Gatsby-73
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……「自分」はいったい何を思ったのか?ベイカー嬢の急所を知りたくて?頻繁にベイカー嬢に会うようになった?ようです……そして、とうとうその急所が何なのかがわかった?ようです……それがどうも?ベイカー嬢の無責任で身勝手でうそつきなところ?と関わりがある?ようなのですが……もう少し詳しく聞いてみましょう……。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第73回の範囲は、46ページ20行目途中から47ページ2行目まで(At her first big golf tournament 〜から、a button on one man’s coat. まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 46ページ末尾から11-9行目 safer on a plane where any divergence from a code would be thought impossible とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきましょう。
① At her first big golf tournament there was a row that nearly reached the newspapers — a suggestion that she had moved her ball from a bad lie in the semi-final round.
「あるとき・状態・活動中に……それは、ベイカー嬢の……最初の……大規模な・重要な・有名な……ゴルフ(の)……勝抜き試合・競技大会だ……あるものがあった・(そこにあるものがあった)……それは、不和・対立・騒動・けんか・口論だ……その不和・対立・騒動・けんか・口論は……もう少しで・あやうく……到達した・達した……新聞(紙)に――暗示・示唆・ほのめかし……具体的にどのような暗示・示唆・ほのめかしかというと……ベイカー嬢が……ある状態だった……それは、動かした・位置を変えた・移した……ベイカー嬢の……(ゴルフの)球を……ある原因・動機・理由・根拠に基づいて……それは、(道徳的に)悪い・邪悪な・恥ずべき……虚言だ……いつかというと……決勝前の最終予選・セミファイナル(の)……一試合・ひと勝負・一回・一ラウンド・回戦だ……」
her (she) は(すべて)前回 46ページ9行目に出てきた、Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
最初の that は、直前の a row を指して言いかえているのではないでしょうか?
the newspapers は、米国やニューヨーク(州)で一般に広くよく読まれていた新聞(紙)すべてを指すのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、a row の内容を具体的に言いかえて説明していることを表しているのではないでしょうか?
次の that は、「これから文が続く」ことを表し、a suggestion の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?
the semi-final round は、her first big golf tournament の semi-final round を指しているのではないでしょうか?
前回の最後に「自分」はデイジーの邸宅を訪れた晩には具体的にわからなかった?らしいベイカー嬢の逸話?を思い起こした?ようでした……その逸話?の具体的な内容?を今回①以降で説明している?のではないでしょうか?……それが?まず?ベイカー嬢の最初の大規模な重要な有名なゴルフの勝抜き試合・競技大会でのことだ?と……そのとき何があったのか――もう少しであやうく新聞(紙)に到達した・達した不和・対立・騒動・けんか・口論があった?と……じゃあ?どんな不和・対立・騒動・けんか・口論があったのか?というと……ある暗示・示唆・ほのめかしがあった?と……では?具体的にどんな暗示・示唆・ほのめかしがあったのか?というと……ベイカー嬢が自身のゴルフの球を動かして位置を変えて移した?と……その原因・動機・理由・根拠は(道徳的に)悪い・邪悪な・恥ずべき虚言だ?と……そのようにベイカー嬢が(道徳的に)悪い・邪悪な・恥ずべき虚言を根拠に?ベイカー嬢のゴルフの球を動かして位置を変えて移した?のは決勝前の最終予選・セミファイナルの一試合・ひと勝負・一回・一ラウンド・回戦だ?と……どうやら?競技大会の試合で?ベイカー嬢のプレーは?正々堂々とスポーツマンシップに則ったものではなかった?……ゴルフって?普通は?球をゴルフクラブで打つだけ?……それで?打った回数を競う?……少ない方が勝ち?……それが?ベイカー嬢は?決勝前の最終予選で?道徳に反する?間違った?誤った?恥ずべき虚言?でっちあげ?ごまかし?でも言った?のでしょうか?……そして?そのでっちあげ?ごまかし?を根拠に?自らのゴルフの球を動かして位置を変えて移した?と……それって?悪質?なんじゃないでしょうか?……スポーツマンにあるまじき行為?……インチキ?ってことじゃあないでしょうか?……ただ?「自分」は suggestion という言葉を使っている?ようです……これは?事実と断定できない?事実かどうかわからない?ってこと?でしょうか?……もし? suggestion という言葉を使わなければ?ベイカー嬢がインチキした?という言いがかりをつけることにもなりかねない?ってことでしょうか?……でもとにかく?事実と断定はできないけれども?その疑いがあったのは間違いなかった?のではないでしょうか?……それで?もう少しであやうく新聞(紙)で記事に書かれるほどの騒動になった?と説明している?のではないでしょうか?……なんでしょうねえ……ベイカー嬢は?最初の大規模な重要な有名なゴルフの競技大会で?なんとしても勝ちたかった?優勝したかった?名を上げたかった?のでしょうか?……その疾る思いが?行き過ぎて?そんなインチキ?をしでかしてしまった?のでしょうか?……これが(もし)本当なら?残念?の一言?……ベイカー嬢って?トムをやり込める?トムの上をいく?トムがかなわない?トムが苛つく?ところとかが?なんかかっこよかった?ような?……デイジーの?強〜い味方で?頼もしかった?ような?……それが?なんだか?肩透かし?……ベイカー嬢にはそんな一面があるのでしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……「自分」はこのベイカー嬢のインチキ?の逸話を?ずーっと忘れていた?……ところが?前回の後半で説明のあった?ベイカー嬢の無責任で身勝手で嘘つきなところ?が露呈した?自動車の一件?がきっかけで?ベイカー嬢がゴルフの競技大会でインチキした?という逸話を思い起こした?と……う〜〜〜〜〜ん……とすると?「自分」の見立てどおり?ベイカー嬢には?そういう?(由々しき)欠点がある?ということになる?のでしょうか?……人間誰しも完璧ではない?……だけど?ベイカー嬢のこの欠点は?なかなかに強烈?じゃないでしょうか?……すごいですねえ……で?ベイカー嬢のこういう欠点が?「自分」が知りたいと願った?ベイカー嬢の急所?弱点?につながってくる?と……う〜〜〜〜〜ん……なんだか?やっぱり?そんなこと知りたがる?「自分」って?悪趣味?な気も?しませんか?