Gatsby-109
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……せっかくやっとデイジーに再会できたのにギャッツビーはどうやら何もまともに話せない?ようです……緊張感で張り詰めた空気の中「自分」までもがギャッツビーにつられてテンパる?始末……あわや計画頓挫?何年もの努力?辛抱?が水の泡か?ってな危機寸前?でかろうじて?留まったものの?さて良い打開策は見つかるのでしょうか?……続きをみていきましょう……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第109回の範囲は、67ページ末尾から11行目から68ページ14行目まで("We haven’t met for many 〜から、"Daisy’s embarrassed too." まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 67ページ末尾から8行目 automatic quality とはどういうことか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきます。
① “We haven’t met for many years," said Daisy, her voice as matter-of-fact as it could ever be.
「『私たち(デイジーとギャッツビーの二人)は多数の年数の間出会っていない状態である』とデイジーが言った……デイジーの声は(ある状態である)……それは、あるものと同様で……それは、事実だけを述べる・(想像を加えず)事務的な・感情を交えない・冷静な・無味乾燥な・平凡なものだ……あるものと同じく……それは、そのデイジーの声が(事実だけを述べる・(想像を加えず)事務的な・感情を交えない・冷静な・無味乾燥な・平凡なもの)でありうる限りだ……」
We は、デイジーとギャッツビーの二人を指しているのではないでしょうか?
haven’t は、have not を短く縮めた形ではないでしょうか?
her は、Daisy を指すのではないでしょうか?
her voice の後には、being などの語が省略されているのではないでしょうか?
it は、her voice を指すのではないでしょうか?
be の後には、matter-of-fact が省略されているのではないでしょうか?
前回置き時計が危うく落ちかけましたよね?……でもかろうじて?事なきを得たところで?この①でデイジーが?ギャッツビーとデイジーの二人が何年もの間出会っていない状態だ?と言ったようです……そういうデイジーの声が?できうる限り?事実だけを述べる?(想像を加えず)事務的な?感情を交えない?冷静な?無味乾燥な?平凡な?ものだった?と……つまり?デイジーは?緊張感に満ちた場の空気?に飲まれることなく?冷静に?テンパってて?な〜んにもできない?ギャッツビーや「自分」に代わって?何事もなかったかのように?この集まり?午後の茶会?を進められるように?気づかった?んじゃあないでしょうか?……なんでしょうねえ?……こういうときって?女性の方が?気丈?だったりする?んでしょうか?ねえ?……まあ?少なくとも?このときは?そうだった?そんな感じ?に思えませんか?……それに?確かに?デイジーはギャッツビーに何年も顔を合わせることがなかった?ですよね?……ただ!大事なこと?はデイジーは? We 私たちって言葉を使ってる?ってところ?じゃあないでしょうか?……これって?ギャッツビーとデイジーの二人を?一括り?にしている?ってこと?じゃあないでしょうか?……えっ?そんなのにそんなに意味があるか?って?……いやあ?ありませんかねえ?……もし?デイジーがギャッツビーと?って思いがまったくなかったら? I 私って言葉を使ってないでしょうか?……私はギャッツビーに何年も顔を合わせていない?と……だけど?デイジーは?ここで I ではなく We を使っている?……ここに?デイジーの思い?ギャッツビーへの好意的なメッセージ?が込められていないでしょうか?……デイジーにとって?ギャッツビーは距離を置きたい相手ではないのだ?というメッセージ?……それは?ギャッツビーとの過去?恋人同士だった昔?を否定していない?昔ギャッツビーと過ごした時間?を今でも良かったと思っている?……デイジーのそういう思い?をデイジーは We という言葉に乗せていないでしょうか?……しかも?この①の言葉は?「自分」に向けて言われた?ものですよねえ?……まあ?デイジーとしては?ギャッツビーとの過去の経緯?を考えると?いわば?ギャッツビーとデイジーの緩衝材?みたいな?存在?である「自分」に向けて?デイジーがギャッツビーに対して今どういう思いでいるのか?ってメッセージを「自分」に伝えながら?同時に?このデイジーの言葉が聞こえてるはずのギャッツビーにも?間接的?に伝えているつもり?だったりしないでしょうか?……形の上では「自分」に話しているけれど?「自分」はパイプ役?みたいなもので?本当に話している相手は?ギャッツビー?みたいな?……まあ?これが?デイジーの精一杯?の誠意?なんじゃあないでしょうか?……あくまでも?デイジーの方からは厚かましくもギャッツビーに何かを言ったりはできない?んじゃあないでしょうか?……なんだけど?「自分」もギャッツビーもテンパっちゃって?このままこの男子二人に任せておいたのではどうもなあ?埒が明かなそう?なような?ねえ?……なので?デイジーが?(やっぱり?)機転を利かせて?デイジーの今現在の思い?ってのをギャッツビーに振ってみた?って感じ?でしょうか?……このときのデイジー?立派?だと思いませんか?…… デイジーがしてきたことを考えたら?デイジーはギャッツビーに手酷く責められる?とかって可能性だって?十分ありうる?んじゃあないでしょうか?……それならそれで?その非難?責められること?を覚悟の上で?それでも?デイジーは?今のデイジーの思い?をギャッツビーよりも先に?ギャッツビーに伝えようとしている?んじゃあないでしょうか?……潔い?っていうか?勇気がある?っていうか?ねえ?……なんでしょう?……もしかしたら?デイジーは?今思いがけず?ギャッツビーに再会できた?このチャンスを活かそう?いや?掴もう?この機会に?デイジーはギャッツビーとなら昔のように?トムじゃなくてギャッツビーに賭けてみよう?と腹を決めた?りとかしてない?でしょうか?……このギャッツビーとの再会?ってのはデイジーにとっては?不意打ちを食らったようなもの?かもしれないんじゃあないでしょうか?……だけど?デイジーは?動揺してないはずはない?のに?にもかかわらず?今?せっかくギャッツビーに再会できた?この?これを?最大限?目一杯?活かそう?利用しよう?とかって?ほとんど?瞬間的に?覚悟を決めた?りとかしてない?でしょうか?……つまり?トムに見切りをつける?そして?ギャッツビーに乗り換える?という決断を?瞬時に?行って?その思い?をこの①の言葉? We に込めていたりしないでしょうか?……そう思って聞くと?この①の言葉? We もめちゃくちゃ重くない?でしょうか?……なんでもなさそうなこのデイジーの言葉に?デイジーの覚悟が?決断が?決意が?表れている?……デイジーの人生を一変させる?重大な分岐点?になっている?……それぐらいの重みがある?んじゃあないでしょうか?……もしかしたら?そういう思いもあっての?なんでしょう?淡々とした?冷静な?口調?だったのでしょうか?……ねえ?……さあ?デイジーは覚悟を決めている?ようです?……なら?後は?ギャッツビー?じゃあないでしょうか?……ほら?さっさと?早く?行けよ?って?……ねえ?……ねえ?……。
② “Five years next November." / The automatic quality of Gatsby’s answer set us all back at least another minute.
