Gatsby-76
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……ギャッツビーの邸宅で毎週のように開かれるらしい宴に晴れてデビュー?したらしい「自分」――どうやらその後もギャッツビーの邸宅で催される宴に頻繁に行っていたのでしょうか?……で?そのギャッツビーの邸宅での宴の様子をどうも詳しく?説明しようとしている?ようです……一番印象的だったのは?なんと言っても若い女子たちが散々ご馳走になっておきながら?あれやこれやと噂するギャッツビーの悪口?だったんでしょうか?……それに「自分」にはギャッツビーの邸宅での宴に集まってきていた来客たちの顔ぶれも強く記憶に残っている?ようです……どうやらいろんな人たちがいたようですが……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第76回の範囲は、48ページ末尾から6行目から49ページ17行目まで(Clarence Endive was from 〜から、to flucturate profitably next day. まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 49ページ16-17行目 Associated Traction would have to fluctuate profitably next day とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきます。
① Clarence Endive was from East Egg, as I remember. He came only once, in white knickerbockers, and had a fight with a bum named Etty in the garden.
「クラレンス・エンダイブは……ある状態だった……出所がどこかというと……東島だ……クラレンス・エンダイブは出所が東島だという状態だったという事実を……「自分」は……記憶している・憶えている……クラレンス・エンダイブは……やって来た……あるものだけ……それは一回だ……あるものを着て・身に付けて……それは、白色の・銀白の……ひざ下でしぼるゆったりとした半ズボンだ……そして・加えて……あることに従事した・加わった……それは、(ある)一つの……戦い・合戦・格闘だ……誰を相手にかというと……(ある)一人の……浮浪者・なまけ者・ごくつぶし・だめなやつ・期待はずれの男・甲斐性なしだ……ある名で呼ばれた……それは、エティだ……どこでかというと……(ギャッツビーの邸宅の)庭園だ……」
as は、直前の全部(Clarence Endive was from East Egg)を指して言いかえているのではないでしょうか?……また本来 I remember の後に来るはずなのが、前に出ているのではないでしょうか?……。
He は、Clarence Endive を指しているのではないでしょうか?
the garden は、前回からずっとギャッツビーの邸宅で催された宴の話をしているようなので、そのギャッツビーの邸宅の庭園を指しているのではないでしょうか?
前回に続いて?来客の氏名をまた挙げている?ようです……まだ?東島からやって来た?来客の説明が続く?ようです……ただ?どうやら?「自分」の記憶では?東島からやって来た?という確信が持てないのでしょうか?……わざわざ? as I remember と一言添えている?ようです……で?どうやら?その来客?男性?は一回だけやって来た?と「自分」は説明している?ようです……つまり?一回しかやって来ていないからこそ?記憶に自信がない?のでしょうか?……でも?一回だけしかやって来てないのに?憶えている?印象に残っている?らしい?ようだ?という見方もできる?でしょうか?……で?その男性は?白色の・銀白のひざ下でしぼるゆったりとした半ズボンを着ていて?(ある)一つの戦い・合戦・格闘に従事した・加わった?と……いったい誰を相手にかというと?エティという名で呼ばれた(ある)一人の浮浪者・なまけ者・ごくつぶし・だめなやつ・期待はずれの男・甲斐性なしだ?と……その戦い・合戦・格闘?があったのはどこかというと?ギャッツビーの邸宅の庭園だ?と……なんでしょう……要は?目立つ格好?だった?のでしょうか?……しかも?派手にやらかした?のでしょうか?……だから?憶えていた?のでしょうか?……この来客は?一言で言えば?クズ?ダメ男?ってな印象?だった?のでしょうか?……随分な言われよう?じゃあないでしょうか?……まあ?当の本人が聞くわけでもなし?「自分」も遠慮なく?ズバリ思ったところ?感じたところ?を口にしている?のでしょうか?……もしかしたら?こういう来客は?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴ならでは?だった?かもしれない?ようにも?思われないでしょうか?……しかるべき招待を受けたしかるべき人だけが出席できるような?まともな?宴?にはあんまりいなさそう?な来客?でしょうか?……もしかしたら?ギャッツビーの邸宅での宴を象徴するような?来客?と言ってもいい?のかもしれません……。
② From farther out on the Island came the Cheadles and the O.R.P. Schraeders, and the Stonewall Jackson Abrams of Georgia, and the Fishguards and the Ripley Snells. Snell was there three days before he went to the penitentiary, so drunk out on the gravel drive that Mrs. Ulysses Swett’s automobile ran over his right hand.
