Gatsby-121
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……理想と現実の狭間で揺れ動くギャッツビー?――その姿を冷静に観察する「自分」?……あら?デイジーは?まさかの置いてけぼり状態?……続きをみていきましょう……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第121回の範囲は、74ページ末尾から11行目から75ページ3行目まで(As I watched him he adjusted 〜から、if he had anything to say. まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 74ページ末尾から3-2行目 possessed by intense life とはどういうことか?
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきます。
① As I watched him he adjusted himself a little, visibly. His hand took hold of hers, and as she said something low in his ear he turned toward her with a rush of emotion.
「「自分」がギャッツビーを注視していた時……ギャッツビーは、ギャッツビー自身を調整した・(考えなどを)修正した……少し……(はた目にも)明らかに・はっきりと……ギャッツビーの片手がデイジーの片手をつかんだ・捉えた・制した・牛耳った……そして・それからデイジーがある事・何かを言った・話した時……声をひそめて・低い調子で……ギャッツビーの耳の中に……ギャッツビーは、デイジーの方へ・に向かって・に対して向きを変えた・向かった……一回分の急激な増加・急に現われる(わき上がる)こと・激発・快感・恍惚感・気分の高揚をもって・の状態で……何のかというと、感激・感動・情愛・情動だ……」
him (he, himself, His)は(すべて)、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?
hers は、her hand を表している?のではないでしょうか?……また、hers (she, her) は(すべて)、デイジーを指しているのではないでしょうか?……。
前回は「自分」の目から見たギャッツビーの様子?――ギャッツビーが自身の心の内に思い描いてきた理想のデイジー像?と今一緒にいる実際のデイジー?とのギャップ?相違?に戸惑っている?様子が描かれていた?ようでしたが?……この①では?どうやら?ギャッツビーのそんな様子が変わっている?ようではないでしょうか?……前回同様?「自分」は相変わらずギャッツビーの様子を観察している?ようですよねえ?……で?そうやって?じーっと見ていたら?ギャッツビーが少しギャッツビー自身を調整した?修正した?と……それも?はた目にも明らかに?はっきりと?……で?それから?どうなったか?っていうと?ギャッツビーの片手がデイジーの片手をつかんで?それから?デイジーが何かを声をひそめてギャッツビーの耳の中に言った時?ギャッツビーはデイジーの方に向かって向きを変えて?向かった?と……感激・感動・情愛・情動?が一回分?急激に増加?急にわき上がって?激発?の状態で?と……どういうことでしょうか?……いったい何を言っているのでしょうか?……前回は?ギャッツビーは?今一緒にいるデイジーに?あれ?こんなだったっけ?なんか違わないか?とかって?戸惑ってた?んですよねえ?……で?この①では?ギャッツビー自身を調整した?修正した?と……そして?デイジーの片手をつかんで?デイジーの方に向いて?情愛?情動?が激発していた?と……どうなんでしょう?……この①では?ギャッツビーはデイジーに戸惑っているでしょうか?……そうではない?んじゃあないでしょうか?……つまり?前回は?一緒にいるデイジーに戸惑っていた?けれど?今回は?ギャッツビー自身の思い?考え?気持ち?の方を修正した?今一緒にいるデイジーに合わせる方向で?調整した?のでしょうか?……少しだけでも?……で?その様子?