「『5年間だ……次の・今度の11月で……』 / ギャッツビーの返答の自動的な・反射的な高い質・良質・優良性が……私たち(「自分」とデイジーとギャッツビーの三人全員をある状態に置いた・した・させた……それは、引っ込んで・下がって・もとへ・逆戻りしている状態だ……少なくとももう一つの1分の間……」
Five years の前には、We haven’t met for が省略されている?のではないでしょうか?……つまり①でデイジーが何年もの間出会っていない?と言った言葉を受けて?その何年もの間?というのは?5年間だ?と言い直している?のではないでしょうか?……で?その5年間出会っていない状態というのは?(正確には?)次の・今度の11月でちょうど?丸?5年間になる?と言いたい?のではないでしょうか?……。
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。ギャッツビーの返答がどんなものだったのか、それを automatic quality という言葉?で表している?説明している?ようです……①でデイジーはギャッツビーとデイジーの二人が何年もの間顔を合わせることがなかった?と言っていた?ようでした……その①のデイジーの言葉を聞いて?ギャッツビーが?何年もの間?というのは?具体的に数字で言えば?それは?5年間だ?と訂正した?……それも?もっと正確を期すと?今度の11月が来たら?と付け加えている?ようではないでしょうか?……ということは? automatic というのは?ギャッツビーが①のデイジーの言葉を聞いて?ほとんど?自動的?反射的?に②の言葉?を返した?んじゃあないでしょうか?……その様子?を automatic という言葉で表している?んじゃあないでしょうか?……そして?その返答の中身?内容?というのが?デイジーには何年もの間顔を合わせてないわねえ?というぼやぁっとしたもの?だったのに対して?ギャッツビーにとっては?5年間だ?という具体的な?明確な?正確な?数字?情報?それも?何月で?なのか?っていう?まあ?精密さ?几帳面さ?っていうか?ねえ?……その?そんな?あまりに正確な?精密な?返答?数字?数値情報?が自動的に?反射的に?ギャッツビーから出てきた?……ってことは?quality というのは?そのギャッツビーの返答内容?中身?の様子?を表している?のではないでしょうか?……つまり?質が高い?ということ?なんじゃあないでしょうか?……なんでしょうねえ?……ギャッツビーは?おそらく?いや?きっと?デイジーと最後に会った日?ってのを正確に覚えている?んじゃあないでしょうかねえ?……で?多分?まあ?ほぼ?確実に?その日から?デイジーに何日?何か月?何年?会えてない?とかって毎日?毎日?数えてた?りとかしてた?んじゃあないでしょうか?……もう?デイジーに会いたくて会いたくて会いたくて?……とにかく会いたくて?……ってな思い?状態?が伝わってくる?でしょうか?……一方?デイジーはどうでしょうか?……果たして?ギャッツビーと最後に会ってから何日?何か月?何年?とかって数えた?な〜んてこと?あった?でしょうか?……きっとなかった?んじゃあないでしょうか?……まあねえ?……トムと結婚したんだしねえ?……数えてたらその方がおかしい?んじゃあないでしょうか?……まあ?そのギャップ?相違?がこの①と②のデイジーとギャッツビーのやり取り?言葉?に表れている?んじゃあないでしょうか?……なんだけど?ギャッツビーがあまりに?反射的に?素早く?ものすごい正確な数値情報?を提示してきた?ので?もしかしたら?いや?おそらく?聞いてる方が戸惑った?場合によっては?引いた?んじゃあないでしょうか?……それで?「自分」とデイジーの二人が?逆戻りした?つまり?黙り込んだ?んじゃあないでしょうか?……そして?そのせいなのか?なんなのか?ギャッツビーも?②の言葉を言うだけ言ったら?黙り込んだ?んじゃあないでしょうか?……で?結局?この場にいた三人全員が?少なくともさらに1分間は?黙っていた?と「自分」は言っている?説明している?んじゃあないでしょうか?……まあ?ギャッツビーの返答が?デイジーにも「自分」にも予想外?思いがけない?ものだった?んでしょうねえ?……それに?そんなこと言われて?顔を合わせなくなってから正確には今度の11月で5年間だ?とかって言われても?ねえ?……なんと応じたらいいものか?何を言えばいいのか?どうしたらいいのだろうか?と困るばかり?だった?んじゃあないでしょうか?……あれですねえ?……ギャッツビーはきっと?①のデイジーの言葉?その真意?本当の意味?デイジーの思い?本心?を理解していない?わかってない?でしょうねえ?……せっかくデイジーがきっかけをくれたのに?それに気付いてない?わかってない?……この鈍ちん?……ねえ?……デイジーも困った?でしょうねえ?……どうしたもんかなあ?と……ただ?この感じだと?ギャッツビーがもし?デイジーに恨みを持っていたとしても?恨み言を言い出したとしても?デイジーに未練たっぷり?未練たらたら?ってのは間違いないんじゃあないか?とかってデイジー思ってたりしないでしょうか?……私のことをず〜っと?恋しく思ってくれてたのかしら?とかって?……だとしたら?デイジーの方も?ず〜っと?心の奥底で?ギャッツビーをどれほど恋しく思ったか?ってなわけだから?そういう意味では?お互い同じ思いでいた?と……それなら?あの?昔の?恋人同士だったときと同じように?っていうより?そのときからず〜っと変わらず?お互い想い合っていた?んじゃあないの?と……だったら?ねえ?……ねえ?……ってなわけで?となる?んでしょうか?ねえ?……。
us は、「自分」とデイジーとギャッツビーの三人(全員)を指すのではないでしょうか?……そのことを明確にするために? us all と all が付いている?のではないでしょうか?……。
