分」を指すのではないでしょうか?

haven’t は、have not を短く縮めた形ではないでしょうか?

the host は、今現在「自分」が出席している、ギャッツビーの邸宅で開かれているこの宴の主催者、つまりギャッツビーを指すのではないでしょうか?

次の this は、このギャッツビーの邸宅に住んでいる(男性)を指すのではないでしょうか?

his は、this man Gatsby を指すのではないでしょうか?

さて、今回の考えるヒントに上げた箇所 an unusual party ですが、何が unusual なのでしょうか?――それは、I haven’t even seen the host. ということなのではないでしょうか?……しかも、I live over there で、なおかつ、this man Gatsby sent over his chauffeur with an invitation なのに?と……このギャッツビーの邸宅で開かれている宴は、「自分」にとって普通でない・異例の・異色な・変わった宴・宴会だ?と……その理由は、だって、その宴の主催者にまだ面会すらもしていないんだから?と……しかも、「自分」が住んでいるのは、指を差して示すことができる距離にある家だ?と……たしかに、あそこ・向こうにある家なんだけど、でも、隣家りんかなんだ?と……となり同士なのに、まだ面識めんしきがない?と言いたいのでは?ないでしょうか?……さらに、決して「自分」が勝手に押しかけてきたわけではないのだ?と……このギャッツビーの邸宅に住んでいるらしい男性であるギャッツビーという名前の男性の方が、その男性のお抱え運転手を「自分」の家に行かせたのだ?と……何のためか?――それは、この宴に招待するという趣旨の書状を手渡すためだった?と……「自分」はこの邸宅の主であるらしいギャッツビーという男性から招待されたからこの宴に来たというのに、その招待したあるじの本人にまだ顔を合わせてないんだよね?と……それって、「自分」にとっては普通でない・異例の・異色な・変わったことなんだ?と言っている?のではないでしょうか?……わざわざ来てほしいと言われたから来たのに、来てくれと言った本人がいまだに顔を見せないで「自分」は今までずっとったらかしにされている?と言いたい?のではないでしょうか?……いや、招いておいて、招きっぱなしで知らん顔?……それはないだろうよ、みたいな?……そういう無責任むせきにん?なところが普通でない・異例の・異色な・変わったところ?だと言っている?のではないでしょうか?……これまで「自分」が行ったことのある宴では、おそらく(ほぼ間違いなく)必ず、まずはその宴の主催者に挨拶あいさつするのが普通で当たり前だった?のではないでしょうか?……ところが、ギャッツビーの邸宅で開かれている宴では、「自分」の方から邸宅内も庭もあちこち動き回って主のギャッツビーを見つけに行ったくらいなのに、それなのにこの宴に来てから何時間もってもう真夜中になろうかというのに、まだ主のギャッツビーと顔を合わせていないんだ?と……「自分」の感覚で言えば?面食めんくらうような感じ?だった?のではないでしょうか?……その気持ちが、unusual という語に表れているのではないでしょうか?……。