そんなギャッツビーの思い?が見ている「自分」の目にもわかりやすかった?明白だった?んでしょうか?……要は?ギャッツビーは?今一緒にいるデイジーに?なんか違わないか?と戸惑うのをやめた?ってこと?なんじゃあないでしょうか?……ギャッツビーが何を思ったのか?はわかりませんが?なんといっても?長〜〜〜〜い年月をかけて?やーーーーっとのことで?デイジーとの"運命の再会"を果たすことができた?んですよねえ?……としたら?今一緒にいるデイジーが少々?理想のデイジー像と違ったところで?そんなことにこだわるのかよ?ってな話?なんじゃあないでしょうか?……戸惑ってる場合じゃない?と……ここまで来るのにどんなに大変だったか?って?……せっかく再会できたのに?なんか違う?って?……だから?そんなことで?引くのか?手放すのか?ってな話?なんじゃあないでしょうか?……なので?バカげてる?やめよ?何戸惑ってんだよ?そんなことしてる場合じゃないだろ?と……で?そんな感じ?なんでしょうか?ギャッツビーは?気持ちを切り替えて?今一緒にいるデイジーに?まあ?積極的に?向かっていった?ってこと?なんでしょうか?……で?そしたら?デイジーが?そんなギャッツビーに?応えた?ってこと?なんでしょうか?……何かを言った?ようですねえ?……それも?声をひそめて?ギャッツビーの耳のところで?ねえ?……そしたら?ギャッツビー?情愛?情動?がブワァーッ?と湧き上がった?……で?ギャッツビーの身体を?デイジーの方に向けた?んですかねえ?……なんでしょうねえ?……ギャッツビーの気持ちが?グワァーッと?盛り上がる?ような何か?をデイジーが言った?んですかねえ?……しかも?その言い方?がねえ?……ですかねえ?……まあ?一言で言えば?ギャッツビーをその気にさせた?って感じ?でしょうか?ねえ?……前回は戸惑ってたギャッツビー?でも?それをやめた?戸惑ってないで?今一緒に過ごせるデイジー?を大切にしよう?と思いを切り換えた?そしたら?デイジーが?ギャッツビーを?リアルな夢の世界に?いざなった?って感じ?でしょうか?……ギャッツビーの心の中に広がる?ドリームワールドの理想のデイジー像ではなくて?リアルな世界のリアルなデイジーが?リアルな夢に?魅惑の世界に?ギャッツビーを連れて行ってくれる?楽しませてくれる?……おぉぉぉ〜〜〜〜〜〜……怖い?……いやいや?望むところ?……いやいやいや?……どうなんでしょう?……ねえ?……。
② I think that voice held him most, with its fluctuating, feversih warmth, because it couldn’t be over-dreamed — that voice was a deathless song.
「「自分」は考える・思う……例の音声・声音が……ギャッツビーをつかんだ・ひきつけた……最も・最も多く……何で・何を用いてかというと、その例の音声・声音の揺れ動いている・変動している・上下している熱のある・熱っぽい暖かさ・熱心・熱烈・激しさ・興奮・温情・思いやり・暖かみだ……というのは、その例の音声・声音は、過度に・過剰に夢見られた・夢想された状態であることができない・はずがない・ありえないーー例の音声・声音は、一つの・一例の・一種の不死の・不朽の・永遠の歌であった……」
that は(どちらも)、「例の」と特定のものを指す意味で使われているのではないでしょうか?……ここでは、デイジーの(独特の)声音?しゃべり方?を指している?のではないでしょうか?……。
him は、ギャッツビーを指しているのではないでしょうか?
its (it) は(すべて)、that voice を指しているのではないでしょうか?……また、fluctuating, feversih warmth は、Chapter 1 第13回 10ページ18-26行目辺り?に詳しく説明されていた?デイジーの声音?の様子?を表している?のではないでしょうか?……。
couldn’t は、could not を短く縮めた形ではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、it couldn’t be over-dreamed という内容を?別の言い方で説明し直している?ことを表している?のではないでしょうか?