①でデイジーが振ってくれた話?に対して②でギャッツビーは四角四面に?クソ真面目な答え?を返している?ようではないでしょうか?……なぜデイジーが"私たち二人"は何年もの間顔を合わせていない?と言ったのか?その思い?真意?意図?をまるで理解ってない?……なんでしょうねえ?……ギャッツビーとしては?これでも?デイジーに話を合わせているつもり?なんでしょうかねえ?……だけど?合わせ方が違う?ような?ねえ?……なので?デイジーも?そして「自分」も?戸惑う?困る?……で?ギャッツビーに到っては?それ以上何も言えない?……で?結局?みんな黙る?……いやいやそれじゃあ?ねえ?……またもやどん詰まり?状態?……やっぱり?あれですね?すべての鍵はギャッツビー?が握っている?……すべてはやっぱり?ギャッツビーにかかっている?……ギャッツビーが自ら?自身で?どうにかしなくちゃいけない?んでしょうねえ?……どうやら?作者は?そう言いたい?んじゃあないでしょうか?……これは?ギャッツビーの念願?宿願?なんだから?人任せ?他人にどうにかしてもらおう?じゃなくて?ギャッツビー自身が?自らの力で?頑張んなくちゃいけないよ?って?……自身のことは?自身にしかどうにもできないし?どうにもならないよ?とかって?……自ら立ち上がり?自ら動いて?自らの力で手に入れないと?って?……いやあ?そりゃあわかるんだけど?それには?あまりに睡眠不足で?体も限界来てるし?頭も動かなくて?もう?どうしたらいいのかわかんないだ?って?……そうですねえ?……だ〜けど?それでも?作者は?いや?ギャッツビー自身が頑張るしかないんだ?と言っている?ようではないでしょうか?……他人事じゃないんだから?自身の事だろ?とかって?……さあ?ギャッツビーどうするんでしょうか?……。
③ I had them both on their feet with the desperate suggestion that they help me make tea in the kitchen when the demoniac Finn brought it in on a tray.
「「自分」はデイジーとギャッツビーの二人にどちらも立つことをさせた……死物狂いの提案・提言・思いつきを用いて……それは具体的にはどんなものかというと、デイジーとギャッツビーの二人が「自分」の住居のキッチンで「自分」が茶・紅茶を作る・用意するのを助けることだ……あることが起きたとき……それは、悪魔のような・悪魔に取りつかれたようなフィンランド人(の家政婦さん)が一つのトレーの上に茶・紅茶を持ってきた……」
them (their, they) は(すべて)、デイジーとギャッツビーの二人を指すのではないでしょうか?
that は、「これから文が続く」ことを表し、suggestion の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?
it は、tea を指すのではないでしょうか?
①でせっかくデイジーが会話のきっかけを作ろうとしたのに?②で鈍いギャッツビーがその会話の芽を潰して?三人とも黙り込んだ?ので③で「自分」がそんな情況?事態の打開?を図ろうと?動いた?ようです……何をしたのか?というと?キッチンで紅茶を用意するからそれを助けてもらえないか?という死物狂いの提案?思いつき?でデイジーとギャッツビーの二人に立たせた?と……みんなで紅茶の用意をする?っていう作業を通して?緊張感が解けたら?和んだら?ってことだった?んでしょうねえ?……ところが?なんと?そこに?思わぬ?強敵?がねえ?……もう?悪魔にでも取りつかれてんじゃないか?っていうバッドタイミング?であの?フィンランド人の家政婦さん?が紅茶を持ってきた?と……ってことは?もう?紅茶の用意が必要ない?んでしょうねえ?……そしたら?互いの距離を縮めるチャンス?機会?が失われた?ってこと?なんじゃあないでしょうか?……だもんで?「自分」は?フィンランド人の家政婦さん?のことを demoniac 悪魔にでも取りつかれてんのかよ?と思わず?罵らずにはいられない気分だった?ってことじゃあないでしょうか?……せっかく?やっとのことで?どうしたらいいかなあ?と考えあぐねた末に?苦労して?思いついた?解決策?をものの見事に?フィンランド人の家政婦さんに台無しにされた?ようなものだった?んじゃあないでしょうか?……もう?呪ってやりたいような気持ち?だったりしてた?のかもしれませんねえ?……なかなかに?コミカル?な空気?が伝わってきませんか?……な〜んにも知らないフィンランド人の家政婦さんは?もちろん悪気などあるはずもなく?御主人様である「自分」の本心?本音?など知る由もなく?ただ?自らの本分を?やるべき仕事を?わざわざ自宅まで呼びに来てまで仰せつかった特別業務を?一生懸命やりきっている?まっとうしている?だけ?なんだけど?「自分」は?そして?デイジーにギャッツビーも?互いに打ち解けるきっかけ?が喉から手が出るほど欲しくてたまらない?もので?もう?このフィンランド人の家政婦さんの間の悪さ?に内心うんざり?してたりしない?でしょうか?……な〜んか?外から?はたから?見てると?面白くないですか?……やっぱり?このフィンランド人の家政婦さんに?ちょっとコミカルな要素?息抜き?的な?空気抜き?みたいな役割?が当てられていませんかねえ?……ちょっと?クスッと笑える?みたいな?……それによって?読者に少しフッと心の力み?みたいなものを緩めてもらう?力が入ってたところを一瞬抜いてもらう?みたいな?効果?が出ている?のではないでしょうか?……このフィンランド人の家政婦さん?いい味出してる?と思いませんか?……ねえ?……こういう?脇?役?貴重?ですよねえ?……それに?存在感ありますよねえ?……なかなかに?美味しいとこ?持ってってたり?しないでしょうか?……ねえ?……楽しくないですか?……ねえ?……。
④ Amid the welcome confusion of cups and cakes a certain physical decency established itself. Gatsby got himself into a shadow and, while Daisy and I talked, looked conscientiously from one to the other of us with tense, unhappy eyes.