……そんな欠点知って?で?ベイカー嬢の急所?弱点?知って?それで?五分?フェア?対等?に付き合える?向き合える?って?……な〜んだか?どうなんでしょう?……な〜んか?「自分」器ちっちゃくない?……なんかこう?違和感ないですか?……なんか?違う?ような?……作者は?Chapter 1 と Chapter 2 で a (super-super-)perfect rose として描いた「自分」も?そして同様に頭が良さげで?かっこ良くて?頼もしげな?ベイカー嬢も?のっぴきならない欠点があるよ?全然完璧には程遠いよ?って読者に釘でも刺している?のでしょうか?……トムやデイジーがいる情況では?「自分」やベイカー嬢はすごく素敵な人に思えたけれど?どんな情況でも常に素敵な人なわけではないよ?って?……情況次第で?全然素敵じゃないよ?完璧どころか?とんでもない欠点だってあるよ?って?……なんでしょうねえ……「自分」もベイカー嬢も不出来で未熟な部分のある?ただの人間だからね?ってことを?わざわざ?念押しでもしている?ようにも?……まあトムに比べたら?「自分」やベイカー嬢の方が断然?全然?良い?……だけど?だからといって?決して完璧ではないよ?欠点あるからね?って?……トムにいたっては獣か?って印象すらある?けど?「自分」やベイカー嬢は?そのトムのことを思えば人間?と言えると思う?けど?だからといって?上等だったり?完璧?とかってわけではないからね?って感じ?でしょうか?……で?そんなふうに?完璧ではなくても?「自分」も?ベイカー嬢も? Chapter 1 と Chapter 2 でみてきたように?良いところあるよね?……欠点あっても?辛抱強くあろうと努めていたり?デイジーをかばって?トムから守ってあげたり?って感じで?……だから?完璧じゃなくて当たり前だし?欠点があって当然?って前提の上で?それでも?少しでも?良い人間であるように?努めようよ?ってなことも?作者は?もしかしたら?言ってる?かもしれない?……トムは論外だけど?「自分」とか?ベイカー嬢は?まあ?人並み?……その?人並み?ってのは?そうやって?欠点ありつつ?それでも?本人の心がけや行い次第で?他の人を幸せにできるよ?してるよ?って?……だから?「自分」や?ベイカー嬢のように?みんなもしてみないか?とかって?問いかけてる?かもしれない?……完璧じゃなくても?欠点あっても?人を幸せにできるし?そうしようよ?って?……。
② The thing approached the proportions of a scandal — then died away. A caddy retracted his statement, and the only other witness admitted that he might have been mistaken.
「その・この……事件・事柄・事態・(インチキの)件は……あるものに近づいた・ほぼあるものに等しかった……それは、ある程度・規模だ……何のかというと、醜聞・スキャンダル・物議・悪評だ――それから・そのあと……しだいに静まった・弱まった(そして消えた)……(ゴルフの)キャディーは……取り消した・撤回した……その(ゴルフの)キャディーの……言ったこと・供述を……加えて・なおかつ・同時に……ただ一人の……他の……証人・その場に立ち会った人が……自白した・(譲歩して)認めた……何をかというと……そのただ一人の他の証人・その場に立ち会った人が……ある可能性があることを……それは、ある状態であったことだ……ある状態でいた……誤った・誤解した・判断を誤った……」
The thing は、①の内容全部を指しているのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、ここでは時間の経過を表しているのではないでしょうか?
died away の前には、The thing か? the proportions of a scandal ?が省略されているのではないか?と思われますが、どちらにしても?その事件?(インチキの)件が?しだいに静まって弱まって消えた?ということなのではないでしょうか?
his は、A caddy を指すのではないでしょうか?
that は、「これから文が続く」ことを表し、admitted の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?
he は、the only other witness を指すのではないでしょうか?
ベイカー嬢が(道徳的に)悪い・邪悪な・恥ずべき虚言を根拠に?ベイカー嬢のゴルフの球を動かして位置を変えて移した?という事件・事柄・事態・(インチキの)件?は醜聞・スキャンダル・物議・悪評の程度・規模?に近づいた?ほぼ醜聞・スキャンダル・物議・悪評の程度・規模に等しかった?と……それから・そのあと?その事件・(インチキの)件は?(醜聞・スキャンダル・物議・悪評の程度・規模は?)しだいに静まって弱まって消えた?と……(ゴルフの)キャディーは?その(ゴルフの)キャディーの言ったこと・供述を取り消して撤回した?と……加えて・なおかつ・同時に?ただ一人の他の証人・その場に立ち会った人が?自白して(譲歩して)認めた?ことがある?と……それは?そのただ一人の他の証人・その場に立ち会った人が?誤った・誤解した・判断を誤った状態であった可能性があることだ?と……①で?もう少しであやうく新聞の記事に書かれるほどの騒動になった?と説明していた?ようなので?ベイカー嬢がでっちあげ?ごまかし?を言って?自らのゴルフの球を動かして位置を変えて移した?という(インチキの)件は?ほぼ?スキャンダル状態?にでもなった?ようではないでしょうか?……で?一度は?グワァーっと?スキャンダル状態になったんだけど?しだいに静まって弱まって消えた?と……人の噂も七十五日?ってことでしょうか?……そして?おそらく?ベイカー嬢が自らのゴルフの球を動かした現場?にいた?であろう?キャディーさんでしょうか?……その人が?自らの発言を?取り消して撤回した?と……つまり?一度は?ベイカー嬢がでっち上げやごまかしを言ってベイカー嬢のゴルフの球を(動かしてはいけないのに)動かした?と証言でもした?のではないでしょうか?……ところが?いったい何があったのか?わかりませんが?一度はベイカー嬢のインチキを証言したのに?その証言を取り消して撤回した?と……う〜〜〜〜〜ん……なおかつ同時に?他にも証人?ベイカー嬢が動かしてはいけないゴルフの球を動かした現場にいた人?が一人だけだけど?いた?と……その人が?自身が間違っていた可能性があると?白状して(譲歩して)認めた?と……つまり?一度は?ベイカー嬢が動かしてはいけないのにゴルフの球を動かしたのを見た?とかって?証言した?んじゃあないでしょうか?……それが?またもや?このもう一人の証人も?キャディーさんと同じく?その証言を取り消した?ってことじゃあないでしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……一体全体何があったのでしょうねえ……だけど?なんだか?ベイカー嬢?怖い?……一体どうやって?二人の証人に?最初の証言を?取り消させたのでしょうねえ……でも?とにかく?その二人の証人が?最初の証言を取り消すことで?このインチキの件?は有耶無耶になった?ってことでしょうか?……ベイカー嬢って?トムみたいな無茶苦茶な暴れん坊?ですら?タジタジ?歯が立たなくて?苛立っていた?ようではなかったでしょうか?……トムですら?そんな有り様じゃあ?他の?ごく普通の?良識ある?まっとうな?常識人?みたいな人だったら?