①で?デイジーが何かを言ったら?ギャッツビーの気持ち?がドワァーッと盛り上がっていた?ようでしたよねえ?……その様子?を見て?「自分」が何を思ったのか?というのがこの②で説明されている?ようではないでしょうか?……デイジーの例の声音?がギャッツビーを最もつかんだ・ひきつけた?と「自分」は考える・思う?と……そのデイジーの例の声音の?揺れ動いて上下して?熱っぽい暖かさ?暖かみで?と……どうして「自分」はそんなふうに考えるのか?……それは?そのデイジーの例の声音は?過度に?過剰に?夢見られる?夢想される?ことができない?そんなはずがない?ありえない?からだ?と……言いかえれば?そのデイジーの例の声音というのは?一つの・一例の・一種の?不死の・不朽の・永遠の歌であった?と……つまり?デイジーの声音は?そればっかりは?ギャッツビーの心の中に思い描くドリームワールドでも?どんなに夢のような理想のものを思い描こうとしても?思い描くことはできないのだ?と言っている?のではないでしょうか?……なんでしょうねえ?……人の声音は?想像することができない?ってこと?なんでしょうか?……それとも?デイジーの声音は?想像でも?どんな声音も超えることができない?ほど素敵なものなんだ?と言っているのでしょうか?……ただ?まあ?なんにしても?デイジーの声音は?不朽の?永遠の?歌だ?と断言できる?ほど素敵なんだ?と……だから?ギャッツビーが?ギャッツビーの気持ちが?大きく動かされた?ってこと?なんじゃあないでしょうか?……まあ?デイジーの声音=魅惑の世界?みたいな?ってこと?なんでしょうか?ねえ?……もしかしたら?ギャッツビーが?理想のデイジー像となんか違うぞ?とかって思った?戸惑った?疑問?不安?とかも?そのデイジーの声音?を聞けば?ぜ〜んぶ?吹き飛んじゃう?みたいな?……つまり?デイジーの声音は?どんな理想も?夢も?超えちゃう?……それくらい素敵なんだ?って?……そういうこと?ですかねえ?……そうすると?そうしたら?どうなるでしょうか?……ギャッツビーの不安?迷い?はぜ〜んぶ?消えちゃう?……で?もう?後は?突き進むのみ?……ってなわけで?二人は一線を越えていく?ってこと?でしょうかねえ?……。
③ They had forgotten me, but Daisy glanced up and held out her hand; Gatsby didn’t know me now at all.
「ギャッツビーとデイジーの二人は、「自分」を忘却した状態だった……そうやって、ギャッツビーとデイジーの二人は「自分」を忘却した状態だったと言ったわけだから、普通に考えると、ギャッツビーとデイジーの二人が「自分」を忘却した状態がそのまま続いたと思われそうなところだけれど、実際には違って、じゃあどうだったのかというと……デイジーがちらっと見た……上の方を……そして・それからデイジーの手をぐっと伸ばした……(一方)ギャッツビーは、「自分」をわかっていなかった……今や・その時……少しも・いったい・いやしくも……」
They は、ギャッツビーとデイジーの二人を指すのではないでしょうか?
her は、Daisy を指すのではないでしょうか?
;(セミコロン)は、直前の内容と関わりのある説明が続くことを表している?のではないでしょうか?……ここでは、デイジーが何をしたのか説明した上で?じゃあもう一人のギャッツビーはどうだったのか?という説明を付け加えている?ことを表しているのではないでしょうか?……。
didn’t は、did not を短く縮めた形ではないでしょうか?