「(紅茶・コーヒー用の)カップと生菓子・洋菓子の歓迎・歓待(の)・歓迎される混乱の最中に……一つの確定した地勢の・物質的な・身体の・体の節度・品位・体面・礼儀正しさが確立した・安定させた・定着させた……その一つの確定した地勢の・物質的な・身体の・体の節度・品位・体面・礼儀正しさそのものを……ギャッツビーはギャッツビー自身をある状態に到らせた……それは、一つの(ぼんやりした)物影・陰・人目につかないこと・(あるものの)影のようなもの・まぼろし・幻影・亡霊になることだ……そして・なおかつ・同時に……デイジーと「自分」がしゃべった・語った・話し合った間に……目を向けた……念入りに・細心に……「自分」とデイジーの二人のうち一方・一人から他の一方・一人へと……(綱など)ピンと張った・緊張した・かたくなった・緊迫(切迫)した・不自然な・堅苦しい不幸な・不運な・悲惨な・悲しい・憂鬱な・みじめな・不吉な・適切でない・まずい両目で……」
itself は、a certain physical decency を指すのではないでしょうか?……ここでは具体的には、ギャッツビーが自ら亡霊のような状態になったこと?とデイジーと「自分」がしゃべっている間?緊迫した惨めな目でジーッと?デイジーを見て「自分」を見てまたデイジーを見て「自分」を見て?というのを繰り返した状態?を指しているのではないでしょうか?……要は?ギャッツビーと「自分」とデイジーの三人のこの場での関係性?を説明している?のではないでしょうか?……その関係性というのが?ある親しさ?親近感?逆に?遠さ?縁遠さ?みたいなもので固定してしまった?のではないでしょうか?……デイジーと「自分」の間には壁がなくて?自由にしゃべれている?……だけど?ギャッツビーは?デイジーとの間に壁がある?っていうより?ギャッツビーが自らデイジーとの間に壁を作ってしまった?(まあ?ギャッツビーにそのつもりはなかったかもしれないけど?)……そういう関係性?が確定した?固定した?ようだ?というのを? a certain physical decency という表現で説明している?のではないでしょうか?……。
himself は、Gatsby を指すのではないでしょうか?
us は、「自分」とデイジーの二人を指すのではないでしょうか?
③でフィンランド人の家政婦さんが紅茶?を持ってきた?のでまあ?そのまま?紅茶をいただいた?んでしょうねえ?……で?④では?紅茶と?「自分」が用意しておいた?レモン?の生菓子?洋菓子?を三人でいただいた?んでしょうねえ?……で?まあ?なんといっても?形式上は?デイジーを午後の茶会に招待している?わけですよねえ?……だから?デイジーをもてなす?歓迎?歓待?する茶会?として紅茶と生菓子?洋菓子?をいただいた?んじゃあないでしょうか?……で?そうやって?紅茶と生菓子・洋菓子をいただいている状況?というのが?なんでしょう?ざわざわ?と多少でも?それまでとは違う?混沌とした?空気?状況?にでもなった?んでしょうか?……それを? confusion という語で表現している?のでしょうか?……で?そうやって?デイジーを歓迎する茶会?で紅茶と生菓子・洋菓子をいただいているうちに?なぜか?いつの間にか?ギャッツビーは亡霊のようになってしまった?と……っていうか?おそらく?ギャッツビーが一言も喋らなくなった?んでしょうねえ?……もう?その場に存在しないのか?っていうくらい?喋らない?……なので?自然と?「自分」とデイジーだけが喋ることになる?……で?ギャッツビーは?そうやって喋っている二人を?交互に見てる?……喋らずに?いや?喋れずに?なんでしょうか?ねえ?……だ〜けど?ギャッツビーも?本当は?そんな情況が?本意なわけではない?ようではないでしょうか?……だって?その目が?ねえ?……緊迫してて?惨め?って?ねえ?……本当は「自分」とデイジーの会話に入りたい?んじゃあないでしょうか?……だけど?入れない?どうしたらいいのかわからない?んでしょうねえ?……だから?やばい?このままじゃやばい?喋らなきゃ?喋ろよ?俺?とかって?思ってた?……その思い?が目に?表れていた?んでしょうか?……それにしても?困りましたねえ?……どうしたもんですかねえ?……デイジーも「自分」も決してギャッツビーそっちのけ?ってわけではない?でしょうねえ?……だけど?どう話したものか?やっぱりわからなかった?んでしょうねえ?……まあねえ?ギャッツビーはきっと?必要以上に緊張しすぎてる?んでしょうねえ?……だから?平常心?じゃないから?余計に頭が働かない?……で?何を言えばいいのかわからない?んでしょうか?……デイジーも?話しにくい?でしょうねえ?……何しろ?ギャッツビーの真意?目的?狙い?がわからないことには?ねえ?……そして?「自分」も?お手上げ?だった?んでしょうねえ?……「自分」なら?ギャッツビーのために?デイジーのために?わかってれば?どうにかしてた?んじゃあないでしょうか?……「自分」がデイジーとギャッツビーの昔の話?を持ちかけるのも微妙?ですかねえ?……だから?やっぱり?ギャッツビーが?言うべきことを言わなくちゃ?ですよねえ?……きっと?作者は?ギャッツビーが自ら動かなくてはダメなんだ?とやっぱり言っている?んじゃあないでしょうか?……他人じゃどうにもできないよ?と……自ら頑張らないと?って?……ねえ?……。
⑤ However, as calmness wasn’t an end in itself, I made an excuse at the first possible moment, and got to my feet. / “Where are you going?" demanded Gatsby in immediate alarm. / “I’ll be back."
