Gatsby-113

このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。

取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。

ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。

(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)

 

前回まで……どうやらギャッツビーすっかり元気になっちゃって?デイジーと「自分」を自らの大邸宅に来させたい?と……何もかもを?誰も彼もに?自慢せずにはいられない大邸宅に?……デイジーはともかく?「自分」は?どうなんでしょうねえ?……続きをみてみましょうか?……。

 

原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。

第113回の範囲は、70ページ5行目から70ページ末尾から10行目まで("I thought you inherited 〜から、bird voices in the trees. まで)をみていきます。

まず、今回の考えるヒントを上げます。

  • 70ページ末尾から15-13行目 sparkling、frothy、pale gold はそれぞれ、どうして jonquils、hawthorn and plum blossomes、kiss-me-at-the-gate と組み合わされているのか(どういう意味合いが込められているのか)

 

なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。

主に使用する辞書

『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)

『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)

『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)

 

それでは今回の範囲をみていきます。

① “I thought you inherited your money." / “I did, old sport," he said automatically, “but I lost most of it in the big panic — the panic of the war."

「『私(「自分」)は考えていた……あなた(ギャッツビー)があなた(ギャッツビー)の金・財産・富を相続した・承継したと……』 / 『私(ギャッツビー)は私(ギャッツビー)の金・財産・富を相続した・承継した……おい、きみ……』とギャッツビーが自動的に・無意識に・機械的に言った・話した・述べた……『そうやってギャッツビーはギャッツビーの金・財産・富を相続した・承継したわけだからその相続した・承継した金・財産・富を持っていたはずだと思われそうなところだけど、実際には違っていて……「自分」はそのギャッツビーの金・財産・富の大部分を喪失した……あの(特定される)激しい恐慌・パニックの間に――あの(特定される)戦争(第一次世界大戦)の恐慌・パニックだ……』」

一つ目の I は、この言葉を話していると思われる、「自分」を指しているのではないでしょうか?

you (your) は、この言葉を話しているらしい「自分」が話しかけている相手である、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

二つ目の I は、この言葉を話しているらしい、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

did は、inherited を指して言いかえてあり、なおかつ、your (my) money が省略されているのではないでしょうか?

he は、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

三つ目の I も、この言葉を話しているらしい、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

it は、your money を指すのではないでしょうか?

–(ダッシュ)は、その前に言った panic とはどのようなものなのか、誤解のないように具体的な細かい説明を加えた、別の言い方で言い換えていることを表しているのではないでしょうか?

前回の最後にギャッツビーがギャッツビーの大邸宅を購入する資金を稼ぐのにちょうど3年間を要した?と言っていたようでしたよねえ?……で?「自分」は?この①で?あれ?ちょっと待てよ?ギャッツビーの財産?富?って相続したものじゃなかったのか?と疑問を持った?んじゃあないでしょうか?……で?その思い?疑念?をギャッツビーに問いかけてみた?んじゃあないでしょうか?……ただし?失礼にならない言い方で?……だから?「自分」の独り言?とも取れる?ような言い方にしてある?んじゃあないでしょうか?……で?それに対して?どうやら?ギャッツビーは?無意識に?機械的に?ギャッツビーの財産・富は相続したものだ?と返答している?ようではないでしょうか?……ただ?その財産?富?の大部分を第一次大戦の激しい?恐慌?パニック?の間に喪失した?と……つまり?ギャッツビーは?相続した財産?大金?をくした?から自身で稼がなきゃいけなくなった?ってこと?でしょうか?……それって?結構な?苦労人?……そんなにおぼっちゃんでもない?……身内も誰もいなくなって?相続した財産も失くして?それって?相当辛くない?かなりのもんじゃない?でしょうか?……いわば?どん底?的な?ねえ?……ギャッツビーはそこから?いわば?い上がってきた?……すごくない?……っていうか?全然?叩き上げじゃん?って?……ねえ?……ギャッツビーの今の身代しんだい?はギャッツビーがゼロから?自ら築き上げてきたもの?ってことになるんじゃあないでしょうか?……それって大したもん?じゃあないでしょうか?……だから?その苦労?努力?の象徴?とも言える?豪邸?を自慢したい?ってことでしょうか?ねえ?……それなら?わかる?わからないでもない?……あのどん底からあんなにも頑張って?それでやっと手に入れた?汗と涙の結晶?みたいな?……おそらく?「自分」も?それならなるほど?そういうことか?と得心?納得?していたかもしれない?……ただ?「自分」は?前回の最後の方で?どうも?気分を害している?ようにも思えなかったでしょうか?……まあ?その原因はギャッツビーだけど?……で?その不機嫌の原因を作ったギャッツビーが?前回の最後から?な〜んか?な〜んか?んっ?なんだ?どういうことだ?なんか変じゃないか?とかって?思わせる?ようなことを言っている?ようではないでしょうか?……そうすると?それに対して?「自分」としては?自然?どんなモードに入るでしょうか?……もしかしたら?多少?意地の悪いモード?にも入らなかったりしない?でしょうか?……矛盾を突いてく?っていうか?容赦のない質問攻め?っていうか?真実を暴く?問いただす?的な?……で?それに対して?今?ギャッツビーは?無意識に?機械的に?返答するモードに入っている?ようではないでしょうか?……それって?素のギャッツビーがポロッと出やすい?……まあ?ボロが出やすい?でしょうか?……も〜しかしたら?「自分」は?(それこそ?無意識のうちに?)チャ〜ンス?とかって?思ってたりとか?してたかも?しれない?……「自分」って?好青年のようでいて?なかなかに?ねえ?……ねえ?……じゃないですか?……ねえ?……まあ?こういうところに?"庶民"の代表?って役割が?よく表れている?ようではないでしょうか?……。

 

② I think he hardly knew what he was saying, for when I asked him what business he was in he answered: “That’s my affair," before he realized that it wasn’t the appropriate reply.

【One More Library の原書データでは、he answered, とコンマになっていますが、Scribner の書籍によれば、he answered: とコロンになっているのが正しいようなので、訂正しておきます。】

「「自分」は考えている……ギャッツビーが実際にはわかっていなかったと……何をギャッツビーが言っている状態であったのかを……というわけは(その理由は)……「自分」がギャッツビーに質問したときに……なんの・どんな商売・事業・職業にギャッツビーが従事している(従事していた)・行っている(行っていた)のかを……ギャッツビーが返事をした・返答した……『それ(なんの・どんな商売・事業・職業にギャッツビーが従事している(た)・行っている(た)のか)は、私(ギャッツビー)の問題である』と……(そういう返事・返答をしたのは)ギャッツビーがあることを十分に理解した・悟った前だ……何をかというと、それ(なんの・どんな商売・事業・職業にギャッツビーが従事している(た)・行っている(た)のか)はギャッツビーの問題であるという返事・返答が(その場・その状況において「自分」に返すべき)適当な・適切な・ふさわしい返事・返答ではなかったことだ……」

he (him) は(すべて)、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

what business は、本来 he was in のあとに来るはずなのが前に出ているのではないでしょうか?

