Gatsby-40
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……お客も迎えて、さあ、宴会の?――いや、芝居の?――始まりです……主役は、ウィルソン夫人……陽の光というスポットライトを浴びて?右に左に?どんどん幅取って?上に後ろに?どんどん背伸びしてふんぞり返って?もうこれ以上膨らんだら弾けてしまうっていう限界までめいっぱい無理しきって?演じているようです……観客は、トムに妹、「自分」にマッキー氏?でしょうか?……マッキー夫人の方は、どうやらこの芝居の舞台に、自ら進んで?上がっている?ようです……次の一幕を?みていきましょう。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第40回の範囲は26ページ20行目から27ページ6行目まで("But it looks wonderful on you, 〜から、awaited her orders there. まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 26ページ20行目 If you know what I mean とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきましょう。
① “But it looks wonderful on you, if you know what I mean," pursued Mrs. McKee. “If Chester could only get you in that pose I think he could make something of it."
「『ウィルソン夫人の着ているドレスが単なる欠陥の多い古いもので見た目を気にしないときにただささっと着るだけのものなら、普通に考えると、魅力的とは思わないはずだけれど、実際には違って、そのウィルソン夫人の着ているドレスが、見える……素晴らしいものに……誰に対してかというと、あなただ……こうあってほしいと思うことがあるのだけど……それは、あなたがわかることで……あることを……私が本当に思っていることだ』と続けて言ったのはマッキー夫人だった……『もし、チェスターが、あることをできたら……それは、ただとらえることで……誰をかというと、あなたを……どんな状態のかというと、例のあの姿勢で……私は思う……チェスターが、あることをできるのではないかと……それは、作ることだ……何をかというと、あるもの・重要なもの・たいしたもの・驚くべきもので……何からかというと、例のあの姿勢(のあなた)だ……』」
it は、前回の最後(26ページ14行目)に出てきた your dress を指しているのではないでしょうか?
you は(すべて)、マッキー夫人が話している相手、Mrs. Wilson を指しているのではないでしょうか?
I は(すべて)、このセリフを話している、Mrs. McKee を指していると思われます。
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。この if は、希望を表しているのではないでしょうか?……マッキー夫人がまだはっきりと言葉にして口に出してはいないけど、本当は言いたいことがあって、それをわかってほしいと言っているのではないでしょうか?……言わなくてもわかってもらいたいと……というより、言わなくてもわかってもらえてるわよね……というニュアンスでしょうか?……で、言葉を区切って、ひと呼吸置いたようです……。
that は、「例の」「あの」と、マッキー夫人とウィルソン夫人の二人の間ではわかっている特定のあるものを指しているのではないでしょうか?……ほら、あの、例の、姿勢…と意味ありげに言っているニュアンスではないでしょうか?
最後の it は、that pose を指しているのではないでしょうか?
he は、Chester を指していると思われます。ところで、Chester って、誰でしょうか?……名字ではなくて名前のようですが……マッキー夫人が名前で呼ぶ相手……あの例の姿勢のあなたをとらえて、その姿勢のあなたからある重要なたいした驚くべきものを作ると……写真家のマッキー氏?では?……。
前回の最後にウィルソン夫人とマッキー夫人の間で会話がかわされていたようでした……マッキー夫人がウィルソン夫人の着ているドレスをほめると、ウィルソン夫人が無理して?見栄はって?そんなほめるほどのものではないと口先だけ謙そん?していたようでしたが、それに対して、マッキー夫人が素晴らしいと、きれいだと、しつこく?ほめているようです……さて、どうしてそこまでほめるのか?……どうやらそこには何やら意図がある?ようです……その意図とは?……ねえ、おわかりでしょ?私が何を言いたいのか……察していただけると思うのだけど……はてさて、何でしょう?……チェスターがとらえることができさえすれば、ある重要なたいした驚くべきものを作れるにちがいないと思うのだけど……ほら、あの、例の、姿勢……その素晴らしいドレスを着たあなたに、あの例の姿勢を取っていただければ、間違いなくきっと、私の夫がすごい傑作を作れると思うわ……なんたって、私の夫は写〜真家ですものっ!……という気持ちがこの①のセリフにはこもっているのではないでしょうか?……前回の最後に、ウィルソン夫人は口では謙そん?していたようでしたが、実際には全然謙そんなどしていなくて、このドレスを着た私の姿を見てっ!