「出所がどこかというと・どこからやって来たかというと……さらに遠く・もっと先に……外へ・外部へ・(外に)出て・さらに離れて……あるものに接して・沿って・あるものの方に……それは、ロングアイランド島だ……やって来た……チードル家(の人びと)……加えて……O・R・P・シュレダー家(の人びと)……加えて・さらに……ストーンウォール・ジャクソン・エイブラム家(の人びと)……何・どこに所属するかというと……ジョージア州だ……加えて・さらに……フィッシュガード家(の人びと)……加えて……リプリー・スネル家(の人びと)が……スネルは……ある状態だった……そこ(ギャッツビーの邸宅)にいる……三つの……日数……あることが起きる前に……それは、スネルが……行った・向かった……どこにかというと……(州・連邦の)(重罪犯)刑務所・感化院だ……とても・ひどく・それほど……酔って……外で……あるものに接して・沿って・あるものの方に……それは、(ギャッツビーの邸宅にある)……砂礫・バラス(の)……(敷地内の)車道だ……その結果・その程度は……奥さま(の)……ユリシーズ・スウェトの……自動車が……(車が人などを)ひいた(走った・突進した…あるものの上を)……スネルの……右の……手・手の骨を……」
From farther out on the Island は、わかりやすくするために頭に出ているのではないでしょうか?……また、came は、そのために前に出ているのではないでしょうか?……そして、the Cheadles と the O. R. P. Schraeders と the Stonewall Jackson Abrams と the Fishguards と the Ripley Snells が came やって来たと言っているのではないでしょうか?……。
the Island は、(ギャッツビーの邸宅のある)Long Island を指しているのではないでしょうか?
Schraeders の後に " , “(コンマ)があるのは、of Georgia に当てはまるのが the Stonewall Jackson Abrams だけであることを明確にするためではないでしょうか?
there は、ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に集まってきた来客の話をずっとしているので、ギャッツビーの邸宅を指しているのではないでしょうか?
he (his) は(すべて)、Snell を指すのではないでしょうか?
the penitentiary の the は、誰もがどのような所かわかる(刑務所)という意味で使われているのではないでしょうか?
the gravel drive の the は、ギャッツビーの邸宅にある(敷地内の車道)という意味で使われているのではないでしょうか?
that は、「これから文が続く」ことを表し、so drunk の結果どうなったのか、あるいは so drunk の程度がどのくらいだったのか、ということを具体的に説明していることを表しているのではないでしょうか?