That’s は、That is を短く縮めた形ではないでしょうか?……また、この That は、what business he was in を指している?のではないでしょうか?……。

that は、「これから文が続く」ことを表し、realized の具体的な内容を説明しているのではないでしょうか?

it は、what business he was in を指している?のではないでしょうか?

wasn’t は、was not を短く縮めた形ではないでしょうか?

①でギャッツビーが無意識に?機械的に?返事をしている?話している?らしいチャンス?を利用して?「自分」は②でギャッツビーの資金の出所?つまり?職業?商売?事業?は何なのか?とギャッツビーに問いかけた?ようではないでしょうか?……そしたら?なんと?ギャッツビーの返答は?それはギャッツビーの問題だ?と……つまり?「自分」は首を突っ込むな?余計な詮索はするな?と突き放した?ようなものだった?のではないでしょうか?……で?そんな返事をしたギャッツビーを見ていて?「自分」は?こりゃあギャッツビーは自身が何を言っているのか実際にはわかっていないな?と(今)考えている?と……ただ?ギャッツビーの方は?どうやら?この状況で?「自分」に返すべき適切な返答ではなかった?ってことをそのとき?すぐに?悟った?ようではないでしょうか?……なんでしょう?……前回から?もう?ギャッツビーはデイジーとの復縁の目途がついて?完全に気が緩んでしまった?んじゃあないでしょうか?……だから?「自分」が相手なのに?無神経?な豪邸自慢?だし?そして?今度は?「自分」の質問に対して?冷たく突っぱねるような?返答?……要は?「自分」と話しているんだ?っていう意識が欠落?してしまっている?……特別な恩のある人?と話しているという意識はなくなっていて?その他大勢?と話している?って感覚になっちゃってる?ってことでしょうか?……つまり?ギャッツビーは通常?自らの職業とか事業とかのことを訊かれたときには?こんなふうに? That’s my affair といつも言っていた?のではないでしょうか?……そうやって相手にしない?というか?教えない?……で?その?素のいつもの平常モード?でつい?「自分」にも返事をしてしまった?んじゃあないでしょうか?……ところが?「自分」に対してその返事では失礼?適切ではない?……で?そのことをギャッツビー自身も本当は(よく?)わかっている?んじゃあないでしょうか?……では?自らの失態?に気付いた?ギャッツビー?はどうする?「自分」にどうフォローする?取り繕う?のでしょうか?……。

 

③ “Oh, I’ve been in several things," he corrected himself. “I was in the drug business and then I was in the oil business. But I’m not in either one now."

「『おお・ああ……私(ギャッツビー)はいくつかのこと・事柄に(ずっと)従事している・行っている状態でいる(のが継続している状態である)……』とギャッツビーが自ら(の返事・返答)を修正した……『私(ギャッツビー)は(世間で通常一般的によくある・イメージされる類の)薬品の商売・事業に従事していた・行っていた……そしてその後私(ギャッツビー)は(世間で通常一般的によくある・イメージされる類の)原油の商売・事業に従事していた・行っていた……そうやって薬品の商売・事業に従事し・行い、原油の商売・事業に従事し・行っていたと言ったわけだから、その薬品や原油の商売・事業を現在も従事し行っていると思われそうなところだけれど、実際には違って……私(ギャッツビー)は現在はどちらの商売・事業にも従事していない・行っていない状態である……』」

I’ve は、I have を短く縮めた形ではないでしょうか?……また、この I は、この言葉を話していると思われる、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?……。

he (himself) は、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

二つ目以降の I も、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

I’m は、I am を短く縮めた形ではないでしょうか?

one は、business を指して言いかえている?のではないでしょうか?

②で自らの返答が不適切だ?ということに気付いた?ギャッツビーが?③でその不適切な返答を適切なものに修正した?ようではないでしょうか?……これまでに?いくつかの事柄に従事してきている?と……(具体的に言えば?)薬品?や原油?だと……なんだけど?現在は?薬品も原油もやってない?と……じゃあ?何やってんの?って訊きたくなるような?……ただ?あれですよね?②でギャッツビーは失言?とはいえ?もう?詮索するな?首を突っ込むな?と「自分」を一度は突き放してしまっている?状態ですよね?……だから?もう?それで?ギャッツビーは自らの商売?事業?職業?については話さない?話す気はない?っていう思い?は「自分」に伝わっている?はず?ですよねえ?……それに?たしか?第102回 64ページ19-21行目辺り?で何やら胡散臭い?きな臭い?悪党稼業?を「自分」に提案?してましたよねえ?……やらないか?って?……ってことは?ギャッツビーの職業?商売?事業?は少なくとも?現在は人には話さない類のもの?(限りなく?)悪党稼業(に近い)?……だから?その悪党稼業?を知ってしまうということは?どういうことになるでしょうか?……お前も悪党の一味になるつもりか?ってことになる?でしょうか?……つまり?興味本位で聞ける話ではない?聞くべきではない?……首突っ込んだら?足も突っ込んで?どっぷり全身浸かってしまうぞ?とかって?こと?なんでしょうか?……あくまでも?「自分」だからこそ?過去にやったことのある事業?を二つ具体的に教えてやった?けど?普通は?他の人には?そういうことは話さない?教えない?んじゃあないでしょうか?……まあ?ここでは?言ってみれば?ギャッツビーなりに?恩人である「自分」に?誠意ある対応?返答?をしている?ってことじゃあないでしょうか?……"庶民"代表の「自分」?が(不用意に?)ちょっと?意地の悪い質問?をしてしまったら?なんと?それに対して返ってきたのは?「自分」自身をまた?危険な世界?にさらしかねない?事態?結果?だった?……平穏無事に過ごせるのが当たり前?の"庶民"?がその"庶民"感覚で?気軽に?な〜んにも考えずに?変じゃん?おかしいじゃん?どういうことだよ?本当のこと教えろよ?とかって?深く追求しようとしたら?思いがけず?気付いたら?危険で深い落とし穴の際?に立ってた?みたいな?……一歩踏み出せば落ちちゃうよ?みたいな?……だ〜から?ベイカー嬢やウィルソン夫人の妹キャサリンは賢い?……君子危うきに近寄らず?と……えっ?聞くぐらいいいじゃん?別に?って?……だ〜けど?余計なこと知ると?知るべきではないことを知ってしまうと?もう?それだけで?後には引けなくなる?もう元には戻れなくなる?ってことが?ある?んじゃあないでしょうか?……危機意識が低い?っていうか?用心深さが足りない?っていうか?まあ?よく言えば?無邪気?純真?無垢?疑うことを知らない?っていうか?ねえ?……「自分」はそんなだから?危なっかしいことこの上ない?ようにも?……ねえ?……なんでも知ればいいってもんじゃない?……世間には?知るべきではない?知らない方がいい?そういうことだってある?……作者は?もしかしたら?そんなことも言っている?んでしょうか?ねえ?……それにしても?「自分」?意地悪モードを出すと?必ずマイナス?後悔?するような結果?事態?になってませんか?……ほら?前にも? Chapter 4 とかで?ねえ?あったと思いませんか?……ねえ?……ナメると?軽く見てると?結局?全部?自身に?自らに?報ってきてる?ような?ねえ?……なんでしょう?……いわば?自業自得?的な?……悪意には?悪意が?悪い?結果が?善意には?善意が?善い?結果が?報ってくる?……。