どうなんでしょう?……もう?あっさり?ベイカー嬢に譲っちゃったりとか?する?んでしょうか?……面倒だな?厄介だな?まいっか?この際?みたいな?……ベイカー嬢?なかなかに強烈?ですねえ……身内らしき人?はどうも?高齢?のおばさんらしき人?だけしかいなさそう?だった?ような?……だから?誰か?権力みたいなもの持ってる?強い人とかに?とりなしてもらったとか?っていうのではなさそう?なような?……となると?やっぱり?ベイカー嬢自身の?圧力?強迫?……う〜〜〜〜〜ん……わかりませんけど……まあ?あれですかね?ベイカー嬢には?確かに?そうしたゴルフの競技大会で?優勝するだけの実力はあった?んでしょうかねえ……だから?一応?それなりの実力は備えている?……だけれども?それなのに?ベイカー嬢は?とにかく?インチキをした?のでしょうか?……実力で勝負できるはずなのに?インチキに手を出した?……で?まあ?インチキしなくても勝てたかもしれないし?ってなことで?インチキを目撃した?はずの二人の証人は?結局?インチキの証言を取り消した?のでしょうか?……どう考えてもスポーツマンシップに反する?……それに?現代の日本では?到底考えられない?……まあ?1925年当時の米国でも?果たしてこんなインチキが現実に普通にあったのかどうか?……なんでしょうねえ……トムって?あんまり無茶苦茶だから?たとえば「自分」とかは?もう黙って?無理に抵抗せずに?いわば?言いなり?に近かった?ような?……このベイカー嬢の所業も?どうも?なんだか?ちょっと?そんなトムに似てたりしませんか?……もしかしたら?ベイカー嬢があんまり無茶を言うものだから?「自分」みたいな?良識人?だった?かもしれない?二人の証人は?「自分」と同じように?ベイカー嬢のやりたいようにさせておいた?あえて?事を荒立てなかった?のでしょうか?……なんでしょう……"自己中(心)"のわがままとかって?もう面倒だし?絶対わがままを通そうとして譲らなかったりすると?好きにさせておけ?って?いわば?見放される?というか?見捨てられる?みたいな?ことって?あったり?しないでしょうか?……そんな感じ?がしませんか?……無茶苦茶言って?何がなんでもわがままを通す?みたいなところが?実は?案外?トムだけじゃなくて?ベイカー嬢にも?同様にある?……この二人?似てたりする?んでしょうか?……あれまあ……残念だけど?……でも?作者は?何らかの意図を持って?ベイカー嬢に?こうした欠点?を持たせている?のではないでしょうか?……その意図は?この物語の展開を追う中で?いずれ?わかってくる?のではないでしょうか?……。
③ The incident and the name had remained together in my mind.
「その(ベイカー嬢のインチキの)できごと・事件は……加えて……その(ジョーダン・ベイカーという)名前は……ある状態だった……とどまった・存続した……共に・いっしょに……どこ(の中)にかというと……「自分」の……心・頭だ……」
The incident は、①②で説明してきたベイカー嬢が最初の大規模で重要で有名なゴルフの競技大会に出たときに動かしてはいけないのにゴルフの球を動かすというインチキをしたという出来事・事件を指すのではないでしょうか?
the name は、①②には her、she としか書かれていませんが、46ページ9行目に名前の出ている Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
①と②で?デイジーの邸宅に行った晩には思い起こさなかった?と前回の最後に説明していた逸話を紹介した後?今度は③で?「自分」がベイカー嬢のことを知ったきっかけになったのが?その逸話なのだ?と説明している?ようではないでしょうか?……そのベイカー嬢のインチキの事件?とジョーダン・ベイカーという名前が?共に・いっしょに?「自分」の心・頭の中に?とどまった・存続した?と……①の説明では?もう少しであやうく新聞の記事に書かれるところだった?ようですけれど?おそらく?新聞の記事にまではならなかった?んじゃあないでしょうか?……だけれども?相当?その逸話?が人々の口の端に上った?んじゃあないでしょうか?……それで?「自分」の?耳にも?届いた?入ってきた?んじゃあないでしょうか?……で?逸話の内容と?そのゴルファーの名前?として?ジョーダン・ベイカーという名前が?「自分」の頭に?インプットされた?ってことじゃあないでしょうか?……なんでしょう……「自分」がデイジーの邸宅でベイカー嬢に会ったときは?「自分」はベイカー嬢に圧倒されていた?ようではなかったでしょうか?……もう?最初の時点で?すでに?恋に落ちた?んじゃあないか?って感じじゃなかったでしょうか?……その?「自分」がベイカー嬢に心を奪われた時点では?このベイカー嬢の悪名高き?逸話?は思い起こさなかった?と……つまり?実際に会った時の印象は?一瞬で?恋に落ちるほど?魅力的だった?……一方?聞いたことがあったはずの?逸話を通しての印象は?魅力的だなんて思うわけがない?……だから?実際に会った時のベイカー嬢と?逸話の中のベイカー嬢が?一致しなかった?んじゃあないでしょうか?……ってことは?惚れてしまった後になって?強烈な欠点に気づいた?知った?と……作者は?「自分」にベイカー嬢に惚れさせた上で?ベイカー嬢の由々しき欠点を「自分」に気づかせている?ようではないでしょうか?……そこにも?作者の意図が?何かある?のではないでしょうか?……そして?その意図も?やっぱり?これから物語の展開を追っていけば?いずれ?明らかになってくる?んじゃあないでしょうか?……。
④ Jordan Baker instinctively avoided clever, shrewd men, and now I saw that this was because she felt safer on a plane where any divergence from a code would be thought impossible.
「ジョーダン・ベイカー嬢は……本能的に・直観的に……避けた・よけた・回避した・離れた……賢い・如才ない……賢い・洞察力のある・鋭い・鋭敏な……男性を……そして・その結果……今では……「自分」は……わかった・悟った……何をかというと……そうやってジョーダン・ベイカー嬢が本能的に・直観的に賢い如才ない賢い洞察力のある鋭い鋭敏な男性を避けてよけて回避し離れたことが……ある・存在した状態だったのは……何が理由かというと……ジョーダン・ベイカー嬢が……感じられた・あるものに思われた……それは、より安全だと……あるものに乗っている状態を……それは、飛行機だ……そのように飛行機に乗っている状態・場合では……どんな・どのようなものであれ……逸脱が……何からかというと……規約・慣例だ……あるものだろうと思われる・推測される……それは、ある状態である……思われる・考えられる・みなされる……不可能な・とてもありえない……」
clever は、quick to understand and learn things(短時間で物事を理解したり学べる)賢さを表し、shrewd は、having or showing good judgment(適した正しい判断力や思慮分別を持っていたり見せる)賢さを表すようです……。
that は、「これから文が続く」ことを表し、saw の内容を具体的に説明しているのではないでしょうか?
this は、直前の Jordan Baker instinictively avoided clever, shrewd men を指すのではないでしょうか?