⑫でベイカー嬢に声をかけられて?⑬でベイカー嬢に返事をした後、「自分」は、⑭で再度さいど、新しく知り合いになった人、つまり「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の方にまた向き直った?向きを変えた?ようです……そして、「自分」の方から?何やらいろいろとしゃべりだした?ようです……まず、この宴が、「自分」にとっては普通ではない異例の異色な変わった宴なのだ、と話した?ようです……続けて、その理由を説明している?ようです……「自分」はこの宴の主催者にまだ顔を合わせてもいないんだ?と……さらに、「自分」は向こうのあそこに住んでいるのだ?と……そこまで話したところでしゃべるのをやめて?「自分」は遠くの目で識別できない垣根を指して片手を揺り動かし振り回した?ようです……「自分」の家のある方を手振てぶりで説明した?のでしょうか?……それからまた口を開いて、この邸宅に住んでいるらしい男性のギャッツビーという人が、その人のお抱え運転手を「自分」の家に行かせて、宴に招待するむねの書状を持ってきたんだ?と……招待されたから来たのに、宴が始まってから随分ずいぶん時間も経っているのに、しかも隣りの家に住んでいるのに、それなのに「自分」はまだ宴の主催者に顔も合わせていないんだ、と――要は?愚痴ぐち?不平?不満?を、「自分」が機嫌良きげんよく?話ができた?相手らしい?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性に打ち明けている?……これは、よほど?「自分」は、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を信頼している?ようです……そうでなければ、こんな話をするでしょうか?……これまた珍しい?……いつもは「自分」と話している相手の方が「自分」を信頼して何でも?べらべらとしゃべりだす?でしょうか?……ところが、今回は、「自分」と話している相手の方ではなく、「自分」の方が、「自分」と話している相手を信頼して、何でも?べらべらとしゃべりだしている?ようでは?ないでしょうか?……ということは?「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、(ベイカー嬢が「自分」のそばについていたということを差し引いて考えても?)、そこまで「自分」を気分良くリラックスさせ、なおかつその男性に対する「自分」の信頼を勝ち得るような接し方を、「自分」に対してしていた?ということでは?ないでしょうか?……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、人との接し方で「自分」の上をいく?「自分」を上回る?「自分」を超える?何かすごいものがある?ように思われませんか?……いや、なんでも上には上がいるもの?……まあ、「自分」の場合は、別に信頼されようと思ってそうしていたわけではなく、ただ単に父親の忠告を律儀に守るように努めていたら結果として信頼されることになり「自分」が望まない話まで聞かされてうんざり…みたいなパターンのようでしたが、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性の場合は、どうなんでしょうか?……結果として話している相手から信頼されて、他の人なら話さないようなことまで聞かされる、という点では同じ?ようですが……それにしても、「自分」のいつものパターンとは逆になっている?ところが興味深きょうみぶかい?と思いませんか?……そうしてみると?「自分」でも?状況次第しだいでは?こんなふうにしゃべりすぎたりする?ということ?のようです……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性と話をしているうちに、きっと?「自分」は、この男性ならけっこう何でも?話しても大丈夫だいじょうぶだな?みたいな?気持ちにまで?なったのでは?ないでしょうか?……それで、宴の主催者であるらしいギャッツビーという男性にまだ顔を合わせることができていない、という「自分」の心にずっと?引っかかっていたらしい気がかりを?つい話してしまった?ということでは?ないでしょうか?……ところで、真夜中になってもまだ、この宴が開かれている邸宅の主であるギャッツビーに「自分」は顔を合わせることすらできないままでいた?ようですね……っていうか、こういう宴って、普通は何時頃終わるものなんでしょう?……かりに夕方六時とか七時とかに始まったとして、真夜中って言ったら、もう五、六時間経ってないですか?……それでも十分?けっこう?長くない?……だけど?終わる気配けはいはない?……まさかの ⁉ 朝まで ⁉ とか……もしそうなら、すごいですねえ……えっ?そうじゃなくてもすごい?……まあ、何もかもが異例づくしの?ギャッツビーの邸宅で開かれている宴なら?一晩中ひとばんじゅうとかあっても不思議じゃない?……そういえば、Chapter 3 の最初の方で(第49回 32ページ 9-10行目あたり)、このギャッツビーの邸宅とニューヨーク(都市圏)の間を何度も来客を乗せた車が行ったり来たりする?とあったようでしたが、その時刻が午前九時から真夜中を過ぎた後おそくまで?のようでした……そうすると、朝まではさすがにないかもしれない?けれど、少なくとも?真夜中を過ぎた後遅くまでは宴が続く?のでしょうか?……う〜〜〜〜ん……どんなに遊んでもつかれるということを知らない子どものように?このギャッツビーの邸宅で開かれる宴に集まる来客も?どんなに騒いで遊んでも疲れたりなんかしない?元気いっぱい?なのでしょうか?……う〜〜〜〜ん……それもすごいですねえ……おそろしいですねえ……心が幼稚ようちだと?身体からだまで子どもにもどれる?のでしょうか?……なんでも気持ち一つ?心次第?……いや、そういうことじゃない?……もしかしたら?「自分」も?この宴に長時間いるうちに、周りの空気にまって?雰囲気ふんいきに飲まれて?一緒になって子どもの?幼稚な?「自分」に?戻ったり?していたり?したかも?しれない?……(たしかにベイカー嬢が一緒にいてくれて安心しきっていた?というのもあった?のだろうけれど?同時に?)、泥酔しないか?というくらい大量に?お酒を飲んで酔っ払った?らしいことも含めて、周囲に流されて?、父親の忠告を律儀に守ることに徹する a (super-super-)perfect rose の「自分」ではなく、なんだか心のタガでもはずれたような?いつもなら決して口にはしないんじゃないか?という愚痴に不平不満をぽろっと?こぼしてしまう?脇の甘い?すきだらけの?子どもに?、"大人"モードの「自分」なら絶対にやらかさなかったんじゃないか?というヘマをやらかしてしまう子どもに?戻っていた?かもしれない?……お酒も怖い?けど、宴も怖い?……でも、何より怖いのは?どんな人間と一緒にいるか、ということ?……軽くて軽薄でチャラくて幼稚な?連中と一緒にいたら、「自分」でも染まる?……だから?付き合う相手は選ばなきゃいけない?と、作者はやっぱり言おうとしている?……もちろん?ベイカー嬢みたいに?この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性のように?、誰とどんな所にいようとも自らを見失わず?周りに流されず?周囲に染まらず?あるべき自らの姿をつらぬとおすことができれば?付き合う相手にこだわる必要はない?かもしれない?……だけど、ごくごく普通の人間は弱いもの?では?……だから、作者は、付き合う相手を選ぶようにと?うったえている?……さて、「自分」が思わず?こぼしたらしい愚痴?不平不満?に、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、どのような反応を見せるのでしょうか?……。