たしか?前回「自分」は?別れの挨拶?をするために?ギャッツビーとデイジーの二人がいたところ?へ向かった?ようでしたよねえ?(74ページ14行目)……で?二人の近くに来てみたら?ギャッツビーが戸惑ってるなあ?とかって?じーっと?観察してた?みたいでしたよねえ?……で?そうやって観察してた間?ってこと?でしょうかねえ?……たぶん?ギャッツビーとデイジーの二人は?この③で説明しているように?「自分」の存在?がもう?意識になかった?意識から抜け落ちていた?んじゃあないでしょうか?……要は?ふ〜たりのせか〜い?状態?……なんだけど?どうやら?デイジーは?「自分」がいるな?とわかった?思い出した?んじゃあないでしょうか?……だから?上の方をちらっと見て?デイジーの手をぐっと伸ばした?と……それって?どういうことでしょうか?……西洋では?男性が?女性の手を取って?手の甲に軽く口をつける?っていう挨拶の仕方?がある?でしょうか?……それ?ですかねえ?……なので?デイジーは?一応?「自分」と最後の?挨拶?をした?ってこと?なんじゃあないでしょうか?……一方?ギャッツビーは?というと?どうも?その時少しも「自分」をわかっていなかった?と……つまり?「自分」の存在に意識が向いていなかった?ということ?なんじゃあないでしょうか?……まあ?文字通り?ギャッツビーは?デイジーしか見えない?状態?だった?んでしょうねえ?……もう?①のデイジーの声音で?デイジーが連れて行ってくれる?魅惑の世界?に移っちゃってて?入り込んじゃってて?「自分」の存在するリアルワールド?から消えていた?……デイジーが見せてくれる夢の世界?にはまっちゃって?浸かっちゃってた?……ギャッツビーの心の内に思い描いてきたドリームワールドでもなく?「自分」が存在するリアルワールドでもなく?ギャッツビーの理想のデイジー像とは異なる?生身の?リアルな?デイジー?が見せてくれる?連れて行ってくれる?夢の世界?に溺れていた?……うわぁ〜〜〜〜……大丈夫ですかねえ?……怖い?……いやいや?ギャッツビーが望んだんでしょ?って?……そうですけどねえ?……なんですけど?……ねえ?……ねえ?……。
④ I looked once more at them and they looked back at me, remotely, possessed by intense life.
「「自分」は、目を向けた……また(今度も)……ギャッツビーとデイジーの二人の方を……すると……ギャッツビーとデイジーの二人が、振り返って見た……「自分」の方を……遠くで……(悪魔などが)(人に)取りつかれた・とらえられた状態で……何にかというと、強度の・強烈な・一心不乱の・熱烈な・情熱的な・興奮した生命・命・生存・精力・生気だ……」
them (they) は(どちらも)、ギャッツビーとデイジーの二人を指すのではないでしょうか?
remotely は、実際の距離の遠さ?と同時に?心理的な距離の遠さ?も表している?のでしょうか?……。
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。強度の・強烈な・一心不乱の・熱烈な・情熱的な・興奮した?生命・命・生存・精力・生気?に取りつかれた・とらえられた状態?と……①と③の様子だと?ギャッツビーは?もう?デイジーにはまってる?デイジーしか見えない?状態?になっちゃってた?ようでしたよねえ?……で?まあ?デイジーも?ギャッツビーほどではないかも?だけど?でも?やっぱり?基本的には?ギャッツビーしか見えない?状態?でしょうか?(まあ?そりゃそう?でしょうか?ねえ?……だって?デイジーにしたって?ず〜っと?心中密かに?夢見てきた?王子様?のギャッツビー?ですもんねえ?)……ってことは?その二人の状態?を考えると?これは? intense life というのは?デイジーに会いたくてたまらなかったギャッツビーと?ギャッツビーに会いたくてたまらなかったデイジーが?お互いに?強く?相手を?望んでいる?状態?を表している?のではないでしょうか?……それも? possessed というのは?取り憑かれたように?強く惹かれている?って状態?でしょうか?……ギャッツビーはデイジーしか見えない?しデイジーさえいてくれればいい?……そして?デイジーも?ギャッツビーしか見えない?しギャッツビーさえいてくれればそれでいい?……ギャッツビーにはデイジーだけ?デイジーにはギャッツビーだけ?……その?互いに?互い?しか見えない?存在しない?二人だけの世界?で互いに?互いだけを?強く?望んでいる?欲している?……そうした状態?が描かれている?のではないでしょうか?……他の誰も入れない?入り込めない?二人だけの世界?二人だけで成立してる世界?……そこで?互いに互いだけを?強烈に?欲し合っている?状態?……この状態になるまで?「自分」はいた?んですねえ?……。