前回の後半から今回の①までは?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に東島からやって来た?らしい人たちを紹介していた?ようでした……そして②では?どうやら?その東島から範囲を広げて?東島よりも遠い?ギャッツビーの邸宅から離れた?ロングアイランド島の地域?からやって来たらしい?人たちの氏名を挙げている?ようではないでしょうか?……ロングアイランド島というのは?大西洋に向かって?東へと?伸びている?ようなので?ロングアイランド島の東島よりもさらに東?の地域?を指している?のではないでしょうか?……そのような地域?からやって来たらしい?人たちとして?五つの名が列挙されている?ようです……そのすべてが?家族連れ?のよう?ではないでしょうか?……田舎?から家族総出で?遊びに来ていた?ってな感じ?なんでしょうか?……三つ目の家族連れは?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に来た頃は?ロングアイランド島に住んでいたけれど?元々は?ジョージア州?って所がルーツ?ということ?なんでしょうか?……そして?五つ目の家族は?その主?でしょうか?……どうも?刑務所に行った・向かった前の三日間に?ギャッツビーの邸宅で催された宴で過ごした?ようではないでしょうか?……それって?犯罪者?ってことじゃあないでしょうか?……つまり?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴は?本当に?文字通り?誰でも?ウェルカムだった?ってこと?でしょうか?……で?その人?男?(でしょうか?)はギャッツビーの邸宅の敷地内の車道(のそば?)で?とても・ひどく・それほど酔って?(その結果)ある既婚女性の奥さまの?(運転していた?)自動車が?その男の右の手の骨をひいた?と……刑務所に行った・向かった前の三日間にギャッツビーの邸宅での宴で過ごしていたときに?屋外の敷地内の車道に座り込んで?飲み上げていた?のでしょうか?……それで?ものすごく酔った?のでしょうか?……もしかしたら?大の字になって寝転んだりとか?してたかもしれない?……そして?自動車が近くに来たことに気づかず?自動車の車輪が?右の手の上を通った?ってこと?でしょうか?……悲惨?……①で出てきたのも?クズ?ダメ男?だった?ような?……で?②でも?似たような?グダグダ?な輩?がまたもや?紹介されている?……「自分」は何が言いたいのでしょうねえ?……ギャッツビーの邸宅で開かれていた宴ってのは?そういう宴だ?ってこと?じゃあないでしょうか?……少なくとも?お上品でお行儀が良いとはとても言えないような?眉をしかめたくなるような?とんでもない?連中が?何人も?大勢?目に付いた?し印象に残った?ってことを?読者に伝えたい?知ってほしい?んじゃあないでしょうか?……挙げられている氏名に注目してみると?前回の後半で列挙されていた名前とは違って?特別立派な人とかを連想させるものにはなっていない?のでしょうか?……ギャッツビーの邸宅で催された宴に集まっていた来客は?言ってみれば?両極端?な顔ぶれ?とも言えた?のでしょうか?……上流階級?上層社会?を思わせる人たちもいれば?犯罪に手を染めて?服役までする人たちもいた?……そういう多様な来客が集まっていた?ってことが言いたい?伝えたい?のでしょうか?……。
③ The Dancies came, too, and S. B. Whitebait, who was well over sixty, and Maurice A. Flink, and the Hammerheads, and Beluga the tobacco importer, and Beluga’s girls.
「ダンシー家(の人びと)が……やって来た……また(これまで氏名を挙げてきた人たちと)同じように・同様に……加えて・さらに……S・B・ホワイトベイト……S・B・ホワイトベイトは……ある状態だった……それは、かなり・よほど・ずいぶん・非常に・超……あるものを超えて……それは、六十(歳)だ……加えて・さらに……モーリス・A・フリンク……加えて・さらに……ハマーヘッド家(の人びと)……加えて・さらに……ベルーガ……煙草(の)……輸入者・輸入商……加えて……ベルーガの……女友だち・恋人……(もまた同様にやって来た)……」
who は、S. B. Whitebait を指して言いかえているのではないでしょうか?
over sixty, の後には、came, too, が省略されているのではないでしょうか?……また同様に、Flink, の後にも、Hammerheads の後にも、girls の後にも、came, too, が省略されているのではないでしょうか?……。
Flink と Hammerheads の後に " , “(コンマ)が付けられて区切ってあるのは、これらの列挙してある人たちの間に何も特別な関係とか関わりがないことを明確にしている?のではないでしょうか?
Beluga the tobacco importer は、Beluga, the tobacco importer とコンマを付けた言い方もできそうですが、③の一文にはコンマがたくさん出てきているので、あえてコンマを付けない言い方にしてある?のではないでしょうか?