 

⑮ For a moment he looked at me as if he failed to understand.

「ある時間の間……それは、短時間・少しの間だ……そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が……目を向けた……誰にかというと、「自分」だ……まるで・あたかも……そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性が……できなかった・しそこなった・しそびれた・しなかった……何をかというと、理解する・わかることだ……」

he は(すべて)、⑭に出てきた my new acquaintance つまり、そのとき「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性を指すのではないでしょうか?

⑭の「自分」の言葉を聞いて、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、おそらく?「自分」が何を言っているのか、理解しわかることができなかった・しそこなった・しそびれた・しなかったという様子で?少しの間「自分」に目を向けた?ようです……この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、「自分」がいきなり?こぼした?らしい愚痴?不平不満?の内容?意味?がわからなかった?のではないでしょうか?……これまでずっと話をしていた相手である「自分」が急に?言い出した?らしい愚痴?不平不満?の趣旨?がわからないから?だまったまま?ただ「自分」をぽかんと?ながめていた?ような?格好かっこう?だった?のでしょうか?……急に?意味のわからないことを言われて?一体何を言っているのだろう?と一瞬いっしゅん?頭が空白くうはくになった?みたいな?感じ?でしょうか?……なんでしょう?……話題が急に?変わった?からなのでしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性にしてみたら?その男性が思いもよらないような?意外な話を?いきなり「自分」が持ち出した?ような?感じ?だった?のでしょうか?……おどろいて?キョトンとして?はと豆鉄砲まめでっぽうくらったような?そんな顔?状態?だった?のでしょうか?……まあ、お酒が入っていても?初対面は初対面?……まさか愚痴や不平不満を聞かされるとは思ってもみなかった?……それまでの話の流れからしたら?突然?「自分」の心に引っかかっている気がかりの話を聞かされても?こまる?戸惑とまどう?……いや、そんなこと言われても…みたいな?……それとも、「自分」が手振りで示したあそこの家に住んでいるとか、宴の主催者である?邸宅の主ギャッツビーに招かれてきたとか、そうした新情報をたたみかけるように次々と聞かされてもすぐには飲み込めない?やっぱり戸惑う?……いったい「自分」は何が言いたいのだろう?……っていうか、いったい突然何を言い出したのか?いったい「自分」はどうしたんだろう?……みたいな?……もしかしたら?それまでの「自分」とは様子が違う?ことにも?、「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性は、戸惑ったり?違和感を持ったり?していたかも?しれない?……まあ、そもそも?⑭のような愚痴や不平不満をこぼすこと自体が「自分」らしからぬこと?でしょうから、この「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性だけでなく、読者の方々の中にも?もしかしたら?「自分」らしくもない、いったいどうしちゃったの?みたいな?ことを?思われた方も?いらっしゃるかも?しれません……日頃から文句ばっかり言ってる人が愚痴や不平不満を言いだしても、また言ってるな、くらいで誰もたいして気にめない?かもしれませんが、常日頃つねひごろまったくそうした愚痴不平不満のたぐいを口にしない人が、たとえお酒が入っていたとしても、突然文句を言いだしたりしたら、周囲の人の驚きは大きいのではないでしょうか?……ええっ ⁉ この人、文句言ったりするの ⁉ まさかそんな人だと思ってなかった!驚き!……みたいな?感じに?ならないでしょうか?……まさに「自分」は、この後者のタイプに当てはまるのでは?ないでしょうか?……"ワル“のレッテルが馴染なじんでいるようなのが悪さをしてもまたアイツか、という程度で終わってしまうものが、日頃から好青年の印象が定着していると悪さですらないほんの些細ささいな愚痴でも強烈きょうれつなインパクトを与えてしまうのでは?ないでしょうか?……またもや?ここでも?「自分」の人間らしさが露呈ろていしている?でしょうか?……いや、酒の力は本当に怖い?……ここまでお酒が入っていなければ、はたしてどうだったでしょうか?……「自分」はこんな不平不満を口にしたりしていたでしょうか?……小人しょうじん閑居かんきょして不善ふぜんす、と言ったりするようですが、まあごく普通の凡人ぼんじんは?身をつつしんで?遊びよりも自らのなすべきことに?せいを出しておく方が?結局身のため?自らを守ることになる?……この宴での「自分」の姿を通して?作者はもしかしたら?そんなことも?訴えようとしている?かもしれない?……。

 

おつかれさまでした。どうでしたか?