③で一応?「自分」は?失礼して帰ります?って挨拶?を律儀に?ギャッツビーとデイジーの二人に?済ませた?ようでしたよねえ?……で?まあ?去ろうとした?んでしょうねえ?……なんだけど?どうも?この④では?どうしてかわかりませんが?「自分」は?わざわざ?再度?ギャッツビーとデイジーの二人の方に目を向けた?ようではないでしょうか?……そしたら?遠くで?なんだけど?ギャッツビーとデイジーの二人?も「自分」の方に目を向けた?と……ただし?目を向けてはいる?けれども?まあ?「自分」のいるリアルワールド?とは異なる?デイジーがギャッツビーに見せる?連れて行く?夢の世界?に身を置いた状態で?……このとき?「自分」とギャッツビーとデイジーは?同じ空間?にいたはず?なんだけど?でも?実際には?「自分」のメンタルが存在していた?のはリアルワールドで?ギャッツビーとデイジーの心?がどこにあったか?っていったら?リアルワールドとは異なる?ギャッツビーとデイジーの二人だけの?夢の世界?だった?んじゃあないでしょうか?……で?二人は?「自分」のいたリアルワールドとは異なる?夢の世界?にいたから?その夢の世界?で互いに互いだけを強烈に欲し合っている状態?でいた?と「自分」は説明している?ようではないでしょうか?……まあ?なんでしょうねえ?……「自分」は?ギャッツビーが?デイジーと"運命の再会"を果たすだけじゃなくて?その後?文字通り?実際に?復縁?を遂げる?まで?見届けた?ってこと?でしょうか?ねえ?……普通は?再会?までつないであげたら?そっから先は?当人任せ?なんじゃあないですかねえ?……まあ?作者は?「自分」が実際に目にしたギャッツビーの姿(とデイジー)を描きたかった?読者の方々の目に見せたかった?んでしょうか?ねえ?……う〜〜〜〜〜〜〜〜ん……もしかしたら?ギャッツビー?自信がなくて?いきなりデイジーと二人きりは怖いな?みたいな?のもあって?「自分」に?ギリギリまで一緒にいてほしかった?とか?もあった?んでしょうか?……なんかあったら?危なくなったら?「自分」に助けてほしい?力になってほしい?みたいな?……いや?なんか?情けなくない?……いや?ギャッツビー?そっちの方は?恋愛とかは?苦手そう?だし?って?……だから?こういう展開?って?……う〜〜〜〜〜〜〜〜ん……いや?そんなだから?そんな体たらくだから?デイジーに一度振られた?捨てられた?んじゃないの?とかって?……いやいやいや?……まあ?わかりませんけど?……でも?まあ?なんにしても?ギャッツビーは?これで?ちゃんと?望み通り?デイジーとの復縁を果たせた?でしょうか?……ねえ?……。
⑤ Then I went out of the room and down the marble steps into the rain, leaving them there together.
「それから・そのあと……「自分」は、進んだ……その奏楽の間の中から(出て)……あるものを降って(おりて)……それは、(ギャッツビーの邸宅に出入りする)大理石の階段だ……どこの中に(向かって)かというと、(その日続いていた)降雨だ……ギャッツビーとデイジーの二人置いて行き・置き去りにして……その場(その奏楽の間)に……共に・いっしょに……」
the room は、第119回 73ページ末尾から10行目に出てくる、the music-room を指している?のではないでしょうか?
the marbel steps は、第113回 70ページ末尾から12行目に出てくる、the marble steps と同じものを指している?のではないでしょうか?
the rain は、その日ずっと続いていた降雨(第118回 73ページ6行目など)を指す?のではないでしょうか?
them は、ギャッツビーとデイジーの二人を指すのではないでしょうか?
there は、the room を指す?のではないでしょうか?