と言わんばかりにもう後ろにのけぞり?思いっきりふんぞり返って?どうっ!すごいでしょっ!と身体全体で語っていた?全身からそんなオーラを発していた?のではないでしょうか?……で、このマッキー夫人――一見、ウィルソン夫人のことをずっとほめていたようでしたが……実は、ほめていたのはウィルソン夫人ではなかった?のではないでしょうか?……じゃあ、誰をほめていたのか?……というより、誰をアピールしていたのか?……それは、やっぱり、一貫して?夫のマッキー氏ではないでしょうか?……第38回(25ページ末尾から8-6行目あたり)でマッキー夫人は写真家の夫が自慢でたまらない?ようでした……で、ここでも、写真家の夫が、その腕を、才能を、実力を存分に発揮できると……本当に言いたいのは、そっちではないでしょうか?……写真家の夫がまたもや素晴らしい作品を作り出す?絶好の機会?だからこそ、ウィルソン夫人をほめた?と……もし、写真家の夫に出番がなさそうなら、ほめていなかった?のではないでしょうか?……すごいですねえ……会話が成立しているようでいて、実際にはキャッチボールは成り立っていない?……どっちも、当人の都合や思いだけでものを言ってる?……結局、ウィルソン夫人も、マッキー夫人も、どちらも自らの都合や利益だけしか考えてない?……だけど、おもしろいことに?この二人、妙に利害が一致している?……ウィルソン夫人は虚栄心を?大いに満足させられる?……マッキー夫人は、夫を売り込むチャンス?に出会えて大喜び?……一見、気が合っている?ように見えて、実は単に双方の利害が一致してるだけ?のような?……怖いですねえ……でも、案外、現実にもこれと似たようなことって、けっこうあったりする?かもしれない?……で、双方がそれぞれに満足してれば問題ないから、心が通い合ってなくても、通じ合ってなくても、これで通ってしまう……怖いですねえ……。
② We all looked in silence at Mrs. Wilson, who removed a strand of hair from over her eyes and looked back at us with a brilliant smile.
「リビングにいたウィルソン夫人以外の全員つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人は、全員、目を向けた……ある状態で……それは沈黙した状態で……どちらの方をかというと、ウィルソン夫人の方で……そのウィルソン夫人は、取り除いた……髪の毛の束を……どこからかというと、あるものの上にかぶさったところで……それは何の上かというと、ウィルソン夫人の両目で……そうやって髪の毛の束を両目の上にかぶさったところから取り除いた後で、それから目を向けた……後方に……(後方にいる)リビングにいたウィルソン夫人以外の全員つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人の方に……どんな様子でかというと、はなばなしい笑顔だ……」
We は、その場――リビングにいたウィルソン夫人以外の全員、つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人を指すのではないでしょうか? us も同様ではないでしょうか?
who は、直前の Mrs. Wilson を指して言いかえているのではないでしょうか?
her は、Mrs. Wilson を指すのではないでしょうか?
①でマッキー夫人が、ウィルソン夫人にあの例の姿勢を取ってくれさえすれば…なんて調子のいいこと?を言うものだから、みんなの目がそろってウィルソン夫人の方に向けられたようです……無言で……すると……ウィルソン夫人は目の上にかぶさった髪の毛の束を取り除く仕草をしたようです……そして、リビングという劇場?の前方にある?舞台?に立っていたウィルソン夫人は、劇場後方の?観客席?にいるトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の方に目線をやって、はなばなしい笑顔になったようです……もう、女優?でしょうか?……主役?主演?女優?……あらーっ!そーおーっ!あの!例の!姿勢ねっ!そこまで言うなら、やってあげないこともなくってよっ!よっ!はっ!こうかしらっ?こんな感じ?これでどうっ?ふふんっ!……もう、天にも昇る心地?……いや、もう一人で完全に浮いてる?……いやいや、そばには強力な助っ人のマッキー夫人が?……ああ、恐ろしい……凄まじい光景?……。
③ Mr. McKee regarded her intently with his head on one side, and then moved his hand back and forth slowly in front of his face.
「マッキー氏は、じっと見た……ウィルソン夫人を……一心に・余念なく……ある状態で……それは、マッキー氏の頭が、一方の側にある状態で……そうやって頭が一方に傾いた・片寄った状態でウィルソン夫人を一心に余念なくじっと見た後、それから動かした……マッキー氏の片手を……後方に、それから、前方に……ゆっくりと……どこでかというと、あるものの前で……それは何かというと、マッキー氏の顔だ……」
her は、②で出てきた Mrs. Wilson を指しているのではないでしょうか?
his は(すべて)、Mr. McKee を指しているのではないでしょうか?
