Gatsby-28
このサイトは、英語で書かれた物語を一作品、最初から最後まで少しずつ読んでみようという試みです。
取り上げる作品は『The Great Gatsby』です。100年近く前に米国で出版された小説ですが、現代の日本人にも共感したり心を動かされるところが多々あると思います。
ぜひ一緒に、英語の原書を読んでみませんか。
(なお、このコンテンツはその著作者の解釈に基づくものであり、必ずしも正しいとは限らないことをご承知おきください。)
前回まで……珍しく?優位に立てたデイジーと不利な立場に焦るトムの二人が「自分」を間にはさんでやり合う中、そのどちらも相手にせず腰を上げ家路につきかけた「自分」に、直前までいがみ合っていたデイジーとトムの二人がそろって「自分」に婚約したという噂は本当かと問い詰めるという思いがけない展開に――しかも、「自分」が噂は嘘だと否定しているのに、そんなはずはないと言って譲らないデイジーにあきらめた?「自分」は黙り込んだようで、その心中を明かすように意外な真実が読者に伝えられました……。今回は、「自分」が家まで帰る道中に思いめぐらしたあれこれが語られるようです……さっそくみていきましょう。
原文はOne More Libraryの『The Great Gatsby』を使用します。
第28回の範囲は18ページ末尾から13行目から19ページ9行目まで(Their interest rather touched me 〜から、the silver pepper of the stars.まで)をみていきます。
まず、今回の考えるヒントを上げます。
- 18ページ末尾から3-1行目 Already it was deep summer on roadhouse roofs and in front of wayside garage, where new red gas-pumps sat out in pools of light, とはどういうことを言っているのか
なお、特に断っていなければ、基本的に次に上げる辞書の訳語や定義・意味に基づいて説明します。
主に使用する辞書
『リーダーズ英和中辞典(第2版)』(野村恵造)(研究社 2017)
『Pocket Oxford English Dictionary (Eleventh Edition)』(Maurice Waite) (Oxford University Press 2013)
『岩波国語辞典(第七版新版)』(西尾実 岩淵悦太郎 水谷静夫)(岩波書店 2017)
それでは今回の範囲をみていきましょう。
① Their interest rather touched me and made them less remotely rich — nevertheless, I was confused and a little disgusted as I drove away.
「デイジーとトムの(「自分」に対する)関心は、かなり心を動かした……「自分」の(心を)……なおかつ、ある状態にした……デイジーとトムを(「自分」にとって)少ない状態にした……かけ離れた金持ちの度合いが――そうやってデイジーとトムが「自分」の婚約に関心を持ったことが「自分」の心を動かしたし、なおかつデイジーとトムが「自分」にとってかけ離れた金持ちである度合いを少なくしたのだけれども、それにもかかわらず、「自分」は戸惑っていたし、なおかつ少しうんざりしていた……「自分」が車を運転していたときに……デイジーとトムの夫妻宅から離れる方向へと……」
Their は、前回の最後に「自分」が会話を交わした、デイジーとトムの二人を指すのではないでしょうか? them も同様ではないでしょうか?
前回、帰り際にデイジーとトムが、「自分」が婚約したと聞いたが本当かと、ずいぶん問い詰めていた?ようでした……そのことを Their interest は言っているのではないでしょうか?……で、そうやって「自分」のことに興味を持ってくれたのはどうやら「自分」もまんざらではなかった?ようです……「自分」とはかけ離れたお金持ちという感覚も、そのことで(多少は?)薄れたようです……だけど、そうであっても、それでも、やっぱり戸惑う思いが残っていた?し、少しうんざりもしていたようです……そういうネガティブな思いを抱えながら車を運転して家に帰っていったようです……どうして戸惑う思いがあったのか?……どうしてすこしうんざりしていたのでしょうか?……。
② It seemed to me that the thing for Daisy to do was to rush out of the house, child in arms — but apparently there were no such intentions in her head.