together は、ギャッツビーとデイジーの二人が一緒にいる状態?を表している?のではないでしょうか?……また、together は、連れだって・結婚して・交際して?という意味合いでも使われる?ようなので?もしかしたら?そういう意味合いも?込められている?のでしょうか?……。
④で?ギャッツビーとデイジーの二人が?ふぅ〜たぁりぃ〜のせぇ〜かぁ〜いぃ〜?にどっぷり?はまっている?ことを確認して?「自分」は?⑤で?ようやく?自宅に向かおうとした?ようではないでしょうか?……ギャッツビーとデイジーの二人がいた?奏楽の間?から出て?進んで?(ギャッツビーの邸宅に出入りする)大理石の階段?を降って?おりて?(その日続いていた)降雨?の中に?入っていった?と……えっ?濡れる?……その奏楽の間にギャッツビーとデイジーの二人を?一緒の状態で?置き去りにして?と……長〜〜〜〜〜〜い一日?がやっと!終わりましたねえ?……やっと!ようやく!お役御免?ですねえ?……(でも?そこまでする必要あった?とも?思わなくもない?ような?ねえ?)……まあ?手間のかかる二人?というか?ねえ?……そこまで面倒見なきゃ?二人でそこまで戻れない?たどり着けない?と……な〜んでしょうねえ?……この⑤の the rain って?たしかに?その日ずっと続いていた降雨?なんでしょうけど?でも?どうなんでしょうか?……この降雨?って?もし?ギャッツビーの心?心中?を反映している?のだとしたら?どうでしょうか?……どうしてギャッツビー?泣いてる?んでしょうか?……それって?もしかして?それは?もしかしたら?……ねえ?……ですよねえ?……嬉しすぎて?……でしょうか?ねえ?……だったら?……ねえ?……ですよねえ?……そして?デイジーも?きっと?……ですよねえ?……ねえ?……。
これで Chapter 5 は終了です。引き続き Chapter 6 に入ります。
⑥ About this time an ambitious young reporter from New York arrived one morning at Gatsby’s door and asked him if he had anything to say.
「当時ごろ……(ある)一人の大望(野心)をいだいた・覇気満々の年の若い・青年のリポーター・通信員が……どこから(来た)のかというと、ニューヨークの街だ……着いた・到着した・姿を見せた……ある午前に……どこにかというと、ギャッツビーの(邸宅の)ドア・戸口・門口だ……そしてギャッツビーに尋ねた……ギャッツビーが言うべきなにかをもっている・あるかどうかを……」
this は、この物語の中でそのとき語られていた時点?を指しているのではないでしょうか?……言いかえると? Chapter 5 で?ギャッツビーがデイジーと"運命の再会"と復縁を果たした頃?でしょうか?……。
ambitious は、reporter という仕事?に対するやる気にあふれている?という意味合い?でしょうか?……根掘り葉掘り聞きまくる?ツッコミまくる?ほじくり返す?……いや〜?ウザい?迷惑?……いやいや?仕事熱心なんだよ?って?……でも?その割には?聞き方?尋ね方?がねえ?……漠然としすぎてる?っていうか?もうちょっと?聞き方?問いかけ方?ないですかねえ?……いや?そこが?年が若いから?若気の至り?って?……まだまだ?勉強が足りない?経験不足?って?……そういえば?もしかして?突撃取材?……いや?そこも?やっぱり?年が若いから?経験が足りないから?行き届かない?……そ〜んな様子?が覗われる?でしょうか?……。
him (he) は(すべて)、Gatsby を指すのではないでしょうか?