 

④ He looked at me with more attention. “Do you mean you’ve been thinking over what I proposed the other night?"

「ギャッツビーが「自分」の方に目を向けた……これまでよりも多くの注意・心の傾注・注意力を持って……『君(「自分」)はあることを言っているつもりか?……それは、君(「自分」)が今までずっと熟考してきている・よく考えてきている(そして今もまだ考えている)ことだ……何をかというと、私(ギャッツビー)が(つい)先だっての夜間に提案したことだ……』」

He は、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

you は(どちらも)、ギャッツビーが話しかけている相手である、「自分」を指すのではないでしょうか?

you’ve は、you have を短く縮めた形ではないでしょうか?

I は、この言葉を話しているらしい、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

the other night は、第102回のときのこと?(ギャッツビーが悪党稼業をやらないかと「自分」に提案したときのこと?)を指している?のではないでしょうか?

ほら?やっぱり?……ねえ?……②で(いや?①でも?)「自分」が余計な意地悪モード発揮して?余計なこと訊くから?③でギャッツビーはできる限り?真摯に?誠実に?「自分」に応じた?返答した?けれど?その結果?「自分」は?また危ない橋渡りかねない?って状況に?事態に?置かれてない?でしょうか?……そりゃあねえ?……ギャッツビーは?第102回では?ギャッツビーなりの?心からの好意?善意?で「自分」に悪党稼業を提案した?んですよねえ?……で?「自分」は?それを?袖にした?んですよねえ?……ってことは?「自分」は悪党稼業はやらない?ギャッツビーの悪党の仲間には入らない?と宣言した?ようなもの?ですよねえ?……それなのに?「自分」は?①や②で?ギャッツビーの財産?資金?の出所?を詮索して?自ら蒸し返してる?悪党の話を?……アホですねえ?……自ら悪い仲間を引き寄せてどうするんでしょうか?……なんのためにあの時突っぱねた?突き放した?んでしょうか?……で?この④では?「自分」は案の定?ギャッツビーに誤解させている?んじゃあないでしょうか?……んっ?あれっ?「自分」?本当は俺の提案したあの楽して稼げる一件?興味あるのか?逃して惜しいことしたな?とかって思ったりしてんのか?そうなのか?とかって?……で?ギャッツビーは?「自分」の本心は一体どういうものなのだろうか?という疑問を持って?「自分」を注意して観察した?って感じ?でしょうか?……乗る気があるなら?もう一回言ってみた方がいいのだろうか?いや?あの時の感じだと?もうこういう提案はしない方がいいだろう?するまい?と思っていたんだけどな?どうなんだろう?心変わりしたんだろうか?……とかって?ギャッツビーに思わせてたりしてた?んじゃあないでしょうか?……だもんで?ギャッツビーは?そんなふうに感じた疑問?を「自分」に投げかけてみた?んじゃあないでしょうか?……本当はつい先だっての夜間に提案したことを「自分」はずっと検討中でいるのか?と……で?検討中でいるのなら?「自分」次第で?こっちも?ギャッツビーも?対応を考えるぞ?と……応じてもいいぞ?と……もしかしたら?大歓迎だぞ?喜んで?とかって?だったりして?ねえ?……そうしたら?どうなるでしょうか?……ねえ?……ですよねえ?……だから?言わんこっちゃない?……「自分」自ら自身の首を絞めるようなことしてないでしょうか?……ほんっと?アホですねえ?バカですねえ?愚かですねえ?……これじゃあ「自分」が自ら悪党の世界に近づいていっている?ようなもん?じゃあないでしょうか?……だから?ベイカー嬢やウィルソン夫人の妹キャサリンは?……ねえ?……ですよねえ?……この辺が?「自分」は甘い?甘ちゃん?……も〜しかしたら?ベイカー嬢にも?そんなふうに?思われてたりして?ねえ?……「自分」はベイカー嬢のこと上から目線で嘘つきで愚かだ?ってバカにしてたかもしんないけど?ベイカー嬢は?そんなふうに「自分」に上から目線でバカにされてることをちゃ〜んと?わかってて?その上で?「自分」はその辺が甘いんだよ?わかってないんだよ?とかって?思ってた?かもしんない?……だ〜から?ベイカー嬢は?すごい?ほんっとに?賢い?賢明?……テメエ?あたしのことバカにしてんだろ?っていう現実を?サラッと?受け流した上で?「自分」に(普通に?何事もなかったように?)応じてあげてる?(場合によっては?「自分」がわかってなくても?自覚がなくても?力になり?フォローしてあげてる?)……どうでしょう?……本当に賢いのって?どっちなんでしょうか?……「自分」の方が偉い?立派?って(勘違いして?)ふんぞり返って?何もかも理解ったような気になってる男と?自身がバカにされてる現実を受け入れて?なおかつその扱いにあらがうこともなく?善意だけを?誠実に?向けている?応じている?(らしい?)女と?……ベイカー嬢?ほんっと?メチャクチャかっこよくないですか?……だから?中村主水?……男の鑑?男の中の男?……いやいや?ベイカー嬢は女だって?……ねえ?……ベイカー嬢のキャラって?男でも?女でも?激かっこよすぎ?じゃあないですか?……ねえ?……そして?作者は?そういう「自分」の?つまり?作者?自身?の傲慢さ?愚かさ?を描き出そう?浮かび上がらせよう?としている?ように思われないでしょうか?……やっぱり?自身を?自ら?責め立てている?……作者の?その心が?痛い?……。

 

⑤ Before I could answer, Daisy came out of the house and two rows of brass buttons on her dress gleamed in the sunlight.