「「自分」にはこうじゃないかと思われることがあったのだけど……それは……デイジーがやるべきことは、家の中から駆け出してくることじゃないかと……それも子どもを両腕に抱いて――「自分」が思うにはデイジーは家の中から子ども(幼い娘)を抱いて駆け出してくるべきだったのだから、普通に考えると、当然デイジーは家の中から子ども(幼い娘)を抱いて駆け出してきているはずなのに、実際には違って、どうやら(見たところ)そういうつもり(家の中から子どもを抱いて駆け出してくるつもり)はなさそうだった……デイジーの頭には」
It は、これから説明することがあることを、漠然と示しているのではないでしょうか? 具体的には、that the ting for Daisy to do was to rush out of the house, child in arms を指しているのではないでしょうか?
that は、「これから文が続く」ことを示し、It の内容を具体的に説明していると思われます。
such は、to rush out of the house, child in arms を指しているのではないでしょうか?
her は、Daisy を指しているのではないでしょうか?
①で、「自分」は戸惑う思いや少しうんざりした気持ちがあったようでした……どうやらその理由を②で説明しているのではないでしょうか?……「自分」の感覚?常識?としては、デイジーは当然子どもを抱いて「自分」の見送りに出るのが当たり前じゃないかと……それなのに、「自分」の見送りに出てきたデイジーの様子を見る限りでは、そういうつもりはまったくなさそうだった……それぐらい気づけよ……と思ったかどうかわかりませんが、そういうデイジーの様子に「自分」は違和感を持ったようです……それで戸惑った?のでしょうか……。
③ As for Tom, the act that he “had some woman in New York" was really less surprising than that he had been depressed by a book.
【One More Library の原書データでは、New York.(ピリオドあり)となっていますが、Scribner の書籍によれば、New York(ピリオドなし)が正しいようですので、訂正しておきます。】
「トムはといえば、ある行いは……それは、トムに「とある女がいる……ニューヨークにいる……」ことで……まったく驚くべきものではなかった……別の行いに比べると……それは、トムが意気消沈していたことで……その原因は一冊の本で……」
that は、「これから文が続く」ことを示し、直前の the act の内容を具体的に説明しているのでないでしょうか?
he は(すべて)、Tom を指すと思われます。
some は、第21回(14ページ末尾から3行目)に出てくる some と同じものと思われます。漠然と(ニューヨークにいる)どこかの女であることを表していると思われます。
than の後には、the act (that) が省略されているのではないでしょうか?
②ではデイジーに対する不満を明かしているようでした……そして③ではトムに対する不満を明かしているようです……トムについては、ニューヨークに女がいるらしいという情報と、トムが一冊の本の内容に意気消沈していたという事実があったようでした……「自分」はその二つのことを思い出して、その二つを比べると、ニューヨークに女がいるらしいという話の方が驚かないと……むしろ?一冊の本の内容に意気消沈していたことの方が驚くと……「自分」はそういう感想を持ったようです……「自分」には、トムが本の内容に意気消沈していたことの方が気にかかった?気に入らなかった?という見方も?できるかもしれません……。
④ Something was making him nibble at the edge of stale ideas as if his sturdy physical egotism no longer nourished his peremptory heart.
「何かがある状態にしていた……トムに……少し手を出させていた……(ほんの)一端に……陳腐な考えの……その様子をたとえるならまるで、トムのたくましい頑丈な体に対するうぬぼれが、もはやしなくなった……何をしなくなったかというと、養わなくなった……トムの独断的な心を……」
him は、③に出てきた Tom を指しているのではないでしょうか? his もすべて、同様ではないでしょうか?