she は、Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。safer は、何と比べてより安全なのか?というと、それはベイカー嬢が避けていた?らしい賢い如才ない賢い洞察力のある鋭い鋭敏な男性と比べて?ということなのではないでしょうか?……where は、on a plane を指して言いかえているのではないでしょうか?……ある(種類の)飛行機に乗っている状態をより安全だ?と(ベイカー嬢には感じられた?と)……じゃあ?どのように飛行機に乗っている状態か?というと、どんな・どのようなものであれ規約・慣例からの逸脱が不可能でとてもありえないと思われ考えられみなされるだろうと推測されるものだ?と……まず?ここではベイカー嬢が選ぶ?相手にする?付き合う?男性を? plane に例えてある?のではないでしょうか?……で?ベイカー嬢は?より安全に感じられた?思われた?男性を選んで?付き合っていた?と言っているのではないでしょうか?……じゃあ?どんな男性が賢い如才ない賢い洞察力のある鋭い鋭敏な男性と比べてより安全に感じられた?のでしょうか?……それは、規約・慣例からの逸脱が不可能でとてもありえないと思われ考えられみなされるだろうと推測される?男性だ?と……つまり?要は?予測がつくような相手?何をして何を言うのか?(容易に?)見当のつく相手?と言っている?のではないでしょうか?……逆に言えば?ベイカー嬢の予測や見当がつかなそうな?相手?男性?は安全だと感じられない?ということになる?でしょうか?……そして?ベイカー嬢は?賢い如才ない賢い洞察力のある鋭い鋭敏な男性を本能的に直観的に避けてよけて回避して離れた?と……それって?要は?ベイカー嬢の上をいく?ベイカー嬢よりも上手の?男性を?ベイカー嬢は嫌った?ってことじゃあないでしょうか?……ベイカー嬢は自らよりも頭の良さそうな男性を嫌った?と……自らよりも頭の良さそうな男性では安全に感じられなかった?と……男の方に主導権を取られたりするのを嫌った?のでしょうか?……相手ではなく?自らが主導権を取りたかった?のでしょうか?……あれ?……それって?つまり?もしかして?急所や弱点を掴まれるのを嫌った?ってことに?ならないでしょうか?……あれあれ?……あらぁ?……それって?まさしく?「自分」がしたことじゃあないでしょうか?……たしか?前回?「自分」はベイカー嬢の急所?を知りたくて?ベイカー嬢と一緒にいろんな所へ出かけた?とか言ってなかった?でしょうか?……で?「自分」はそのベイカー嬢の急所が何なのかを見出した?とかって?言ってた?ような?……う〜〜〜〜〜ん……「自分」は?ベイカー嬢が?もしかしたら一番?嫌うことを?してしまった?ってことじゃあ?ないでしょうか?……これは……どうなんでしょう……どうなるんでしょう……なんだか……う〜〜〜〜〜〜ん……穏やかじゃない?……(たぶん)絶対?「自分」は?ベイカー嬢のことが好き?……そのベイカー嬢と付き合いたいけど?ベイカー嬢の急所?弱点?を掴んだ上で?掴んでから?にしたい?……で?ベイカー嬢の急所が?わかった?……なら?「自分」的には?ベイカー嬢と付き合う心の準備ができた?といってもいい?……ところが?そのベイカー嬢は?ベイカー嬢の急所や弱点を掴むような男は何よりも嫌い?だったりする?……おーーーっ……大変ですねえ……「自分」はすぐにでもベイカー嬢と付き合ってもよかったりする?……だけど?ベイカー嬢の方が?ベイカー嬢の急所や弱点を掴んだ?と思っている?ような男と果たして付き合うでしょうか?……果たして「自分」は?ベイカー嬢に受け入れてもらえるでしょうか?……なんともまあ……複雑なすれ違い?……いやいや?そもそも?ベイカー嬢の方は?「自分」に好意は持ってない?……デイジーの邸宅で初めて会ったときには?トムの仲間扱いで?まるっきり敵視?されてた?くらいだったし?……とはいっても?ギャッツビーの邸宅で開かれた宴で再会したときには?けっこう?気に入られてた?かもしれない?……でもだからといって?付き合うかどうかは?話が別?……なんという展開でしょう……「自分」その辺のこと?どうなんでしょう?どう思ったんでしょうねえ?……「自分」の気持ちは?ベイカー嬢と付き合いたいからこそ?ベイカー嬢の急所や弱点を掴もうとした?……で?その急所に弱点を掴んでみたら?なんと?ベイカー嬢は自らの急所や弱点を掴むような男が一番嫌い?かもしれない?と……そのことがわかって?「自分」どんな気持ちになったでしょうねえ?……だって?「自分」がベイカー嬢と付き合いたくてしたことが?一番ベイカー嬢の嫌ってることだった?なんて?……ねえ……どうするんでしょうねえ……「自分」は?ベイカー嬢に付き合ってもらうにあたって?一番してはいけないことをしてしまった?ってことじゃあないでしょうか?……それで?はたしてベイカー嬢に?「自分」の想いに応えてもらえるのでしょうか?……いやあ……前途多難?……「自分」?いったいどうやって?ベイカー嬢の心を動かすつもりなんでしょうか?……いや?急所に弱点を掴んだって言っても?アプローチの仕方さえ考えれば?いける?問題ない?大丈夫?って?……いやぁ……そうでしょうか?……ベイカー嬢は自らの急所や弱点を掴まれたというだけで?堪え難かったり?するんじゃあないでしょうか?……いや?ベイカー嬢じゃなくても?誰でも?急所や弱点を掴まれてる相手なんて?嫌うのが普通?なんじゃあないでしょうか?……やっぱり? Chapter 3 の「自分」?なんか?違わない?……らしくない?ような?…… a (super-super-)perfect rose ではない?ような?……でも?「自分」にも?こういう一面があるんですねえ……作者は?そういう?「自分」も人間なんだ?って姿を?この Chapter 3 で?読者に印象づけようとしてる?かもしれない?でしょうか?……。
⑤ She was incurably dishonest. She wasn’t able to endure being at a disadvantage and, given this unwillingness, I suppose she had begun dealing in subterfuges when she was very young in order to keep that cool, insolent smile trurned to the world and yet satisfy the demands of her hard, jaunty body.