「「自分」が返事をする・応答することができたときよりも前に……デイジーが「自分」の住宅の外にやって来た……そして……デイジーの服装・装い・衣服・婦人服の表面上にある黄銅・やや赤みをおびた黄色のボタンの2つの(横方向の)並びが、(その場に存在した)太陽の明かり・太陽光の中できらめいた……」

the house は、「自分」の住居を指しているのではないでしょうか?

her は、Daisy を指すのではないでしょうか?

①②と「自分」が余計なこと言うから?④でまたギャッツビーに困ったこと訊かれちゃって?「自分」は困ったりした?んじゃあないでしょうか?……ありゃ?ギャッツビーが失言したと思ってたら?「自分」も?失言になっちゃった?とかって?……で?「自分」の説明では?⑤で?返事をする・応答することができたよりも前に?デイジーがの住居の外にやってきた?と言っている?ようですけれど?返事ができた?応答できた?っていうより?「自分」があちゃあ?やっちゃったかなあ?とかって?思ってた?かもしんない?ところに?都合良く?デイジーがやって来てくれて?おっ?ラッキー?みたいな?感じ?だったりとか?しない?でしょうか?……「自分」には毛頭?ギャッツビーの悪党稼業に加わる気はない?ですよねえ?……それなのに?ギャッツビーに誤解させるようなこと言うから?……ねえ?……「自分」?答えようがなかった?のかもしれないですねえ?……やっぱり?アホ?ですね?……ほんっとに?自業自得?じゃあないでしょうか?……まあ?デイジーのお陰で?な〜んにも返答しないで済ませられた?んでしょうねえ?……で?話が?デイジーの容姿にすり替わってる?ような?ねえ?……まあ?ギャッツビーも?今は?目の前の?念願の?デイジー?でしょうかねえ?……だから?それ以上は?「自分」に問いただすこともせず?でしょうか?ねえ?……で?そのデイジーですが?太陽の明かり・太陽光の中で?デイジーの衣服の表面上にあった黄銅?のボタン?が2つ横並びで付いていて?きらめいていた?と……な〜んでしょうねえ?……2つ?それって?デイジーとギャッツビーの二人?を暗示してる?んでしょうか?……そして?その2つが?横並びで?共に?太陽の明かりの中できらめいている?と……それって?デイジーとギャッツビーの輝かしい未来?とかを?暗示してる?んでしょうか?……それも?二人で?足並み揃えて?あるく?あゆむ?未来?とかって?……デイジーのお陰で?ギャッツビーには?そんな素敵な?素晴らしい?未来が待っている?……だから?「自分」の失言?失態も?おとがめなし?で終わり?ってこと?でしょうか?ねえ?……な〜んか?随分「自分」に都合がいい?っていうか?運の良い奴だ?ってな感じ?ですねえ?……まあねえ?……なんといっても?この日の最高の功労者?は「自分」だから?って?……ねえ?……ですねえ?……なので?ギャッツビーにも非はあったし?「自分」もなし崩し的に?(ギャッツビーを問い詰めておきながら?)これ以上は問い詰められずに?ボヤ〜ッと?なんとな〜く?な〜んにもなかったかのように?流れていく?流していく?って感じ?でしょうかねえ?……「自分」って?つくづくこういうとこ?やっぱり要領いい?……なんでしょう?……世渡り上手?な一面も?……そういうとこ?ギャッツビーは不器用?ですよねえ?……ほんっと?ギャッツビーって?人間が真っ直ぐで?努力の塊?って感じ?もしませんか?……悪党稼業が惜しい?……真っ当にやってれば?って?……ねえ?……ですねえ?……。

 

⑥ “That huge place THERE?" she cried pointing. / “Do you like it?" / “I love it, but I don’t see how you live there all alone." / “I keep it always full of interesting people, night and day. People who do interesting things. Celebrated people."

「『あの・あちらの巨大な別荘・住居・家・住まいか?……そこに(ある)……』とデイジーが叫んだ……(指し)示して…… / 『あなた(デイジー)はそれ(そこにあるあの・あちらの巨大な別荘・住居・家・住まい)を好むか?』 / 『私(デイジー)はそれ(そこにあるあの・あちらの巨大な別荘・住居・家・住まい)が大好きだ・喜ぶ・賛美(嘆賞)する……確かにデイジーはそこにあるあの・あちらの巨大な別荘・住居・家・住まいが大好きで喜ぶ・賛美(嘆賞)するけれど、一方で……私(デイジー)はわからない……どのように・どんなふうに・どんな具合に・どんな状態で・どうして・なぜあなた(ギャッツビー)がそこに全く・すっかりただひとり・孤独で住んでいるのかを……』 / 『私(ギャッツビー)は、それ(そこにあるあの・あちらの巨大な別荘・住居・家・住まい)を常に・いつでも興味深い・人の関心をひく人びとで満ちている・いっぱいの・ぎっしり詰まった・満員の状態にさせ続けている……夜間に加えて昼間に……興味深い・人の関心をひく物事・事柄をやる・遂行する人びとだ……名高い・高名な人びとだ……』 」

That は、「自分」の住居の庭から見えるギャッツビーの大邸宅を指しているのではないでしょうか?

THERE は、おそらくデイジーが殊更に強調して言った部分なのではないでしょうか?……また、この THERE は、「自分」の住居の庭から見えるギャッツビーの大邸宅のある敷地を指しているのではないでしょうか?……。

she は、デイジーを指すのではないでしょうか?

you は、ギャッツビーがデイジーに向かって話しかけている?言葉のようなので、デイジーを指すのではないでしょうか?

it は(すべて)、That huge place THERE を指すのではないでしょうか?

一つ目と二つ目の I は、デイジーがギャッツビーに向かって返答している?言葉のようなので、デイジーを指すのではないでしょうか?

don’t は、do not を短く縮めた形ではないでしょうか?

二つ目の you は、デイジーがギャッツビーに向かって返答している?言葉のようなので、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?

there は、THERE と同じもの、つまり「自分」の住居の庭から見えるギャッツビーの大邸宅のある敷地を指しているのではないでしょうか?

三つ目の I は、ギャッツビーが話している?言葉のようなので、ギャッツビーを指しているのではないでしょうか?

who は、直前の People を指して言いかえているのではないでしょうか?