①のマッキー夫人の言葉にすっかり気を良くして?なおかつ乗せられて?②で主演?主役?女優?になりきったウィルソン夫人が、観客?全員の注目を集める中、マッキー夫人のいう"あの例の姿勢"を取った?ようでした……すると、ここでそのウィルソン夫人に反応した?人物がいたようです……それは、なんと!マッキー氏!写真家の……しかも、ただの写真家じゃありません……芸術家の範疇に入る写真家?のようでした……だから……独特?なのでしょうか?……まずは、あの例の姿勢を取ったウィルソン夫人をとにかく見た?穴のあくほど見た?いや、そういう見方ではない?とにかく、芸術家がじっと見るような見方?……しかも、頭は片側に倒れていた?ようです……そして、それだけじゃなかったようです……次に、片手を顔の前でゆっくりと、まずは顔に近づける方向に動かし、次に顔から離す方向に動かしたようです……これって、何でしょう?……カメラだと、レンズを動かしてピントを合わせる?でしょうか?……で、ここでは、どうやらカメラは持っていないようです……だけど、エアカメラ?でも持ってた?……もしかして、片手を動かしてピントでも合わせてた?……いや、カメラのフレームに入れる範囲でも確かめていた?……とにかく、マッキー氏は写真家の本能?でも目覚めた?……そして、ウィルソン夫人はすっかり?芸術家の範疇に入る写真家?らしいマッキー氏の向けるエアカメラ?の被写体になりきった?……なんと!ウィルソン夫人の主役?主演?女優?の舞台?に自ら進んで協力し、参加する役者?は、マッキー夫人だけではありませんでした!……夫のマッキー氏も!すっかりノリノリ?……怖いですねえ……いやいや、写真家の才能を発揮し腕を振るう機会さえあれば、そりゃ絶対に?逃すはずがない?……すごいですねえ……マッキー夫人、ウィルソン夫人の助っ人のようでいて、実は違った?……夫のマッキー氏の助っ人?内助の功?でしょうか?……この夫の反応に、マッキー夫人は、きっと鼻高々?大満足?……ほおら!あたしのおかげで!……と思ったかどうかわかりませんが……でも、たぶん、マッキー夫人も、夫のマッキー氏も、ウィルソン夫人も、ルンルンでテンション爆上がり?だったんじゃないでしょうか?……おもしろくないですか?……作者も人が悪い?……完全に?おちょくってる?バカにしてる?ようにも思えませんか?……でも、やっぱり、おもしろい?……。
④ “I should change the light," he said after a moment. “I’d like to bring out the modelling of the features. And I’d try to get hold of all the back hair."
「『私は、あることをした方がいい……それは何かというと、変えることだ……何をかというと、光だ……』マッキー氏が、言った……少し間をあけた後で……『私は、したいことがある……それは、引き出す・明らかにすることだ……模型・ひな型・模範を……何のかというと、特色・容貌・顔立ちだ……そのように特色・容貌・顔立ちの模型・ひな型・模範を引き出したい・明らかにしたいという前提の上で、なおかつ、私は、こうしてみようと思うことがある……それは、挑戦することだ……何にかというと、つかむ・保持することだ……何をかというと、すべての後方の髪だ……』」
I は(すべて)マッキー氏のセリフのようですので、マッキー氏を指すのではないでしょうか?
he は、③で出てきたMr. McKee を指すのではないでしょうか?
③でエアカメラ?でピントを合わせていた?らしいマッキー氏が、何か言ったようです……光を変えたほうがいいと……そう言って、また無言になった?ようです……芸術の範疇に入る?写真を撮るための思索?……で、またしゃべりだしたようです……特色・容貌・顔立ちの模型・ひな型・模範を引き出したい・明らかにしたいと……どういうことでしょうか?……もしかしたら、単なるウィルソン夫人を撮ったスナップ写真?みたいなのじゃなくて、ウィルソン夫人を撮ってはいるのだけれども、個人的な写真ではなくて、写真展?とかに?出すような?芸術作品にまで高めた?ような作品?にしたいと?言っている?のではないでしょうか?……ウィルソン夫人の容貌・顔立ち・特色を写した写真にはなるけれども、その容貌・顔立ち・特色がウィルソン夫人個人の容貌・顔立ち・特色を写しただけの写真にするのではなく、万人?に共通?の何か模型・ひな型・模範になるような要素?みたいなものでも引き出して明らかにしてそれを写真という手段で表現したい?みたいなことを?言っている?のではないでしょうか?……つまり、ウィルソン夫人の写真を見た人が、ウィルソン夫人の容貌・顔立ち・特色から、何かウィルソン夫人個人の容貌・顔立ち・特色にとどまらない、何か模型・ひな型・模範になるような要素?でも見える?感じる?受けとめる?ような写真を?写したい?と言っている?のではないでしょうか?……で、なおかつ、後方の髪をすべてつかみ保持してみようと……なんでしょうねえ……②であの例の姿勢を取ったウィルソン夫人を見て、芸術家の範疇に入る?写真家のインスピレーションを刺激する何か?でもあったのでしょうか?……なんかもう、ビンビン?マッキー氏の心に響いて、心の奥底から?湧いてくる?やる気?アイデア?が止まらない?……はたして、本当にウィルソン夫人の姿に刺激を受けたのか?……それとも、単に芸術家の範疇に入る?写真家の扱いを受けて?というより、妻におだてられて?なおかつウィルソン夫人まですっかりその気で被写体になりきって?いるらしいから、その空気に乗せられて?踊らされて?マッキー氏までその気になった?だけ?だったりしたり?するかも?しれない?……すごいですねえ……なんだか、作者は、勘違いな?人たちが勘違いな?ことをしている姿をからかって楽しんでいる?ようにも思えませんか?……だけど、本当にウィルソン夫人とその仲間には、作者は辛辣で残酷で容赦ない?ような気がしませんか?……。