③で「自分」が意外に思ったトムの話について、さらに④で「自分」の感想を付け加えているようです……具体的に何なのかはわからないのか、言葉にならないのか、何か漠然と、なんらかの理由で、トムは(ある本の)陳腐な考えに少し手を出し、その一端に触れたようだと……その様子を例えるなら、まるで、トムがたくましい頑丈な体を持っているからこそ生じているのではないかと思われるうぬぼれでは、もはや、トムの独断的な心を養っていないようだと……トムは、屈強な最強の体?のおかげで最強のアメフト選手?になれて、最強だからうぬぼれるようになっていた?……で、そのうぬぼれこそが、トムの心のあり方が独断的になる原因だった?はずなのだけど、どうも、最強の体=うぬぼれ=独断的な性格、という以前の図式が成り立たなくなったようだと……じゃあ、今は(「自分」の印象では)どうなったというのか……[最強の体=うぬぼれ]+[陳腐な考えの本の影響=うぬぼれ]=独断的な性格、という図式に変わったんじゃないかと……要は、前は"体"(腕力)に自信がある→うぬぼれて→独断的な性格、という図式だったのが、今は"体"(腕力)に自信がある→うぬぼれ+"頭"(陳腐な考えの本の影響を受けた勘違い)→うぬぼれて→独断的な性格、という図式になったのではないかと……「自分」が言いたいのはそういうことではないでしょうか?……うぬぼれる原因が増えた……しかも勘違いじゃない?と……体(腕)力はともかく、頭も?……ええっ?……と「自分」が思ったかどうかわかりませんが、なんにしても、前にもましてうぬぼれが強くなり、独断的になっていると……そんな印象を「自分」は受けたのかもしれません……だから、うんざりした?のではないでしょうか……。
⑤ Already it was deep summer on roadhouse roofs and in front of wayside garages, where new red gas-pumps sat out in pools of light, and when I reached my estate at West Egg I ran the car under its shed and sat for a while on an abandoned grass roller in the yard.
「すでに辺りの様子は夏のように暑く明るい状態が色濃かった……そのような様子だったのは、郊外の幹線道路沿いのナイトクラブ・ホテル・酒場の屋根の上で……その他にも、道端の駐車場・ガソリンスタンドの前で……そうした道端のガソリンスタンドには、新しい赤い給油機がいくつかあった……戸外に(動いていない状態で)……明かりが集まって照らし出された場所に……そういう状態の道路を車で走って家を目指し、そして「自分」が着いたとき……「自分」の(家のある)場所に……西島にある……「自分」は乗って帰った車をその車の車庫に入れた状態にして、その後で腰を下ろした……しばらくの間……放置されていた芝生の地ならし機の上に……庭にあった……」
今回の考えるヒントに上げた箇所が出てきました。
it was deep summer の部分は、it が季節を表し、「自分」がデイジーとトムの夫妻宅に足を運んだ夜は夏真っ盛りといってもいいような様子だったとも解釈できそうですが、同時に、it が漠然と辺りの様子を表し、summer は比喩的に夏のように暑く明るい様子を表すことがあり、deep はその様子を強調する意味合いで使われているという解釈もできないでしょうか? 「自分」がデイジーとトムの夫妻宅から帰路についたのは、第25回(17ページ11行目)でベイカー嬢が「(午後)十時だ」と言っていたことから、その時刻が正確だったかどうかはともかく、少なくとも夜分遅くといっていい時刻だったのは間違いないのではないかと思われますので、夏のように暑くて明るい様子に見えた on roadhouse roofs は、辺りが真っ暗なはずの中でナイトクラブなのかホテルなのか酒場なのか、とにかくそういった類いの建物の屋根の上に取り付けられた明かり?ではないでしょうか……同様に、in front of wayside garages は、辺りが真っ暗な道沿いにあるガソリンスタンドの前に取り付けられた明かり?ではないでしょうか……。で、そうしたガソリンスタンドには、新しくて赤い給油機が見えたようです……当然、夜遅いですから、ガソリンスタンドはもう閉まっていた?……だけど、明かりが集まって照らし出された場所に並んでいる給油機があったようです……。
①②③④では、デイジーとトムの夫妻宅から帰る道すがら「自分」の思ったことや感じたことが語られていたようでした……そして⑤になると、「自分」の意識は、遠のいていくデイジーとトムから次第に、目の前の光景へと変わっていったようです……我が家を目指して車を走らせていると、夜の盛り場?らしき建物の屋根?屋上?にある明かりが夏のように暑く(るしく)明るい様子が目に入ったようです……同様にガソリンスタンドの前にも明かりが夏のように暑く(るしく)明るい様子が目に入ったようです……で、ガソリンスタンドの場合は、その敷地内にある奥?の給油機にも目がとまったようです……やっぱり明かりで照らされていたようで、新しくて赤いものだということまでわかったようです……きっと、もう営業はしていなかった?のではないでしょうか……だから静かに?じっと?動かずに?たたずんでいるようにも?見えたのでしょうか?……そんな景色を目にしながら車を走らせ、とうとう西島にある「自分」の我が家に到着したようです……車を車庫に入れて、車庫から出てきたら?庭に放置してあった芝生をならす機械の上に腰を下ろしてしばらく休んだ?のでしょうか……夏だし、夜も遅いし、もしかしたら夜気が気持ちよかったり?したのでしょうか……家に入る前にひと休み?でもしたのでしょうか……ちょっと一服?って感じでしょうか?……。
⑥ The wind had blown off, leaving a loud, bright night, with wings beating in the trees and a persistent organ sound as the full bellows of the earth blew the frogs full of life.