Chapter 6 から?ガラリと話が変わっている?ようではないでしょうか?…… Chapter 5 で?ギャッツビーはとうとう?デイジーと"運命の再会"と復縁を果たし?ギャッツビーとデイジーがまた昔のように?二人で?幸せな日々を過ごす毎日?を取り戻せた?のでしょうねえ?……で?なので?ギャッツビーとデイジーの二人?の話?は一段落?小休止?ってこと?でしょうか?……つまり?読者の方々がおそらくこう想像するのではないか?っていうご想像どおり?なので?いちいち説明しない?棚上げ?なんでしょうか?……で?代わりに?(なのかどうかわかりませんが?)「自分」は別の話を持ち出している?ようではないでしょうか?……作者は?デイジーとトムってどうなったのよ?とか?ってな話?疑問?にも答えない?つもり?なんでしょうか?……いや?ギャッツビーとデイジーの二人が復縁したなら?次の話?段階?は当然?トム絡みでしょ?って?ねえ?……まあ?デイジーがいつトムと別れるのか?ってのが問題になってくる?でしょうか?ねえ?……じゃあ?その別れに到るまでに?どんな経緯を経て?どんな波乱?があって?どんな紆余曲折?の末に?ギャッツビーとデイジーの二人のハッピーエンド?となるのか?って?ねえ?……普通の流れで行けば?トム問題?にまあ?立ち向かっていく?っていうか?ねえ?……それが?ところが?どうも?トムとは別?いや?デイジーすら?もしかしたら関係なかったりする?みたいな?匂い?気配?の話?が Chapter 6 でいきなり?出てきてない?でしょうか?……ギャッツビーがデイジーと"運命の再会"と復縁?を果たした頃に?ある日の午前に?ギャッツビーの邸宅のドア・戸口・門口に?ニューヨークから来た?ある一人の大望(野心)をいだいた・覇気満々の?年の若い・青年の?リポーター・通信員が着いた・到着した・姿を見せた?と……そして?ギャッツビーが言うべき何かがあるかどうかをギャッツビーに尋ねた?と……何なんでしょう?……取材?……インタビュー?……だけど?何の?……な〜んか?よくわからない?ですねえ?……でも?ただ?とにかく?ギャッツビーは注目されてる?注意?関心?を引いている?集めている?ようではないでしょうか?……有名人?……まあ?やってることは派手だし?別に?そんなに?不思議でもない?……なんでしょうねえ?……誰でもウェルカム?で飲み放題食べ放題?のどんちゃん騒ぎの宴?の話とか?なんでしょうか?……どういうことか?どうしてそんなことやってんのか?っていうか?あなたはいったいどういう人なのか?何者か?とかって?なんでしょうか?……で?その宴の話?をネタに?雑誌?情報誌?とかで?紹介?とか?するの?でしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……わかりませんけど?……でもまあ?とにかく?ギャッツビーが取材?インタビュー?の対象になった?っていうのは確実?なようではないでしょうか?……な〜にか?(デイジーと関係のない?)事件?でも起こる?んでしょうか?ねえ?……どうやら?作者は?ギャッツビーとデイジーとトム?の三角関係?いや?ウィルソン夫人もいるから?四角関係?の問題?に進む前に?ワンクッション置く?別の話を入れ込む?つもり?のようではないでしょうか?……いや?また?引っ張る?……ねえ?……これは?まだまだ?いろいろありそう?って?……ねえ?……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
前回?ギャッツビーがデイジーに何かが違う?とかって?感じていた?らしかった?ですけど?今回は?デイジーの声音?にノックアウト?された?って感じ?なんでしょうか?ねえ?……デイジーの声音?だけは?ギャッツビーに何かが違う?と思わせる余地を与えない?ってこと?でしょうか?ねえ?……それくらい?デイジーの声音だけは?抵抗できない?抗えない?魅惑の?魔性の?魔力を持った?ほとんど?魔法?……デイジーの声音を聞くだけで?何かが違う?とかって感じた?ことが?吹っ飛んじゃう?……そんなの?問題じゃない?……何の話だ?それ?とかって?……じゃあ?ギャッツビーは?デイジーの何が違うと?何に?こんなだったっけ?おかしいな?とかって?感じていた?んでしょうねえ?……受け答え?言葉?反応?表情?目線?見方?距離感?距離の置き方?詰め方?歩き方?間合い?振る舞い?空気感?気配?オーラ?……何なんでしょうねえ?……わかりませんけど?……でも?そうやって何かが違っても?デイジーの声音は?昔と同じなのか?それとも?昔と違っていても?なのか?わかりませんが?その魔力?にギャッツビーは?いとも?簡単に?屈してしまう?ってこと?でしょうか?ねえ?……だけど? a deathless song ですよ?…… “death"(死)の less(ない)ってことは?