②と同様に?ロングアイランド島の東島よりもさらに東の地域?からやって来た?人たちなんでしょうか?……多くの氏名が挙げられている?ようです……全部で五つ?でしょうか?……③では?一つ目は家族連れ?二つ目は一人でやって来た人?三つ目も一人でやって来た人?四つ目は家族連れ?そして五つ目は一人でやって来た人とそのお仲間?でしょうか?……二つ目の名を挙げられた人?はどうやら?年齢が高そう?じゃあないでしょうか?……つまり?そういう年齢?幅広い年齢層?の来客たちが集まっていた?ってことも?伝えている?のでしょうか?……五つ目の名を挙げられた人?は煙草を輸入する商売?事業?をやっていた?ようですねえ……で?その?事業家?経営者?はギャッツビーの邸宅で開かれた宴に?女友だち・恋人(たち)を連れてきた?ようではないでしょうか?……要は?お金持ち?が(もしかしたら?その金?に集まってきた?)女子たちを?大勢?引き連れて?ギャッツビーの邸宅で催された宴に繰り出していた?とか?なんでしょうか?……まあ?そういう人?男?もいた?と……列挙された氏名をみると?なんとなく?海の生き物?を思わせる?ものが?多い?ようにも?……う〜〜〜〜〜〜ん……大西洋に近い方の地域から?やって来ていた?から?なんでしょうか?……もしかしたら?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に集まっていた来客たちの顔ぶれには?地域によって異なる特徴?地域性?みたいなもの?も感じられたり?していた?のでしょうか?……そのことを?「自分」(作者?)は?暗に?伝えようとしている?のでしょうか?……「自分」が?ギャッツビーの邸宅で催された宴に何度も行っているうちに?地域の違いみたいなものに気づいていた?とか?って?……いろんな人がいーっぱい集まっていたんだけど?似たような人たちもいた?って?……ここまで?①②③で?十〜十二、三の名が列挙されている?でしょうか?……。
④ From West Egg came the Poles and the Mulreadys and Cecil Roebuck and Cecil Schoen and Gulick the state senator and Newton Orchid, who controlled Films Par Excellence, and Eckhaust and Clyde Cohen and Don S. Schwartze (the son) and Arthur McCarty, all connected with the movies in one way or another.
「出所がどこかというと……西島だ……やって来た……ポール家(の人びと)……加えて……マルレディ家(の人びと)……加えて……セシル・ローバック……加えて……セシル・シェーン……加えて……ギューリック……(米国や豪州などのある程度自治権をもった)州(の)……上院議員……加えて……ニュートン・オーキッド……ニュートン・オーキッドは……統制(管制)した・監督した・つかさどった・調整(調節)した……映画・映画産業……特に優れた……加えて・さらに……エックハースト……加えて……クライド・コーエン……加えて……ドン・S・シュウォーツ……(どのドン・S・シュウォーツかといえば、せがれ・男の子のだ)……加えて……アーサー・マカーティ……(エックハーストとクライド・コーエンとドン・S・シュウォーツとアーサー・マカーティは)すべて・全員……関係のある・縁故(コネ)がある……何に(つながりがある)かというと……映画・映画産業だ……どんな範囲・方法でかというと……ある……(処世・行動の)道・手段……あるいは……他の・別の(処世・行動の道・手段)だ(あれやこれやで・なんとかして)……」
From West Egg は、わかりやすくするために頭に出てきているのではないでしょうか?……そして、came はそのために前に出てきているのではないでしょうか?……the Poles と the Mulreadys と Cecil Roebuck と Cecil Schoen と Gulick と Newton Orchid とEckhaust と Clyde Cohen と Don S. Schwartze と Arthur McCarty が came やって来たと言っているのではないでしょうか?
the state senator の the は、特定の職業や肩書を指す意味で使われているのではないでしょうか?
who は、直前の Newton Orchid を指して言いかえているのではないでしょうか?
Par Excellence は、better or more than all others of the same kind(同じ種類の他のすべてのものと比べて優れているか上回っている)という意味を表すようです……Films Par Excellence とすべて大文字で始まっているのは、何か映画の賞?イベント?とかでも表している?のでしょうか?……。
the son の the は、Don S. Schwartze を名乗る親子?(あるいは三世代?とか?)がいて?それで?親を指すのか?子を指すのか?(孫を指すのか?)という意味合いで特定するために使われているのではないでしょうか?
all は、" , " (コンマ)とコンマで区切ってある、Eckhaust 以降ズラーッと(四人)氏名が挙げられた人たち全員を指しているのではないでしょうか?