「「自分」が腰を下ろした庭に風が吹き抜けた……あるものを残して……何を残したかというと、いろんな音が耳に入ってくるほがらかで陽気な夜で……同時に翼をたたいていた……木々の中で……なおかつ、持続的にオルガンの音がした……いつしたかというと、めいっぱいふくらんだオルガンの送風機があることをしたときで……その送風機は地球に備わっている送風機で……その地球に備わっているめいっぱいふくらんだオルガンの送風機が空気を送り込んだ……何に空気を送り込んだのかというと、カエルで……そうやってカエルに空気を送り込んでめいっぱいの活力を吹き込んだ……」
bright には、晴れているという意味もあります。
bellows は、オルガンの送風機という意味の他に、太いうなり声という意味もあるようです。
⑤で庭に放置してあった芝生の地ならし機に腰を下ろして休んだらしい「自分」の耳に入ってきた音について説明しているようです……まず、風が吹き抜けていったようです……そうやって風が吹き抜けた後に、いろんな音が「自分」の耳に入ってきたようです……そしてその印象は、ほがらかで陽気なものだったようです……続けて、翼をたたく音が聞こえたようです……その音は木々の中からしてきたようです……それからひっきりなしにオルガンのような音も聞こえてきたようです……そのオルガンの音が聞こえたのは、地球に備わっているオルガンの送風機をめいっぱいふくらませてカエルに空気を送り込んでめいっぱい活力を吹き込んだときだと……要は、オルガンみたいな音が聞こえたのだけど、それは実はカエルの太いうなり声で……でも、「自分」には、まるで地球全体がオルガンになって、地球規模のオルガンが送風機をめいっぱいふくらませてそこら中にいるカエルに空気を送り込んでめいっぱいの活力を吹き込んでやったように聞こえたのではないでしょうか?……ということは、カエルの声が辺りに響き渡っていた?のでしょうか……それも地の底から響くように?……あっちでゴオロゴロ、こっちでゴオロゴロ、そっちでもゴオロゴロ……よっぼどカエルの声が耳についた?のでしょうか……。
⑦ The silhouette of a moving cat wavered across the moonlight, and turning my head to watch it, I saw that I was not alone — fifty feet away a figure had emerged from the shadow of my neighbor’s mansion and was standing with his hands in his pockets regarding the silver pepper of the stars.
「影法師が……動いている猫の……揺れ動いた……反対側で……月の光の……そうやって動いている猫の影法師が月の光の反対側で揺れ動いたのに気づいた「自分」が向きを変えた……「自分」の頭の……そうやって動いている猫をみるために……そうやって「自分」の頭の向きを変えたら「自分」は見えてわかったことがあるのだけど、それは「自分」が(庭に)一人ではないことだった――「自分」との距離が五十フィート(約十五メートル)の位置に、人の姿が現れていた……影になった所から……「自分」の隣りの邸宅の……そうやって「自分」の隣りの邸宅の影になった所から人の姿が現れた後、その現れた人の姿は、立ったままでいた……ある状態で……じゃあ、どんな状態かというと、その人の両手を、その人の(洋服?ズボン?の)ポケットに入れた状態で……なおかつじっと見ていた……銀色にちりばめられたものを……天空の星の……」
it は、a moving cat を指すのではないでしょうか?
that は、「これから文が続く」ことを示し、I saw の内容を説明しています。
his は(すべて)、a figure を指すのではないでしょうか?