⑤ “I wouldn’t think of changing the light," cried Mrs. McKee. “I think it’s —-“
「『私は、それは違うかなと思うことがあるのだけど……それは、変えることで……光を……』大声で叫んだのは、マッキー夫人だった……『私が思うに、それは――』」
I は(すべて)、マッキー夫人のセリフのようなので、マッキー夫人を指すのではないでしょうか?
it は、漠然と状況を指しているのか、それとも何か具体的なものを指そうとしていたのか、途中で文が切れているのでわからないのではないでしょうか?
③で芸術家の範疇に入る?写真家の本能が目覚めた?らしいマッキー氏が、④でああしてみよう、こうしてみようと言い出したら、⑤でマッキー夫人が横から口を挟んだ?ようです……夫が光を変えた方がいい、と言ったのに対して、いやいや、光は変えなくてもいいんじゃない?と……それも、大きな声で呼びかけた?ようです……で、じゃあ、どうするのがいいのか……その考えもマッキー夫人にはあるようで、続けてそれを言おうとしたようですが、続きを言わせてもらえなかった?ようです……夫をおだてて?お膳立て?するだけじゃなくて、夫がどんな写真をどんなふうに撮るべきかということまで口を挟む?のでしょうか?……なんでしょうねえ……夫を立てている?ようでいて、実は、妻であるマッキー夫人の内助の功?功績?を主張したい?のでしょうか……あたしのおかげで!夫は芸術の範疇に入る?写真を撮れているのよ!芸術家の範疇に入る?写真家でいるのよ!……あたしがいなきゃ、あの夫は芸術の範疇に入る?写真を撮れてやしないわ!あたしがいてこそよ!あの夫の何もかもすべて、あたしのおかげなのよ!……だ・か・ら!あたしが言ってあげなくちゃ!あたしが教えてあげなくちゃ!あたしが適切な正しい助言をしてあげなくちゃ!そうしなきゃ、あの夫、良い作品を作れないもの……あたしが……あたしが……あたしが…………そんな声が?もしかしたら、聞こえてくる?ような?……ウィルソン夫人も、マッキー夫人も、あたしが!あたしが!あたしが!って自己主張?がすごくない?ですか?……すごいですねえ……作者は意地悪ですねえ……怖いですねえ……。
⑥ Her husband said “SH!" and we all looked at the subject again, whereupon Tom Buchanan yawned audibly and got to his feet.
「マッキー夫人の夫であるマッキー氏が言った……『シーッ!』……マッキー氏がシーッ!と言った後、ウィルソン夫人以外の全員つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人が、みなそろって、目を向けた……どこにかというと、対象者つまりウィルソン夫人の方に……②でウィルソン夫人以外の全員つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人が全員ウィルソン夫人に目を向けたのと同じようにもう一度……そうやって、もう一度ウィルソン夫人以外の全員つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人がみなそろってウィルソン夫人をみたときに、トム・ブキャナンが、あくびをした……聞こえるように……そうやってトムが(他の人に)聞こえるようにあくびをした後、それからトムが立ち上がった……」
Her は、⑤で出てきたMrs. McKee を指すのではないでしょうか?
we は、②で出てきた We と同じ、ウィルソン夫人以外の全員つまりトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人を指すのではないでしょうか?
the subject は、被写体のこと、つまり②で出てきた Mrs. Wilson, who removed a strand of hair from over her eyes and looked back at us with a brilliant smile を指すのではないでしょうか? マッキー夫人が言った"あの例の姿勢"を取ったウィルソン夫人を指すのではないでしょうか?
whereupon は、Her husband said “Sh!" and we all looked at the subject again を指しているのではないでしょうか?
his は、Tom Buchanan を指すのではないでしょうか?