「ベイカー嬢は……ある状態だった……それは、治らないほど・矯正できないほど……不正直な・誠意のない……ベイカー嬢は……ある状態ではなかった……あることができる……それは何かというと……耐える・こらえることだ……ある状態であることを……ある状態・状況にある……それは、不利・不都合・不利な立場・不利益だ……その結果・そのことから……あることを考慮すれば・あることに鑑みて……この・こうした……不本意であること・いやいやながらであること……「自分」は……想定する・想像する……ベイカー嬢が……ある状態だったことを……それは、始めた・し出したことだ……あることに従事することを……それは何かというと、ごまかし・詐術だ……(そうやってごまかし・詐術に従事することを始めた・し出したのは)いつかというと……ベイカー嬢が……ある状態だった……それは、非常に・大いに・たいそう・たいへん……幼い・小さい……何かをするために・何かをする目的で……それは、(ある状態を)続ける・維持することだ……何をかというと、あの・例の……涼しい・冷たい・冷静な・落ちつきはらった・さめた・クールな……横柄な・不遜な・傲慢な・無礼な・尊大な・高慢な……笑顔・ほほえみ・冷笑・あざわらいだ……(あるものに)向けられた……何にかというと……(渡る)世間・世の中・世間の人だ……加えて・なおかつ・同時に……それにもかかわらず・しかしそれでも・まだそのうえに・さらに……(欲望を)満足させる・(宿望を)達する・(本望を)遂げることだ……何をかというと、要求だ……何のかというと、ベイカー嬢の……がんじょうな・たくましい・耐久性のある・厄介な……快活な・元気のよい・さっそうとした・きびきびした……体・肉体だ……」
She (she, her) は(すべて)、④で出てきた Jordan Baker を指すのではないでしょうか?
wasn’t は、was not を短く縮めた形ではないでしょうか?
this は、She wasn’t able to endure being at a disadvantage を指しているのではないでしょうか?……不利・不都合・不利な立場・不利益の状態・状況にあることを耐える・こらえることができる状態ではなかった?……つまり?そのように不利な立場に置かれることが不本意であり嫌った?ということではないでしょうか?……。
that は、「あの・例の」とベイカー嬢にいつも見られる特徴的なものを指して使われているのではないでしょうか?
①でベイカー嬢がうそをついた逸話が紹介され?②でベイカー嬢が自らのうそを強引にゴリ押しして通した?らしい説明が加えられ?③でそんなベイカー嬢の逸話と「自分」との接点を読者に伝え?そして④で「自分」が見つけた?ベイカー嬢の急所・弱点を明らかにした上で?今度は⑤でどうしてベイカー嬢が自身よりも頭の良い男を嫌うのか?を説明している?ようです……まず?ズバリ?ベイカー嬢は治らないほど・矯正できないほど不正直で誠意のない状態だった?と……つまり?常習的にうそをついていた?ってこと?でしょうか?……オオカミ少年?かどうかはわかりませんが?とにかく?「自分」には?ベイカー嬢のうそをつくところが?目についた?のではないでしょうか?……その様子が?治らないほど?矯正できないほど?うそをつく?と……それって?生まれつき?かと思わせるほど?うそをついていた?のでしょうか?……これは強烈ですねえ……続いて?じゃあ?どうしてベイカー嬢がそんなにうそをつくのか?という理由?が説明されている?ようです……それが?不利な立場に置かれることが堪えられなかった?と……で?そんなふうに不利な立場に置かれることを嫌うという特徴?傾向?を考慮して・鑑みて?「自分」の想定?想像?するところによれば?ベイカー嬢は非常に・たいへん幼い・小さいときにごまかし・詐術に従事することを始めた・し出した?のではないか?と……何のためにかというと?一つには?あの・例の涼しい・冷たい・冷静な・落ちつきはらった・さめた・クールな横柄な・不遜な・傲慢な・無礼な・尊大な・高慢な笑顔・ほほえみ・冷笑・あざわらいを(渡る)世間・世の中・世間の人に向けられた状態を続ける・維持するためだ?と……加えて・なおかつ・同時に?もう一つには?それにもかかわらず・しかしそれでも・まだそのうえに・さらにベイカー嬢のがんじょうな・たくましい・耐久性のある・厄介な快活な・元気のよい・さっそうとした・きびきびした体・肉体の要求を満足させることだ?と……つまり?ベイカー嬢は?あの・例の涼しい・冷たい・冷静な・落ちつきはらった・さめた・クールな横柄な・不遜な・傲慢な・無礼な・尊大な・高慢な笑顔・ほほえみ・冷笑・あざわらいを(渡る)世間・世の中・世間の人に常に向けたくて?そして?なおかつ同時に?そんなクールなポーカーフェイス?の風を装いながら?そんなクールさとは真逆?と言ってもいいような?ベイカー嬢のがんじょうな・たくましい・耐久性のある・厄介な快活な・元気のよい・さっそうとした・きびきびした体・肉体の要求を満足させたくて?子どもの頃からうそをつくようになった?と言っている?のではないでしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……どういうことでしょうねえ?……ベイカー嬢は?本当は全然クールじゃない?……内心ではいろんな葛藤がある?……それを?隠して?表向きは?シラっとした顔して?やり過ごしている?……だけど?本当は?水面下では?ものすごい勢いで足をジタバタ?グルグル?動かしまくっている?……戦ってるの?……で?そんなことをするのは?不利な立場に置かれたくないから?と……要は?急所や弱点を掴まれたくなくて?急所や弱点を掴まれないように?隠そうとして?クールな体を装っている?ってこと?でしょうか?……つまり?強がっている?のでしょうか?……だけど?素のありのままの姿をさらけ出せば?急所や弱点を掴まれる?……だから?それを隠そうとすれば?うそをつかざるをえない?ってことでしょうか?……そして?そんなやり方?悪循環?を子どもの頃からずっと?やってきた?ってことじゃあないでしょうか?……これが?「自分」が発見した?暴き出した?ベイカー嬢の真の姿?本性?だと……なーんでしょうねえ……「自分」こんなこと知って?満足したんでしょうか?……好きな異性の急所や弱点を押さえておきたい?って発想がそもそも?……どうなんでしょう……なーんだか?やっぱり?ねえ……感じ悪?……やな感じ?……まあ?ベイカー嬢って?ものすごい負けず嫌い?なんですかね?……それが?いき過ぎて?負けそうになったらうそをついてでも勝とうとする?って感じ?なんでしょうか?……その悪い癖が?①で説明のあったゴルフの競技大会でも出てしまった?ってことでしょうか?……でも?そうしてみると?実はベイカー嬢って?案外?メンタル強くない?……負けることが堪えられない?我慢できない?……本当は心が強くない?弱かったりする?……なんだか?それって?トムと同じ?ような?……まあ?それが普通の人間?……誰でもそういう弱さがある?……「自分」だって?ベイカー嬢の急所や弱点を押さえないうちは?ベイカー嬢との付き合いに踏み出せなかった?……そういう?「自分」のプライドの高さ?みたいなのも?心の弱さ?ゆえだったりする?……作者はどうやら?この物語をいよいよ加速させて本格的に展開させる前に?「自分」にもベイカー嬢にも欠点や弱点?弱い部分があるのだ?と前置きしている?人はみな弱い?と一言付け加えている?ようではないでしょうか?……。
⑥ It made no difference to me. Dishonesty in a woman is a thing you never blame deeply — I was casually sorry, and then I forgot.