④からは(いよいよ?)西島からやって来た?らしい人たちが列挙されている?ようです……大勢いますねえ……全部で十の名が挙げられている?ようではないでしょうか?……家族連れ?らしいのは?最初の二つだけ?でしょうか?……後は一人で来たり?少なくとも家族みんなでやって来たというわけではなさそう?でしょうか?……五つ目の氏名の人?は職業が?米国の州の上院議員?のようではないでしょうか?……まあ?偉い人?でしょうか?……誰でもなれるわけではない?……文字通り?選ばれた人?でしょうか?……これって?ギャッツビーは?米国の(ニューヨーク?)州の上院議員とも?知り合いだった?付き合いがあった?ってこと?なんでしょうか?……その次の六つ目の人は?特に優れた映画の賞かイベント?か何か?の運営?とか?でもしている?のでしょうか?……そして?残りの四人は?全員?あれやこれやで・なんとかして・何らかの(処世・行動の)道・手段で?映画・映画産業に関係のある・縁故(コネ)のある?ようです……う〜〜〜〜〜ん……どうも?西島からやって来た人たちは?東島とか?東島よりも(ロードアイランド島)の東にある地域から?やって来たらしい人たちに比べると?圧倒的に家族連れが少ない?のでしょうか?……少なくとも?この④の一文だけをみる限りでは?そんな印象を受ける?でしょうか?……そして?なんでしょう?……文化人?みたいな?人が?大勢?いるようにも?思える?……それも?大衆的な?文化?なんでしょうか?……とりわけ?映画?絡み?の人たち?が多かった?のでしょうか?…… Chapter 1 で?「自分」の説明によれば?東島は fashionable で?西島はそうではない?とのことだった?ようだけど?この fashionable は?お上品で上流階級?みたいな意味合い?で使われている?のでしょうか?……ハイソサエティ?な印象の東島に対して?庶民的?な西島?ってこと?なんでしょうか?……そんな空気?雰囲気?を表している?のが庶民の有り様を?反映していた?(かもしれない?)映画(産業)?だった?のでしょうか?……で?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴には?どうやら?そんな?庶民を象徴する?映画に関わる職業?仕事?に従事する人たちが?大勢?やって来ていた?と……そうしてみると?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴には?上流階級から?(最底辺の?)庶民?下流?下層?まで?ありとあらゆる人たちが?集まっていた?ということになるでしょうか?……人種のるつぼならぬ?あらゆる階層のるつぼ?みたいな?……列挙されている氏名をみてみると?なんとなく?政治家とか?学者とか?そういう人を連想させるような名が多い?ような?……なんでしょう?……お上品で上流階級?上層社会?みたいな?人たちは?政治とか学問とかには?携わらなかった?んでしょうか?……庶民?寄り?の人たちが?そういう職業?仕事?に就いていた?んでしょうか?……「自分」が受けた印象は?いかにも西島の人たちと言えば?この④でまず挙げた人たち?だったんじゃあないでしょうか?……なんでしょう……(米国)社会を中心になって動かしている?人たち?ってな印象も?受ける?ような?……お金持ってて遊んで暮らしてる?上流階級の方々?ってのは?(社会の中で?大したことは?)何もしないで?いわば?社会を動かしてくれてる人たちの上に?乗っかってる?だけ?ってな感じ?だった?んでしょうか?……それに対して?この西島からやって来ていた?人たちは?(米国)社会の原動力?的な?存在?だった?ような?印象も?受けませんか?……この人たちの?思い?活動?こそが?(米国)社会のあり方?流れ?を決めていた?かもしれない?ような?……それは?つまり?庶民こそが?(米国)社会を支え?動かしていた?ってこと?になる?んじゃあないでしょうか?……「自分」は?いや、作者は?そんなことを?ここで言おうとしてる?言いたい?のでしょうか?……。
⑤ And the Catlips and the Bembergs and G. Earl Muldoon, brother to that Muldoon who afterward strangled his wife.