⑤でマッキー夫人が横から口を挟んだ?のに対して、まずマッキー氏がそれを止めた?それ以上しゃべらせなかった?のではないでしょうか?……シーッ!という言葉で、もしかしたら、マッキー夫人だけでなく、みな無言になった?……で、そんな状況で、マッキー氏が止めるから、何事か?何かあるのか?と思ったのかどうか、とにかく、ウィルソン夫人以外のトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹、マッキー氏、マッキー夫人の五人全員が、ウィルソン夫人の方をまた見たようです……で、そのタイミングで、トムが、あくびをしたと……それも、周りに聞こえるような派手な?音をさせたあくびだった?ようです……うぁ〜あ〜、みたいな感じ?でしょうか?……で、あくびをして、それから立ち上がったと……さてさて、リビングにいたウィルソン夫人以外の五人全員が、ウィルソン夫人の方を見るには見ていたようですが、それぞれに思いは違っていた?ようです……マッキー夫人はけしかけていたようなものですし、マッキー氏は夫人に乗っかっていたようなものですから、この二人はまあ、いわばそれぞれのやり方で楽しんでいた?といってもいい?のではないでしょうか?……では、他の三人はというと……ウィルソン夫人の妹は、前回でも見ましたが、だまーって、お姉ちゃんのやることをじぃーっと見ていた?のではないでしょうか?……お姉ちゃんが主役?主演?女優?になりきっているときには、邪魔しない方がいいと……よくよく?心得ていた?のではないでしょうか?……お姉ちゃんが、またやってるわ、と……こういうときは、あたしは、だまって見るだけ、と……では、「自分」は、どうだったでしょうか?……とにかく、だまって見るだけ聞くだけの良識と良心のかたまりで目の前の相手に心からの思いやりと誠意を尽くすことに徹する a (super-)perfect rose ですから、微塵も失礼な素振りは見せなかったことと思いますが、内心では、心の口をぽか〜んと開けてあっけにとられて見ていた?かもしれない?でしょうか?……そして、最後に、未来の夫?になるかも?しれない?トムはというと……周りにあてつけるような?大あくび……ということは、俺様は退屈で仕方がないと……あくびによって、そう宣言?宣告?していたのではないでしょうか?……俺様がつまらないことはやめろ、と……俺様のトムとしては、芸術家の範疇に入る?写真家のマッキー氏のお眼鏡にかなった?らしい、俺様の未来の?妻になるかもしれない女の姿など、退屈だ?つまらない?どうでもいい?興味ない?と……ウィルソン夫人はルンルンウキウキノリノリでやってるのに、トムはそれがつまらない?どうでもいい?やめてくれ?と……なんでしょうねえ……前にも、Chapter 1(第11回 9ページ末尾から13-10行目)で、デイジーが気持ちよくくつろいでいるところを、トムがいきなり邪魔したことがあったようでした……ここでも、ウィルソン夫人が気持ちよく楽しんでいるところを、トムがいきなり邪魔して?いませんか?……トムというのは、そういう男だと、もしかしたら作者がそう言っているような?気がしませんか?……トムというのは、そうやって女の楽しみを奪う男なのだと、そういう男として、作者が描こうとしている?ようにも思われませんか?……もしそうなら、トムに関わった女は、みんな不幸になる?ということじゃないでしょうか?……要は、トム=女を不幸にする男、だと……で、そういうトムの思いどおりにならない女は、ベイカー嬢のような女性だけだと……で、トムはそういう女性が嫌いだと……ということは、トムは、トムが不幸にできる女、トムが泣かすことのできる女が好きだと……そういうことになりませんか?……本当に?性質悪?……完全に?弱い者いじめ?……いやいや、悪く取りすぎ?……どうでしょうか?……。
⑦ “You McKees have something to drink," he said. “Get some more ice and mineral water, Myrtle, before everybody goes to sleep."
「『お前らマッキー夫妻は、持つんだ……何か……飲むものを……』とトムが言った……『手に入れろ……いくらか追加の氷とミネラルウォーターを……マートル……あることになる前に……それは何かというと、みんながある状態になることだ……それは眠ることだ……』」
You は、直後の McKees マッキー夫妻を指しているのではないでしょうか? You と呼びかけた上で、なおかつ名前を続けていると……誤解のないように?ということでしょうか?
he は、⑥で出てきた Tom Buchanan を指すのではないでしょうか?