絶対に魔力が失われることのない魅惑の声音?ってこと?なんでしょうねえ?……いや?無敵じゃん?って?……ねえ?……少なくとも?デイジーは?この魔力で?いつでも?いつも?ギャッツビーを?思いのまま?……なのかもしれない?ですねえ?……ただねえ?……な〜んか? “death" って?……ねえ?……デイジーの声音は?その魔力を失わない?失うことがない?から deathless ?……だ〜けど?その魔力?ってギャッツビーには?どうなんでしょう?……魔力って?人を惑わしたりもする?……それって?良いんでしょうか?……な〜んか?よくあるのは?あんまり?どっちかっていうと?ねえ?……じゃないですか?……ねえ?……だ〜けど?ギャッツビーは?もう?このデイジーの声音?にメロメロ?参っちゃってる?ようではないでしょうか?……さて?二人は一応?とりあえず?一緒になれて?ハッピーエンド?のはず?……でも?どうなんでしょう?……な〜んか?この先が?ねえ?……どうでしょう?……えっ?デイジーの尻に敷かれても?ギャッツビーは幸せなんだろうから?それでいいんだよ?って?……そうですか?……そうですねえ?……そうなんでしょうけど?……どうでしょう?……まあ?互いの落とし所を見つけて?折り合いをつけていけば?それで?うまく?収まってくよ?って?……そうですねえ?……でしょうかねえ?……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「74ページ末尾から3-2行目 possessed by intense life とはどういうことか?」 ですが……④で説明した通りです。なんでしょう?……エネルギッシュで?パワフルな?生命力?全開?って感じ?でしょうか?ねえ?……どちらも?ギャッツビーもデイジーも?会いたくてたまらなかった?恋い焦がれてきた?愛しい人に?ようやく?やっとのことで?会えた?……だから?これまで会いたくても会えずに来た?反動?も手伝って?でしょうか?……ずーーーーっと?辛抱?我慢?忍の一字?で耐えてきた?堪えに堪えてきた?欲望?が一気に?解き放たれた?ような?感じ?でしょうか?……閉じ込めてきた?圧し殺してきた?何かが?ブァーン?と爆発?暴発?した?感じ?なんでしょうか?……まあ?これまで死んだも同然?てなくらい?動きがなかった?いわば?静まり返っていた?何か?が堰を切ったように?溢れ出し?動き出したら?もう?止まらない?止められない?意志の?理性の?コントロールが効かない?……ただ?欲望のままに?本能のままに?突き進んでしまう?……まあ?ギャッツビーも?デイジーも?どちらも?これまで心が死んでた?ようなものだった?としたら?やっと生き返った?本来の自身を?自らを?取り戻した?生気を?生きる喜びを?取り返した?再び手に入れた?いや?失っていた?人生そのものを?奪い返した?ってな感じ?でしょうか?……ギャッツビーには?これまでも?今も?そして?これからも?デイジーこそが?生きる希望?であり励み?であり心の支え?生きていく?生きている?理由?なんでしょうから?ねえ?……そして?デイジーも?ギャッツビーという心の拠り所?があったからこそ?トムとの不幸な結婚に耐えてくることができたし?生きていく希望?未来への夢?を失わずに?今日まで来られた?んじゃあないでしょうか?……そういう互いに互いを必要とする二人が?やっと一緒になれた?……そしたら?まあ?生きてる喜び?爆発状態?ですかねえ?……そうした状態?が表現されている?んでしょうか?……これで?ギャッツビーの夢も?デイジーの夢も?現実のものとなった?ってこと?じゃあないでしょうか?……ねえ?……。
次回は、誰?何?どういうこと?……ぜひまた一緒にみていってください。
第122回の範囲は、75ページ4行目から75ページ末尾から10行目まで("Anything to say about 〜から、at least legally, his name. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 75ページ11行目 a random shot とはどういうことか
次回は、○○判明?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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なお、今回の範囲の訳文を有料(700円)で掲載いたします。この連載はだいたい250回くらいになる予定なので、毎回訳文を購読いただいた場合には30回で2万円を超え、トータルでは18万円近くになることをご承知おきください。またいかなる場合も返金には応じられません。また購読いただいた訳文にご満足いただけるとは限らないことをあらかじめご承知おきください。なお、問い合わせなどはご遠慮ください。お断りいたします。