「加えて・さらに……(やって来た)……キャトリップ家(の人びと)……加えて……ベンベルク家(の人びと)……加えて……G・アール・マルドゥーン……兄弟……誰のかというと……その……マルドゥーンだ……そのマルドゥーンの兄弟は……あとで・その後……窒息させた……そのマルドゥーンの兄弟の……女房・夫人・奥さんを……」
And の後に、came が省略されているのではないでしょうか?……the Catlips と the Bembergs と G. Earl Muldoon がやって来たと言っているのではないでしょうか?……なお、brother to that Muldoon は、ギャッツビーの邸宅で開かれた宴にはやって来なかった?可能性が高い?のではないでしょうか?……ここで brother to that Muldoon の説明が入っているのは、G. Earl Muldoon というのがどういう(家の)人間かということを説明するためなのではないでしょうか?……
that は、G. Earl Muldoon を指しているのではないでしょうか?
who は、brother to that Muldoon を指しているのではないでしょうか?
his は、brother to that Muldoon を指しているのではないでしょうか?
④に続いて?西島からやって来た?らしい人たちの氏名を挙げている?ようです……最初の二つは家族連れ?のようです……そして?三つ目は一人でやって来た?人のようで?どうも?その人の兄弟?に自らの女房・夫人・奥さんを窒息させた?(そして?死なせた?)という人がいた?ようです……穏やかじゃない?ですねえ……凄まじい?ような?……まあ?そういう人も?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴にやって来た?ということ?のようです……氏名の方は?特別何かを連想させるものでもなさそう?でしょうか?……そういう?無名っぽい?ごく普通の一般人?みたいな?人たちも?西島から?やって来ていた?ってことを?伝えようとしている?のでしょうか?……ただ?普通とは言っても?窒息死させる?ってのは?普通じゃない?……普通じゃない?ぶっ飛んでる?普通の人?ってのが?西島らしさ?を象徴してたり?する?んでしょうか?……。
⑥ Da Fontano the promoter came there, and Ed Legros and James B. (“Rot-Gut") Ferret and the De Jongs and Ernest Lilly — they came to gamble, and when Ferret wandered into the garden it meant he was cleaned out and Associated Traction would have to fluctuate profitably next day.
「ダ・フォンタノ……(職業・肩書が)……興行主……やって来た……ギャッツビーの邸宅に……加えて・さらに……エド・ルグロ……加えて……ジェームズ・B(「安酒・安ウイスキー・安ビール」)・フェレット……加えて……デ・ヨング家(の人びと)……加えて……アーネスト・リリー――そのエド・ルグロとジェームズ・B(「安酒・安ウイスキー・安ビール」)・フェレットとデ・ヨング家(の人びと)とアーネスト・リリーが……やって来た……何をしに・何をするためにかというと……賭け事(賭博)をすることだ……そして・なおかつ……あることが起きたとき……それは、フェレットが……歩きまわった・さまよった・迷い込んだ……どこの中に・どこの方へかというと……ギャッツビーの邸宅の庭園だ……そんなふうにフェレットがギャッツビーの邸宅の庭園の中に・方に歩きまわった・さまよった・迷い込んだということは……あることを意味した・あることという結果を生じた・あることということになった……それは、フェレットが……ある状態だった……それは、(急いで)立ち去らせられた・去らさせられた……そして・それから……関係のある・関連した・密接な結びつきのある・付随した……牽引(力)・摩擦・タイヤと路面などの間のすべらずに引っ張る力・関心が……あることをするだろう……それは、あることをするにちがいない……それは、揺れ動く・変動する・上下することだ……収益・もうけ・利潤の点で……翌・明くる……日に……」
the promoter の the は、Da Fontano という氏名の人の職業・肩書が何かを示すために使われているのではないでしょうか?
there は、②の there と同じく、ギャッツビーの邸宅を指しているのではないでしょうか?