「自分」が相手に合わせるのではなくて、相手や周りが「自分」に合わせるという?珍しい展開?のようでした……「自分」は楽しそう?でしたねえ……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性、良さそうな人じゃないですか?……けっこう?まともな人もいる?……「自分」ももしかしたら?似たようなことを?思っていたり?したかもしれない?……そして、これなら?悪くないかもな?みたいな?ことも?……何より?ベイカー嬢 ⁉ ……もうこの宴では、「自分」にとって、ベイカー嬢だけが唯一の心の支え?だったり?したんじゃ?ないでしょうか?……「自分」とベイカー嬢と同じテーブルに座っていた、「自分」と年齢が同じか近そうな男性との会話にしても、あくまでも?そばにベイカー嬢がいてくれてこそ?楽しめた?のかもしれない?……なんだか「自分」が頼りなくて?ベイカー嬢が頼もしい?感じがしないでもないような?……まあ、やっぱり?お坊ちゃん?育ち?ってところ?でしょうか?……ベイカー嬢は、ゴルフ競技の選手で雑誌に写真が沢山るくらいすごい?有名人のようですから、さすが ⁉ たのもしくて?たよりになって?当然?なのでしょうか?……たぶん?全米レベルの大会とかで戦っていい線までいく?くらいでないとそこまで有名にはならないのでは?ないでしょうか?……だとしたら、ベイカー嬢、相当すごい?んじゃない?でしょうか?……ある面?「自分」は凡人で?ベイカー嬢は非凡ひぼん?と言っていい?部分がある?かもしれない?……その辺りの違いが?頼れる人がほしい?「自分」と、頼られればささえになれる?ベイカー嬢の違いに?表れていたり?するかもしれない?……まあでも、ベイカー嬢はギャッツビーの宴に何度も来ているらしくて?、一方「自分」は初めてギャッツビーの宴に来たばかりという違いがある?でしょうか?……ただ、それでも?ベイカー嬢が誰かを当てにしたりするんでしょうかねえ?……なんかこう、心が自立してる?っていうか?誰かに依存いぞんするベイカー嬢って想像できない?ような?……誰も当てにしないし?頼りになるのも?頼りにしているのも?誰よりもベイカー嬢自身?って感じがしませんか?……ベイカー嬢のかっこよさは?そういったところにある?のかもしれません……。

今回の考えるヒントに上げたお題 「38ページ末尾から7行目 an unusual party とはどういうことを言っているのか」 ですが……⑭で説明したとおりです。約百年前の米国では、こういう宴が頻繁ひんぱんにあったのでしょうか?……「自分」が、ギャツビーの邸宅で開かれている宴が unusualだと感じるというのは、usual な宴にそれまでにけっこう出席したことがあるからこそ生まれてくる感想?というか感覚?なのではないでしょうか?……確かなことはわかりませんが、西洋では昔から?宴が日常の一部で?一つの文化?みたいだったり?したのでしょうか?……前回みたような(社交)ダンス?みたいなのとか踊り?と同様に?……日本でも古来から?宴会がある?……だけど、西洋の宴のように頻繁だったのでしょうか?……もう少し?機会が限定される?ような感じが?しないでもない?ような?……いずれにしても?お酒を飲むところだけは一緒?のようですね……そして、お酒に飲まれると危ない?ところも?……やっぱり?酒は怖い?……。

次回は、「自分」が世にもまれな?不思議な体験をする?……ぜひまた一緒にみていってください。

 

第61回の範囲は、38ページ末尾から2行目から39ページ末尾から19行目まで("I’m Gatsby," he said 〜から、I will rejoin you later." まで)をみていきます。

次回の考えるヒントは……

  • 9ページ 7-8行目 with an irresistible prejudice in your favor とはどういうことを言っているのか

前回は現実とは思えない幻想的な光景が描かれていた?ようでしたが、次回もまた、現実とは思えない?なんとも言葉で表現しがたい?不思議な?あるものが描かれている?ようです……ぜひまた一緒に確かめてみてください。

 

最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。

Point

・どうして作者はその言葉を使用したのか

・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか

・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか

 

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今回の範囲の訳文を有料(700円)で掲載いたします。

Posted by preciousgraceful-hm