⑤でデイジーが?戸外で待っていた「自分」とギャッツビーのところにやって来て?で⑥で早速デイジーが何か言っている?ようではないでしょうか?……その?第一声?でしょうか?あのそこにある巨大な住まいか?と……これって?何を言っているのでしょうか?……ギャッツビーの豪邸というのは?あのそこに見える巨大な住まいか?と問いかけている?のではないでしょうか?……それも?普通のトーンではない?……叫んでる?……そして?指し示してもいる?……なんでしょうねえ?……デイジーの驚いている様子?驚きぶり?が伝わってくる?でしょうか?……えーーーーっ?あんなにでっかいの?みたいな?……その驚き?が思わず叫んでる?とか?指し示してる?とか?って動き?に表れている?のではないでしょうか?……そしたら?ギャッツビーではないでしょうか?……デイジーはそのそこに見える巨大な住まいを好むか?とどうやら?サラッと?訊いている?ようではないでしょうか?……な〜んでしょうねえ?……なんでもないような振り?でしょうか?……いや?大したことないよ?これくらい?俺様の?力?財力?を持ってすれば?こんなの?俺様の普通なんだ?みたいな?なんでしょうか?……な〜〜〜〜にを?気取っていやがる?って?……さっきまで?「自分」に嬉しげに?豪邸自慢?してたくせに?ねえ?……で?その?かっこつけしい?のギャッツビーの?気取った返答?に対してデイジーは?好むどころじゃないわ?大好きだ?喜んでいる?賛美(嘆賞)している?と応じている?ようではないでしょうか?……ただ?ここで?デイジーは何やら一言(難癖?いやいやいや?)付け加えている?ようではないでしょうか?……それが?ギャッツビーがそんなそこに見える巨大な住まいに全くただひとりでどうして住んでいるのかがわからない?と……まあ?あれでしょうね?ギャッツビー独身者?のはず?ですよね?それなら?そんなでっかい住まいがいるのか?と……そこまででっかくなくても?大丈夫じゃない?問題なくない?それなのに?なんでまた?あんなでっかい住まいに住んでいるのか?と……デイジーの素朴な疑問?でしょうか?……大家族とか?親戚中でとか?なら?理解できるんだけど?みたいな?なんでしょうか?……で?そのデイジーの疑問に対して?ギャッツビーは?常に・いつでも?それも夜間でも昼間でも?その巨大な住まいを?興味深い人びとで満ちている状態にさせ続けているのだ?と……興味深い事柄をやる人びとなんだ?と……(もっと言えば?)名高い・高名な人びとなんだ?と……要は?自慢?なんじゃあないでしょうか?……デイジーにすごい!って思われたい?……俺様の豪邸にはすごい人たちがいつも沢山集まっているのだ?と言いたい?んじゃあないでしょうか?……ひいては?そんなすごい人たちが沢山集まる豪邸の主人がこの俺様なんだ?ってことを言っている?んじゃあないでしょうか?……なんでしょうねえ?……見ようによっちゃあ?かわいいもん?……デイジー相手にそれくらいの自慢はさせてやれ?って?……だ〜けど?どうなんでしょうねえ?……名高い高名な人が集まっていた?んでしょうか?……誰でもオッケー?何でもあり?のなんだか?節操のない?節度に欠けた?羽目はずしまくり?の飲めや歌えや踊れや?のどんちゃん騒ぎ?だった?ような?ねえ?……それを?ギャッツビーは?興味深い事柄をやる?名高い高名な人たちなんだ?と説明している?……なんでしょうねえ?……なんでも?ものは言いよう?……あばたもエクボ?じゃないけれど?……いや?それは違う?……まあ?なんにしても?ギャッツビーは上手いこと言ってる?……いや?ギャッツビーは(きっと?)本気でそう思ってる?のかもしれませんねえ?……このデイジーとギャッツビーの二人の会話を?そばで聞いていた「自分」?は何を思ったでしょうねえ?……心の中で?おーーーーーっ?そうだったのか?とかって?驚きまくってたりとか?してない?でしょうか?……いや?えーーーーーっ?あれが?あのバカ騒ぎしてるようにしか見えない連中がぁーーーーーっ?とか?……デイジーは無邪気なもん?……素直に喜んでる?……な〜んでしょうねえ?……もう?「自分」アホらしくて?バカバカしくて?付き合いきれんな?とかって?思ってたりとか?してなかった?でしょうか?……もう?勝手に二人でやってろ?みたいな?……も〜しかしたら?この⑥の?こういう会話も?ギャッツビーの台本?筋書き?にちゃ〜んと?入ってたりしてたんでしょうか?ねえ?……これが?これも?ギャッツビーの理想?と……不器用で?要領悪くて?純朴で?思い込んだら一直線?にしか進めない?異性には?デイジーには?真面目一辺倒?なギャッツビー?……かわいいもん?……デイジーのサンタクロース?道化?神?になるんだし?許してやろ?放っておこ?って?……「自分」も?めんどくせぇな?さっさと終わんねえかな?とかって?思いながら?そばで?待ってた?かもしれませんねえ?……。

 

⑦ Instead of taking the short cut along the Sound we went down the road and entered by the big postern.

「ロング・アイランド海峡に沿った短い・近い横断路・切り開いた道を選ぶ・利用することの代わりに・ことをしないで……私たち(デイジーとギャッツビーと「自分」の三人)は……道・車道に沿って向かった・進んだ……そして・それからはいった……(ギャッツビーの邸宅の敷地の)でかい裏門・裏口・勝手口を使って……」

the short cut は、「自分」の住居の庭からギャッツビーの大邸宅の敷地に向かうのに一番短い?近い?決まった横断路?切り開いた道?があるのではないでしょうか?

the Sound は、(ものすごーく前になりますけれど)Chapter 1 第6回 7ページ3行目(とか Chapter 3 第62回40ページ5行目)に出てきた、Long Island Sound を指す?のではないでしょうか?

we は、デイジーとギャッツビーと「自分」の三人を指すのではないでしょうか?

the road は、(the short cut とは異なる)「自分」の住居の庭とギャッツビーの大邸宅の敷地の間?にある道?車道?を指すのではないでしょうか?

the big postern は、ギャッツビーの邸宅(の敷地)?にあるものを指しているのではないでしょうか?