「けれども・しかしながら・とはいえ……平静・冷静・沈着・静かな状態が本来・本質的に目的ではない状態だったので……「自分」は最初の可能な・実行できる時機・(よい)機会に弁解・言いわけ・逃げ口上・口実を言って……そして(座った状態から)腰を上げた…… / 『どこへ君(「自分」)は向かっているのか?』とギャッツビーが尋ねた・詰問した・言えと迫った……即座の・即時の(急に危険を感じての)恐怖・(先行きに対する)心配・懸念の状態で…… / 『「私(「自分」)は帰るつもりだ』」
wasn’t は、was not を短く縮めた形ではないでしょうか?
itself は、calmness を指しているのではないでしょうか?
you は、ギャッツビーが問いかけている相手である、「自分」を指しているのではないでしょうか?
I’ll は、I will を短く縮めた形ではないでしょうか?……また、I は、「自分」が話している言葉のようなので、「自分」を指すのではないでしょうか?
④でギャッツビーとデイジーと「自分」?のその場での関係性?が固まってしまった?ようになった?と説明していた?ようでした……ただ?その状態では?「自分」とデイジーの二人だけが話していて?肝心のギャッツビーが何も話さないことになる?(まあ?ギャッツビーが話そうとしていない?ようだけど?)……で?⑤では?「自分」が?ギャッツビーが何も話そうとしない状態?に危機感を覚えて?行動を起こした?ようではないでしょうか?……まず?ギャッツビーがそうやって何も話そうとしない状態?というのは?そんな何も話さないママの状態でいること?が目的ではない?と……だから?「自分」は?行動を起こすことにした?と……じゃあ?何をしたのか?っていうと?好機をうかがって?見計らって?口実を作って?言い訳をして?腰を上げた?と……つまり?「自分」はその場から消えようとした?のではないでしょうか?……ギャッツビーに強制的に話さざるをえない状況を作ってしまおう?ってこと?なんじゃあないでしょうか?……「自分」がいるから?デイジーも「自分」と話してしまう?……「自分」がいなければ?ギャッツビーはデイジーと?デイジーはギャッツビーと?話す以外に選択肢がなくなる?でしょうねえ?……だから?適当な言い訳をして?その場から離れようとした?んじゃあないでしょうか?……そしたら?ギャッツビーが?なんと?即座に?即時に?急に危険を感じての恐怖?先行きに対する不安?懸念?の状態になって?「自分」はどこに向かっているのか?と詰問した?言えと迫った?と……要は?ギャッツビーは?デイジーと二人きりになるのが怖い?んでしょうねえ?……だもんで?「自分」がいてくれないと困る?と思ってる?んでしょうねえ?……なんでしょう?……どうしていいかわからない小さい?幼い?子ども?がお父さんに?お母さんに?行かないで?ここにいて?一緒にいて?とすがりついている?ような感じ?でしょうか?……なんとまあ?ギャッツビー?頼りない?……しっかりしろよ?って?……ねえ?……で?「自分」はギャッツビーの質問に?帰ってくるから?と答えている?ようです……ちょっと?荒療治?みたいな?感じ?でしょうか?ねえ?……ギャッツビー一人で頑張らせないと?ギャッツビーが自ら自力でなんとかしようとしない?から?……だ〜けど?この時のギャッツビーは?幼児と変わらない?ので?「自分」にすがりついて?離れようとしない?って感じ?でしょうかねえ?……ギャッツビー?極度の緊張?そして?恐怖?で頭ん中が麻痺してる?硬直してる?全然動かない?んですかねえ?……ただただ?不安?しかない?……で?「自分」だけが頼り?って状態になってる?んでしょうか?……頼む?俺を置いていかないでくれ?一人に?いや?デイジーと二人に?しないでくれ?って?……どうなんでしょう?……ねえ?……最後の最後で?どうしようもなく怖気づいてる?……頑張れよ?ギャッツビー?……ここまで来て?ここまで頑張ってきて?もったいないじゃん?……もうちょっと?もう少しで終わり?ゴール?勝利?じゃん?って?……ここが?本当に?本当の?踏ん張りどき?踏ん張りどころ?……ねえ?……「自分」も?当然ギャッツビーが自身で?自ら?どうにかしなきゃいけない?すべきだ?こっからは自力でやるべきだろ?とかって?思ってる?んじゃあないでしょうか?……まあねえ?……でしょうねえ?……「自分」が出しゃばることでもない?でしょうからねえ?……ギャッツビー?逃げるな?頑張れ?って?……ねえ?……。
⑥ “I’ve got to speak to you about something before you go." / He followed me wildly into the kitchen, closed the door, and whispered: “Oh, God!" in a miserable way.