「そうやってベイカー嬢が常習的にうそをつくことが……生じた・生じさせた・あるものの原因となった……それは、一つもない・まったくない……何がかというと、違い・相違・差異・効果・影響・重要であることだ……誰にとってかというと……「自分」だ……不正直・不誠実・不正(行為)は……誰の中にあるものかというと……女性だ……ある状態である……物・事物・ことだ……読者も含めた誰もが……決してしない……何をかというと、とがめる・非難することだ……深く・強く・深刻に――「自分」は……ある状態だった……それは、軽い気持ちで……残念で・遺憾で・惜しい……そして・それから……そのあと……「自分」は……忘却した・思い出さなかった……」
It は、⑤で説明のあった She was incurably dishonest と she had begun dealing in subterfuges を指しているのではないでしょうか?
a thing は、本来 you never blame の後に来るはずなのが、前に出ているのではないでしょうか?
–(ダッシュ)は、一般論として「自分」の考えを明らかにした上で?その考えから「自分」はどう思ったか?どう行動したか?ということを説明している?そのつながりを表しているのではないでしょうか?
④⑤の説明によれば?ベイカー嬢は常習的にうそをつくので?そのうそを見破られるのを嫌って?自身よりも頭の良い男が何よりも嫌い?ということになるでしょうか?……つまり?うそをつき続けたい?ってこと?でしょうか?……そうしたベイカー嬢の悪い癖?急所?弱点?を「自分」は見つけた?わけですが?その急所?弱点?が「自分」にとってはまったく・何も違いや影響を生じず?重要でもなかった?と……なんだか?何言ってんだか?……「自分」が自ら積極的にベイカー嬢の急所を押さえたいと言って暴いておきながら?今度は?そんな急所?弱点?があっても「自分」には影響しなかった?って?……なーんだか?勝手じゃなーい?……なんなんでしょう……どうなんでしょう……ねえ……まあ?そんなベイカー嬢の強烈な欠点?が「自分」には何も影響しなかった?とシラっと?言った上で?女性の中にある不正直・不誠実・不正(行為)は、読者を含めた誰もが決して深く・強く・深刻にとがめて非難しない物・事物・ことだ?と……何を偉そうに?賢しらげに?言ってるんでしょうか?……なんなんでしょう……いったい……なんかこう?ムカムカしませんか?……要は?女のうそは?とがめないで許してやるものだ?とかって?なんだか?上から目線で?言ってる?んじゃあないでしょうか?……それも?一般論として?……な〜んでしょうねえ……な〜んだか?これじゃあ? a rotten rose ?……どうなんでしょう……でも?これで終わらない?……続けて?「自分」は軽い気持ちで残念で遺憾で惜しかった?と……そして・それから?そのあと?「自分」は忘却した・思い出さなかった?と……つまり?残念だ?とか惜しいな?とか軽く思った?って?……で?その後は?気にしなかった?気にならなかった?って?……な〜んだか?反吐が出そうなほど?いやらしい?……感じ悪くないでしょうか?……そもそも?「自分」のしたこと棚に上げて?ベイカー嬢の急所をわざわざ暴いて?で?いや?関係ないや?どうでもいいよ?って?……軽く残念だな?とは思った?って?……その後は気にもならなかった?って?……な〜んだか……どうなんでしょう……性格悪くない?……ずいぶん?「自分」のいやらしい?強烈な嫌悪感を催させそうな部分が?描かれていないでしょうか?……「自分」偉そうに?ベイカー嬢の強烈な欠点を読者にこれみよがしに?見せつけているようでいて?実は?そのベイカー嬢の強烈な欠点以上に?「自分」自身のいやらしい?不快極まりない?欠点?短所?を読者の眼の前にさらけ出している?のではないでしょうか?……さも「自分」はご立派な?聖人君子みたいな顔して?ベイカー嬢のこと?許してあげる?みたいな?上から目線でものを言っているようだけど?な〜んだか?偽善者?傲慢?に思えませんか?……「自分」だって?ベイカー嬢と大差ないじゃん?みたいな?……いや?もしかしたら?見ようによっては?ベイカー嬢より性質悪くない?みたいな?……だけど?作者は?この Chapter 3 の最後で?「自分」がそんなふうに人を上から見てあれこれ評価?批評?している姿を読者の前に示している?ようではないでしょうか?……たしかに? a perfect rose って言われるほど素敵なところもあるけれど?でも?そうやって?「自分」は正しくて?人として優れていて?なーんて?善人面してると?反感とか?反発とか?招く?ような?……「自分」もベイカー嬢も一緒じゃん?……「自分」ベイカー嬢の欠点だけ由々しき問題ぶってるけど?「自分」だって?由々しき欠点あるじゃん?って?……えーらそうに?ベイカー嬢の欠点許すって?……まるで?「自分」には?ベイカー嬢に許してもらわなきゃいけない欠点ないみたいな顔してない?……それ?違わない?って?……作者は?もしかしたら?そんな人間のいろんな姿を?読者に見せたい?のでしょうか?……。
⑦ It was on that same house party that we had a curious conversation about driving a car.
「後から説明することがあったのは……ある状態だった……それは、ある時・あることに従事していた時だ……それは、その・あの・前に説明した……同じ・同一の……ハウスパーティ・別荘などで泊まりがけで行なうパーティーだ……何があったのかというと……ベイカー嬢と「自分」が……あることに従事した・あることを行った……何をかというと、奇異な・変な・おかしな……会話・対話・座談だ……何について・関してかというと……(車などを)駆る・操縦することだ……自動車・乗用車・車を……」
It は、後から出てくる二つ目の that 以降の部分を指すのではないでしょうか?……ここでは?前に説明したパーティを先に持ち出して話のつなぎをわかりやすくしているのではないでしょうか?……そして?二つ目の that 以降で?読者に印象付けたい話を続けている?のではないでしょうか?……。
一つ目の that は、「その・あの」と前に(46ページ17行目)出てきたもの a house-party (together) up in Warwick を指しているのではないでしょうか?
二つ目の that は、「これから文が続く」ことを表し、It の指すもの、on that same house party に何があったのかを具体的に説明しているのではないでしょうか?
we は、前回からずっと話題の中心になっているらしい、ベイカー嬢と「自分」の二人を指すのではないでしょうか?