またもや!トムの軍隊調のセリフ!……善意に解釈すれば、ぜひぜひ飲んでいただきたいという気持ちを強い言い方で表した?のかもしれませんが……やっぱり、トムの場合は、タクシーに乗ってろと命じた「自分」に続き、今度はマッキー夫妻に命令してるとしか思えないような……お前ら飲めと……招いたはずのお客様に、お客様の好きなように、おしゃべりを楽しませ、やりたいようにやらせるのではなく、お前らのしゃべりたいことをしゃべるな、おまえらのやりたいことをやるな、俺様の命令どおり、しゃべらず、他のことは何もせず、ただ、飲めと……しかも、それがお前らの義務だと……まるでトムがそう言っている?ように?聞こえませんか?……どうしてそんな命令をわざわざ出したのか?……それは俺様が退屈だからだ……お前らがマートルとやってる馬鹿馬鹿しい?小芝居?そんなつまらんことをするなと?……お前らが乗せるからマートルが調子に乗るじゃないかと?……で、まずはマッキー夫妻に横やりを入れた?……それから次に、ウィルソン夫人に氷とミネラルウォーターを持って来いと……たぶん、もうある程度はあったのではないでしょうか?……だけど、ウィルソン夫人の一人舞台?を止めさせる?ために、その口実に、氷持って来いと言った?のではないでしょうか?……で、最後に、みんなが寝てしまう前にと付け加えたようです……その心は?……いや、みんなじゃなくて、トムが、寝てしまうのではないでしょうか?……マッキー夫妻は二人ともウィルソン夫人と一緒になって楽しんでいた?ようでしたから、むしろ目が冴えていた?くらいじゃないでしょうか?……ウィルソン夫人の妹にしても、いつものお姉ちゃんの舞台?を、もしかしたら、しっかり見ておかなくちゃ?と思っていた?かもしれない?……だって、そうしないと、後からお姉ちゃんに何をどう言われるか?何をどう要求されるか?わからない?から?……なんにしても、如才ない?心得てる?ウィルソン夫人の妹が、お姉ちゃんの主役?主演?女優?の舞台?で居眠りするようなそんなヘマはしない?のではないでしょうか?……後は、「自分」ですが……これまた、辛抱強くて律儀で誠意のかたまりみたいな a (super-)perfect rose ですから、よほどのことがないかぎり、居眠りなど考えられない?のではないでしょうか?……ということで、寝てしまいそうだったのは、みんなではなく、トムただ一人?だったのでは?ないでしょうか?……だけど、まあ、俺様一人が寝てしまうとは言えない……で、口実に"みんな"と言った?といったところでしょうか?……トムでも、この程度の配慮を見せる?こともある?ようです……だけど、どう考えても、俺様が寝てしまうと、ウィルソン夫人に言ったようなもの?ではないでしょうか?……なんだかねえ……トムって、どの女が相手でも、つくづく、ねえ……まあ、ねえ……たぶん、女性を幸せにするなんて発想はまるでない?のではないでしょうか?……俺様がすべて……すべて俺様の幸せの道具?にすぎない?……いやいや、そこまでは言い過ぎ?……どうでしょうか?……。
⑧ “I told that boy about the ice." Myrtle raised her eyebrows in despair at the shiftlessness of the lower orders. “These people! You have to keep after them all the time."
「『私は命じた……あの少年・若者に……あることについて……それは氷だ……』マートルが、上げた……何をかというと、マートルの両まゆだ……ある様子で……それは、絶望した様子だ……何にかというと、働きのない・不精なことだ……何のかというと、低い方の階級・階層・地位だ……『そういう低い方の階級・階層・地位の人たちというのは(困ったものだ)!……誰でも、あることをせざるをえない……それは、しつこくうるさく言うことだ……誰にかというと、そういう低い方の階級・階層・地位の人たちだ……いつでも・しょっちゅう・たびたび……』」
I は、ウィルソン夫人のセリフのようなので、ウィルソン夫人を指すのではないでしょうか?
that は、第37回(24ページ末尾から6行目)に出てきた、A reluctant elevator boy を指すのではないでしょうか? 要は、ウィルソン夫人は、何でもかんでも使い走りをさせようとしていた?のではないでしょうか?……犬の寝床にミルクに、そしてお酒を飲むのに使う氷やミネラルウォーターも、そういったもろもろぜ〜んぶ、エレベーター係の少年・若者に?持って来させようと?していた?……あつかましい?ですねえ……。
her は、Myrtle つまりウィルソン夫人を指すのではないでしょうか?
raise —-'s eyebrows は、ひんしゅくの表情を表すようです……ここでは、エレベーター係の少年・若者が、ウィルソン夫人のひんしゅくを買った?のではないでしょうか?……ここにもまた、作者の痛烈な皮肉が込められている?でしょうか?……いやいや、ひんしゅくものなのは、エレベーター係の少年・若者じゃなくて、ウィルソン夫人、あなたの方ですよ、と……。
These は、that boy を含む、the lower orders を指すのではないでしょうか? つまり、エレベーター係のような仕事――ウィルソン夫人が考える使い走りをさせるような仕事の労働者?を指しているのではないでしょうか?……lower があるということは、その逆に higher があるということで、ここでは、支配する側 higher に対する lower 支配される側、という意味で使われているのではないでしょうか?