【One More Library の原書データでは、whispered: の後で段落が変わっていますが、Scribner の書籍によれば、whispered: の後で段落が変わらないのが正しいようなので、訂正しておきます。】
「『私(ギャッツビー)は君(「自分」)に話さなければならない……あるもの・ある事について……君(「自分」)が行く・ここから離れる前に……』 / ギャッツビーは「自分」に続いた・あとを追った……野性的に・乱暴に……「自分」の住居のキッチンの中へと……(そして)キッチンのドア・戸を閉じた……それからこっそり話した・ひそひそ話をした……『おお・ああ……ああ困った・悲しいかな・大変だ……』 みじめな・不幸な・悲惨な・あわれな・悲しい・陰気な・苦しい・つらい・みすぼらしい仕方・方法・状態・具合で……」
I’ve は、I have を短く縮めた形ではないでしょうか?……また、この I は、ギャッツビーが話している言葉のようなので、ギャッツビーを指しているのではないでしょうか?……。
you は(どちらも)、ギャッツビーが「自分」に向かって話している言葉のようなので、「自分」を指しているのではないでしょうか?
He は、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?
the kitchen は、「自分」の住居のキッチンを指すのではないでしょうか?……また、the door は、そのキッチンのドア・戸を指すのではないでしょうか?……。
:(コロン)は、ギャッツビーが何を whispered こっそり話した・ひそひそ話をしたのかという具体的な内容が続くことを表しているのではないでしょうか?
God は、Good (My, Oh) God! を短く縮めたもの?ではないでしょうか?
⑤でギャッツビーとデイジーの二人を残してリビングを離れようとした「自分」?に危機感を覚えたギャッツビーが?⑥で「自分」に向かって?あることについて話さなければならない?と言っている?ようです……な〜にを話すんでしょうか?ねえ?……今?この状況で?デイジーに想いを伝える?以上に?大事な?大切な?重要な?こと?がギャッツビーに他にある?でしょうか?……だけど?ギャッツビーは?(驚いたことに?)デイジーとリビングに残らないで?「自分」のあとを追った?と……なんでしょうねえ?……「自分」に取り残されないように?ドスドス?って感じ?だったんでしょうか?……で?「自分」と一緒にキッチンに入った?……で?何を話すのかと思えば?あ〜あ〜困った?と「自分」に愚痴ってる?んじゃあないでしょうか?……なんでしょうねえ?……デイジーと一緒にいたんじゃあ?(もしかして?)息もできない?んでしょうか?……ずーっと?息を止めてた?んでしょうか?……で?デイジーから離れて?やっと?一息つけた?呼吸できた?とでもいうんでしょうか?(いやいや?まさか?そんなことは?ねえ?)……だけど?それくらいの緊張感?が感じられませんか? ……で?「自分」に愚痴るのも?デイジーに聞かれてはまずい?……なので?コソコソ?ヒソヒソ?と……その様子が?もう?悲惨?なんじゃあないでしょうか?……情けないことこの上ない?って感じ?でしょうか?……な〜んでしょうねえ?……ギャッツビーって?本来?本当は?自信に満ち溢れた?何物にも動じない?って感じ?じゃあないでしょうか?……いつでも余裕綽々?って感じで?ねえ?……その?いつもの?通常のギャッツビーとのギャップが?ねえ?……まあ?それだけ?デイジーに対する想いが強い?んでしょうねえ?……そりゃあ?絶対に?もう?振られたくない?捨てられたくない?玉砕なんて嫌だ?とかって?……そりゃそう?ですよねえ?……だけど?見方によっては?ギャッツビー?立派?じゃないですか?……ギャッツビーの立場で言えば?デイジーの本心?本音?はわからないわけだから?普通に考えれば?デイジーはもう既婚者なわけで?夫がいるのに?それなのに?そこに?敢えて?それでも?果敢に?アタック?当たってみよう?っていうんだから?(やっぱり?)気骨がある?っていうか?ガッツがある?っていうか?ねえ?……普通は?そこまでしない?んじゃあないでしょうか?(それに?普通は?結婚が?夫婦仲が上手くいっている?でしょうからねえ?)……だけど?それでも?ギャッツビーはやってみる?と……で?ギャッツビーとデイジーの場合は?ベイカー嬢が?デイジーの状況と本心?本音?を承知している?……なので?ベイカー嬢は動いた?わけですよね?……だから?「自分」に頼んだ?(っていうより?命じた?)んですよね?……ってことは?デイジーの腹心?親衛隊?守護天使?と言ってもいいような?ベイカー嬢?がギャッツビーの"お願い"を聞いてやって「自分」に取り持ってあげた?って時点で?ギャッツビーとデイジーの仲は太鼓判押されたようなもの?なんじゃあないでしょうか?……その辺が?勘の良い人なら?気づく?のに?ギャッツビーは?気づかない?……まあ?ギャッツビー?こういうことに気づけるなら?もっとずっと早くに?上手くやってる?かもしれないですねえ?……なんとも?もどかしい?……ギャッツビー?引くな?逃げるな?頑張れよ?って?……ねえ?……。
⑦ “What’s the matter?" / “This is a terrible mistake," he said, shaking his head from side to side, “a terrible, terrible mistake."
「『何が問題なのか?』 / 『この状況・こうやってギャッツビーがお膳立てしてもらってデイジーに再会したことは……大変な・ひどい・とんでもない誤り・間違いだ』とギャッツビーが言った……ギャッツビーの頭部を右に左に・左右に振り動かして・ゆさぶって……『大変な・ひどい・とんでもない……大変な・ひどい・とんでもない……誤り・間違いだ……』」
What’s は、What is を短く縮めた形ではないでしょうか?
This は、ギャッツビーがベイカー嬢と「自分」に力を借りてお膳立てしてもらってデイジーに再会したことを指すのではないでしょうか?
he (his) は、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?
“a terrible, terrible mistake." は、その前に This is が省略されている?とも解釈できるし?その前の a terrible mistake, を言い直している?とも解釈できる?のではないでしょうか?