⑥でデイジーとギャッツビーの(予定通り?の)会話?が(予定通り?)一通り済んだら?⑦で「自分」の住居の庭からギャッツビーの大邸宅へと向かった?ようではないでしょうか?……その際に短い横断路を利用しなかった?……代わりに?舗装されている?道?なんでしょうか?そっちを選んだ?と……どうしてでしょうか?……おそらく?その方が?ギャッツビーの大邸宅?豪邸?のスゴさ?をデイジーに自慢できる?見せつけられる?からなんじゃあないでしょうか?……なんでしょう?…… the short cut は?いわば本来?道ではない?っていうか?獣道?に近い?感じ?でしょうか?……ってことは?脇道?っていうか?ギャッツビーの大邸宅を横?斜め?端?から眺める?見る?格好になる?んじゃあないでしょうか?……そうすると?大邸宅の良さが?十分に伝わりにくい?んじゃあないでしょうか?……で?ギャッツビーとしては?それは望むところではない?……なので?ギャッツビーの大邸宅の素晴らしさを?余すことなく存分に伝えうる位置から?デイジーにギャッツビーの大邸宅を見せたい?……ということで?わざわざ?遠回り?なんじゃあないでしょうか?……そして?裏門?裏口?からギャッツビーの大邸宅の敷地?に入った?と……なんだけど?その?裏門?裏口?もただの裏門?裏口?ではない?……大邸宅の裏門?裏口?だから?でかい?と……なんでしょうねえ?……表口?表門?正門?とかでも?もちろんスゴイ?んだろうけれど?どうでしょう?裏門?裏口?がスゴかったら?……表がスゴイのって?結構当たり前?よくある?かもしれない?……なんだけど?裏がスゴかったら?どうでしょうか?……も〜しかしたら?これは?本当にスゴイ?かもしれない?……表がスゴくても裏はそうでもない?大したことない?な〜んてことは?案外?よくある?かもしれない?……だけど?表も裏もスゴイ?ってのは?そうはない?かもしれない?……ってことで?ここでも?ギャッツビーの大邸宅の凄さ?が描かれている?のでしょうか?……まあ?あれですね?ちょっと?ギャッツビーの大抵宅の敷地?の周囲?をちょこっとお散歩?ってな感じ?で歩いた?のかもしれませんねえ?……いろいろ?あれこれ?話しながら?(デイジーとギャッツビーの二人が?)……まあ?おそらく?終始一貫?ギャッツビーの自慢?でしょうねえ?……どんなに俺様はスゴイのか?ってことを?デイジーに?よくよく理解ってもらいたい?……いじらしい?……いやもう?許したげて?って?……もう?嬉しすぎて?止まんないだよ?って?……だ〜けど?「自分」はどんな思いで聞いていたでしょうねえ?……何を思っていたでしょうねえ?……もし?このときの「自分」の心の中を覗いていたら?何が見えていたでしょうねえ?……ねえ?……恩人に向かってあろうことか豪邸自慢か?とかってムカついて?ギャッツビーの矛盾をついてやれ?とかってちょっと牙むいたら?却って「自分」が傷を負いかねなくなっちゃって?あっ?ヤバッ?とかって慌てた?ところへ有り難いことに?デイジーの登場で難を逃れ?事なきは得た?んだけど?なんだよ?この会話?勘弁してくれよ?とかって?思ってたかどうかはわかりませんが?……まあ?ギャッツビーも勝手なら?「自分」も勝手なもん?……どっちもどっち?……ねえ?……。

 

⑧ With enchanting murmurs Daisy admired this aspect or that of the feudal silhouette against the sky, admired the gardens, the sparkling odor of jonquils and the frothy odor of hawthorn and plum blossoms and the pale gold odor of kiss-me-at-the-gate.

「魔法をかける・魅惑(魅了)するさざめき・サラサラいう音で……デイジーは感嘆(賞賛)した……空・天空を背にした(ギャッツビーの大邸宅の)封建(時代)的な・豪勢な・豪壮な輪郭・外形のこの・こちらの様相・面・側面あるいはあの・あちらの(様相・面・側面)を……(ギャッツビーの大邸宅の)庭園を感嘆(賞賛)した……キズイセンの火花を発する・活気に満ちた・ほとばしっている・生き生きとしているにおい・匂い……加えて……さんざしとすももの花の泡のような・うわついた・浅薄せんぱくなにおい・匂い……加えて……すいかずらのうすい・おぼろな・ぼんやりした・弱々しい第一等のもの・黄金のように貴いもののにおい・匂い……」

that は、その後に aspect が省略されている?のではないでしょうか?……ここでは、this と that は、あれやこれやといろんなものを、という意味合いで使われている?のではないでしょうか?……。

the feudal silhouette は、ギャッツビーの大邸宅の建物を指している?のではないでしょうか?

the sky は、ギャッツビーの大邸宅の上部に広がる空を指すのではないでしょうか?

sparking は、(ワインが)発泡性の、という意味があるようで、odor は、鼻からはいって感ずるワインの香り、という意味があるようなので、もしかしたら?発泡する種類のワインの香り?がイメージされている?のかもしれません……また、そうしたお酒に酔う?みたいな暗示?も掛けてある?のかもしれません……。

kiss-me-at-the-gate は、ネット上のメリアム・ウェブスターによれば、すいかずら?を指す?のではないでしょうか?

今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。どうやらデイジーが感嘆(賞賛)したものととして?具体的にいろんな花の匂いが列挙されている?ようです……これらの花をみると?それぞれの花言葉があるようで? jonquil は"愛情の復活を求む"、hawthorn は"希望"、plum は"忠節"(同時に"豊饒"の象徴でもある?)、honeysuckle は"愛の絆"のようです……では?これらの花にそれぞれ組み合わされている匂いを説明している言葉をみてみると?jonquil は?火花を発する・活気に満ちた・ほとばしっている・生き生きとしている?と…… hawthorn と plum は?泡のような・うわついた・浅薄な?と…… kiss-me-at-the-gate はうすい・おぼろな・ぼんやりした・弱々しい第一等のもの・黄金のように貴いもの?と……これらの組み合わせをみてみると?"愛情の復活を求む"は?火花を発するほど活気に満ちて生き生きとしほとばしっている?と……"希望"と"忠節"は?泡のように頼りない?弱い?ってこと?でしょうか?……そして"愛の絆"は?おぼろでぼんやりして弱々しい?んだけど?黄金のように貴い?第一等のもの?と……これらは?ギャッツビーのデイジーに対する想い?を表している?象徴している?暗示している?のではないでしょうか?……つまり?ギャッツビーは愛情の復活を激しく求めている?んじゃあないでしょうか?……そして?デイジーとの復縁?に希望を持ってはいるけれど?その希望が叶う可能性は弱い?ってことでしょうか?……また?ギャッツビーはデイジーに忠節を尽くしている?のは間違いないんでしょうけど?(もう?忠犬ハチ公?並み?)果たしてデイジーの方が?ギャッツビーにそれだけの忠節を尽くしてくれるのか?といったら?心もとない?んじゃあないでしょうか?(だって?デイジーにはギャッツビー裏切った?捨てた?っていう過去が?ねえ?)……最後に?ギャッツビーとデイジーの愛の絆?ってどうでしょうか?……まあ?あるんだかないんだか?って感じで?ねえ?……なんだけど?その中身?質?でしょうか?……それが?黄金のように貴いものだ?と……つまり?これまでギャッツビーとデイジーは離れ離れだったわけですから?その二人の関係や思い?をギャッツビーの大邸宅の庭園の花々で象徴的に表している?ってこと?なんじゃあないでしょうか?……なんとも?ねえ?……作者の思い?念い?を感じませんか?……こだわり?っていうか?……なんとしても?この物語を上質なものに?それこそ?黄金のように貴い?第一等のものに?仕上げてみせるぞ?っていう?……それって?デイジーのため?なんじゃあないでしょうか?……作者の?全身全霊をかけて?ありったけの真心を?デイジーに捧げている?……この物語を読むのって?気が抜けない?……ねえ?……ぜひ?どうか?読者の方々にも?作者の念いを受けとめていただけたら……。