⑤で庭に腰を下ろした「自分」――まず⑥で耳に入ってきた音の話をし、それから⑦で目に入ったものについて説明しているようです……まず、影法師が見えたようです……おっ、猫が動いているぞ……月の光に照らされて影法師がゆらゆら揺れているな……振り向いてその猫の姿をどうやら確かめようとしたようです……そうしたら……おや、誰かいるぞ……「自分」との距離が約十五メートルの位置に人影が見えたようです……隣りの邸宅の影になった所にいて見えなかったものが、その影になった所から出てきて見えるようになったようです……その人の姿は、両手をポケットに入れて立ったままの状態で、天空にちらばっている銀色の星々をじっと見ていたようです……はてさて、のどかにカエルの合唱が鳴り響く中、誰もが外に出て夜気にあたりたくなるような陽気?だったのでしょうか……隣りの邸宅の庭にも?「自分」と同じように出てきた人物がいたようです……さあ!いよいよやっと!ギャッツビー?でしょうか……気になるところですが、次回いっしょに確かめたいと思います……。
おつかれさまでした。どうでしたか?
今回は、「自分」がデイジーとトムに会ったその興奮がまだ冷めやらぬ中、一人帰りながら気持ちの整理をつけて、いわばよそ行きモードから、本来の日常の「自分」モードに戻っていった過程を見ていったような印象でしょうか?……それにしても、⑤の説明をみると、東島から西島への道中には、ずいぶん派手な?歓楽街?みたいな地域があるのでしょうか? ガソリンスタンドの給油機は、赤いと……目立ちそうですね……。一方、「自分」の家はカエルが大合唱するような田舎?にあるようです……そこまで田舎?……日本だと、一面田んぼみたいな所を想像しそうですが……いくら田舎の空気感が強いとしても、「自分」のいるロングアイランド島に田んぼはなさそうな……ただ、自然を強く感じる場所なのは確かなようです……。
さて、今回の考えるヒントに上げたお題 「18ページ末尾から3-1行目 Already it was deep summer on roadhouse roofs and in front of wayside garage, where new red gas-pumps sat out in pools of light, とはどういうことを言っているのか」 ですが……⑤で説明したとおりです。
次回は、Chapter 1 を最後までみて、Chapter 2 に入ります。西島とも東島ともまったく趣きの異なる場所が出てきます。ぜひまた一緒にみていってください。
第29回の範囲は19ページ10行目から20ページ9行目まで(Something in his leisurely 〜から、through the powdery air. まで)をみていきます。
次回の考えるヒントは……
- 20ページ7-9行目 and, finally, with a transcendent effort, of men who move dimly and already crumbling through the powdery air. とはどういうことを言っているのか
次回もセリフがなく、情景の描写が続きます……特にChapter 2 はわかりにくいところもあるかもしれません……が、また一緒に読んでみてください。
最後に、物語を読むときに心にとめたいポイントをまとめます。
・どうして作者はその言葉を使用したのか
・それぞれの登場人物に作者はどんな役割を割り当てているのか
・それぞれの登場人物のセリフや物語の展開を通じて作者は何を言おうとしているのか
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なお、今回の範囲の訳文を有料(700円)で掲載いたします。この連載はだいたい250回くらいになる予定なので、毎回訳文を購読いただいた場合には30回で2万円を超え、トータルでは18万円近くになることをご承知おきください。またいかなる場合も返金には応じられません。また購読いただいた訳文にご満足いただけるとは限らないことをあらかじめご承知おきください。なお、問い合わせなどはご遠慮ください。お断りいたします。