⑥でギャッツビーが?ああ困った?と言ったものだから?⑦で「自分」は?何が問題なのか?どうして困っているのか?と尋ねている?ようではないでしょうか?……そしたら?ギャッツビーが?こうやってデイジーに再会したことがとんでもない間違いだ?と言っている?ようです……その様子が?頭部を左右に振り動かして?ゆさぶって?いる?と……そして?さらに繰り返して?本当にとんでもない大間違いだ?と言っている?ようです……ギャッツビー?このとき?心ん中?どんな状態だったんでしょうねえ?……もう?グッチャグチャ?……ああ?ああ?ああ?ああ?失敗だ?失敗だ?失敗だ?大失敗だ?ダメだ?もうダメだ?おしまいだ?あ〜あ〜?あ〜〜〜〜〜〜?……かどうかはわかりませんが?とにかく?ギャッツビーは?まずった?しくじった?って思いでいっぱい?のようではないでしょうか?……なんでしょうねえ?……デイジーと上手く話せないから?なんでしょうか?……なまじ?「自分」があの調子で?デイジーと?もし?粋な会話を?眼の前で繰り広げられたら?ねえ?……そりゃあ?ねえ?……そこは?どうやっても?適わない?ような?ねえ?……ただ?そこは?そもそも?「自分」とデイジーの関係性?ってものが?他の人のとは違う?っていうか?ねえ?……そこと?比べても?ねえ?……どうしようもない?……それに?「自分」では絶対にデイジーを幸せにはできない?わけですよねえ?……少なくとも?夫のトムに代わる立場では?……ねえ?……だったら?そんなの気にする必要ない?んじゃあないでしょうか?……しかも?「自分」は?(まあ?表向き?っていう一面も?否めないでもない?けれど?)とにかく?"好青年"?で鳴らしてる?っていうか?定着してる?っていうか?ねえ?……そうしたら?それは?ねえ?……そこは?ねえ?……しかも?「自分」は?要領も良いし?ズルくて?卑怯?でさえある?……そうしたところが?ギャッツビーにはない?かもしれない?……少なくとも?弱い?ような?ねえ?……それに?ギャッツビーの?純朴さ?素朴さ?そこも?もしかしたら?デイジーは好感持ってたりする?かもしれない?じゃあないですか?(まあ?わからないですけど?)……だから?別に?「自分」みたいに喋れなくても?振る舞えなくても?気にしなくていい?んじゃあないでしょうか?……デイジーは?「自分」ではなくて?ギャッツビーが(異性として)好き?なんですよね?……それは?ギャッツビーが?(「自分」ではなくて?)ギャッツビーだからこそ?なんじゃあないでしょうか?……もし?ギャッツビーが「自分」みたいだったら?ギャッツビーのこと(異性として)好きになってない?かもしれない?んじゃあないでしょうか?……でも?ギャッツビーは?自身の世界で?一人で?テンパってる?もうダメだー?と思い込んでる?ようではないでしょうか?……なんでしょう?……自身で?勝手に?自らのダメ出し?をしまくってる?ような?ねえ?……だけど?実際には?そんな必要はない?ですよねえ?……だって?デイジーは?待ってる?(はず?)んだから?……ねえ?……ギャッツビー?頑張れよ?って?……ねえ?……。
⑧ “You’re just embarrased, that’s all," and luckily I added: “Daisy’s embarrassed too."
「『あなた(ギャッツビー)は、まさに・まさしく・ちょうど恥ずかしがって・当惑して・てれくさい・ばつ(体裁)の悪い・きまりわるいだけの状態である……それで終わりだ……』 そして・それからしあわせにも・幸いなことに・運にめぐまれて「自分」は付け加えた・言い足した・付言した……『デイジーも(あなた(ギャッツビー)と同じようにまさに・まさしく・ちょうど)恥ずかしがって・当惑して・てれくさい・ばつ(体裁)の悪い・きまりわるい(だけの)状態である』」
You’re は、You are を短く縮めた形ではないでしょうか?……また、You は、「自分」がギャッツビーに向かって話している言葉のようなので、ギャッツビーを指すのではないでしょうか?……。
that’s は、that is を短く縮めた形ではないでしょうか?……また、that は、You’re just embarrased を指す?のではないでしょうか?……。
Daisy’s は、Daisy is を短く縮めた形ではないでしょうか?