You は、ウィルソン夫人と同じ立場に立つ人なら誰でもきっとそうだ、という気持ちを込めて使われているのではないでしょうか?
them は、These people つまり that boy を含む the lower orders を指すのではないでしょうか?
⑦でトムに、氷を持ってこいと言われたウィルソン夫人が、不満をぶちまけている?ようです……あたしの主役?主演?女優?舞台?いいとこだったのにっ……もうっ!あの小僧?何やってんのよっ!さっさと持ってこないから、あたしの主役?主演?女優?舞台?中断しちゃったじゃないっ!……ひとがせっかく良い気分でやってたのにっ!もうっ!……ということで、ウィルソン夫人は、まず、あたしはちゃ〜んと、あのエレベーター係の少年・若者に氷を持ってくるように言ったんだからねと……だから、夫人は悪くないのだと、夫人に非はないのだと……それなのに、なーーんでっ!このあたしがっ!トムに氷持って来いって言われなくちゃいけないのよっ!それもこれも、あのエレベーター係の少年・若者が悪いのよっ!……で、そうした使い走り?のような仕事をする労働者つまり支配される側の下の階級・階層・地位の人たちが働かない不精なことに絶望した様子で、まゆをひそめて顔をしかめた?ようです……そして続けて、そういう下の階級・階層・地位の人たちには困ったものだと……こういう下の階級・階層・地位の人たちにはいつでもしょっちゅうたびたびしつこくうるさく言わざるをえないと……要は、言いつけたことをさっさとやるようにと催促しなければならない?と言っている?のではないでしょうか?……ウィルソン夫人の言いつけたことをやらないから、だから、催促しなければならないと不満を言っている?のではないでしょうか?……ところで、ウィルソン夫人、the higer orders の一人でしょうか?……それとも、the lower orders の一人でしょうか?……今は、トムと夫人の二人の部屋にいて、トムのおかげで?the higer orders の一人みたいな顔をしていられますけど、本当は?どちらでしょうか?……お前だって、the lower orders の一人じゃないかと、作者は指摘している?ように思われませんか?……お前だって、な〜んにもしないじゃないかと……使い走りばかりさせてるじゃないかと……少しは夫人自らやったらどうだと……夫人自ら氷持って来いよと……夫人に the lower orders の批判をさせることで、その夫人自身こそまさしく the lower orders の一人じゃないかと、作者が夫人につっこんでいる?ようにも?聞こえませんか?……。
⑨ She looked at me and laughed pointlessly. Then she flounced over to the dog, kissed it with ecstasy, and swept into the kitchen, implying that a dozen chefs awaited her orders there.
「ウィルソン夫人は、目を向けた……「自分」の方に……そして、笑った……無意味に・要領を得ないで……それから、ウィルソン夫人は、身を投げ出すように人目を引くように意識して動き、おしかぶさった……何にかというと、タクシーで来るときに買ってきた犬で……それから、くちづけをした……その犬に……どんな様子でかというと、有頂天で恍惚として……それから、ドレスのすそを引きずりながらさっと通って、あるところに入っていった……それはどこかというと、台所だ……その様子が、暗示していた・ほのめかしていた……何をかというと、十二人・多数の料理人・コックが、待っていた……ウィルソン夫人の指図を……その台所で……」
She (she) は(すべて)、⑧で出てきた Myrtle つまりウィルソン夫人を指すのではないでしょうか? her も同様ではないでしょうか?
it は、the dog つまり、第35回(23ページ途中〜24ページはじめ)で買った犬を指すのではないでしょうか?