さあ?⑦でいよいよ?ギャッツビーの大邸宅の庭園に入った?そして⑧で?デイジーの賞賛の嵐?状態?のようではないでしょうか?……それも?デイジーの?あの魔法をかけるような?魅惑(魅了)するような?声音で?さざめいている?ささやき続けている?のでしょうか?サラサラと?……なんでしょうねえ?……おそらく?きっと?「自分」はそのデイジーの話す声音?を聞きながら?魔法をかけられたような?魅惑?魅了されたような?状態?だったんじゃあないでしょうか?……で?まあ?良い気分?気持ち良い?ご機嫌に?なんじゃあないでしょうか?……やっぱ良いよな?みたいな?……で?じゃあ?デイジーが具体的に何を賞賛していたのか?っていうと?まあ?ギャッツビーの大邸宅と庭園の何もかもすべて?といってもいいくらい?だったんじゃあないでしょうか?……あれも素晴らしい?これも素晴らしい?どれも素晴らしいものだらけ?みたいな?……で?その具体例?なのか?特に?賞賛したもの?なのか?ギャッツビーの大邸宅の封建(時代)的な豪勢な豪壮な(建物の)輪郭・外形が空を背にした姿?のあれやこれやいろいろ?とか?ギャッツビーの大邸宅の庭園丸ごと全部?とか?……で?あえて?細かいものを挙げるなら?なんでしょう?特に素晴らしかった?心が惹かれた?ものだった?んでしょうか?……いろんな花々とその匂いが挙げられている?と……で?その花々とその匂いの様子に?ギャッツビーのデイジーに対する想い?とか?不安?とか?が暗示されてる?託されてる?ようで?……まあ?復縁を熱望しつつも?本当にできるんだろうか?という不安な思いもよぎりながら?しかも?デイジーに裏切られる恐怖?が常につきまとう?……それでも?ギャッツビーとデイジーの間に(昔)あった?愛の絆?は偽物じゃない?間違いなく本物だった?っていう確信もある?……なんだけど?でも?じゃあ?今どうか?そして?今後どうか?っていったら?自信ない?……そんなギャッツビーの揺れる想い?恋心?が庭園の花々とその匂いに託されて描かれている?ようではないでしょうか?……なんでしょうねえ?……繊細なガラス細工?のような?ギャッツビーの心?の有り様?が覗われる?でしょうか?……やっぱり?純真?……デイジーのことになったら?無垢な子どものよう?……なんでしょうねえ?……ギャッツビーの大邸宅とその庭園は?ギャツビーの有り様と?その心の中?を象徴してる?表している?と作者は言っている?んでしょうねえ?……もしかしたら?中身は外見に表れる?とかって?言ったりする?かも?だけど?それと?似たようなこと?なんでしょうか?……その人の中身って?まあ?住んでる家屋の外見とか?その庭とか?そうしたところに?(もしかしたら?持ち物とか?趣味とか?にも?)表れる?って作者は言っている?のかもしれませんねえ?……まあねえ?現代日本でも?(ある程度?)見た目で判断される?いや判断するよ?とかって?人が?……なんでしょうねえ?……ギャッツビーの?悪党の一面と?こんな純真無垢で?繊細な?一面と?そのどちらもが?ギャッツビーの中に?同居している?……なんか?……な〜んか?……ねえ?……悪党の一面?残念じゃないですか?……ギャッツビー?良いとこ?良いもの?いっぱい持ってんのに?もったいない?……ねえ?……そう思いませんか?……。

 

⑨ It was strange to reach the marble steps and find no stir of bright dresses in and out the door, and hear no sound but bird voices in the trees.

「後から説明することが妙な・不思議な・一風変わった・予想外の・場違いの・不慣れで・なじみがなくてという状態だった……それは、(ギャッツビーの大邸宅の)大理石でできた階段に到着(到達)して、そして(ギャッツビーの大邸宅の)戸・扉・ドアの内側と外側に明るい・輝く・あざやかな・さえた服装・装い・ドレスの撹拌・大騒ぎを何も見いださないことだ……なおかつ・加えて(ギャッツビーの大邸宅の庭園の)樹木・立ち木の中の鳥の声音を除いて・のほかは何も音・音声を聞かないことだ……」

It は、to reach the marble steps and find no stir of bright dresses in and out the door, and hear no sound but bird voices in the trees を指しているのではないでしょうか?

hear は、その前に to が省略されている?と考えてもいいのではないでしょうか?…… reach the marble steps and find no stir of brigt dresses in and out the door はひとかたまりの内容?で hear no sound but bird voices in the trees は別の内容?という扱い?なので? the door の後に(and hear の前に)コンマが付けられているのではないでしょうか?……。