⑥までは?ベイカー嬢の悪口?言ってた?らしいけれど?⑦から?どうも?話題が変わっている?ようではないでしょうか?……前回の最後に説明のあった?ベイカー嬢が借りた車を上下が逆の状態で放置した上にうそをついた?一件のあったハウスパーティ?の話に戻している?ようです……(実は?)後から説明するあることがあったのは?あの前に説明した同じ・同一のハウスパーティに従事していた時だった?と……では?その同じハウスパーティで何があったのか?ーーベイカー嬢と「自分」が自動車・乗用車・車を駆る・操縦することについて・関して奇異な変なおかしな会話・対話・座談に従事した・行ったことだ?と……ベイカー嬢は?まあ?車の不始末?があった?らしい?ですよね?……で?その車の不始末があった?パーティで?ベイカー嬢と「自分」の二人は?車を駆る・操縦することについて?何かおかしな?変な?奇異な?話をした?ようです……まあ?自然?でしょうか?……ベイカー嬢が?しでかした?らしい車の不始末について?もしかしたら?「自分」が?何か言ったりとか?したんじゃあないでしょうか?……まあねえ……一緒に行ってて?何も言わないほうが不自然?じゃあないでしょうか?……っていうか?「自分」は?ベイカー嬢の車の不始末を?何も咎めず?手出しもせず?野放し状態?だったのでしょうか?……そっちの方が?ん?……どうして?みたいな?……ベイカー嬢が車の不始末の件でうそをついたことを知ってる?ってことは?「自分」は真実を知ってる?ってことじゃあないでしょうか?……真実を知ってるのは?一緒にいたから?なんじゃあないでしょうか?……だったら?なんで車をそのまま放置させたりなんかしたんでしょうか?……なんだか?不思議?な気もしますねえ……「自分」の対応も?どうなんだろう?みたいな?……なんでしょうねえ……ベイカー嬢は?誰の言うことも?聞かないのでしょうか?……だから?もし仮に?「自分」が何か言ったりしていたとしても?どうしようもなかった?んでしょうか?……だから?ベイカー嬢が放置すると決めたら?放置以外の選択肢がなかった?んでしょうか?……で?放置した上で?何か弁解とかせざるを得ない機会があって?で?ベイカー嬢は?いけしゃあしゃあと?うそついた?ってなところ?なんでしょうか?……その様子を?「自分」は?黙って?もしかしたら内心呆れながら?見てた?聞いてた?んでしょうか?……で?そのうそをついていた現場?でもしかしたら?デイジーの邸宅では思い起こさなかったベイカー嬢の(悪名高い?)逸話が?ハッと?よみがえった?とかなんでしょうか?……そうか!ベイカー嬢ってのは?そういえば?インチキやったんだった?みたいな?……あのインチキ女ゴルファーか!みたいな?……これもまた?凄い展開?ですねえ……トムもたいがい?だけど?ベイカー嬢も?……う〜〜〜〜〜〜ん……これでは?あの英国の有名な探偵のイメージからはどんどんかけ離れていく?ような?……なんか?かっこよさげ?だっただけに?残念?なような?……まあ?(⑥でみたように?)「自分」も?ベイカー嬢も?どっちも?たいがい?……そんな?どっちもどっちじゃん?みたいな?強烈な欠点を持ってる二人が?何か?おかしな話でもした?ようですねえ……何を話したんでしょうか?……。
⑧ It started because she passed so close to some workmen that our fender flicked a button on one man’s coat.
「その自動車・乗用車・車を駆る・操縦することに関する奇異な・変な・おかしな会話・対話・座談は……始まった・急に起こった(生じた)……なぜならば・その理由は……ベイカー嬢(が操縦?していた自動車?)が……通行した・過ぎた・通過した・追越しをしたことだ……それほど・そんなに・ひどく……近い・間近の・接近した……何にかというと……いくらかの・何人かの……職人・熟練工だ……(その結果)どうなったのかというと……ベイカー嬢と「自分」の(乗っていた自動車の)……自動車の側面の車輪の上の部分・車輪の泥よけのおおい・緩衝器・バンパーが……軽くさっと打った・はたいた・軽く落とした……(服の)ボタンを……あるものの上・表面上にあった……それは、一人の……男性・男の……ジャケット・コート・衣服・服装だ……」
It は、⑦に出てきた a curious conversation about driving a car を指すのではないでしょうか?
she は、⑦でベイカー嬢と一緒に行った(前回の説明では Warwick という所で開かれた?らしい)ハウスパーティの話に戻っている?ようなので、ベイカー嬢を指すのではないでしょうか?
that は、「これから文が続く」ことを表し、(passed) so close の結果どうなったのかを具体的に説明しているのではないでしょうか?
our は、⑦と同様に、ベイカー嬢と「自分」の二人を指すのではないでしょうか?
⑦で?そういえば?前回話題に出した?ハウスパーティで?ベイカー嬢と「自分」がおかしな話をしたんだよね?みたいな感じで?思い出した?ベイカー嬢との自動車の操縦に関するおかしな会話?について⑧から詳しい説明を始めた?ようではないでしょうか?……まず?その会話が?始まった・急に起こった(生じた)理由?を説明しているようです……その理由は?ベイカー嬢(が操縦していたらしい自動車)が何人かの職人・熟練工にそれほど・そんなに・ひどく近い・間近の・接近して通行した・過ぎた・通過した・追越しをした?結果ベイカー嬢と「自分」の(乗っていた自動車の)自動車の側面の車輪の上の部分・車輪の泥よけのおおい・緩衝器・バンパーが一人の男性・男のジャケット・コート・衣服・服装の上・表面にあった(服の)ボタンを軽くさっと打った・はたいた・軽く落としたことだった?と……要は?「自分」とベイカー嬢の二人が乗っていた?自動車が何人かの職人・熟練工に触れるほど?接近して通過した?結果その自動車の車輪の上部にある泥よけのおおい?かバンパー?がそれらの職人・熟練工の一人の衣服・服装についていた?ボタンをはたき落として?取れてしまった?ということなんじゃあないでしょうか?……えーーーっ!怖くないですか?……どうも?道端?にでもいたらしい?職人・熟練工に触れるほど接近して通過して?その結果?自動車がその道端にいた?らしい職人・熟練工の一人にぶつかった?ようなもんじゃあないでしょうか?……まあ?かすった?と言えば?そうかもしれない?けど?でも?ボタンが一つ取れたんでしょ?……怖くないですか?……道端にいたら?自動車がスレスレの距離で走り過ぎて行って?通り過ぎたら?服のボタンが一つ取れてた?なんて?……なんとまあ……危ないじゃないですか?……で?そんな危ない状態になった原因は?どうやら?ベイカー嬢のようじゃあないですか?……自動車がそんな危険な状態になったのは?ベイカー嬢の自動車の操縦に問題があったから?のようではないでしょうか?……有り体に言えば?ベイカー嬢は人身事故を起こしかけた?人を轢きかけた?ってことじゃあないでしょうか?……そりゃあ?そんなことすれば?一言?二言?三言?とにかく言わずにいられない?……何やってんだ?危ないじゃないか?って?……で?⑦で説明のあった?おかしな会話?が始まった理由が?