最初の and の後には、came (there) が省略されているのではないでしょうか?……そして、Ed Legros と James B. (“Rot-Gut") Ferret と the De Jongs と Ernest Lilly が(ギャッツビーの邸宅に)やって来たと言っているのではないでしょうか?……。
(“Rot-Gut") は、あだ名とかなのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、その後の説明が直前に列挙された氏名の人たちに関わりのあることを表しているのではないでしょうか?
they は、 Ed Legros と James B. (“Rot-Gut") Ferret と the De Jongs と Ernest Lilly を指すのではないでしょうか?…… Da Fontano は、there の後に" , “(コンマ)があって区切ってあるので、they には含まれないのではないでしょうか?……。
the garden は、①の the garden と同じく、ギャッツビーの邸宅の庭園を指すのではないでしょうか?
it は、Ferret wandered into the garden を指しているのではないでしょうか?
he は、Ferret を指しているのではないでしょうか?
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。Associated Traction は、they came to gamble と he (Ferret) was cleaned out (and wandered into the garden) に関係のある・関連した・密接な結びつきのある・付随した牽引(力)・摩擦・タイヤと路面などの間のすべらずに引っ張る力・関心?なのではないでしょうか?……つまり賭け事・賭博に関わりがあって?なおかつ? Ferret が(急いで)立ち去らせられた・去らせられた(そしてギャッツビーの邸宅の庭園に迷い込みさまよい歩きまわった)?ことに関わりがある?付随する?伴う?何か引っ張る力?が働く?ということではないでしょうか?……たぶん?ギャッツビーの邸宅の中で?賭け事・賭博をやっていた?んでしょうか?……で?賭け事・賭博をやっていたギャッツビーの邸宅の中の部屋?場所?から急に?立ち去らせられた?……だから?ギャッツビーの邸宅の庭園の中に?出て?さまよった?……じゃあ?どんなときに?賭け事・賭博の場所?から急に?立ち去らせられる?のでしょうか?……それは?賭け事・賭博の仲間に入れてもらえなくなった?とき?でしょうか?……じゃあ?どんなときに?賭け事・賭博の仲間から外される?のでしょうか?……それは?もしかしたら?賭けるお金?がなくなった?とき?だったりする?んじゃあないでしょうか?……賭けても?賭けても?負け続けて?もう?それ以上?賭けられなくなった?……だから?立ち去らせられた?んじゃあないでしょうか?……じゃあ?そうやって?賭け事・賭博で負け続けて?お金を失った人は?その次に?どんなことを考え?どんな行動を取る?のでしょうか?……それは?たぶん?もしかしたら?なんとかして?負けた分を取り戻したい?とかって?思ったり?する?んじゃあないでしょうか?……で?また?賭けよう?とかって?なったり?する?んじゃあないでしょうか?……要は?賭けに負けた結果生じる心・感情の揺れ動き?みたいなもの?を Associated Traction という言葉で?表している?んじゃあないでしょうか?……大文字を使って表してあるのは?よくある特有のもの?を指している?ということ?なんでしょうか?……あるいは?そうした力?感情の動き?みたいなものがあるんじゃないか?と仮定?して考える?気持ち?みたいなもの?でも表している?んでしょうか?……で?そうした感情の動き?力?が生じる?働くとしたら?どんなふうになるか?というと?翌日・明くる日?必ず?揺れ動き変動し上下する?にちがいない?と……それも?収益・もうけ・利潤の点で?と……つまり?やっぱり?賭け事・賭博に負けて失ったお金を取り戻そうと?また賭け事・賭博をやって?お金を得ようと?する心の動き?だったり?行動?だったり?する?んじゃあないでしょうか?……なんでしょう……また負けるかも?とか?いや?今度は?今度こそ?勝てるかも?とか?みたいな?気持ちの変動?とかも?表している?んでしょうか?……昨日は負けたけど?今日は勝てるかも?で?やってみたら?勝って?お金を取り戻せたりすることもある?……で?調子に乗って?またやって?続けてみたら?結局また?元の木阿弥?で負けて?またお金を失う?ってな具合?で勝ったり負けたりを繰り返し続ける?ってな感じ?なんでしょうか?……そうした様子を? Associated Traction would have to fluctuate profitably next day は表している?のではないでしょうか?……。