⑦でギャッツビーが一人で勝手に大失敗だ?と思い込んで落ち込んでいる?テンパっている?ようなので?⑧で「自分」がギャッツビーを慰めている?励ましている?ようではないでしょうか?……大失敗でもないし?落ち込むこともないよ?と……単に?ギャッツビーは?当惑しているだけ?体裁が悪いだけ?てれくさいだけ?きまりわるいだけ?だと……さらに?「自分」は?デイジーもギャッツビーと同じように当惑していて?てれくさい?体裁が悪い?きまりわるい?(のだろう?)とギャッツビーに言ってやっている?ようではないでしょうか?……なんでしょう?……ギャッツビーが一人で自身だけが大失敗してる?と思い込んで周りが?デイジーの姿が?見えなくなっている?ようなので?ギャッツビーだけじゃないよ?「自分」には?デイジーもギャッツビーと同じように思っている?感じている?まあ?困っている?ように見えるよ?とギャッツビーの気持ちをほぐすように?和らげるように?気持ちが軽くなるように?声をかけてあげている?のではないでしょうか?……ただ?その慰め?フォロー?の言葉?が「自分」いわく? luckily つまり運の良いことに?「自分」で
考えたっていうよりは?(意識せずに?)思いついた?と……「自分」も?ギャッツビーとまるで同じか?と思うほど?テンパってた?ようでしたよねえ?……その状態を思うと?ぜ〜んぜん?頭が動いてないか?って感じの中で?おっ?ラッキー?こんな言葉が浮かんでくるなんて?ってな感じで?デイジーも同じじゃね?みたいな言葉が?スルリと言えた?みたいな?感じ?なんでしょうか?ねえ?……さあ?こんなふうに言われたら?ギャッツビーの気持ちはどうなるでしょうか?……それまで自身の思いばかりに囚われていたのが?少し?外に目が向く?というか?他に意識が向いたりしないでしょうか?……そうしたら?少し?ギャッツビーの心に余裕?考えるゆとり?みたいな?ものも?生まれてきたり?しない?でしょうか?ねえ?……そういう効果のある言葉?を思いつけた?からこそ?「自分」は? luckily という言葉?を使っている?んじゃあないでしょうか?……なんでしょう?……ずーっと?「自分」が四苦八苦しながら?奮闘してきた?そんな心の状態?様子?が窺われる?でしょうか?……それだけ真剣に?一生懸命?心を砕いてきた?っていうんでしょうか?……ねえ?……おっ?やっと?それなりに?今までよりは遥かにマシな?こと言えてるじゃないか?みたいな?……ねえ?……なんでしょうねえ?……ギャッツビーも頑張ってる?……「自分」も頑張ってる?……それに?きっと?デイジーも頑張ってる?……んじゃあないでしょうか?……ねえ?……まあ?ギャッツビーとデイジーに到っては?人生の分かれ道?分岐点?転換点?みたいな?重要な?一大局面?なんじゃあないでしょうか?……「自分」にとっても?ギャッツビーとデイジーが上手くいかなければ?ベイカー嬢との仲が?ねえ?……ですよねえ?……だから?それぞれが?それぞれに?人生懸かってて?命がけか?ってなくらい?……もう?大変?……ねえ?……さて?それぞれの?頑張りが?報われるのか?……みんな?ハッピー?と行きたいところですが?……続きは?また次回に……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
なんでしょうねえ?……見方によっては?ギャッツビー?この期に及んで?この根性なし?意気地なし?みたいにも?でしょうか?ねえ?……だけど?ここまで来るまでのギャッツビーは?大した根性?根気?忍耐?努力?辛抱?……デイジーにもう一度アタックしてみよう?という心意気?が勇敢?勇気がある?(まあ?あくまでも?デイジーも望んでいる?という前提での話?でしょうか?ねえ?)……本来の?ギャッツビーこそが?後者?でしょうか?……じゃあ?デイジーと再会した今のこの体たらくぶり?は本来の姿ではない?心身ともに弱りきってしまったばっかりに?こんな情けないことになってる?んでしょうか?……それとも?振られた?捨てられた?ときのショック?衝撃?落胆?心の傷?がよみがえって?力が?気力が?湧いてこない?んでしょうか?……いや?また振られる?捨てられる?恐怖?それだって?……そうですねえ?……なんでしょう?……自信?って大事?ですねえ?……自信があれば?いつも通りにできるのに?自信を失ってるばっかりに?本来の力?良さ?を発揮できない?……どうしたもんですかねえ?……何かきっかけがないですかねえ?ギャッツビーが自信と?本来の自身を?自らを?取り戻す?ねえ?……でないと?このままでは?ねえ?……ギャッツビーの頑張りを?報わせてあげたい?ような?ねえ?……作者はどうするつもり?なんでしょうねえ?……ねえ?……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「67ページ末尾から8行目 automatic quality とはどういうことか」 ですが……②で説明した通りです。ギャッツビーにはデイジーだけが生きる希望?心の支え?だったんでしょうねえ?……そんな切実な思い?がこの返答?に表れている?ようではないでしょうか?……やっぱり?痛々しい?……な〜んか?デイジーもだけど?ギャッツビーも幸せにしてあげたい?ような?……ねえ?……ってことは?本当にお似合い?の二人?なんでしょうか?……デイジーも?ギャッツビーを待たなかった(待てなかった?)ばっかりに?トムで痛い目に遭って?もう十分苦しんだ?……結局?デイジーも?ギャッツビーも?どちらも互いに会えなかった5年間?辛くて苦しい時間を忍んできた?ってこと?でしょうか?……なんでしょう?……最初っから?ずーっと?二人でいれば?ねえ?そんな思いなど味あわずに済んだ?……いやいや?それは?今こうなってみなければわからない話だ?って?……そうですねえ?……デイジーは?ギャッツビーじゃなくてトムにしたら?まさかこんな地獄?の苦しみ?を味わおうなど夢にも思っていなかった?んでしょうねえ?……も〜しかしたら?トムでも?ギャッツビーと二人で過ごしたような時間を過ごせるだろう?とかって?思ってた?のかもしれないですねえ?……ところが?蓋を開けてみたら?ぜ〜んぜん?話が違ってた?っていうか?トムはギャッツビーではない?なかった?ってこと?ですよね?……しかも?とんでもないクズ?性悪男?……だから?やっぱり?相手は選ばなきゃいけない?ってこと?ですかね?……ぜぇ〜ったいに?誰でも一緒ではない?……間違いなく?ひとりひとり違う?……だから?よぅ〜く?相手を見て?観察して?相手の言葉を聞いて?相手が何考えてるのか?何を思っているのか?を見きわめて?この相手と付き合ってもいいのか?関わってても大丈夫なのか?ってのを?判断?していかなきゃいけない?……ギャッツビーは(ベイカー嬢の期待通り?)デイジーを幸せにする?……そして?ギャッツビーは?デイジーで?幸せになる?……どっちもハッピー?……そして?それで?ベイカー嬢もハッピー?「自分」もハッピー?……めでたしめでたし?でしょうか?……ねえ?……後もう少し?でギャッツビーの念願?宿願?が叶う?……頑張れ?ギャッツビー?って?……ねえ?……。
次回は、〇〇くくる?……ぜひまた一緒にみていってください。
第110回の範囲は、68ページ15行目から68ページ末尾まで("She’s embarrassed?" he 〜から、obstinate about being peasantry. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 68ページ末尾から16行目 nervous circuit とはどういうことか
次回は、〇〇的?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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