氷を持ってこいと言われ(ウィルソン夫人ご自慢?の主役?主演?女優?舞台?を止められ)た不満を⑧でぶちまけた?後、どうやら、「自分」の方を見て笑った?ようです……そんな笑う理由などないのに?……つまり、「自分」としては、ウィルソン夫人に笑いかけられた理由がわからないと、言いたいのではないでしょうか?……で、夫人は、まず「自分」に笑いかけた……次に、買ってきたばかりの犬に意識を向けたようです……その犬におしかぶさるような姿勢を取った?ようです……それから、その犬に、あいさつのつもり?でしょうか?……チュッとした?ようです……その様子が、有頂天で恍惚として?見えたと……ということは、とても機嫌がいい?ご機嫌?……で、ドレスのすそを引きずりながら素早く?動いた?のでしょうか?……台所に入っていったと……そのときの様子が、まるで多数の料理人・コックが台所でウィルソン夫人の指図を待っているかのような雰囲気?振る舞い?だった?ようです……要は、やっぱり、この家の主?女主人?みたいな?感じ?でしょうか?……ふんぞり返って?偉そう?……あたしが指図しなくっちゃ、この家では何も始まらないんだから…みたいな?……主役?主演?女優?舞台?を止められたことは不満だけど、でもまあ、ここはまぎれもなく?ウィルソン夫人の"我が家"なわけで?夫人が主役?主?主人?だからこそ?氷も用意?するわけで?……で、「自分」には、ウィルソン夫人、どうやら好意を持っている?のでしょうか?……まあ、「自分」のことを嫌う人の方がめずらしいのでは?……たぶん、そんな人はいないと言ってもいいくらいでは?……だから、「自分」にしてみれば要領を得ない笑顔だったけど、夫人にしてみれば、たぶん、単に好意を示した笑顔だったのでは?ないでしょうか?……「自分」は誰もが好きになる?……そして夫人も例外ではない?……デイジーやベイカー嬢と同じように?……それとも、ウィルソン夫人、トムに何か言いくるめられていた?可能性も?ある?……いやいや、それは勘ぐり過ぎ?……夫人がトムと結婚するために、「自分」を夫人サイドに引き込もうとか?……まあ、その可能性もあるかも?しれませんが、「自分」に好感を持った可能性も十分あるのでは?ないでしょうか?……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
思いがけない一幕が?展開された?でしょうか?……ウィルソン夫人にマッキー夫人、それにマッキー氏が加わって、これから大いに盛り上がるか?と思われたところで、トムの横やりが入って、座が白けた?でしょうか?……なんか、トムって、こういうところもつまらなくないですか?……トムは、読者もがっかりさせていないでしょうか?……みんなの嫌われ者?とまで言ったら言い過ぎ?でしょうか?……でも、みんなに嫌われることばっかりやっている?ような?……あのままウィルソン夫人の主役?主演?女優?舞台?が続いていたら、いったいどんなことになっていたのでしょう?……見てみたかったような気もしませんか?……いやいや、恐ろしい?……あそこまでで十分?ですか?……まあ、そうですね……作者も、この辺で止めとくかと、これ以上いじめるのはと……そう思った?のかも?しれません……。
さて、今回の考えるヒントに上げたお題 「26ページ20行目 If you know what I mean とはどういうことを言っているのか」 ですが……①で説明したとおりです。見方によっては、ウィルソン夫人にマッキー夫人にマッキー氏、この三人のやり取り、おもしろくないですか?……デイジーやベイカー嬢とは、まったく違う世界?……下町?庶民の?世界とお上品な?上流?階級の世界の違いでしょうか?……なんでしょう……本人の思いや欲望がむき出しのままに表に現れている下町?庶民?の世界?……一方、あくまでもかくあるべきという体裁をつくろい整え、決して身を持ち崩さないお上品な?上流?階級の世界?……見てておもしろいのは、やっぱり下町?庶民?の世界?……生身の人間の有り様がそのまま露骨にダダ漏れ状態?……その渦中に置かれたくはない?けど、はたから見るだけならこんなに?おもしろいものはない?……いやいや、それは不謹慎?……でもこれ、百年近く前の物語なんです……だけど、全然?違和感なくない?ですか?……今の時代の小説です、と言われても、なんの疑いもなく、ああそうですか、と思ってしまいそうじゃありませんか?……人間の欲?みたいなところにまつわるものって、時代は関係ない?のかもしれない?……百年前でも?千年前でも?いつでも?人間というのは、本質的には何も変わっていない?ずーっと一緒?なのかも?しれない?……そんなことを?思わされたり?しませんか?……。
次回は、これまで黙っていた?らしいトム、「自分」、ウィルソン夫人の妹もしゃべるようです……ぜひまた一緒にみていってください。
第41回の範囲は27ページ7行目から27ページ末尾から6行目まで("I’ve done some nice things 〜から、won’t you Myrtle?" まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 27ページ末尾から16行目 I’d hate to have him get anything on me. とはどういうことを言っているのか
次回は、主役?主演?女優?がいない?……もの足りないかも?……でも、ぜひまた一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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