そのベイカー嬢が起こしかけた自動車事故?ってことじゃあないでしょうか?……つまり?ベイカー嬢が自動車の人身事故を起こしかけたことがきっかけで?何かおかしな会話が?「自分」とベイカー嬢の間で交わされた?と……う〜〜〜〜〜ん…… “おかしな" ってところが?気になりますねえ……いったいどんなふうに?どんなところが?おかしい?変?だったのでしょうか?……普通に考えれば?自動車事故を起こしかけた?ベイカー嬢が責められる?諌められる?とかでしょうか?……でも?そういう普通の会話にはならなかった?のではないでしょうか?……そういえば?①で説明のあったインチキの件を?②でベイカー嬢が?もみ消した?ような?……あれぇ?……「自分」に?あわや人身事故?って現場を?押さえられたときにも?ベイカー嬢?何か?ごまかすようなことでも?したのでしょうか?……だから?普通の会話にならなかった?のでしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……ベイカー嬢?相当性質悪い?……う〜〜〜〜〜ん……残念?……だけど?「自分」にも?ベイカー嬢にも?そんなふうに?相当性質悪い?ってところがある?のが現実?で生身の人間?のありのままの姿?……そんな二人が?じゃあ?どんな?おかしな会話を?交わしたのでしょうか?……次回みていきたいと思います……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
前回に続いて?「自分」とベイカー嬢の?重大な?由々しき?欠点?人としてどうなの?みたいな?ところが?描かれていた?でしょうか?……ただ?作者は?ベイカー嬢の欠点を暴くよ?と「自分」に言わせながら?実は?そのベイカー嬢の欠点よりも?まず先に?「自分」の見過ごしがたい?浅ましい?欠点を?読者に気づかせていた?ようではないでしょうか?……「自分」はあんな偉そうなこと言ってるけどね?実は?その「自分」にこそ?ベイカー嬢に負けず劣らず?の欠点があるよ?って?……そりゃあ?ベイカー嬢も悪いんだけどさ?でもそのベイカー嬢のことをとやかく上から目線で言ってる?「自分」こそ?自覚ないみたいだけど?他人のこと言えない?言えるわけない?って欠点があるよ?って?……人は?誰にも?美点もあるけれど?見方を変えれば?欠点もある?状況次第で?欠点が露わになる?それが人間?って?……そして?「自分」のいやらしいところ?を読者に示すと同時に?その「自分」は?ベイカー嬢がインチキやごまかしを平気でやる?という由々しき欠点があったとしても?それでも?もう?ベイカー嬢に?ぞっこん?ハマっちゃってて?完全に?恋に落ちちゃってて?引き返せなくなってる?んじゃないか?って姿を?見せている?でしょうか?……もしかしたら?人によっては?たとえ一度好きになった相手であったとしても?ベイカー嬢みたいなインチキやごまかしをやるとわかったら?えっ ⁉ そんな人はちょっとなあ…って手を引く?付き合いをやめる?……だけど?「自分」は?⑥で?ベイカー嬢にうそをつくという癖?欠点?があっても構わない?と言ってる?ようなもんじゃあないでしょうか?……つまり?ベイカー嬢のうそ・インチキ・ごまかしに目をつぶってでも?ベイカー嬢と付き合いたい?ってことじゃあないでしょうか?……そういう?普通なら許せない?はずの欠点とかあっても?それでも?許してでも付き合う?という強い意志?覚悟?を持って?いや?許せなくても付き合わずにはいられない?ほど心を奪われ?虜になってしまっている?「自分」の姿?が浮かび上がってくる?でしょうか?……少なくとも?今の時点では?……まあ?ベイカー嬢の急所?弱点?を押さえたい?とかっていう「自分」と?うそ・インチキ・ごまかし?の常習犯?みたいなベイカー嬢?の二人は?それなりに?似合いのカップル?って見方もできる?でしょうか?……。
今回の考えるヒントに上げたお題 「46ページ末尾から11-9行目 safer on a plane where any divergence from a code would be thought impossible とはどういうことを言っているのか」 ですが……④で説明したとおりです。ベイカー嬢は?付き合う相手の男性に?主導権取られたり?急所や弱点を押さえられるのが嫌い?と……つまり?ベイカー嬢のペースで?ベイカー嬢の都合の良いように?事を運びたい?と……で?「自分」も?付き合う相手の女性に?主導権を握られたくない?……「自分」が?(なんとなくであっても?)引け目を感じるような付き合いはしたくない?……だから?相手の女性と対等に付き合うために必要とあらば?相手の女性の急所や弱点を暴いて押さえる?と……これだと?「自分」とベイカー嬢って?真っ向から正面衝突?状態じゃあないでしょうか?……どっちも?譲ってない?……「自分」が?ベイカー嬢と付き合いたいなら?一番やってはいけないことが?「自分」の方は?一番しておきたいこと?っていう?……ベイカー嬢は?うそついてインチキしてごまかしてでも?自らの思い通りに事を運ばずにはいられない?っていう強引きわまりない?人物のようで?……そうすると?「自分」の方は?もう?ベイカー嬢の急所・弱点を暴いて押さえちゃった?わけだから?そうやって?ベイカー嬢の急所・弱点を押さえた?ってことをベイカー嬢に気づかれないように隠しながら?シラっと?素知らぬ顔して?ベイカー嬢のペースに合わせて?(何もかも?)ベイカー嬢の思い通りに事を運んであげることで?ベイカー嬢に付き合ってもらう?って選択肢しかない?でしょうか?……少なくとも?今の時点では?「自分」の方が?断然?ベイカー嬢に対する想い?好意?好き?恋?の度合いが強い?……どうしてもベイカー嬢と付き合いたい?ってことなら?「自分」の方が?ベイカー嬢に譲る?合わせる?以外にない?……惚れた弱み?でしょうか?……う〜〜〜〜〜ん……結局?「自分」?対等な付き合いがしたくて?ベイカー嬢の急所・弱点を押さえたのに?それなのに?最後に行き着いたところは?やっぱり?「自分」の方が?弱みを握られてるのと一緒?っていう着地点?のような?……それって?要は?惚れたが最後?惚れたもんの負け?ってことに尽きる?んでしょうか?……何をどうあがこうと?もがいたところで?惚れてしまったら?おしまい?ってこと?なんでしょうか?……もしかしたら?作者は?そうした真理?も描いている?のでしょうか?……。
次回は、ドツボにはまった?「自分」?が見える?……ぜひまた一緒にみていってください。
第74回の範囲は、47ページ3行目から47ページ末尾まで("You’re a rotten driver," 〜から、that I have ever known. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 47ページ末尾から7-6行目 when that certain girl played tennis とはどういうことを言っているのか
次回は、ベイカー嬢が?男を翻弄する?悪女に?……ぜひまた一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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