④⑤に続けて?⑥でも西島からやって来た?らしい人たちを紹介している?ようです……まず?職業・肩書が興行主?らしい人が挙げてある?ようです……続けて?四人の名が列挙されている?ようです……その二人目は?あだ名?がある?ようです……どうやら?安いお酒?をよく飲む?人?男?だった?のでしょうか?……要は?アル中?みたいな?感じ?だった?のかもしれません……で?この四人が?どうも?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴にやって来て?何をしていたのか?というと?賭け事・賭博だ?と……で?そのアル中?らしい男?はどうも?賭け事・賭博で?しょっちゅう?負けてばかりいた?んでしょうか?……賭け事・賭博の席から追い出される?ことがよくあった?ようではないでしょうか?……で?賭けるお金がなくなるまで?賭け事・賭博をやっては?翌日・明くる日になると?また賭け事・賭博をやっていた?というのではないでしょうか?……もしかしたら?このアル中?らしい男?は格好のカモ?だった?んでしょうか?……だって?他の三人は?そういうことにはならなかった?ようじゃあ?ないでしょうか?……っていうか?ギャッツビーの邸宅で開かれていた宴では?ただ飲んで歌って踊って騒ぐだけじゃなくて?賭け事・賭博に耽ける?人たちもいた?ってこと?のようです……本当に?何でもあり?と……氏名の方はどうなんでしょう?…… Da とか De は?イタリアとかフランスの出身を表すのに使われる?ものでしょうか?……そうすると?そうした国?地域?からの移住者?がもしかしたら?西島には多かった?と暗に伝えようとしている?のでしょうか?……やはり?家族連れよりも?独り者?というか?一人でやって来る人?が西島には多かった?というのも?窺われる?でしょうか?……まあ?こういう賭け事・賭博に手を出すような人は?東島にはいなくて?西島特有?だった?かもしれない?……そうしたことも?伝えようとしている?のかもしれません……西島の人の方は?あまり?社会規範とか?法律とかルールとか?倫理道徳とか?こだわらない?気にしない?感情?本能?のままに?自由にやる?気質?って感じ?だった?ように思われないでしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……やはり?ギャッツビーの邸宅のある?西島?ってな感じ?なんでしょうか?……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
ギャッツビーの邸宅で催される宴には?いろんな人たちがやって来ていたんだけど?その来客の顔ぶれにも?地域性?みたいなものが?表れていた?ようではないでしょうか?……そういうのって?もしかしたら?どんな時代でも?そして国が違っても?ある?一緒?かもしれなかったり?する?んじゃあないでしょうか?……日本でも?古くは?お国柄?なーんて?言ったり?してた?みたい?だし?……現代でも?たとえば?関西と?関東では?いろいろ違ったり?する?でしょうか?……田舎や地方と?都会でも?違う?……氏名が?横文字で?カタカナ?だったりする?だけで?他は?一緒?大して変わらなかったり?する?……同じ人間?ってこと?でしょうか?……やることも?考えることも?……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「49ページ16-17行目 Associated Traction would have to fluctuate profitably next day とはどういうことを言っているのか」 ですが……⑥で説明したとおりです。賭け事・賭博って?違法じゃなかったんでしょうか?……どうなんでしょうねえ……まあ?どっちにしろ?ギャッツビーの邸宅で開かれていた宴では?あまり?(まったく?)法律とか気にしてなさそう?にも?思えなくも?ない?ような?……とにかく?ギャッツビーの邸宅で開かれていた宴というのは?そういうものだった?ということが?「自分」は?言いたい?のではないでしょうか?……。
次回も?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴に集まってきた来客の顔ぶれが?紹介される?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
第77回の範囲は、49ページ18行目から50ページ4行目まで(A man named Klipspringer was there 〜から、Gatsby’s house in the summer. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 49ページ末尾から11-10行目 it inevitably seemed they had been there before とはどういうことを言っているのか
次回は、何やら?女子が?沢山?出てくる?……ぜひまた一緒にみていってください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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