⑧でギャッツビーの大邸宅の庭園を抜けて?⑨でようやく?ギャッツビーの大邸宅(の建物)?に到着した?ようではないでしょうか?……で?⑨では?そのとき「自分」が感じたこと?を説明している?ようではないでしょうか?……まず?正面玄関?でしょうかねえ?その?大理石でできた階段?に到着(到達)してみたら?その?正面玄関?の内側とか外側とかに明るい輝くあざやかなさえた服装?装い?ドレス?の来客たち?が沢山?行きつ戻りつ?グルグル?している姿?を何も見いださない?と……それが?妙だ?不思議だ?場違いだ?不慣れでなじみがない?と「自分」には?感じられた?と言っている?のではないでしょうか?……他にも?ギャッツビーの大邸宅の庭園の樹木・立ち木の中の鳥の声音を除いたら?他に?何も音・音声?を聞かない?ことも妙だ?不思議だ?場違いだ?不慣れでなじみがない?と「自分」は感じた?と言っている?のではないでしょうか?……どういうことでしょうか?……「自分」がギャッツビーの大邸宅を訪れるときって?宴が催されている時?……ってことは?沢山?来客たちがいるはず?……逆に言えば?そんな沢山?来客たちがいない?って状況に?「自分」は違和感を持った?と言っている?んじゃあないでしょうか?……ギャッツビーの大邸宅=大人数の来客たち?みたいな?公式?が「自分」の中に出来上がっていた?んじゃあないでしょうか?……それが?ギャッツビーの大邸宅なのに?大人数の来客たちがいない?ってのは?妙な具合だ?と……それに?大人数の来客たちがいるときは?その話し声?っていうより?騒ぎ回る騒々しい音?であふれているはず?なのに?今は?そんな騒々しい音がない?と……で?代わりに聞こえる?のが庭園の樹木の鳥の声音だ?と……それも?変な感じだ?と「自分」は言っている?のではないでしょうか?……つまり?ここでも?ギャッツビーの大邸宅=騒がしくて騒々しい?みたいな?公式?が出来上がっていた?と……なのに?ギャッツビーの大邸宅なのに?騒々しくなくて?庭園の樹木の鳥の声音が聞こえるだなんて?どうしたことだろう?みたいな?違和感?しかなかった?んじゃあないでしょうか?……おそらく?「自分」は?宴以外で初めて?ギャッツビーの大邸宅を訪れた?んじゃあないでしょうか?……だから?宴のときと様子が違うのに戸惑った?んじゃあないでしょうか?……そんな思い?そしてそんなギャッツビーの邸宅の様子?がこの⑨の説明から窺われる?ようではないでしょうか?……なんでしょう?……もしかしたら?ギャッツビーの邸宅でも騒々しくないことなんてあるんだ?みたいな?そんな感想?を「自分」は持った?のかもしれまんせんねえ?……そして?デイジーは?そんな?「自分」がよく知っているギャッツビーの邸宅の様子とはまったく異なる?ギャッツビーの邸宅に初めて?訪れた?んじゃあないでしょうか?……ってことは?デイジーにとっては?ギャッツビーの邸宅の第一印象って?どうなるでしょうか?……おそらく?「自分」の真逆?にならないでしょうか?……つまり?デイジーにとっては?こんなふうに誰も人がいなくて?鳥の声音だけが聞こえている?っていうのが?ギャッツビーの邸宅なんだな?っていう印象?にならないでしょうか?……そうすると?そうなると?(この先どうなるかわかりませんけど?)もし?デイジーが?あの「自分」のよく知ってる宴?に出たら?どうなるんでしょう?どう思うんでしょうか?……いや?ベイカー嬢はしょっちゅう?来てるし?だから?デイジーだって?十分?ありうる?って?……ただ?デイジーは?人妻?トムの妻?ですよねえ?……そのせいだったのか?ベイカー嬢は頻繁に?来てたかも?のギャッツビーの邸宅で開かれていた宴に?デイジーは結局?一度も来なかった?ですよねえ?(だから?業を煮やしたギャッツビーが?ベイカー嬢に仲介を頼んだ?ような?ねえ?)……な〜んでしょうねえ?……な〜んだか?ここでも?危ういもの?をな〜んか?感じませんか?……⑥でギャッツビーは?興味深い事柄をやる名高い高名な人たちが沢山集まるのが自らの邸宅だ?とデイジーに説明していましたよねえ?……その説明と?あの?ヒッチャカメッチャカ?の来客たちと?どうでしょうか?……それに?今の?邸宅の様子と?宴の時の邸宅の様子と?そのギャップ?どうでしょうか?……デイジーが知らないうちは?ねえ?……だけど?デイジーが知ってしまったら?……ねえ?どうなる?どう思う?でしょうか?ねえ?……な〜んだか?ねえ?……ここでも?ねえ?……このズレ?……後々?どうなんでしょうか?……ねえ?……。

 

おつかれさまでした。どうでしたか?

なんでしょう?……絶妙な話の流れ?……この物語?間違いなくフィクションですよねえ?……だけど?現実か?ってなくらい?自然な?リアリティのある?展開?じゃあないでしょうか?……現実にこういう事があった?って言われても?全然違和感ない?みたいな?……こういうところにも?作者の気合の入りよう?を感じませんか?……もう?徹底してる?……寸分の隙も?狂いも?ない?……それくらい完璧な作品?に仕上げようとしている?ような?ねえ?……そして?だからこそ?百年後の現在でも?しかも米国じゃない?日本の読者が読んでも?自然に馴染む?っていうか?入っていける?っていうか?溶け込んでしまう?っていうか?ねえ?……すごいです…………ねえ?……。

今回の考えるヒントに上げたお題 「70ページ末尾から15-13行目 sparkling、frothy、pale gold はそれぞれ、どうして各々 jonquils、hawthorn and plum blossomes、kiss-me-at-the-gate と組み合わされているのか(どういう意味合いが込められているのか)」 ですが……⑧で説明した通りです。この作者?(きっと?)細やかな人?だったんじゃあないでしょうか?……微に入り細を穿つ?念の入れよう?……でも?それもこれも?すべてはデイジーのため?……本当に?作者にとって?とっても?言葉にならないくらい?大切な人だった?んでしょうねえ?……なんでしょう?……幸せを祈らずには?願わずには?いられない?……今どこにどんな形でいらっしゃるにしても?お幸せでいていただきたい?ですねえ?……ねえ?……。

次回は、豪邸探訪?……ぜひまた一緒にみていってください。

 

第114回の範囲は、70ページ末尾から9行目から71ページ13行目まで(And inside, as we wandered 〜から、down a flight of stairs. まで)をみていきます。

次回の考えるヒントは……

  • 71ページ11行目 dazed は、どういう状態(様子)か

次回は、身も心も?〇〇?……ぜひまた一緒に読んでみてください。

 

最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。

Point

・どうして作者はその言葉を使用したのか

・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか

・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか

 

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今回の範囲の訳文を有料(700円)で掲載いたします。

Posted by preciousgraceful-hm